このごろちょっと・・・
最初にお断りしますが、けしからんページです。私、02モデル持ってません。持ってないものについてとやかく言うのはやってはいけないことです。
でも・・・。
98は仕方ない 98モデルは仕方ないです。97年にダイワABSが出ましたが、おそらくそのころには開発がほとんど終わっていたはずですから。スプールをノンテーパーにするのが精一杯だったのでしょう。 |
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02モデル でも、あの革新的なABSを見た後で、これ・・・? |
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これは革新ですか? 外見は平凡でも、オシュレーションが違う? たしかに、02モデルはステラSS(写真)と同じスーパースローオシュレーションを採用しています。 でもこれ、何かの雑誌で見ましたが、「営業の要求」だとか。すなわち「ユーザーの声」で採用したということ。ここで考えなければなならいのは、この「ユーザー」は“持つ人を選ぶ”ステラSSを使ったことがあるのかということです。「なんだか知らないけど8万円の限定モデルに付いていたメカを使ってみたい」ということでしょう。 その結果、ライントラブルを防ぐための糸巻き形状を、カタログや広告に大きなスペースを割いて掲載するはめになっているのではありませんか? ただし、ハンドル6回転でスプール1往復のステラSSに対し、02アルテグラ/バイオはハンドル4回転で1往復と、少し普通にしてあるようではありますが・・・。 |
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ベールワイヤ 写真はMgSですが、02モデルも同じ細いベールワイヤです。 ベールというのはあらゆるリールの部品の中で、もっとも頼りないものです。スピンキャストにだってこんなものはありません。LEWの社長は「ベールはスピニングの必要悪」とまで言ったとか。 |
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だから各社とも、極太ワイヤ(アブ44)、ステンレスチューブ(ダイワ)、樹脂成形品(ミッチェルクォーツとアブ800)のように、強靭なものを追求してきました。 トップモデルの特殊な材料のワイヤはともかく(でも嫌いだ)、単に細いステンワイヤは何のためのもの? |
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別にいいけど・・・(その1) MgS(写真)のスプールリングはアルミでした。02アルテグラ/バイオもアルミです。軽量化のためといえばいえるかもしれません。普通のアルミスプールだと思えば、別に悪いわけではありません。カタログにも正直に書いてあります。 でも、もともとダイワのチタンコーティングから始まった金色にするのは、いかがなものでしょうか? スプールついでに言えば、ダイワ大口径のデメリット(?)を広告やカタログで暗に指摘しつつ、少しずつ大口径化しているのも・・・。 |
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別にいいけど・・・(その2) カタログによると、02アルテグラ/バイオは「ネジ込み式」ハンドルなのだそうです。言葉の定義が釣り具業界で決まっているわけではありません。でも、「ネジ込み式」というのは、写真(ステラSS)のような方式をいいます。 それに、キャップと固定ネジを兼用するやり方なんて、2000円くらいのバッタものと同じです。 (ただ、この二つは80年代のシマノが帰ってきたみたいですが・・・) |
何やかやといちゃもんをつけましたが、使ってみれば02モデルも「いい」リールでしょう。
でも、BMやバンタム、スカートをばっさり切り落としたエアロキャストみたいに、思わずおおっとうなるような70、80年代のシマノ製品を思うと、なんとも寂しい感じがします。
多少目新しく見える部分でも、市場の要求に流されて一般向けでない(?)機構を汎用モデルにまで展開したり、ダイワと同じになりたくないばかりに(?)あるべき方向の逆をやってしまったりといったものが目につきます。
少し保守的になったものの高品質を目指した90年代のシマノと比べても、スプールリングやハンドルなど、疑問をおぼえるものが多々あります。
次のモデルではぜひ、たとえば中途半端なスプール径などはご破算にして、80年代みたいなあっと驚くようなものを・・・と言いたいところです。でも、いまのようにシェアが大きくなってしまうと難しいのかもしれません・・・。(2003/8/31)
SHIMANO