なぜかチヌリール

なぜか突然チヌリール。“普及品の高級品”の難しさがわかります。

バイキング極50
 2002年登場の高級片軸受けリール。
 コルクハンドルやスプールなどの回転部分を軽量化するなど、ちゃんと思想があります。
 イカダ竿を自作するなど、道具に対してマニアックな傾向のあるチヌ釣りの世界で、いま、ちょっと注目の的らしいです。
ぜんぶ削ってます
 ここまでやるかのオールマシンカットです。
裏の裏まで
 これまたここまでやるかの、スプール切削。外側(写真奥側)のフランジ奥までぐるりと溝を彫って軽量化。見えないところでも手を抜かない、ダイワらしいところ。
でも先代が……
 もしかしたら、最大のライバルはこのリールかも。右はベースになったバイキングST-44、1984年登場です。
 なんたって値段が違う。ST-44の4980円に対し、極50は28500円。いくら削りだしで、ベアリングも使ったからといっても、この値段に抵抗がある人はいるみたい。
 フライリールのことを思ったら、不当に高いとは思いませんが、ST-44と比べると……。
 まあ、ゾンビみたいに生き残っているST-44が安すぎるんだと思います。たぶん、「値段もそう上げれへんし儲からへんけど、営業もくれ言うてくるしなあ……いまさら新型起こしても型代償却でけへんし……中国で安う作っても国内専用やから数出んし……しゃあないなあ」てなところだと思います。
さて……
 ここで突然ミッチェル300です。日本のマニアの中には、なぜミッチェルは300や408を上級移行できなかったのか、と思っている人がいそうです。
 私もそう思っていましたが、欧米でこのリールは実用品だったのです。70年代のカーディナル33/44に比べても、当時半額だったそうです。
 まして、世界的に見たら、上の極50のようなものを欲しがるのは、極東の島国くらいのもの。そう考えるとミッチェル300がずぶずぶと台湾製になって消えていったのも、ちょっぴり理解できそうです。

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