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4月4日 弁護修習開始式

 本日は、午後から東京弁護士会の第55期司法修習生GH班の弁護実務修習開始式でした。

 といっても何のことだかさっぱりわからない方もいると思いますが、要は司法試験合格後の研修生(これを司法修習生という)に対する研修として、これから3ヶ月、修習生を個別の法律事務所に配属する「開始式」というものです。

 私は3年前から東京弁護士会の司法修習委員会の幹事を拝命しており、今年度はG班の班長というお役目を仰せつかったためにホスト役として、出席しました。

 弁護士会館内の講堂で開始式を行った後は、裁判所の裏手にある法曹会館で懇親会を開き、各修習生とその配属先の指導担当弁護士にそれぞれご挨拶を願う、というプログラムになります(私はその司会をやらされました。おかげでろくろくご飯が食べられませんでした(;;))。

 この指導担当弁護士の挨拶を聞いていると、昨今の弁護士は大きく二つに分かれつつあるのが何となくわかります。

 一つは「古き良き時代の弁護士」。あくせく働かなくとも、顧問料で暮らしていけるため、悠々自適の生活を送る弁護士です。しかしながら、このタイプの弁護士は、バブル崩壊後相当減ってしまい、今では少数派になりつつあります。

 もう一つといえば、「あくせく働く弁護士」です。他の業界から見れば、まだ優雅な暮らしをしているかも知れませんが、みなさんワークホリックではないかと思えるくらいによく働くのが当然という風潮になっています。

 個人的な意見で言えば、そりゃあ楽して優雅な暮らしを送れる方がいいに決まっています。でもなかなか若手弁護士でそんな人はいませんねえ。弁護士が増えていく将来、また優雅な時代はやってくるのでしょうか?………無理だろうなあ。

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