なんとかコロナから立ち直ったっと思ったら、ガイド替えたい病が発症。去年ストックしてあったガイドで巻き替えたダイコー#GL-256HSのLSG6をLSG5.5に。だが、年々衰える視力と指先。6をはがして5.5を巻くのに2時間もかかってしまいました。まあ竿一本分とかとてもできん。やれることは若いうちにやっといたほうがええぞ。(2025/3/30) BackNumbers

 #GL-256HSのガイドは、LFT5.5、LSG6、LVSG6、YSG7、YSG12、YSG25としました。ガイド数不変でガイド間距離が長いので、ティップにLVSG6を入れたところが一味違う(と自画自賛)。なんでこんなマイナーなガイドがあったかというと、90年代ニューコンセプトが出たころ、シマノはそのまま取り入れずスコーピオンシリーズで「エアロガイドシステム」をうたい、ティップ部のガイドにSG6やLSG6ではなくLVSG6を付けていたのでした。それを改造したとき外したのがいくつかあったのです。

 上のガイド構成で何ら問題なかったのですが、LSG6とLVSG6が同サイズで並ぶのがなんか気持ち悪い。LSGのほうがリングが薄いので、内径に関しては逆転してしまっています。

 そんなことを気にするのは、私がヘンタイだからです……まあ、実際そうなんですが、今日完成したロッドを見ると、やっぱり先に向かってガイドが小さくなっていく眺めは、圧倒的に自然です。

 上の写真ははがしたLSG6とヤフオクで思わず手に入ったLSG5.5。抜け防止に改良されたらしい足の長さを見ると、後期生産品のようです。

 LSGの6と7は背が低くリングがブランクに近い形状になっていました。5.5は首が立っていて、リングがブランクから少し立ち上がっていました。既成ロッドもそうなっていて、グラスウェイジャパントラウト53のティップについていたTLSG5.5の2個は元側のTLSG7に対し、明かに首が立ってリングが高い位置にありました。このロッドは、ティップにブッシュが絡み強引に引き抜いたら、TLSG5.5のうち一つが曲がってしまいました(手で曲げ戻したものの、チタンはもろくて折れるような気がして、それ以来あまり使わなくなってしまった……)。

 これに対し、ヤフオクで買った写真の5.5は曲げ位置が6や7と同じでリングがブランクに近い形状になっていました。私がジャパントラウト53でやらかしたようなトラブルを防ぐため、曲げ部分を変更したものでしょう。6と7も発売直後は首が立っていたような記憶もありますが、当時ニューコンセプトの標準サイズは6が最少だったので、5.5は既成ロッドでもあまり使われず、新旧入れ替わりが遅かったのかもしれません。

 ともあれ、どっちももはや廃版。いまの人にはどうでもいいか。年寄りは話が古くてあかん。

 紙書籍のページを見やすくしました。
 説明入り画像( )もつくりました。

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