9月14日 弁護士の机 「類は友をなす」という言葉がありますが、うちの事務所は、所長由岐に始まり、机の上の整理能力のない弁護士がなぜか揃ってしまったようで、そろいもそろって机の上が雑然としています。おかげでよく書類が行方不明になり、そのたびに事務局が捜索活動にかり出される始末です(たいてい机の上のどこかにある)。 私の机の上も、夏前からほとんど片づける暇のない状態が続いていたこともあり、まるで地層のように古い書類が堆積している状況でしたので、例の台風のやってきた10日に一念発起して片づけを始めました。 すると出てくる出てくる、なぜか1年前のファクスの山が出てきたりして、自分でもビックリ。その日は志半ばで夜になってしまったため、中途で帰りましたが、翌日私が米沢出張の間に業を煮やした事務局が残りをやってくれており、昨日出勤すると、見違えるような机の上が待っておりました。 なぜ机の上が散らかってしまうのか?まあ、私の性格が一番の原因だと思いますが、まず思い切りが悪く不要な書類を捨てられない。買うのかどうかわからない文献の広告、出るのかどうかわからない会議のファクスをとりあえず机の上に置いておくからすぐに収拾がつかなくなるのですね。 また、弁護士というものはどうしても同時進行でいくつもの案件をこなすマルチタスクな仕事の進め方を強いられるので、ある事件の準備書面を作っている最中に別の事件の電話が入り、その事件の報告書を作成する羽目になり、そうこうしているうちに第3の事件の打ち合わせ時間が来て全てをほっぽり出して会議室に入ってしまう………ということを繰り返しているうちに机の上も無政府状態になってしまうのでしょう。 追伸 マイカル倒産について そごうに続いて、また一つ来るべきものが来てしまったようですね。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20010914-00000312-yom-bus_all 日銭を稼ぐ流通業といえども、倒産が避けられないのが常識になりつつあるようです。それにしても、報道のとおりであれば、14日に銀行からつなぎ融資を断られて当日に民事再生法を申し立てしたのですから、申立代理人の弁護士はさぞ大変だったでしょう(まあ、最近の東京地裁は書類が整っていなくとも、とりあえず受理はしちゃいますので何とかなったでしょうが)。 |