SMOKEY ROBINSON&THE MIRACLES/BEST
 
1.GOING TO A GO-GO 2.I SECOND THAT EMOTION 3.SHOP AROUND 4.WAY OVER THERE 5.BAD GIRL
6.WHO'S LOVIN'YOU 7.I'LL TRY SOMETHING NEW 8.YOU'VE REALLY GOT A HOLD ON ME 9.MICKEY'S MONKEY
10.I LIKE IT LIKE THAT 11.OOO BABY BABY 12.CHOOSEY BEGGAR 13.MY GIRL HAS GONE 14.涙のクラウン
15.BABY,BABY DON'T CRY 16.THE TRACK OF MY TEARS 17.THE LOVE I SAW IN YOU WAS JUST A MIRAGE
18.I'M THE ONE YOU NEED 19.MORE LOVE 20.SPECIAL OCCASION 21.IF YOU CAN WANT 22.YESTER LOVE
23.WE'VE COME TOO FAR TO END IT NOW 24.WHAT'S SO GOOD ABOUT GOODBYE 25.DEPEND ON ME


 20世紀、人類が成し遂げた功績は何か?人類は月に降り立った。車やテレビの普及が人々の生活を豊かにした。
20世紀という時代に人類は物質的豊かさを手に入れた。でも、私は20世紀という時代に生まれた最大の発明は「サウンド
・オブ・ヤングアメリカ」、モータウンサウンドであると本気で思っている。
ブラックミュージックを幅広い一般層の人々が楽しめる音楽へと進化させて、黒人がもつ優れたリズム感を全世界に広めた
功績は
歴史の教科書に載せても決しておかしくない偉大なる成果であると思う
白人に魂を売ったレーベルなんて当時は言われていたが、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、ダイアナ・ロスなどの
シンガーが後のソウルミュージックをリードしていくことからわかるようにモータウンは決して白人に媚びるような音楽をやって
いた訳ではない。「私達のコンサートで熱狂している白人の子達は黒い肌をした女の子に夢中なのよ。」とシュープリームス時代
のダイアナ・ロスが言っているようにモータウンはR&Bを白人のティーンエイジャー達にも受け入れられる音楽へと作り挙げた
そこに人種の垣根など無意味なものであったのではないか?
H-D-Hトリオが生み出す酔いしれるようなメロディーに手拍子をしたくなるようなリズム。当時のラジオを聞けば、必ずと言ってい
いほどシュープリームスやテンプテーションズが流れていたと言います。まさに60年代のBGMである。
デトロイトの自動車工場でライン作業を続けながら成功を夢みてなけなしの資金でレコードを製作していたベリー・ゴディー
は紆余曲折を経てモータウンレコードを設立。黒人資本による黒人シンガーによるレーベルが人種差別の壁を越えてソウルミュー
ジックに留まらないポップスの歴史を塗り替えてしまうような強い影響力を持つまでに成長する。まさに黒人達のアメリカンドリームである。
 私にとって60年代のモータウンサウンドと聞いてもっともふさわしいイメージが湧くグループがこのスモーキー・ロビンソン&ミラ

クルズです。今回はそんな彼らの素晴らしいベスト曲集を紹介します。
スモーキー・ロビンソンこそモータウンの成功の最高の功労者である。ベリー・ゴーディと二人三脚で設立まもないモータウンを支
えソングライターとしてメアリー・ウエルズの「MY GUY」などのヒットを生み出しモータウンをメジャーなレーベルにまで育てあげたの
がこの人、スモーキー・ロビンソンである。彼が幼なじみと共に結成したミラクルズは60年代のモータウンの楽しさをたっぷり伝え
てくれる最高のグループである。独特なファルセットヴォイスで甘くドリーミーに聞かせる「OOO BABY BABY」や「GOING TO A GO
GO」などの軽快なダンスナンバーの2本立てでヒットを連発した。また、ボブ・ディランが「スモーキーはアメリカ最高の詩人」など
賛美の言葉を送っているように文学的なセンスに満ちあふれた作詩家としても有名である。(「TRACK OF MY TEARS」参照)
夢と希望に満ちあふれた60年代、今聞いてもいかした音楽であるモータウン。あなたの部屋を古き良きアメリカのダンステリア
に変えたいのならスモーキーの曲でも流して手拍子をしてみて下さい。イメージが湧いてくるでしょ


 PlayList.m3uへのリンク