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バンタム100
シマノ・バンタム100です。BB-2のスプールサイズを基本に作られた世界初の非円形小型ベイトリールです。製品を空輸するほどの大ヒットになったこのリールは、BBでのパートナー・ルーを怒らせてしまいました。このリールのために、リョービ製BBも生まれたわけですが、このリールがあったから今のシマノもあるわけで、仕方のないことだったのでしょう。それにしてもきれいなリールです。なおバンタム100の開発時の名前は「BM-7」でした。 |
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ニューBM-1
80年代中ごろ国内販売されたニューBMシリーズ。アメリカではこのデザインはルーの意匠に引っかかるから売れません。だから国内だけで勝負のこのリールは短命でした。シマノとしてはルアー用だけでは心もとない(当時アンバサダーでさえ売り上げの大半が海釣り用だった)から、ニューBM-3/4をメインにして、船釣り用に売ろうとしました。しかしこのために共通コンポーネントのニューBM-1/2まで重くなってしまい、これも不振の原因になりました。そもそも国内だけで勝負というのが無理なのですが、それでもこのリールを出したということは、BM/BBはシマノにとっても特別なリールだったということでしょう。
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ちょっと興ざめ
このあたりも売れなかった原因かも。ニューBM-1/2はなんとマグネットつきです。オートマティックのついたクラシックカーというところでしょうか。 |
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マグだけじゃないぞ
で、じつはマグだけじゃないんです。遠心とマグのツインコントロールだったのです。ただ、このモデルにつけるのが適当だったかどうかは別にして、これけっこういいんです。遠心の抜けのよさと、マグの柔軟さを兼ね備えています。じゃあ、なぜいまシマノはこれをやらないか……じつはこれ、ダイワの特許なんです。ダイワさんは使おうが使うまいが、特許をとっちゃうんです。アブの3000Cがおなじシステムなのに、ブレーキを外して売っているのもおなじ理由。ベイトランナーもやられたなあ。ダイワ精工恐るべし。
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