概略




・行程
8/20…東京-仙台-秋田(泊)
8/21…秋田-札幌(泊)
8/22…札幌(泊)
8/23…札幌-小樽(新潟行きのフェリー泊)
8/24…新潟-東京


・分かりやすい目的
1.札幌にいる知人に会う
2.仙台にいる知人に会う
3.やたらと鉄道に乗る
4.久々にフェリーに乗る
5.自分を探さない


「札幌旅行」「北海道旅行」という銘を打つ気がしないのは、札幌が目的地であると思っていないからだ。岩手県までしか行ったことのない私にとっては、確かに北海道は一度、行ってみたかった所であるし、上に書いたように札幌に住む知人に会うこと(泊めてもらうこと)はこの旅の最も大きな目的の一つだ。されど、その場所は唯一の目的となる「点」ではない。むしろ、折り返し地点としての意味合いを強く帯びていると言えるだろう。強いて言えば、今回の旅行の目的地はこの旅の全体だったと言える(これが旅の本質なのだ、なんて思ってもいないが)。なので、4泊5日の内、フルに札幌にいるのは1日だけ、というようなことが平然と出来る。


小樽~新潟間のフェリーと小樽~小樽港間のバスを除いて、移動は基本的に鉄道(在来線)で行っている。使用したのはやはり青春18切符(1日あたり2300円でJRの在来線が乗り放題)だ。今回、費やした純粋な交通費は、18切符3日分(6900円)、その他電車代(620円)、フェリー二等船室(学割5200円)、バス代(200円)の合計12920円だ。東京-札幌-東京という移動距離の割にはひどく安いと思う。その代償として5日もかかっているとも言えるが、これはむしろ5日間の派手な旅を可能にした、と思った方が気持ちいい。もっとも、この(私にしては)長い旅行の間に私が乗ったフェリーや鉄道は大方のところ、意識不明のT-KSをただ運び続けただけであるが(どこが派手な旅だ)。


本編を決して引き立てることのない前口上はこの辺りにして、そろそろ具体的な旅の話を始めることにしよう。




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