ギアノイズを減らす

 80年代以降の308のギアノイズを減らす調整です。

押さえて回すと・・・
 80年代以降の308などのハンドルを右側に押しながら回すと、ゴリゴリというひどいノイズがします。
音が出るのは・・・
 ちょっとわかりにくいですが、メインギアの軸がブッシュよりとび出しています。
 ギアが右に行くのを、ギアの歯面で止めているのです。だから、ハンドルを押して回すと、ギアがかみすぎてひどいノイズが出るのです。
昔はよかった
 70年代までのものは、メインギアの軸がブッシュとつらつらになっていて、下の写真のハンドルワッシャーでギアが右に行き過ぎるのを止めていました。
 でも、寸法管理が大変だったからか、80年代に入るころから、上のように変更されてしまいました。
対策
 じゃあ、80年代以降のものも、ハンドルのところでギアが右に行き過ぎないようにしてやれば、このノイズは止まるはず。
 Aは内径7mm外径10mmのワッシャー、Bは内径5mm外径8.4mmのワッシャーです。これらを組み込むと、70年代以前のものと同じ条件を作ることができます。
 Aはシマノの2000番クラスのメインギア(マスターギア)調整用のワッシャーです(シマノでは摺動子座金といいます)。Bは旧308などのワッシャーですが、サイズの合うものを探せばよいでしょう。
組んだところ
 よく見るとワッシャーが入っているのがわかります。

 これで、ギアを押したときのひどいノイズは止まりますが、80年代以降のフェースギアは少し使ったら、どのみちゴロゴロになってしまいます。最初はまあまあ静かなんですけど・・・。
 これはなぜかという話は、次のページで。(2003/8/1)
MITCHELL spinning reels