2025年1月8日根尾川管釣りです。昨年暮れからネットを忘れてきたり(月見ヶ原)休みだったり(ここ)釣れなかったり(どこでも)とご難続きでしたが、なんとこの日は午前中で制限尾数に達するという奇跡のようなことが起きてしまいました。(2025/1/11)

 管釣りは制限尾数までキープしてやめちゃいます。シーズン中は川で一匹釣れたら御の字みたいなことばかりやっているので、これ以上釣ったら感覚がおかしくなってしまいます。なお渓流オールリリースは変わりません。

 この日は最初フエルコFF500-5Sを使っていました。一時間くらいかけて一匹釣ったのですが、ゴンとかコツンとかいうアタリがあってもかからないことが続きました。で、トイレに行ったついでに、予備で持ってきていたスミスのトラウティンスピンフィールドリームフォルツァ(名前が長い)6フィートにかえてみました。

 すると、第一投でいきなり釣れました。ロッドでそんな変わるもんかなあと思いながら、その後もヒットがポツポツ。昼前に10匹いってしまいました。

 このロッドは、20年くらい(?)前スミス社に取材に行ったときに聞いた話をもとにナチュラムかどこかで買ったもの。聞いたのは、管釣りトーナメントにスミススタッフが参加したときのことで、養殖ニジマスなぞちょろいわと渓流タックルで行ったら完膚なきまでに釣り敗けて、専用ロッドを開発したという話でした。

 渓流用と違うのはティップの軟らかさで、細いティップが作れる工場で作ったとのこと。軟らかいティップは魚がよく掛かるということで、この日も知らない間に釣れていたことが多くありました。

 ということは取材で聞いて知っていたし、記事にもしたのですが、いざ使うとなるとフェンウィックなどふだん使っているお気に入りのロッドになっていました。そもそも管釣りにあまり行かなかった、デザイン的にあまり気に入らなかった(バットだけ色が違うところとか、スレッドやシートの金色とか)のも理由でした。

 軟らかいティップで食い込みがいいと言われても、メバルのソフトルアーならともかくスプーンでそんなことがあるのだろうかと、いまいちピンときていなかったことも理由でした。バスのクランク用グラスロッドのように吸い込みを妨げないという説もありますが、エリアはティップから水面までの糸が弧を描くような状態なので、そう抵抗はなかろうと高をくくっていました。

 つくづく取材で聞いたことをぜんぜん身につけてない人です。

 言わずもがなですが、フエルコFF500-5Sがあかんという話ではありません。あれは汎用ロッドで、琵琶湖ではバイト13グラムまで投げていました。反対にフィールドリームフォルツァを渓流に持っていったらアタリだけでバラしまくるはずです。

 そうそう、よつあみダイニーマノットUをローターブレーキとして張り付けたカーディナルVSX1000Sは合格。この日は風が強くてラインの膨らみを抑えるためにフェザリングを多用しました。こういうときベールが指をブロックするのはけっこうストレスになるものです。

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 最新『ミスター・ハラの記憶 リール興亡史』(白黒)、『川マス【合本版】』や、リール発展の記録ともいえる『ミスター・ハラの記憶 リールの歴史』『ミスター・ハラの記憶 リールの歴史2』『ミスター・ハラの記憶 リールの歴史3』をはじめ、ペーパーバック本各種絶賛発売中です。

 TAKE'S PARTS ROOMでは、新発売の『コメットGSサイレントストッパーキット』をはじめ、『コメットG1サイレントストッパーキット』、ミッチェリストの夢『ミッチェルSiCラインガイド』、あきらめていたミッチェルの分解ができる新発売『ミッチェルピニオンレンチ』、寿命を純正・準純正スプリングの20倍にアップさせた『カーディナルC3用長寿命ベールスプリング』など、各種パーツやツールを絶賛発売中です。

 カーディナルCシリーズの長寿命ベールスプリングはプロショップオオツカ熊谷店でも買えます。同店では、ヤマワークスでの組み込みチューニングも受け付けています。信州の通販ショップ出商店でも各種パーツ販売中です。

 新年あけましておめでとうございます。画像は今年の年賀状ボツ作品。なんかありきたりな感じがしたので、使いませんでした。やっぱこっちの方が良かったかな。写真のコメットにも『コメットGSサイレントストッパーキット』が入っているのは言うまでもありません。(2025/1/4)

 今年は年賀状仕舞いしますという年賀状が複数届きました。個人のものはここ数年ポチポチありましたが、企業からも環境配慮などを理由に今年で最後というのが複数ありました。

 ネットの出現で年賀状も廃れるかと思いきや、PCやプリンターの普及で一時は増えていたみたい。でも、さすがにここ数年はがきの値上げなどで消滅の方向に向かいつつあるようです。

 私の仕事も似ています。いろいろあって(『川マス【合本版】』参照)この稼業になった世紀代わりの頃は、ネットの普及で雑誌が厳しくなりはじめていました。ところが、厳しくなったために出版社の外部依存が強くなりました。同時に原稿や写真がデジタル化されて回線を通じて送れるようになり、自分のような地方在住者のフリーランスに仕事が来るようになりました。

 きわめて初期は、原稿は編集部に出向いて手渡しするもんだと言われたり(by某超有名釣りライター)、印刷職人がデジタルに慣れていないから銀塩写真の方がいいと言われたりしましたが、一年もしないうちに180度変わってしまいました。デジタル写真も初期はISDNやADSLだったので、グレースケールにして軽くして送ったり、MOに入れて宅急便で送ったりしましたが、光が普及してからは過去の話。

 たまたま幸運な四半世紀に当たったといえます。

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 2024年12月25日、『コメットG1サイレントストッパーキット』を発送しにいったついでに『コメットG1サイレントストッパーキット』を組み込んだタックルオート1を持って福井に行きました。またしてもボウズの5連敗で2024年終了。前回に続き最悪だったのは、サワラを釣った人もいたということ。わしは他人が釣ったのを見て祝福できるほどできた人間ではないのじゃ。(2024/12/27)

 しかもこのショットを最後に、防水コンデジの電池が死におった。最後まで最悪。

 タックルオートをジグ投げに持ち出したのは前回に続き2回目。前回は夕方暗くなりかけたころ根掛かりでストラディックCI4のリーダーが切れて、FGノットなどやっておれんので予備に持っていたタックルオートを使ってみたのでした。しかし、巻いていたのがナイロン2号で、シャクリを入れるとゴム紐引っ張ってるみたい。で、この日はPEを巻いてあらためて使ってみたのでした。

 でも、1時間くらい投げていつものストラディックCI4に交代してしまいました。理由は巻きが遅くてシャクリのリズムが取れないのと飛距離が出ないこと。スピードに関しては仕様がそうなのだから仕方がない。飛距離のほうは微妙なところ。

 イマイチ飛ばなかった理由その一は、いきなりベール返りを起こしてしまい、腕が縮こまっちゃったこと。これはリールのせいではなくて、ベール返しを軽くするために、ローターのベールスプリング用の穴を2ミリくらい下にずらしてあけなおしていたせいです(*)。普段の淡水の釣りなら問題なかったのですが、この日はロッドに対して重いジグを投げていたので、『カーディナルC3用長寿命ベールスプリング』販売ページの写真説明の理由で、ベール返りが起きたのでした。

 飛ばなかった理由その二はラインの放出性。巻き量が少ないようにみえますが、大森の大Rスプールエッジで写真以上に巻くのは自殺行為でしょう。クランク方式のため死点でラインが盛り上がっていて、この部分の抵抗も大きかった感じ。

 ただこれも、ちょっとリールだけのせいとはいい切れないのはラインの太さ。どちらもPE0.8号でしたが、タックルオートに巻いたバリバスPE(かなり昔に買った4本組の安いの。スプールのデザインも忘れたがいまのと違う気がするので廃版品かもしれん)のほうがストラディックCI4のピットブル4より太い感じでした。じっさいいまマイクロで計ってみたところ、やんわり挟んでバリバス0.15、ピットブル0.13くらい、マイクロのクリック3回でバリバス0.12、ピットブル0.105くらい。カーディナルインスプールにPEを巻く人もいますし、ストラディックでもPEはナイロンのように勝手にほどけるのではなく引かれて糸巻面からはがれる感じ。死点の盛り上がりに引っかかって云々もPEである以上あんなもののような気もします。

 とはいえ、巻きスピードも考慮すると淡水のバスマス用がいいのかなあ。でも、あの滑らかさは使いたくなるんやなあ。

(*バネの曲がりが抑えられるので寿命が伸びそうですが、C3用スプリングの開発で行った数多のテスト結果を考えると、逆に寿命が縮む可能性もあるので、まねはしないでください)


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 『ミッチェルラインガイド固定用スペーサー』を絶賛打ち抜いているところ。一応作ったんでショップにも上げとくかくらいのものだったのですが、たまーにご注文があります。(2024/12/21)

 『SiCラインガイド』には付属していません。高いんだから付けとけと言われそうです。付属しようとも思ったのですが、現実にはまず要らないはずなのでつけませんでした。

 いまマッチング確認用に買ったものを含めて6組固定ガイドのベールがあります。このうち、ラインガイドが回ってしまったのは、70年代の308(原氏がシンガポールで買ってシマノ本社に送ってくれたもの。『きわめて私的なミッチェルストーリー』参照)1台だけでした。このリールは新品のうちから負荷がかかるとキキキとラインガイドが鳴きました。原氏によると日本を含むアジアは欧州メーカーのゴミ捨て場だったそうで、この308も品質に疑問のあるロットが回されたものだったのかもしれません。

 それ以外にラインガイドが回ったものはありません。中心に穴があるため先端が太い304の硬質クロム真鍮ガイドをSiCに置き換えても大丈夫でした。だから、現在回っていない個体ならば、まず大丈夫と考え、付属はやめました。あと、いま回っていないものが、使用に伴って回りはじめることはまず考えられないので、後々考えて買っておこうと思う必要もありません(我ながら商売っ気がない)。

 でも、やはりSiCラインガイドを買われた方はスペーサーも買われます。価格や送料を考えればそうなりますね。やっぱりつけとくべきだったかなあと思うのですが、そもそもSiCラインガイド自体自分用に作ったようなもので、よもや売れるとは思っていなかったのですね(ほんの数個やけどね)。

 SiCラインガイドは308(70年代)、408(60年代)、300C、304に入れています。計算上ミッチェルがステラくらいの価格になってしまうわけですが、わがはいはステラやイグジストよりミッチェルのほうがはるかに偉大なリールだと思っておるので、これでいいのであります。

 おっと、いま「ステラくらい」と書いた部分は、「ヴァンキッシュくらい」か「ツインパワーくらい」に訂正しないけません。あらためて見たら、いまツインパワーやセルテートでも、ひと昔前のステラ、イグジストくらいするやないの。ツインパワーというと、一万円台後半くらいのチタノスツインパワーGTが思い浮かんでしまいます。昭和は遠くなりにけり。

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 最近つまらんことばっかなので、ストレス発散にリールを買っちまいました。カーディナルV SX1000S。ヤケ買いでも2525円というのが、人間としての器の大きさを示しているわけです。(2024/12/15)

 これはですな、ローターブレーキを付けているところ。このシリーズは2年くらい前にSX2000Sを買いました。この手の安物リールはマジックテープのループ側(フワフワ側。カーディナルC3用長寿命ベールスプリング付属のフック側とセットで買うので無尽蔵にある)をローター/フタフランジに貼ってローターブレーキとしておりました。フリクションリングが膨潤して切れちゃったアルテグラアドバンス1000Sもこれで直しました。

 SX2000Sもそうしたのですが、このリールはトリップレバーがちょっとしか内側に伸びてなくて、マジックテープのフワフワではブレーキになりません。しかもベール解放角が小さいので、ちょっとでもローターが動くと指がブロックされてしまいます。2000Sは国内メーカーの2500に近いスプール径で、ノーマルギアでも渓流に使えるだけのスピードがあって、使いたかったのですが、お蔵入り状態でありました。

 で、何かいい方法はないべかと考えていました。フランジの外寄りギリギリに密度の高いものを貼ればよい、ゴム系は接着性とか耐油性が不安、ならばヒモの太いやつとか……と考えたら、ありました。むかしスイミングフック自作用に買って色が嫌いで使わなかったよつあみダイニーマノットUの15号です(う、10mで2000円もしたのか!)。

 SX2000Sは半年くらい前に改造済みで、まだ使っていませんが(最近釣行が少ないので……)、部屋でいじくっている限りでは調子は良さそうです。

 耐久性のうち接着性は、編み糸だからエポキシ(5分)がある程度しみ込んでいるはずで、おそらくはがれることはないでしょう。問題は耐摩耗性で、使ってみないとわかりません。試される場合はご自分の責任においてやってくらはい。

 しかしまあ、1000Sなら管釣りかメバル。管釣りは最近ケチがついた感じで行きたくないし、メバル釣るくらいならジグ投げてたほうが気持ちいい。結局使わんような気がしないでもない。


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 2024年11月10日月見ヶ原です。ここがケチのつきはじめ。オープン二日目で魚がまだスレていないからなんとかなるかと思いきや、魚おらへんやん。料金が2500円から3000円に上がっとるのに。円安で輸入ニジマス(トラウトサーモン?)の価格が上がって、国内産のニジマス需要が増えたせいで、芦ノ湖の特別解禁も中止だとか。その関係かねえ。管釣りなぞ、うじゃうじゃ魚がいて、たまにおっちょこちょいが釣れる世界なんだから、一時間に一回数匹の群れが回ってくる程度で釣れるわけがない。まわりもほとんど釣れず、午前中に半分くらいの人が帰ってしまうほどでした。(2024/12/7)

 このときは気づいていませんでしたが、翌週別の管釣り(根尾川)に行こうとして、ネットを置いてきたことに気付きました。そこからは前書いたとおり、根尾川休みで木曽川にまわったところで嫌になっちゃった。この変則三連敗でなんだか行く気がなくなっちゃった。それ以前に管釣りの釣り自体全然面白いと思えなくなっていて、ここ数年は塩焼きの材料を捕りに行ってる感覚。釣れねえんならいいやって感じ。

 八つ当たりついでに、なんなんだろうね、あのネットでポンとバウンドさせてから、フック(リリーサー)で引っかけてポイを延々やってる人って。SNSに今日は50だの100だのって、カウンターの写真上げてたり。カッコいいと思ってんのかね。他の人を釣れなくする効果(?)を考えたら、制限尾数キープしてとっとと帰るより、何倍も迷惑なんじゃないのかね(村田御大も同じようなことをYouTubeで言ってるみたい)。

 むかし釣りサンデーに、二代目とその二代目を洗脳した魚類学者との対談が載っていて、キャッチ&リリースを「魚をパチンコの玉扱いしてる」と言っていました(『パーツは饒舌』参照)。当時はこれを読んで激怒したもので、いまでもクソ発言だと思っていますが、こと現在の管釣りトーナメンター気取りにかんしては、まるっぽあてはまるんじゃないでしょうかね。

 つきはじめたケチは他の釣りにもおよび、福井にジグを投げに行っても怒涛の4連敗(つまり7連敗)。直近など4ヒットもあったのに、全部バレるありさま。なんかもう全部やだ。

 (そういうイライラで書いたものなので、今回のは忘れてやっておくんなせえ)

 そういえば管釣りの話は『フィッシングライター陽子 ZERO』に収録してました。


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 2024年11月25日釣姫漁港の巨大エソです。3回目の釣行で今年まだサワラ釣れず。この日は下野正希氏が突堤の先のほうでチヌを釣っていました。今年2回目で、この日はYouTubeの撮影のようで、カメラマンの人と一緒でした。最初は10月21日。YouTubeでここがよく出ていたので間違いないと思い、すれ違ったとき「むかし尾越(カントリーレイク)に自転車で行きました」、と言ったものの……わかられませんでした。(2024/12/1)

 当時絶世の美少年だったわしも、見る影もない姿になってしまったので仕方ないところでありませう。若かりし頃のご尊顔は『きわめて私的なミッチェルストーリー』に88年のAFTMAショーの写真があるので、ありがたく拝んでやっておくんなせえ。

 シマノに内定をもらった直後にあった尾越カントリーレイク釣り大会でただ一人ボウズになって「シマノの内定取り消しや!」と言われたことやら、入社後の連休(7月ごろに長いのがあった)に尾越まで自転車で行って泊まったこと、その10年後に釣りサンデーの企画で自宅に取材に行ったことなどなどいえば、思い出されたと思いますが、そうあれこれ言ってもね(意外に「だれや?」で終わったりして)。

 学生時代尾越村まで行った時の話は、『マイナーリールの紳士録』にあります。拝読してやっておくんなせえ。

*よーく見るとどこかに映っとります


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 最近、月見ヶ原にネット忘れてくるわ、えらいすいとるなと思ったら根尾川管釣り休みやわ、それで行った木曽川管釣りは釣れへんわ(というより途中で心が折れた)と、ろくなことがない。腹いせに(?)むかしヤフオクでつかまされた不動オービス50Aを使えるようにしようといじっていたら、ベールワイヤーが折れおった。いろいろいやんなっちゃった。(2024/11/22)

 このリールは10年、ひょっとしたら20年くらい前にヤフオクで買いました。ところが、ベールスプリングが手巻きのいい加減なものに組み替えられていて、ねじを締めるとベールが動かない。ラインローラーはしっかり糸溝ができている。ベールワイヤーはグニャグニャに曲げ戻した跡がある。回転はシャフトが曲がっているのではというくらい重い。明らかにゴミでした。

 でもまあ、一般の人にそうリールの知識があるわけでもなし、仕方なかろうと黙っておいたら、出品者から評価の催促がきました。なんちゅう厚かましい奴だ悪評価でもつけたろかと思いましたが、その前にどんな奴なんだと他の落札者とのやり取りを見てみました。すると、トラブルになった相手に「国へ帰れ」とか言ってます。

 げっ、ネトウヨ・レイシストじゃん。こんなのと関わったらろくなことにならんべと、不良個所を列記したうえで、これで評価していいのなら評価させていただきますがどういたしましょうかと慇懃に聞いてやったら、お心遣い感謝しますみたいな返事がきました。あほが。

 ベールワイヤーが折れたのは、組み込まれていた手作りバネの代わりにミッチェル用の4巻きベールスプリング(5巻きは入らない)を使ったのが理由らしい(大森プロラインなどでやったベールアームの穴をずらしてあけるのはステンレスなので断念、ローター側の穴をずらした)。反転ショックを考えてごくごく緩めにセットしましたが、いかんせんベールオープン角度が180度以上もあって衝撃が半端ない。

 オリジナルのベールスプリングは、ミッチェルより細い線径で巻き数を増し、ピーク時のバネ力を下げて反転ショックを抑えていたと考えられます。この個体は前オーナーがいじくってベールもひん曲がっていたので、すでにもろくなっていたと思われますが、ミッチェル用スプリングの流用はやめたほうがよさそうです。

 一瞬ベールスプリングを量産しての販売も考えましたが、タックル7用サイレントバネなみに無謀(あれよりは売れるか?)。そもそも、スプリングが組み替えられていたのだから見本がない。製造元が同じアルチェードミクロンは0.5ミリ線の7〜8巻き。でもネット上の50A用スプリングの画像を見ると違うみたい。やっぱ、最初からケチのついたリール。押入れの奥に逆もどり。

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 2024年11月4日、琵琶湖のランカーバスです。大江川で使ってロイヤルボニールみたいになってしまったクリアナイロン(たしかサンヨーナイロンのボビン巻き。最近ボケが進んでラインの銘柄も忘れてしまう……)を、洗うためにキャストしていたら釣れました。(2024/11/16)

 ナビGT1000からバトンタッチしたのはサイレントストッパー化したタックルオート1。回転絶品、較べる方が……(品管とはいえ自分の担当したリールやろ)。

 タックルオートはピニオンギアの後端にボスがありません。ピニオンは中心を貫通するメインシャフト(スプール軸)で支持されています。ユニークなのはメインシャフト用の軸受が、他のリールのようにピニオン直後にあるのではなく、後方(ドライブギア軸受のあたり)にあることです。

 ピニオンベアリングを力の支点とみなせば、作用点たる軸受はベアリングから遠い方がかかる力が小さくなり、抵抗や摩耗は少なくなるはずです。同じクリアランスならガタが小さくなります。この点は原氏も『ミスター・ハラの記憶 リールの歴史3』で「シャフトの軸受が後方にあるのがよい」と述べています。

 軟らかい真鍮ボスをボディ材で直受けするよりも、直受けは硬い鋼製のメインシャフトで行い、しかも往復運動のみ受ける。ピニオンの支持は、中心穴を長い真鍮製の軸受とみなして、メインシャフトで行う。安易にボスを付けてガタを止めようとするよりずっと筋が通っています。思想があります。

 グリスやオイルで満たされたピニオンの穴は長く、接触面圧が低いため、ピニオンは油で浮いたような状態のはず。タックルオートやコメットの軽快な回転は、ここからきているのでしょう。

 ただ、ボスなしピニオンのリールは、マシンテストにかけると弱い。軸がかじったり焼き付いたりします。マシンテストが過剰なのかというと、減った例もあって、よくわからないところ。なので、ボスなしピニオンのリールの、主に実釣での具体例を羅列してみると……

・大森タックルオート&コメット(真鍮ピニオン&ニッケルメッキの鋼メインシャフト):問題なし。

・大森マイコンSS、日吉スピードスピン2(真鍮ピニオン&SUSメインシャフト):バス用ディープダイバーをぐりぐり巻いたら、真鍮粉を吹いてガタが増えた。

・シマノカーボマチックEX-2000(真鍮ピニオン&SUSメインシャフト):学生時代琵琶湖のバスに使い、真鍮粉を吹いてガタガタになった。ただしこのころのシマノリールは、ピニオンのニガシ(当時、ローターナットの締めつけでピニオンの口が締まるとされていて、ナットの厚さ分くらい先端の内径が0.1ミリ程度広げてあった)がピニオン全長の6〜7割(!)もあった。口の部分で点当たりになってひどく摩耗したと考えられる。

・シマノチタノス(初代87)ツインパワーGT3000(真鍮ピニオン&SUSメインシャフト):有名アングラーが海外遠征に使い、盛大に真鍮粉を吹いて、2台がともにガッタガタになった(摺動不良の4000とともに超特大クレームで本社に送られてきた)。ただし、初期製造分はカーボマチック同様ピニオン穴がめちゃくちゃだったので、そういうリールだった可能性もある。

・ペンスピンフィッシャー650SS(真鍮ピニオン&SUSメインシャフト):マシンテストにかけるとどの方式のテストでもめちゃくちゃ弱い。だがオフショアでの耐久性には定評がある。

・ミッチェルプリビレッジ、プレステージ(真鍮ピニオン&真鍮メインシャフト):問題なし。むかしシマノのリールで高力黄銅製メインシャフトをマシンテストしたことがあり、SUSやニッケルメッキ鋼のメインシャフトが焼き付く条件でもクリアした(しかし落下で曲がるので不採用になった)。

・マミヤリベロRS700(真鍮ピニオン&SUSメインシャフト):問題なし。

・ミッチェル308X、300X(真鍮ピニオン&ニッケルメッキの鋼メインシャフト):問題なし。

・ミッチェル308、408(鋼ピニオン&メッキ鋼メインシャフト、真鍮ピニオン&メッキ鋼メインシャフト、真鍮ピニオン&真鍮メインシャフト):いずれも問題なし。

・その他ダイワUL13、大森タックル7SS、シマノAX-ULS、ミッチェル3310Zなど(真鍮ピニオン&メッキ鋼メインシャフト):いずれも問題なし。

 実釣は条件が統一していないので、何とも言えないものが多いです。マイコンとスピードスピンは使用者が悪いといえますが、魚をごり巻きしたら同じことが起きてもおかしくないでしょう。ペンのスピンフィッシャーはひたすら謎です。

 ボスなしピニオンは、巻上効率もマシン測定では低く出ます。傾こうとするピニオンの中をシャフトが往復するため、おそらくギアの効率よりもスプール往復機構の抵抗で巻上効率が落ちるのでしょう。タックルオートの使用感は、クランク方式もあって、負荷が増すと正直に巻きが重くなります。でも、むしろ巻き感度向上に寄与しています。大きめのスプーンを本流で引いたときは、重いというより自然な感じ。リダクション方式のリベロはむしろ妙に軽かった記憶があります。ミッチェルプリビレッジ、プレステージや300X系なども重いと感じたことはありません。マシン測定はどうしても高めの負荷で行うので、ルアーを引く程度の抵抗とは一致していない可能性があります。

 そんなわけで、微妙なところもありますが、途中で書いた通り少なくとも設計思想が見える分、安易にボスを付けただけのものより、この方式のほうが私は好きです。

(いまはピニオンを2BBで受けちゃうことが多いので、ほとんど意味のない考察であります)

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 カーディナルCシリーズの長寿命ベールスプリングはプロショップオオツカ熊谷店でも買えます。同店では、ヤマワークスでの組み込みチューニングも受け付けています。信州の通販ショップ出商店でも各種パーツ販売中です。

 2024年11月4日、琵琶湖のマイクロハスです。先月ハスとバスがポツポツ釣れたのでまた湖北に行ってきました。さすがに一か月経つと浅場からは魚がいなくなっていましたが、それでも一応なんらかの反応があって小魚でも釣れるのは、琵琶湖です。大江川みたいに糸も茶色くならないし。(2024/11/10)

 最初入った月出は前日の大雨のせいで水草のかけらが浮きまくっていて、トップウォータープラグも引けないありさま。で、シングルフックのダムサイドやマスターアングラーを使いました。こちらのほうがまだ引けます。むかし中部の釣り雑誌『フィッシュオン』に雄蛇ヶ池(当時リリーパッドポンドの代表のようにいわれていた)で、バンタム100でシングルフック化したマスターアングラー(当時はレイカー)5グラムを投げて雄蛇ヶ池のバスを釣る人が載っていた記憶があります。

 ハスは菅浦で釣れました。リールはチタノスナビGT1000。あらためて使って、巻きが重い。”アメリカンスピニング”(『パーツは饒舌』参照。あと『ミスター・ハラの記憶』のどれかにもあったはず)的な味もなく、ただ不快に重い。理由はピニオンベアリングとピニオン後端軸受が近いから。ピニオンベアリングを支点力点作用点の支点とみれば、てこの原理でピニオン後端軸受により大きな力がかかるはず。

 こうなったのはピニオンベアリングの前にストッパーがあるから。ストッパーをピニオンベアリングの前にしたのは、ローター内の大スペースでストッパーの爪と歯をぶ厚くするため。ストッパーの爪と歯をぶ厚くしたのは強度アップのためではなく、強度に劣る亜鉛ダイキャストの使用を可能にしてコストダウンするため。ピニオンベアリングの後ろにストッパーがある大森リール式であれば、軸受間距離を稼いで、もう少しマシな回転になったはずです。

 大手メーカーのリールをマニアックな大森製作所と比べてもって? 何をおっしゃるうさぎさん。同時期のダイワPR/PSは大森式のストッパーでした。それを見た(真似た)上でのナビなのです。

 亜鉛とはいえゴツいストッパーで強度は上? 何をおっしゃるうさぎさん。当時私の行なったストッパー衝撃テストでは、ナビGT1000のストッパー強度はPR705Hの10分の1以下でした。

 ナビはとにかくコストダウン。PR/PSが別々にしていたベールシステムをベールアーム側に集約したのもそう。おかげでベールスプリングガイドがポロポロ折れて返ってきました。

 そんなリールをつかまえて巻き心地がどうのっていう方が間違っとるか……いまさらながら。

 90年代にステラやカルカッタなどで高級路線に転換するまでは、こんな感じだったのです。


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 2週間前より埼玉のプロショップオオツカ様にペーパーバック本の一部(写真の7種)を置いていただいております。最初の分は2日くらいで売れてしまったそう。その後また納入したので、お近くの方はぜひ手にとってご覧ください。(2024/11/3)

 このうち『Let's Inner Spool!』と『リールの話』は写真のカラー週刊誌大の他に小型白黒版(これこれ)があります。アマゾン販売サイトの書名の右にある「すべての形式と版を表示」をクリックすると表示されます。

 細かいところ(?)では『TACKLE STUDY』『MITCHELL』は発売当初よりフォントサイズを下げています。最初のころは自分の老眼に合わせて10.5ポイント(ワードや一太郎の初期設定サイズ)で作っておりましたが、ページ数が増えて高価になるのと、ぱっと見すこし締まりがない感じがしたので、それぞれ一般的な本程度の9ポイントと9.5ポイントにしました。よりフォントが小さい『TACKLE STUDY』は、3段組にして読みやすくしています。

 『川マス【合本版】』は『川マス』『川マス2 徘徊する屍』の合本版。合本前の本を買った方に叱られそうな価格設定ですが、製本コストはタクシー初乗り運賃みたいなものなので……。

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 発売中の『コメットG1サイレントストッパーキット』について、取りつかないものがあることが判明しました。国内向タックルオートNo.1のなかに輸出用シェイクスピアΣ2200後期型のギアが使用されているものがありました。Aの部分に亜鉛で一体成型された太軸部分があり、Bに穴がある場合、当サイレントストッパーキットは使えません。ご確認ください。(2024/10/28) BackNumbers

 シェイクスピアΣ2200は後期にサイレントストッパーになっており、それ用のギアがタックルオートにも使われたようです。マイコンも登場時は音が出るストッパーでしたが、発売一年後くらいに音出しにもできる(ここが国内向らしいところ……)サイレントに変更されました。同時期にシェイクスピアΣ2200もサイレント化され、タックルオートにも金型を起こしなおしたサイレント用のギアが使われたのでしょう。

 国内タックルオートはサイレント化されなかったのが、この時代らしいところ。いまから思えばその10年後のトーナメントEXや初代ステラにすら音響分離機構という馬鹿げた機構がついていたほど、日本は釣り後進国だったのです。

 よりルアーを意識していたであろうコメットこそサイレント化されていたらなあと思いますが、おそらく売れていなくてマイナーチェンジまで行かなかったのではないかと思います。タックルオートは汎用リールとしてちょい投げなど一般向けに売れたのでしょう。

 そういえば、私がコメットを買ったのは発売10年後の1989年のことでした。このリールを買った堺東の釣具店は「大森製作所が余ったパーツで組んだもの」と言っていたものです。この時の話は『川マス【合本版】』でどうぞ。

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 2024年10月13日、大江川へ行きました。重役出勤釣行ながらこの日は夕方暗くなるまでやってノーヒット。5日に琵琶湖でまずまずの釣り(当社比)をしたもので、マスターアングラーを投げたら釣れそうに思って釣行しましたが、大江川は大江川でした。堺にいたころ、琵琶湖の北でいい釣りをした翌日、どこでも釣れそうな気がして堺の野池に行ってボウズをくらったことがありました。なんかいい釣りをすると、万能感みたいのにとりつかれちゃうんですね。(2024/10/20)

 この日最初に使ったのはバンタム21SGマグキャスト。前使ったとき(といっても3年か4年前の根尾川成魚放流日……)、ブレーキを最弱にしても効きすぎだったので、この日はベアリング(ブッシュを既製品のベアリングに換装したもの)をグリス抜きして行きました。すると、ブレーキ4〜6くらいで色々投げられました。

 でも、やっぱマグはマグで、もたーっとした飛び心地で投げていて楽しくありません。それで写真のバンタム100に交代したのでした。こちらはすかっと飛びます。やっぱベイトは遠心やなあと再認識しました。

 大阪のオッチャンふうの風貌から、堤防サビキオヤジだと思っていた(あらためてひどい決めつけやな……)サービス課の責任者がいきなり「マグはあかん。ベイトは遠心や」といって驚いた話を思い出しました。こういう往時のエピソードも満載の『BB、BM、そしてバンタム』などのアマゾン本ページを見やすくしました。


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 2024年10月5日琵琶湖の続き。月出でハスとマイクロバスを3匹ずつ釣ってから、菅浦を見にいきました。水がきれいできもちがいいので、すこし投げてみました。フエルコFF500‐5Sは最近のなんでもロッドらしくバイト13グラムも投げられます。ダムサイド10グラムを引いてきたら、目の前のかけ上がりでちょっと大きめ(当社比)のハスが釣れました。(2024/10/12)

 琵琶湖に行ったのは実に四半世紀ぶり。バス叩きが始まったころ、菅浦にもバス釣り進入禁止みたいな立て看板が立っていたものです。当時はものすごい人出で、駐車スペースにあった公衆トイレも紙が詰まってあふれていたもの。いまでいうところのオーバーツーリズム。地元の人はたまらなかったことでしょう。

 菅浦にはもう立て看板はなく、ロープを張って閉鎖されていた(と記憶している)駐車スペースも、一番奥の数台分を除いて解放されていました。いっぽう、菅浦とともに当時よく行っていた山梨子の入り口には、おしゃれなカフェか何かの案内看板が立っていました。でも、その奥にはバス叩きのときに立った、バスやキャンプの人はここでUターンして帰れと書いた看板が残っていました(山梨子は行き帰りに国道から見ただけなので正確でないかもしれない)。

 山梨子のバスお断り看板は、赤いペンキの手書きで毒々しくおどろおどろしい。漁港のあたりにカフェかレストランができたみたいですが、バス・キャンプの人でなくても尻込みしそう。昔釣りに来たとき食事をした菅浦のレストランは閉鎖していました。

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 2024年10月5日琵琶湖のハスです。バスではなくてハスです。そういえば『マイナーリールの紳士録』の「忠さんのスプーン」の回で、初めてルアーで釣った魚を「ハス」と書いたのに、編集部が「バス」に直してしまったことがありました。いつの話や。(2024/10/7)

 それにしてもウレタンネットは撮影には最悪やな……。

 サイレントストッパーを組み込んだコメットGSがついているのは、フエルコFF500-5S。サクラマスムックの新製品リサーチで各社のHPを回っていて、思わず買ってしまいました。

 親指を乗せるスペースのないダウンロックシートはけしからんが持論でありましたが、最近流行りのデザインも使ってみたくなりました。このロッドは、フロントフードの先に申し訳程度にEVAが装着してあります。ボコッと膨らんでいて違和感があったので、普通のSDフードも付けてみましたが、そうすると前のネジ部が指に当たって痛い。で、やっぱり、オリジナル状態で使ってみると、一応フロントグリップの役割をしていて、親指をきかせることができました。

 月出のあたりで用意していたら、隣で車からロッドを出していたバスの人にウインドサーファーが「ここは浅くて釣りにならんよ」と親切(?)にアドバイスしていました。

 そこでマスターアングラーの5グラムを水面直下で速引きしてみました。すると一投目から小型のバスがヒットしました。スプーンでバス? 80年代はスプーンをメインで使っていたものです。藻の茂る浅場をスプーンの表層引きで釣るのは、『忠さんのスプーン人生』にも出てきます(私があえて入れた)。

 その後はハスがぽつぽつ飽きない程度に追ってきてヒットしました。やや速めに巻いたほうが良く、ゆっくり巻くと見切ってしまうようでした。広い所を回遊しているイメージだったので、藻の茂る浅場にいて驚きました。

 バスはマイクロサイズがたまに混じりました。ただ、なぜかバスはほとんど背掛かりでした。よほどスレているのでしょうか。

 90年代末、バス叩きが起こって菅浦にも山梨子にもバス釣り進入禁止みたいな看板が立ち、ずっと足が遠のいていましたが、大江川あたりに較べるとやっぱ水がきれいでいいです。この日は実に四半世紀ぶりの琵琶湖。サーファーもバサーも白髪のオッサン(ジジイ?)ばかりです。わしもか……。

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 2024年9月23日大江川のバスです。ここ数年使っていたレッドペッパーマイクロ2個がいよいよボロボロになってきた(岸釣りで岸と平行に投げるのは渓流で対岸を撃つより難しく、護岸によくぶつかる)ので、ベイビーを投げたら釣れました。そういえばラパラもF9よりF11のほうが釣っているし、スレスレだから小さいルアーが良いというものではないみたい。(2024/9/27)

 次はオリジナルサイズでも持っていくか。90年代の琵琶湖通いでけっこう持っていて、マイクロもベイビーもそのころの残り(何年前のや……)。

 サイレントストッパーを組み込んだタックルオートがついているのは、先週復活させたダイコー#GL-256HS。グリップは渡辺つり具店のコルクにしてあります。こういうスライドリングシートは、使っているうちに緩むものですが、ちょっと細工をしていったので、この日は午前中いっぱい一回も締め直しませんでした。

 リールフットの先に段ボールを丸めたスペーサーを挟み込みました。アマゾンの封筒に使われている薄い段ボールをリールフットの幅で切り、5〜7ミリの径で巻いてで5層分ほどの厚みのスペーサー部を形成します。1センチほど端を出して、スペーサー部がほどけないように両面テープで止めます。1センチほど出した端をリールフットの先とコルクで挟み(両面テープで貼るといい)、スペーサー部を足先の表に回し、スライドリングを締めます。

 スライドリングが緩むのは、リールフットのテーパーとリングのテーパーが合っておらず、リングが傾くからです。リングが傾くと、コルクの背に均等に当たらず緩みやすくなるばかりか、コルクがヘタってさらに緩みやすくなります。

 ならば、リングを傾けなければよい。リングを傾けるのはリールフットのテーパーですから、テーパーを殺してしまえばいい。リールフットの先にスペーサーを挟み、この部分が主に当たるようにすれば、テーパーの影響はなくなります。テーパーの影響がなければ、スライドリングはコルク背面に沿い、面当たりになって緩みやヘタリは起きなくなります。

 スペーサーを挟むのは投げるとき力がかかる後ろのリングだけでOKです(小指バサミは知らん)。


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 2024年9月16日またしてもニジマス先生。雨でちょっと水がよさそうだったので、本流で大物でも出ないかとやや下流に入ったものの、あいかわらずの異常な暑さで、早朝から蒸し風呂みたい。2、3か所まわってチェイスひとつなし、結局ニジマス釣り場になったかのようなCR区間で一匹釣るも、高水温のせいでキャプチャーに入れたそばから横を向く始末。どうなっとるんだ。(2024/9/21)

 黒一色の見慣れぬ(?)ロッドは、40数年前に購入した、生涯初のカーボンロッド、ダイコー#GL‐256HS。90年代に夜光ショックリング入りの巨大なハードガイド(バット30)を旧サイズのSiC(トップLST7、ガイドLVSG8〜25)に巻き替えていたものです。

 今年サツキマス(投げただけ)に使ってみて重くて投げにくかったので、先日余っていたSiCガイドで30年ぶり2回目のガイド換装を行いました。最初は00年代のHMGから外したアルコナイト(トップ6バット25のニューガイドコンセプトサイズ)一式を考えましたが、バットの25が大きく重い感じ。最近のKL-Hガイドはバット20が主流です。昔のロッドでもコータッククーリースピン56ULやウエダFWS-55UL/Cのようにバット20のロッドがあります。

 それで方針を変えて、山のようにあるガイドの在庫から、FST5.5、LSG6、LVSG6、YSG7、YSG12、YSG20を選びました。この構成は現在のLYOGとLOGでも不可能なスペシャルなものです(LYは7がなくLVはシリーズがない)。LSG6が5.5だとサイズの並びがよりきれいな気もしますが、そりゃこだわり過ぎか。

 スレッドはグリーン(オリジナルはたぶんグデブロッドのライトグリーンを色止めしたもの、90年代のSiC換装で巻いたのは同ダークグリーンの色止めなし)から、黒にしました。無骨なダイコーらしくていい感じ。なお、ガイドの数と位置はオリジナルのまま。

 この日が初使用。軽くてよく飛びます。KRコンセプトほどの小型ガイドでなくても、硬めのロッドなのでガイドに負けている感じが全くなく、タイミングが取りやすくミスキャストになりにくい。先重りがないので、コメットG1でも特に振りバランスは気になりません。バットガイドが近いのでコイルが当たる抵抗が心配でしたが、それも問題なし。むしろバットガイドが遠いロッドのようにブランクにラインが巻くことがありません。

 ただし、あくまでコメットG1にナイロン5lb(1.2号)での印象。スプールエッジ形状を考慮してやや控えめに巻いているので、コイルがバタつかずに放出されます。スプールいっぱいにラインが巻ける完全平行巻のリールでは、違う感じになるかもしれません。


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 2024年9月8日揖斐川水系のアマゴです。朝おなじく揖斐川水系の別の川でニジマスが釣れましたが、なんかつまらんので川を移動。でもこんなんしか釣れん。ニジマスは、犀川までわざわざ釣りに行ったりするのに、いつもの川で釣れると嬉しくないのはなぜなのでありましょうか。(2024/9/14)

 もっともその犀川もガス代高てよう行きまへん。シトロエンに乗っていたころ、ガソリン価格が高騰して乗るのを控えようと思ったことがありました。あの頃のハイオクより今のレギュラーのほうが高い……。

 リールは大森シェイクスピア2200U。ランディングネットで撮影していたときはフレームに乗せて傷を防いでいましたが、山波キャプチャーを使うときは別の対策を考えないといけません。

 このリールとプロラインはベールアームの穴をあけなおしてスプリングをミッチェル用にしたところ、わずかな遊びの分ラインローラー角度が少し水平に近づきました。すると糸ヨレが減って、ベールまわりに糸が巻きついたり、スプールにループを巻き込むことが明らかに減りました。

 でも、ガタの分何となく水平に近づいた程度でグラグラも残っていたので、2200Uはこの釣行前にベールアーム(大森語ではベールヒンジ)の折りたたみボタン(ベールヒンジストッパー)に掛かる部分をわずかに曲げて、完全な水平にしました。なお、最初真鍮板をエポキシで貼って角度調整したところ、すぐに取れてしまったので接着剤メーカーのサイトをみたら、真鍮に適する接着剤はない(!)とのことです。

 この日早朝から昼頃まで投げて、ベールに絡んだりループを巻き込んだりしたのは、2回か3回ぐらい。ルアー交換中にラインが緩んでも、ロッドティップに絡んだり、より糸ができたりする様子はありません。今年春よく使ったコメットG1が投げるたびにベール絡みを起こしたことを考えると効果絶大です。コメットは樹脂ベールアームが厚くかつクリアランスが小さいので、スプリングを変えてもローラーの角度が変わらなかったからです。なお、コメットは2200Uをいじったとき、別の方法で角度を調整しました。前回の釣行はロッドとの相性が悪く数投で使用をやめたので確認できませんでしたが、2200Uの結果から改善されているのは確実でしょう。

 最近ラインローラーにはグリス(ACE0か2)を入れて、釣行後は放置しています。昔S社で釣行のたびにラインローラーに注油していると言ったら「ビョーキです」と(ギジー連載92ツインパワーの回でわしの言葉に激しく同意したY氏に)言われたことがありますが、最近ようやくビョーキだったと自覚できるようになりました。グリスなんか入れたらローラー回転が悪くなって糸ヨレが……という人は『パーツは饒舌』で認識を改めておくんなせえ。

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 2024年9月5日たぶん2か月ぶりくらいのアマゴです。サイレントストッパーを搭載したタックルオートなら、山の中で無粋なラチェット音を響かせることはありません。(2024/9/6)

 この日は最初、コメットG1を使っていました。ところが、なんだか投げにくい。今年オリーブULと組んだときもそうでした。昔コメットをよく使っていたときは、6〜7フィートのロッドがメインだったので意識しませんでしたが、どうもシングルハンドのショートロッドと相性が悪い。で、ベストの背中に入れていたタックルオートNo.1にしたらうまく投げられたので、この日は以後こちらを使いました。

 コメットG1(どうもアルファベットの前にNo.をつけるのは……)は225グラム、タックルオートNo.1は240グラム。この差はローターとスプールですから、普通に考えたらコメットのほうが後方重心で振りバランスはいいはずです。

 なんでこうなるのかと考えてみると、コメットで軽くなったのはローターとスプールのスカート部分、すなわちボディのすぐ前のあたりです。この辺が軽くなったために、相対的にスプール糸巻部が重いフロントヘビーな状態になったと推測されます(しかもコメットやタックルオートの1番は、前ツバが大きく張り出し、多板式ドラグで、糸巻部のあたりが特に重い)。

 そう考えると、コメット/プロラインよりひとつ古いローターの、シェイクスピア2200Uを写真のコータッククーリースピン56ULに付けてもバランスが気にならないのは、ボディが重いことのほかローター底の肉厚部の重さのせいということになりそうです。

 マイクロ7デラックス/シェイクスピア2200の重量分散ローターが糸絡みを増やしてしまうように、合理的な改良が別のデメリットを生むのは、面白いというか皮肉というか。一見進化を拒否したような、ミッチェルのローターにこれらの問題がないのは、見識か偶然か。

 なお、コメットG1をフェンウィックランカーギア56UL(現代サイズのガイドに換装)やテーパーアンドシェイプの53LLTと組んだときは、とくにバランスは気になりませんでした。バランスが気になったコータッククーリースピンやウエダFWS、シマノオリーブULはオールコルクのショートグリップや旧ガイドサイズで、もともと先重りのするロッドだったので、そうしたケースで影響が強く出るとはいえそうです。

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 TAKE'S PARTS ROOMでは、新発売の『コメットGSサイレントストッパーキット』をはじめ、『コメットG1サイレントストッパーキット』、ミッチェリストの夢『ミッチェルSiCラインガイド』、あきらめていたミッチェルの分解ができる新発売『ミッチェルピニオンレンチ』、寿命を純正・準純正スプリングの20倍にアップさせた『カーディナルC3用長寿命ベールスプリング』など、各種パーツやツールを絶賛発売中です。

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