冷たい雨の中の二度目の挑戦 |
前回の挑戦は経験の無さが原因だと思い、他の大会にも出場し、
万全の状態で望む。
大会当日は冷たい雨、しかしながら透明の雨合羽(上だけ)も用意してい
たので完走は疑わなかった。
しかし、折り返し地点を過ぎたあたりから異変が。
平地に比べ山の上の気温が低く、肩が突っ張りはじめたのです。
(かかし状態)
トレパンのズボンにも雨がしみ込み、ズッシリ重くなってきてしまいました。
走るペースも落ち、25Km地点の関門でまさかのタイムアウト。
無情にも係員が飛び出し「チップ、チップ」と言いながら胸のナンバーに
埋め込まれていた計測用チップをもぎ取っていきます。
中には、その人から逃げ回る選手もいました。
こうして二度目の回収バスに乗ることになりました。
今回はバスの中でさらに悲惨な目にあうのです。
冷たい体でブルブル震える私に、暖かい毛布は有りませんでした。
リタイヤ者が多く、毛布が足りなかったのです。
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三度目の挑戦 |
前回の失敗を反省し、さらに経験を積みました。
青梅の試走を何回も積み、コースよりもさらに先の方まで走り込む体力を
つけたのです。
服装も雨のしみ込む事の無い保温力の有るレース用のものを用意しまし
た。
レースも順調に進みゴールすることができました。
( 順調だと書くことがなにも無い!! )
ついに三年をかけた目標を達成できたのです。
ゴール直後、大泣きをしてしまったのは、ご想像がつくと思います。
しかし、この成功が行き詰まりの始まりだったのです。
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四度目 |
この年は前年の目標達成で、どうしても完走したいという強い意志が無くな
ってしまったのです。
仕事も忙しく、平日のジョギングができなくなってしまいました。
それに加えて、どんぐり加入ということで日曜日はテニスオンリーになって
しまったのです。
大会の一ヶ月前は、土曜日の午前中に30Km走り込み、夜はテニススク
ール、翌日の日曜日はテニスクラブで4時間のテニス。さらに、仕事もお得
意さんの倒産で悲惨な状態になってしまい、身も心もガタガタになってしま
いました。
「風邪をひいたらレースは休めるのに」と思っていたら、やっぱり風邪を引
いて寝込んでしまいました。
そして、早々とリタイヤ宣言。
こうしてこの年の青梅は終ってしまいました。
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再挑戦 |
スポーツで一番大切な、モチベーションをどう保つかという課題に突き当た
りました。
そこで一番良い解決策を見つけました。
40回記念大会ということもあり、妻を誘って10Kmに出るということです。
これだと走り込みもしなくてすむのでテニスと両立できるし、妻を完走させ
るという張り合いが持てます。
普段10Kmのジョギングを楽々しているので、精神的にも楽だと思いまし
た。
ところが、リーダーのプレッシャーというものを経験するはめになりました。
私が出ないと妻も走らないと、嬉しいような悲しいような宣言をされてしまっ
たのです。今までは一人で気楽だったのですが...。
今回も一週間前から体調を万全にするのに一生懸命になりました。
大会当日も朝からゲーゲーやっているしまつ。
(緊張すると胃がムカムカして、空の吐き気がくる)
スタートする直前は、緊張で目の前が白っぽく見えてきたくらいです。
まぁそれでもなんとか完走することができました。
( 結局うまくいくと書くことがない )
めでたし、めでたしというところです。
右の写真はその時のものです。
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