過去のレポート 2007.05.20追記 |
私はバックハンド・ストロークが超苦手だった。バックハンドにボールが来てもどうしても回り込んでフォアハンドで打ってしまっていた。
ダブルハンドなのだがほとんど手打ちという感じだろうか。
これではいけないということで、バックハンドを重点的に打つことにし、立ち位置をわざと右寄りにして、できるだけバックハンドで打つ
ように心がけた。当然ミスのオンパレード、恥ずかしいぐらいだった。
グリップの持ち方、右手主導か左手主導か、オープンスタンスかクローズドスタンスかとか色々試してみた。
でも苦手なのは変わらなかった。 ある日、もうどうでもいいやという開き直りで、おもいっきり大きくラケットを引きボレーヤーに
力いっぱいぶつけてみた。オーマイゴッド!!!。強烈なストロークが相手のラケットを弾き飛ばした。
それで気がついたのが引きが弱すぎたことだった。苦手意識も有り振り遅れないようにバックスイングが小さくなっていたのだ。
これ以降、バックハンドが楽しくなってきた。
それから一年ぐらい後に向井コーチに言われたことが非常に印象的だった。
「武内さんフォアハンド・ストロークが手打ちになっていますね、バックハンドはいいのに。バックハンドのように後ろを大切にして
威力をつけて下さい。」
なんと、苦手なバックハンドが既にフォアハンドを追い越していたのだ。
その後フォアハンドは黒田コーチの指摘で、フォロースルーを首に巻きつけるぐらいに大きくするようになった。
去年からかなり進化したストロークだが、サークルの中ではミスをするとボロくそに言われる。
ストロークの進化よりも結果を重視されるのだ。
結果を出しながら(ミスを少なくしながら)威力を上げることは至難の業だとブツブツ言いながらテニスコートを後にした。
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