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11月15日 カルロス・ゴーン本

 日産が本当に復活できるのかどうかはまだまだ予断を許しませんが、ゴーン氏は最近、すっかり再建請負のカリスマのように扱われていますね。

 今日、電車内で何気なく吊り広告を見ていたら、ついに漫画の主人公にまでなってしまうようです(ビッグコミック・スペリオールだっけ?)。

 そういう私も、ついついダイヤモンド社のゴーン氏著という「ルネッサンス」を読んでしまいました。久々にミーハーな読書かな?

 ゴーン氏の特色は、エリートであるが、常に完全な主流に身を置くのではなく、どちらかというとアウトサイダー的な立場から頭角を現し、理解あるナンバー1の引き立てによって、ナンバー2として辣腕をふるうという手法に徹していることでしょう。

 そして、アウトサイダーであることを隠さず、逆に強みとしていることが、同氏がエリートであるにもかかわらずエリート臭があまり感じられず、カリスマ的人気を集めた原因のような気がします。

 語り口も率直かつ嫌みがなく、聞いているこっちまで何となく元気が出てくる気がするのはやはりカリスマのなせる技なのでしょう。

 ただ、個人的には自分はゴーン氏のように四六時中エネルギッシュに自己実現できるタイプでもないし、ゴーン氏が上司だったらついていけるかなあ………とは思いますが。私もそれなりにこれまで自己実現には努めてきた方だとは思いますが、きわめてマイペースな性格ができあがってしまっていますので。

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