ラインガイドの改造
せっかくSiCガイドのロッドを使っていても、リールのラインガイドが普通のセラミック(?)じゃね。なお、改造は各自の責任で行ってください。
SiCリング入れちゃえ レベルワインドのセラミックリングを富士のSiCリングにします。だからこのメタニウムのラインガイドは黒いのです。 この部分は投げるときに高速でラインが走るので、ライン寿命にきいてきます。 |
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用意するもの 富士SiCガイド:スコーピオン/MKSG5を2個、カルカッタ100/DBSGのリング外径10mm×6mmのもの1個 はんだごて、5分型エポキシ接着剤、ドリル4.5mm、つまようじ、金ヤスリ、サンドペーパー、ペンチ、など なお、エポキシ接着剤は、溶剤の刺激臭がないので油断しがちですが、有害なので換気をよくしてください。私の場合、数年前から症状(頭痛、胃腸の不調、吹き出物)が出はじめました。科学物質過敏症や花粉症みたいに、体内への蓄積で、突然症状が出てくるのかもしれません。 |
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SiCガイドのフレームをカットする @フレームを金ヤスリで切ります。リングは金属より硬いのでだいじょうぶ。ただしサンドペーパーはSiCなのでダメ。 Aはんだごてでリングを熱する。 |
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SiCリングを取り出す はんだごてで押せば、リングが取れます。 |
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レベルワインド リールをバラしてレベルワインドだけにします(さらっと書いたけどこれが一番の難関?)。 レベルワインドのセラミックリングをはんだごてで熱しながら押し出します。 |
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穴加工 4.5mmのドリルを手で回しながら出し入れして、穴をSiCリングにあわわせます。 |
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接着 @エポキシ接着剤でSiCリングを接着します。 A飾りリングは熱で外れかけているので、いったんはずして接着します。 |
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カルカッタの場合 @SiCリングが薄いので、それにあわせてレベルワインド本体をヤスリとサンドペーパーで加工整形します(リングを接着する前に行います)。 Aこのとき削った粉が入らないようにセロテープでふさいでおきます。サンドペーパーの粉は絶対にクロスギアなど機械部分につけないよう、十分に取り除いてください。 なお、組み立て時、カルカッタ、スコーピオンともクロスギアピンのキャップは手で軽く締めるだけにします。ぎゅっと締めると割れます。 |
この改造はレベルワインドがスプールに近いカルカッタで特に有効で、ライン寿命が延びます。ラインは投げるときにより傷んでいるようです。
メタニウムなどで、どうしても金色にしたいときは、前のリングだけゴールドサーメットにすればよいでしょう。なお、略図を描くとわかりますがラインが接触するのは投げるときも巻くときも、後ろのリングだけです。富士のカタログによると、SiCのほうがゴールドサーメットより硬いので、後ろはSiCがいいでしょう。
なお、マグナムライトやBMなど80年代のものはリングサイズが違うので注意。
このページの内容はタックルボックス誌に投稿して219号に採用されたものです。(2003/4/9)
SHIMANO