THE DRIFTERS/BEST(1959-1965)

             曲数が40曲と多いため省略させていただきます。

  
  ソウルコーラスグループのパイオニア、ドリフターズ登場!!

 ドリフターズはクライド・マクファターやベン・E・キングといった優秀なシンガーを輩出したグループであるとともに
 ソウルコーラスグループのスタイルを作り上げたグループでもある。
 50年代までの黒人コーラスグループのスタイルはいわゆるドゥーワップと言われる形式が一般的であったがドリフターズ
 は「THERE GOSE MY BABY」においてストリングスの導入された曲をヒットさせるなど黒人コーラスグループのスタイルを
 プログレッシブに押し進めていき後のソウルミュージックにつながる道を切り開いていった。
 クライド・マクファターが在籍していた頃のドリフターズも必要不可欠な存在なのですがここでは彼らの黄金期ともいえる
 ベン・E・キング、ジョニー・ムーア在籍時のドリフターズのベスト盤であるこのアルバムを紹介します。
 とにかく嘘みたいにいい曲が多い、当時では斬新であったであろうストリングスの導入がポップで切ないメロディーを盛り
 上げていく極上のナンバーが揃っています。
 越路吹雪で有名な「ラストダンスを私に」や「I COUNT THE TEARS」などどの曲もポップスの歴史に残るような名曲のオン
 パレードです。

 
ベン・E・キングがひたすら力んでいてひたすら心に染みてくる、このヴォーカルスタイルは彼ら以前の黒人コーラスには
 なかったものだ。その点でソウルコーラスの先駆けと言えるであろう。
 私がドリフターズを知ったのは中学生の頃に兄貴から聞かされたことによりますがそのときの衝撃は感受性が一番研ぎ澄
 まされた思春期の少年に大きな影響を与えたと思う。
 今でもソウルを愛しつずけてこうゆうホームページを作っている・・・・・・。そしてソウルでも好きなのはドリフターズが活躍
 した50年代後半から60年代初頭のアーリーソウルと言われる時代とサザンソウルであるし。
 その人の生き方なり趣味なりは10代半ばの青春時代に出会ったもので決まる場合が多いと聞くが自分の生き甲斐がソウ
 ルミュージックであるならばドリフターズとの出会いは運命的であったのかもしれません・・・。
 以上、個人的な余談でありましたが、ドリフターズはソウルミュージックのルーツを語る上で重要なグループであるし、素敵
 な曲の宝箱でもある素晴らしいグループですのでぜひ関心をもって下さい。