ゴールドスピンとは |
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大口径スプール 最大の特徴、大口径スプールです。写真のゴールドスピン1は49mmの大口径。同サイズだったスピードスピン1(マイコンSSクラス)の40mmより大幅に大きくしてあります。ギア比はなんと4.3:1のロースピード。しかし大口径スプールのおかげで、ハンドル1回転あたり66cmの巻き上げ速度を誇ります。スプール正面に見える窓は、ラインインジケーター。使用ポンド数をメモリーします。一見ギミックですが、これがアメリカではプロっぽくていいそうです。大口径スプールは細いラインから太いラインまで対応幅が広く、スペアスプールがよく売れました。だからこういう機構もギミックではなかったのです。 |
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もう折れません ある意味最大の改良点がここ。3回巻きになったベールスプリング。これにより耐久性が格段にアップしました。現在のコイルスプリング並みの寿命を誇ります。同時にスピードスピンも改良されました。さすがにこのくらいになると、日本メーカーはマシンテストになりますが、当時の韓国メーカーは人手でやっていたそうです。かといって、給料の高い開発要員がベールをかっちゃんかっちゃんやっているわけにはいかず、会社の守衛さんがやっていたそうです。でも、いかにもリールメーカーらしくていいですね。 |
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ここは折れました スピードスピンの無段階ドラグに対し、ゴールドスピンはクリックつきのダイヤル式です(板ばねが見えます)。これは、このリールの開発にオービスがかかわっていたため。ゴールドスピンは名前を変えてオービスからも売られたのです。日吉とルーは、金型代の関係で折れました。設計者の原氏いわく「ぶざまなクリックつきにされてしまった」。でもダイヤルにプリントされたメモリー用の数字はすぐに消えてしまいました。さては、わざとか?(んなわけないか……たぶん韓国のいいかげんな品質管理のせいです) |