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12月20日 雑感(天元台スキー場、検察官の立証準備)

米沢駅
(その1)
 昨日は米沢に出張でした。
 最近では珍しく、12月中旬から大雪で、米沢駅のホームも白一色でした。

 さて、現地で聞いたことですが、由緒ある天元台スキー場が今年いっぱいで閉鎖されてしまうそうです。

 このスキー場は、私にとっては中学時代にスキー学校のホームグラウンドだったため、思い出に残っています。とはいえ、高校生以後は行ったこともありません。由緒があるとはいえ、知名度の低さと不景気には勝てなかったのでしょうか。

(その2)
 とある刑事事件で、もう3年ほど弁護人の片割れを務めていますが、本日は検察側証人の反対尋問でした。

 この証人、反対尋問ののっけから主尋問と違うことを言います。いや、違うのではなくて、証人が主張するところによれば、証人の主張は首尾一貫していて我々法廷にいる者が証人の主張を誤解しているそうです。

 弁護人としては、主尋問の内容通りでない方がいいに決まっているので、しめしめと思って早々に尋問を切り上げて座りましたが、おさまらないのは検察官。証人にしつこく再主尋問をして、逆に墓穴を掘ってしまいました。

 検察官全体を見ているわけではないので一般化するのも何ですが、我々から見ると最近の検察官は、敵ながら「もう少し事前に証人とよく打ち合わせをすればいいのに」と思うことが多いですね。自分で証人を呼んでおいて、事前準備もせず、証人が思い通りの証言をしないと怒り出す、というのは弁護士から見ると、常識外のことです。

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