これは「試験機」として購入したカーディナルC4のベールスプリング。ほとんど使われた形跡がなかったものの、こんなところにまで土ぼこりが。屋外に近い条件に放置されていた個体のようです。 (2020/5/16)

 C3もスプリングのマッチングを見るために借りたり買ったりして5台のリールを見ました。そのうちの1台もこういう風にベールスプリングが黒く変色していました。

 そのC3は、スプリングと壁のすき間を見るためにカバーを外してベールを開閉したところ、目の前でスプリングが折れてしまいました。落語の「夜店の亀」のようにこの時がちょうど4500回目だったということはなかなかないわけですから、表面の腐食によって折れやすくなっていたと考えられます。

 写真のC4に分解の形跡はありません。組み立て時にグリスの塗布がなされていなかったとみられます。変色のみならず線材同士の当たる部分には摩耗の跡もあります。

 こうした原因でただでさえ短いスプリング寿命をさらに縮めたC3やC4は少なくなさそうです。以前買った同じ瑞穂製のカーディナル33や3Xもベールスプリングにグリスが付いていませんでした。CDLなど今売られているリールは大丈夫なのでしょうか。

 駆動系以外のパーツも環境による影響を受けるので、異物を避けてきれいに使うことや必要に応じて手入れしてやることは、このリールに限らず重要だと言えます。

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 見本としてとある部品を取り出すために初代ナビGT2000をバラしたら懐かしい部品が出てきました。中央に見える樹脂部品は「ベールスプリングガイドA」 といいます。市場でボロボロ折れて対策部品を袋詰めして各営業所に送ったものです。 (2020/5/10)

 なにぶん30年以上前のことなので記憶があいまいで、対策部品の発送までしたのは1000番だけだったかもしれませんが、ともあれこの部品、寒冷時にベールをアタリの部分で開くと折れます。

 開発時は、ベールを手動で開閉するテスト、ベールを開いてハンドル回転で閉じるテスト、低温で冷やしておいて落下させて壊れないか見るテストなどあらゆる強度・耐久テストを行います。すべてのテストに合格してから発売するわけですが、アタリの部分でムリに開くというテストはありませんでした。

 しかし、仮にアタリの部分でベールを開いて壊れないか見るテストがあったとしても、常温では壊れませんからやっぱりOKになっちゃってたはずです。ここに低温が加わることで破損が生じたわけです。

 かのように製品の耐久性を保証するのはとても難しくて怖いものなのです。ということを久々に思い出した話とか、何のためにどの部品を見本として取り出したとかは、近日公開ということで。

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 SiCガイド化した際スレッドの色が合わなかったので昨年巻きなおしたブルックストーン906ですが、泡を消すためドライヤーであぶる際にやりすぎて、凸凹になっていました。見苦しいのでサンドペーパーでならしたあと再コーティングしました。いったいこの一本のために何回エポキシを練っとるのでしょうか。 (2020/5/3)

 この前まではジャストエースのエポキシを使っていましたが、使い切ってしまったので今回は以前買って使いかけになっていた東邦のエポキシを使いました。

 このエポキシはやや特殊で、取説には3〜4分撹拌して4分熟成してから使うようにとあります。撹拌時間も熟成時間も長いので固まってしまうのでは思い、なんとなくほかのエポキシ同様の使い方をしていました。

 しかし、今回は取説どおりに使用してみました。すると、うまくいきました。ドライヤーで泡を消す必要もありませんでした。当たり前か。

 東邦のエポキシは他社のエポキシよりも粘度が低く、これを利用してより長く撹拌時間をとって混合不良を防ぎ、長い熟成時間で気泡を抜きつつ適度な粘度にしようというコンセプトなのでしょう。せっかくだから特徴としてうたえばいいのにね。

 ネット検索すると東邦は粘度が低いと言っている人がいます。そういう人は説明書きを読まずにほかのエポキシと同じ使い方をしているのではないでしょうか。読んでいながら長年無視してきたお前が言うなというところですが。

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 謎のチェックシート。「〇」一個が100回で、これを延々朝から晩までやりました。朝から晩までやっていられる境遇ってどーなんだ。 (2020/4/27)

 昔々シマノML-1というスピニングリールがありました。カーディナルC3と同じトーション式ベールスプリングだったのですが、コイル部が一回巻きで実質丸二日の使用で折れてしまいました。アメリカでは「一日で折れる!」とまで言われたそうです。

 MLのころのベール耐久テストの規格は3000回でした。同時期のオリムピックが2500回なので500回も多かったのですが、焼け石に水と言いますか市場で折れまくり、当時営業所にいた人はスプリングを持って釣り具店を回っていたそうです(ただ、3000回なら一日中投げて5〜6日はもつはずなので、MLは規格が3000回になる前のリールだったのかもしれません)。

 耐久テストは品質管理課で行います。3000回でもテストで折ろうとするとけっこう骨です。でも3000回では修理やクレームがいっぱい来るので当然改良します。そうなると担当者は朝から晩までかっちゃんかっちゃんやらなければなりません。

 そんなわけで、私が入ったころはすでに自動でベールを開閉する試験機が導入されておりました。中でも当時の「ベール衝撃試験機」というのはなかなかごついもので、ベールを開いたあとハンドル軸にパウダークラッチで連結されたモーターの軸をブーンと回し、クラッチをつないでベールをガッシーンと閉じる恐ろしいものでした。この試験機はAFTMAショー(アメリカの釣り具ショー)に持ち込んで「ノー・フェイル・ベール」のデモンストレーションを行ったのだそうです。

 でも個人でそんな試験機は作れないので、上の写真のテストは人間ベール衝撃試験機(つまりわし)で行ったのでした。

 何のことかは、こちら

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 すっげーヒマなので。はるか先の連載の写真撮影。もはや来年分かも。そのころまで続いているのか!? (2020/4/18)

 これはボツ写真。被写体深度が足りなくてドライブギアがピンボケになっています。ヒマでも撮影や原稿書きをしないと感覚を忘れちゃうんですね。けっこうこういう失敗をするものです。

 被写体はミッチェル・スパイダーキャストSC30。去年美品をヤフオクで買って、ちょくちょく使ったリールです。渓流で使ってフルスピードでじゃんじゃん巻きましたが、ウォームシャフトがきれいです。最近のシマノのアルミギアやウォームシャフトなどはちょっと使ったぐらいではグリスの濁りも出ませんが、むしろ今のリールが異常に強いだけで普通の材料はこんなものですし、この状態で使っていってダメになるわけでもありません。

 ミッチェルのウォームシャフトといえば、308Xや300Xはかなりやばいものでした。買った時から真鍮粉でグリスが金色になっていて、使用に伴ってピンも減ってしまいました。スパイダーキャストは96年登場、300Xシリーズは2000年登場です。これで思い出したのが同じくミッチェルのクォーツです。

 98年に買った初期型クォーツ330は九頭竜のサクラや揖斐川のサツキを釣り北海道やアラスカへも持参して使いまくりましたがいまだ健在です。これに対し、イーベイで買った後期型クォーツ310は2台が2台とも亜鉛の部品がボロボロに割れる不良品で、同じくイーベイに出ているのも完品は皆無で亜鉛以外のパーツばかりでした。さらに、最終版の中国製インスプール308もベールアームやストッパーレバー、ドライブギアといった亜鉛パーツが割れました。

 これらの品質的問題は、99年前後に集中しています。このころミッチェルの品質管理体制がおかしくなったか、製造工場を変えたかして、不良品が多量に流出したと推測されます。これで会社が傾いたのかピュア・フィッシンググループに買収されて、フランスの開発部門はおとりつぶしになってしまいました。品質問題は怖いなあとSC30を見ながら思った次第。

 2020年3月29日根尾川のアマゴです。今ほど外出するなと言われていなかった頃ですが、午後から出かけたところ薄墨橋の1キロくらい手前から渋滞にはまってしまいました。淡墨桜の花見客の車です。けしからん話です。お前が言うな。(2020/4/11)

 世の中では休業補償がどうたら言っとります。給付のことはようわかりませんが、会見で総理大臣が欧米のような一律の給付をしない理由として挙げた、給料が下がっていない公務員や議員にまで配ると不公平というのに引っ掛かりました。公務員や議員のみならず困っていない人に配ったとしても、来年税の累進性をきつくするなどして取り戻せば済むことではないでしょうか。

 さらにこの発言で気になるのは、民間労働者の公務員に対するネタミを利用して本質から目をそらさせようとしていることです。民間労働者も公務員も同じ働く国民のはず。ネタミをあおり国民同士をいがみ合わせるのは、政治家としてどうなんでしょうか。まして、今最前線に立っている保健所や公立病院の人は公務員です。

 こういうやり方が後を絶たないのは、まんまと成功するからです。大阪の維新やその劣化版たる名古屋の減税日本がその例です。

 我が国の休業補償は欧米とは比ぶべくもなく、大阪では防護服も底をついているとか。日本の公務員の人口比率は世界最低レベルで、地震や洪水などの災害への対応もできなくなっています。他人をねたんでばかりいる人たちのところへは貧しい政治が降ってくるということでしょう。

 「公務員だって民間の会社員だって同じ働く市民ですよ。市民同士をいがみ合わせて人気取りをする政治家ってなんなんですか」は、KDP小説『アキ』に出てくるセリフ。コロナ対策で家にこもっている人は読書をどうぞ。『川マス』や『マイナーリールの紳士録』から、最新の『BB、BM、そしてバンタム』、『Reeling in Area』まで電子書籍全27冊「釣り」ランキング独占中です(?)。

 2020年4月4日揖斐川水系のイワナです。行きにコンビニで食料を調達した以外は、誰にも会わず釣りだけして帰ってきました。釣りという一人遊びが好きで、しかもほかの釣り人と距離を置くトラウト系が好きで、かつ単独釣行派でよかったというかなんというか。(2020/4/5)

 坂内川にはあゆ茶屋中橋というおとりアユや遊漁証を売っているところがあって、いつもここのおっちゃんとしゃべってくるのですが、最近はあえて素通りしています。ここのおっちゃんは84歳なので万一自分が持っていてうつしてしまったら大変だからです(それに昨年夏に普通の肺炎で入院しているので肺も弱っているはず。行く人は気を付けてください)。

 人との接触が少ないので自分が持っていることはまずないはずですが、感染していても半分は症状が出なくて、しかもそもそも我が国はお隣韓国の10分の1も検査していないのですから、絶対大丈夫とは言えません。

 それにしてもお上寄りの学者さんやら専門家とやらがいうウイルス検査有害論って何なんですかね。早期発見早期治療(または隔離)って基本じゃないのでしょうか。中国が病院を建てまくり、韓国が検査しまくっている間、我が国は検査しない言い訳を考えていただけだったということ?

 台湾ではIQ180、38歳のIT大臣がコロナ対策で活躍しているそう。それに引き換えこちとら二世三世の世襲議員集団が当選回数で大臣を決めているのですから、今の体たらくもさもありなんです。

 お隣韓国は欧米からも手本にされているようですが、そのまた隣のあの国は公式には「感染者ゼロ」だそう。体制が体制なので恐ろしい想像をしてしまいます。権力を世襲するような独裁国家は怖いなあというところですが、再びこちとら民主的な選挙の仕組みがあるはずなのに、政治家という政治家がことごとく世襲しかも無能って、一体全体どうなっているのでしょう?

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 マジックテープによるもじゃもじゃローターブレーキを装着しているのは、14年型ミッチェル310。すでに310プロを持っていますが、デザインが「らしく」ないのでアマゾンでポチしてしまいました。(2020/3/28)

 こないだサステインにグリスを入れたらピニオン後部BBから音が出始めたことを書きました。おそらく最近の国内メーカーの製品がグリス量を絞っているのはピニオン後部BBに汚れたグリスが流入するのを防ぐためではあるまいかというのが私の推測。

 中国のリールはピニオンを支持する2個のBBを両方ともギアの前に入れています。こうすれば汚れたグリスがBBに入ることはありません。実際後ろのほうに写っているドライブギアに見えるとおり、310もたっぷりグリスを入れています。

 グリスはたくさん入れればいいというものではありませんし、写真の310ほどは要らないと思います。でも、グリスは回転で押しのけられても、そこからオイル分が少しずつ分離してきて油切れを防ぐものなので、ある程度あったほうがいいのも事実。最近のリールがBBへの浸入を防ぐために刷毛で塗ったんじゃないかというほどグリス量を絞らなければならないとしたら、中国リールの設計のほうが組み立て部門も楽で使う側も安心かも。

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 2020年3月21日庄川へ。毎年4月に行っては「まだ早かった!」と言っているくせに3月に釣行して釣れるはずがない。これこそ不要不急の釣行……。(2020/3/22)

 コロナ絡みのニュースで「クラスター」「オーバーシュート」という不思議な横文字が飛び交っております。「集団感染」「爆発的感染」と言うと封じ込め失敗がバレちゃうから、国民を煙に巻くために誰か頭のいい人が考えたのかななんて思ってしまいます。

 ところで、シマノやダイワはリールの金属ボディを「ハガネ」とか「スーパーメタル」などと呼んでいます。フィーチャーとして名付けているので別に悪いわけではありません。

 でも、私はリール紹介記事でこれらのフィーチャーを取り上げるときは、必ずマグネシウムやアルミなどの材質を書くことにしています。「ハガネ」「スーパーメタル」だけ聞かされてもリールオタク以外はなんのことかわからないからです。

 そういう私から見ると、電通か役人がでっち上げた「クラスター」「オーバーシュート」などの言葉を無批判に垂れ流しているメディアは、ちょっと無責任ではないかと思えます。

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 スプリング・ハズ・カム。TAKE'S PARTS ROOMで長らく品切れ状態だったミッチェル用ベールスプリングを再生産しました。引き続きメイド・イン・名古屋です。(2020/3/16)

 工場が養老にもあったからメイド・イン・岐阜かも。

 だいたいこのサイトを見た人しか知らないので、もうほとんど売れないのですが、欠品しっぱなしも何なので作っときました。こないだヤフオクでこれより高いバネを買っている人がいて、知名度ないなあと思いました。

 ミッチェルだけじゃなくて、大森のコメットやプロライン、マイクロセブンの「1」サイズやペン716Zにも使えます。ただし、そのままではだめで、1mmのドリルとピンバイスでベールアームの穴をあけ直します。ベールアームは真鍮か樹脂なので、手でゴリゴリやれば穴があきます。

 ペン716Zはむちゃくちゃベールスプリングが強くて、こりゃあベールワイヤーが折れるぞと思い、バネを変えたのですが、その後本当に折れたという人のブログを見つけてやっぱりなあと思った次第。なお、スプリングはそのままで穴だけあけ直してもOKです。

 でもよく考えたら、その後716Zは一回使ったきりだったような。なんといいますか、使う使わないにかかわらず壊れん状態にしておきたいのですね。大森のリールもバネがかなり強いので、このバネにしなくても、穴の位置を緩め側にずらしておくと、ほかの部品への衝撃も軽減できて安心でしょう。

 ECサイトにほかにも色々計画中とか書いている割に、ずーっとミッチェルのバネしか載ってないじゃないかと思われそうですが、一応ひとつ開発中であります。期待しないでお待ちください。

 ミッチェルのバネの話は、『きわめて私的なミッチェルストーリー』でどうぞ。『川マス』や『マイナーリールの紳士録』から、最新の『BB、BM、そしてバンタム』、『Reeling in Area』まで電子書籍全27冊「釣り」ランキング独占中です(?)。

 2020年3月7日、一応解禁ということで近場の川に行ったものの、やはりというべきかなんの反応もありません。いかに暖冬と言えども3月は3月であります。でも帰り際ダム湖に降りてちょこっと投げたら、なんとなんとのサツキマス。(2020/3/8)

 ロッドは2016年に中古を買ってSiCのK・Rコンセプト(ただしガイド数据え置きの「モドキ」)にしたフェンウィックランカーギア56UL。巨大なガイドに負けてデロンデロンだったロッドが、シャープになって何の不満もありません。ここ数年いちばん使っているロッドです。

 このシリーズは現役で売られていた96年に買った66L(レガシーLG65SL-2)をはじめ何本か持っています。ただし、作られて年数が経っているため、今ガイドを巻き替えると、ブランク塗装が取れてきてしまいます。ガイドスレッドのエポキシは年数とともに硬化が進み、ブランクのウレタンのほうは劣化が進んでいるためです。

 改造で剥がれるのみならず、どうもこのころのフェンウィック台湾のブランク塗装はあまりよろしくないようで、大雨の中で使ったり、海で使ったあとガイドの塩抜きで温水シャワーをかけたりすると、表面が白濁してきます。予兆は2000年ころの66L(製造後5〜6年?)で、ブランクにボナンザをかけたら、表面が白く濁りました。

 そのときは、ボナンザがあかんのだろうと思っていたのですが、あのときすでにブランク塗装が劣化して水性のボナンザで白濁するようになっていたのでしょう(ただしボナンザはクリアのかけていない文字などが溶けることがあるのでややきついのは確かだと思う)。

 乾けばクリアに戻りますが、水がかかって濁るということは吸水しているということで、塗面が劣化しているのは間違いありません。特に海に持っていったあとのシャワー洗浄を繰り返すのは不安です。

 そんなわけで、去年くらいから車に使っているソフト99の鏡艶/ミラーシャインというのを塗っています。成分は「フッ素樹脂、フッ素オイル」と表示されていて、水性でないならよいのではと考えました。ロッドにはロッド用でないコーティング剤は塗らないのが基本原則ですが、表面がダメになっているのは明らかなので、ままよとやってしまいました。それと、車の塗装面になにかあったら賠償額はロッドの比ではないので、むしろ安心かもしれないとも考えました。

 目立たない所に塗って白濁しないことを確認し、布でごしごしこすると、最初ブランクの茶色が布に付いてきました。一瞬ぎょっとしましたが、そのままこすると茶色い色は出なくなりました。劣化していたのは表面だけだった模様です。車の黄変したヘッドライトカバーも、車検のとき表面を磨いてクリアにするので、紫外線や水分による劣化は意外に表面だけなのかもしれません。

 そうして、劣化の酷かった66Lのほうも釣行を繰り返してもう一回コーティングしたころから、シャワー洗浄でも表面が濁らなくなり、乾拭きするとピカピカになるようになりました。めでたしめでたし。

 サツキはあくまでまぐれ。3月なんてまだ冬なので読書をどうぞ。『川マス』や『マイナーリールの紳士録』から、最新の『BB、BM、そしてバンタム』、『Reeling in Area』まで電子書籍全27冊「釣り」ランキング独占中です(?)。

 2020年3月1日、ガイド交換の終わったマグナムライトGT2652の試し投げに、九頭竜川へ行ってきました。サクラマスの邪魔も入らず、キャスティングテストに専念できました。(2020/3/2)

 いつぞやも書きましたが、私は子供のころの駄菓子屋のくじから雑誌の懸賞まで当たったことのない運のない星の元に生まれた人なので、サクラマスみたいな宝くじ的釣りははなから釣れないと思ってしまい、とっとと切り上げてしまいます。ならなぜ行くんだということですけど、3月は渓流行っても釣れませんからな。

 ロッドのガイド改造は使用ラインがPE1号だったこともあって、なんの問題もなし。さすがにミディアムパワーのロッドに4.5の穂先ガイドで、ガイドがないんじゃないかというくらいシャープです。

 ただ、釣り終わってタックルを片付けるとき、サステインのハンドルを回して「?」となりました。ベアリングのシャーという音が高くなっていたのです。音が高くなったといっても、もともと防錆BBはこういう音が出がちですし、このくらいならあるだろうというレベルなのですが、この個体は静かなほうだったので、あららと思いました。

 使用中水に浸けたことも埃をかぶったこともありません。で、思い出したのが、直近に雑誌の写真用にサイドカバーを外したことでした。その際、せっかく開けたのでグリスが少ししか付いていないドライブギアにSHIPグリスをのっけておきました。そのときのグリスがこの日の使用のうちにギアの摩耗粉(分解時はほとんど出てませんでしたが)とともにピニオン後端BBに流れ込み、音が高くなった……?

 シマノもダイワも最近のリールはドライブギアのグリスがかなり控えめです。もしかすると、ドライブギアのグリス量を抑えているのは、ピニオン後端BBへの摩耗粉浸入を防ぐためなのかも。しかし、ほぼ隣接しているピニオン歯部と後端BBの間のグリスを分けるのはクリティカルなこと。そうしてみると、中国系リールのピニオンBBをふたつとも歯部の前に持ってくる設計(ルーツはダイワABSあたり)は、この点安心なのかな。

 いまいちサクラマスに力が入らないのは、遡上マスにこだわるのはもうやんなっちゃったんだよというのは『川マス』を読んでちょうだい。その『川マス』や『マイナーリールの紳士録』から、最新の『BB、BM、そしてバンタム』、『Reeling in Area』まで電子書籍全27冊「釣り」ランキング独占中です(?)。

 2月なぞ魚は釣れんので、ガイドの巻き替えをやっております。左手前の消毒用エタノールはコロナ対策ではなくて筆洗い用。使用した筆はエポキシをぬぐったあとこれで洗い、乾かないうちにジョイなど台所用洗剤の強力なやつで洗います。どっちかだけよりもいいみたいです。(2020/2/23)

 巻き替えているのは昨年ガイド数据え置きのK・RコンセプトもどきにしたマグナムライトGT2652(修理から返ってきたらXL2652の1番になっていたので「XL2652」?)です。

 改造後PEラインを使ってメタルジグを投げてみたところ、1号で半日投げて1回、0.6号で半日投げて10回弱、トップガイドにラインがかぶる絡みが起きました。再改造するかどうかは0.8号で確認後のつもりでしたが、0.6号と1号の中間的結果なのはやるまでもないのでオフのうちに巻き替えてしまうことにしました。

 同じ66長さでガイド数据え置きK・RコンセプトもどきにしたレガシーLG65SL-2は0.6号でノントラブルなので、穂先側3個をレガシーと同じにサイズダウンしました。すなわちPLGST5.5、PKTSG5.5、PKLSG6Lから、それぞれ4.5、4.5、5.5となります。

 先端5.5ベースのサイズは富士工業のK・Rコンセプト推奨サイズのうち14lbまでのナイロン対応とされていたものを参考にしたものでした。絡んだのは本物のK・Rコンセプトよりガイドが少なく間隔が広いので仕方ない……と思っていたのですが、いま富士工業サイトを見たら2020年版では4.5サイズに変わっていました。あらあら。

 コロナといえば、西日本と名古屋のフィッシングショーも中止みたい。エライことです。コロナで話題なのは豪華客船。潜伏期間の2週間以降でないと検査してもわからないから乗客の人は船で2週間過ごしてもらってから検査して判断ということだったはずですが、ここ数日下船した人が陽性になって船での2週間が隔離になっていなかったのが明らかになってきています。それなのに、機械的に帰宅させてしまったのはいかにも日本らしい。

 船内での処置が不適当だったという指摘もありますが、想定以上に感染力が強かったのもどうやら確かなんだから、ちゃんと説明してあらためて2週間隔離するのが本当だと思うのですが、いったん決めてしまうと方針転換ができないんですね。

 長良川河口堰みたいな公共事業、最悪の事故を起こしてなお推進される原発、マラソンの会場ひとつ頭越しでないと変えられなかったオリンピック、何もかもこのパターン。70年前の戦争もそう。体質変えんと滅ぶでこの国。

 フィッシングショーの代わりに読書をどうぞ。最初の『川マス』や『マイナーリールの紳士録』から、最新の『BB、BM、そしてバンタム』、『Reeling in Area』まで電子書籍全27冊「釣り」ランキング独占中です(?)。

 2020年2月15日、根尾川のアマゴです。成魚放流日に朝飯を食ってからのんびり行って、居並ぶルアーマンの下流でちょこっと投げたらちょうど群がいたらしく3匹パタパタヒットして1匹バレて2匹ランディング。上出来上出来。(2020/2/16)

 この後ルアーは投げるほどスレる感じでヒットはここまで。観察しているとスレたあとはフライの人のほうがコンスタントに釣っていました。やっぱ投げられさえすれば強い。私はキャスト技術に加え老眼でもうできません。

 ルアーはバイト5.5g。このサイズは3.3g、4.2g、5.5g、さらにノーザンバイトの6.8gまで実に4種類の厚さちがいがあります。多すぎるんじゃないかと思わなくもないですが、この日釣れたのは底スレスレで追ってくる魚の泳層に合っていたせいに見えました。やっぱあればあったで役に立つのですな。

 ラインはいつも使っているヤマトヨテグスのファメルトラウトサイトエディションではなく、サンラインのエリア用ライン。ヤマトヨが50cm交互にクリアーと黄色が入るのに対し、サンラインはクリアー2m黄色8mの組み合わせです。

 サンラインのほうは小渓流で使うと先2mが長すぎてルアーの位置がわかりにくいのと、先がダメになったときいきなり10m(8m)もカットすることになってごそっとラインが減るのが嫌で使っていませんでした。しかし今回以前買ったのをカーディナルC3に巻いてみたところ、広い場所ならなかなかよろし。しかもC3はスプールがデカいのでダメになった部分をカットしていっても、最後まで巻き径を落とすことなく使えます。

 おおやっぱこれええな、次から使おかと今品名を確認すべくサンラインのHPを見たら廃版やないか。なんともはや。

 で、今年もヤマトヨテグスのラインになりそうですが、50cm交互はちょっと短い感じがします。50cm交互は一周1mの糸巻きに巻いて半分着色するような風にして作っているらしいです。いっぽうおそらくサンラインの2m8mは糸を走らせながら着色を断続的に施しているはず。ヤマトヨとサンラインの中間くらいの色配分がいいと思うのですが、工法的に中途半端で作りにくいのかもしれませんね。

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