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足もみの手法は「按」か「摩」の二通りしかありません。いずれの手法を選択するかは、反射区が「実」なのか「虚」なのかに因ります。通常は反射区を眺めて、軽く触って判断します。ブニョブニョで力のない反射区は「虚」、ゴリゴリした固まりがあれば「実」と判断して手法を選びます。ただ、反射区の状態ではなく、体の筋肉や関節の影響で姿勢に歪みがでて体重が変に足のどこかにかかった結果、たまたま反射区にしこりが出来てしまっている場合もありますので、判断がやっかいですね。判断を間違わないようにするには、相手と会話をすることです。その会話の中で五臓の情報を収集していくことです。大小便の状態、脈の状態、汗の状態、etc..。
東洋医学は基本の知識をきちんとわきまえているとなんにも難しいことはありません。
五行の陰陽、相生、相剋、相乗、相侮、そして配当表を知っていれば、いくらでも解答はでてきます。今回のお客様のケースは、まさに東洋医学で学んだ知識を実地に試す機会ですが、そうかといって足の反射区だけで解決しようと思っているわけではありません。今でもふくらはぎ・膝周囲が足裏異常に手強いのです。ここもゴムで覆われたようになっています。そのふくらはぎ・膝周囲の血液の流れも少しづつ改善している効果として足裏などに変化がでて、反射区に手ごたえを感じてき始めています。まだまだ古い皮膚に覆われた部分のほうが多い足の状態ですが、うっすらと汗のようなものもでてくるようになりました。一旦変化が見えてくると後は効果が一回ごとにどんどん進んでいくと思います。ビルが建つのを見ていると、長い基礎工事期間が終わってしまうと、あれよ!あれよ!という間に建物が出来上がっていくのと同じです。今後の経過はまたご報告します。
『専門コースを修了して』
千葉県柏市 山口靖彦
最近、足揉みをさせてもらった女性から「あなたの足もみはお店でやってもらうのと同じでした。週2回程度、お店で揉んでもらうのですが、同じように思います」と言われました。彼女は以前からの友人で、私が足もみを学んでいることは話してありました。お世辞だと分かっていましたが、少しうれしく思いました。
折田先生から、専門コースとして週1回、延べ6ヶ月、西洋医学の理論編で足の骨格や筋肉、神経のこと、血液やリンパの流れや脊髄反射のことなどを、そして五行の相生や相剋の関係、気血流注法などを東洋医学の知識として分かりやすく教えていただきました。
実技では理解の遅い私にもわかるように繰り返し丁寧に教えていただきました。また、お客様に対する心遣いについてご注意いただいたことは心に残っています。
現在は知り合いの方たちにお願いして、たくさんの人たちに触れる機会をつくるようにしています。ようやっと足健法の入り口に立った私ですが、今回の講座で教えていただいたことを忘れずに、さらに効率的で効果のある揉み方ができるように学びを深めていきたいと思っています。
より多くの人たちが足健法で健康を取りもどし、幸せな生活が送れるように、仲間や地域の中にこの輪を広げていきたいと思います。
栃木県大田原市 室井 和仁
私自身、足もみの知識や経験は全く無かったので不安でしたが、折田先生の丁寧な説明でしっかり勉強できました。
予科コースでは先生の著書『折田式足もみ健康法』を使って基礎を学びました。正確な反射区の位置など先生の足を借りて教えて頂きました。本を読んだだけでは分からないところが色々あったので勉強になりました。
また、O-リングテストは驚きでした。身近な物に氣を乱す物があると理解できました。EE水晶ブレスは足もみをする自己防衛だと聞いて、私も左手に付けるようにしています。
講座が終わる前に行なう氣功の練習は心地良いものでした。心が落ち着いて体がポカポカ温かくなりました。学生の時に肘を患ったことがあるので、氣功をして肘を良く動かすようにしています。
専門コースの理論は血液循環の詳しい説明や各筋肉など、常に自分から積極的に勉強しないといけないなあ、と感じました。先生に『からだのしくみ全書』という本を教えて頂き、毎日少しづつノートに書いて覚えるようにしています。
実技では、足首・ふくらはぎが加わり難しくなりました。先生が行なうと簡単に見えるのですが、私がやってみると無駄な動作が多くうまくいきませんでした。毎日練習してスムースに柔らかくできるようになりたいです。
また、足もみを行なう時の姿勢や呼吸の仕方やお客様に対してどう接客したらいいのか、などとても勉強になりました。これから自分の足、人の足を借りて練習してお客様に満足してもらえるようになりたいです。
週1回のペースで約5ヶ月いろいろとご指導いただきお世話になり、どうもありがとうございました。