下野正希氏(2001/10/16)
 じつは会うのは初めてではありません。15年前、まだ学生だった私は、氏が京都山中の廃村で経営していたフィッシングエリア「尾越カントリーレイク」に、ランドナー(自転車)で行ったことがあったのです。スケジュールいっぱいなのに、インタビューできたのもそのためでした。
 しかし、尾越カントリーレイクの話になると、下野さん、「あんなところで釣って、面白いんかのお。ああいうところばっかくる人は釣り人ちゃうで!」。
 私の立場は……。
村田満氏(2001/11/6)
 私事ですが、数日前から体調を崩し、前日点滴を受けるほどの絶不調。それでも電車を乗り継ぎ、村田さんの「余喜温泉」へ。エネルギー源は駅の喫茶店で飲んだ、紅茶の中の砂糖だけ。
 インタビュー開始。ん? テープレコーダー電池切れです。しかも予備の電池まで! こともあろうに村田さんに電池をもらってしまいました。
 人間も機械もへろへろのインタビューでした。
 村田さん電池ありがとう。
松田稔氏(2001/12/14)
 一発目の下野さんは大迫力で、圧倒されっぱなし(テープを聞いたら親分に子分が叱られているみたい)でした。で、その下野さんが最後に、「松田稔行かんかったら読者怒るで!」。
 奇しくも予定が変更されて、3回目に決まったのが松田さんでした。本を買って調べたら、なんや怖そうな写真が載ってます。
 わー、いややなあ。あの下野さんおすすめやからなあ。怖い人やったらどうしよう……。
 でも実際会ったら、やさしい普通の人でした。
恩田俊雄氏(2001/9/27)
 河口堰建設の進んでいた長良川で、テレビカメラの前でサツキマスを釣り、川の貴重さを訴えた人です。
 私自身思い入れの強いテーマだけに、掲載予定と関係なしにまっさきに押しかけてしまいました。
 でも、初めてだったことと、ついつい自分のことをしゃべってしまったりで、釣りのことを十分うかがえなかったかもしれません。ごめんなさい。
 それにしても、川とともに生きた人たちから、その誇りを奪った建設省/国土交通省は徹底的に批判されるべきです。
村越正海氏(2002/1/28)
 テレビで見る村越さん、とても楽しそうに釣りをします。そこでインタビューの最後に聞いてみました。
 「この仕事を選んでよかったですか?」
 「そりゃあもう、良かったですよ。こんないい仕事ありません!」
 この感じが見ている者にも伝わるのでしょう。テレビのままの方でした。
 最後を締めくくるのにふさわしいハッピーエンドな言葉でした。
 え、そうなんです、このシリーズ、年度いっぱいで終わりなんです。

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