ベールスプリングの組み方
 ミッチェルインスプールのベールスプリングの組み方です。

スプリングを入れる
 スプリングを入れます。赤い点がこちらに向かって立ち上がっているLポイント(カギ部)です。

注:ベール反転レバーは描き忘れです。

ベールアームを取り付ける
 図のように巻き取り位置より閉じた角度でベールアームを取り付けます。このときLポイントをベールアームの穴に入れます。

 70年代のワンピースベールは仕方ありませんが、80年代以降のものは図のようにベールアーム単体のほうが組みやすいでしょう。

巻き取り位置までベールアームを起こす
 ベールアームを巻き取り位置まで起こします。ベールスプリングは、ベールが閉じているときもベールをばたつかせないように閉じ方向に力を加えているからです。

ネジ止めする
 ネジを取り付けます。締めすぎに注意。

完成
 部品を取り付けて完成です。

 実は、「308や408のベールスプリングがうまく組めません」という質問は、いままで何人かの方にいただいていました。

 でも、私は意味がわからなかったので、「普通に組むだけです」とそっけない回答を送っておりました。

 でも、あまり同じ質問が続くので、先日もしやこういうことか思って上のような説明を送ったところ、うまく組めたという返事をいただきました。

 正直、んなこたあ、あったり前の話だあ((C)石原極右都知事)と思っていたのですが、よく調べたら70年代のミッチェル取説にも同じことが書いてありました(英文はしっかり読んでいませんが、写真からたぶんそうだと思う・・・)。私は四六時中頭の中でミッチェルが回っているような人なので、かえって普通の人の感覚がわからなくなっていたのかもしれませんね。

 そんなわけで、こういうページも作っとこうかなと思ったわけです。カーディナル33など他のインスプールも同じです。

 リール(に限らず機械全般)を分解組み立てするときは、部品の役割や力のかかる方向をよく理解してから行うようにしてください。(2005/12/8)

MITCHELL