足のタコと魚の目
足の裏や踵などにできるタコは度重なる摩擦によりできた皮膚の角質化したものであり、そのタコが永年の時間経過で中に芯ができ,真皮まで拡大したものが魚の目です。(下図参照)
タコのうちはまだ痛みはありませんが、魚の目になると真皮まできている神経の末端を刺激しますので痛みが出ます。
魚の目に体重が掛かったときは痛みが出ますので、自然とそこに体重が掛からないように歩くことになり、自然に変な歩き方をするようになります。
【弊 害】
魚の目に体重が掛からないように脚の筋肉を動かすために、動かす筋肉が特定の筋肉だけになり、またその筋肉は通常以上に体重を支えるために筋肉のスジが硬直します。
そうなると膝の関節、股関節、骨盤に歪みができます。その歪みはさらに肩や首にまで起こります。最終的には耳の内耳に悪影響し、めまいや耳鳴りの症状となることもあります。体全体に歪みが広がり、弊害が出るわけです。
【治 療】
魚の目は取り去ってしまうと、痛みは嘘のようになくなります。昔は町医者に行くと上手に取ってくれていたのです。しかし今の医師にはその除去技術の教育を受けないためか、このような命にかかわりのない症状には、医師も看護師も適切な処置ができなくなってきています。
経験のある人はハサミの先を加熱消毒をして芯を取りますが、消毒をしっかりすることが大切です。
初期であれば魚の目取りの膏薬を使うことも効果的です。
【タコのできやすい足】
開帳足(下図参照)は筋肉・靭帯が緩み、指の骨のアーチがない足です。
【足の反射区刺激】
★タコ・・・クリームをタップリ塗りながらタコの部位を根気よく揉む。
★魚の目・・魚の目の部位は痛くて触れません。痛くない遠い部分から徐々
に近づくようにして揉みますが、最終的には魚の目の芯を除去
しないと反射区刺激は不可能です。