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「チューバ・カーバ」
(TJun022.JPG) (450×600)

楽器とか描くときの資料本をぱらぱらとめくっていたら、巻末に
金管楽器の歴史を紹介した記事がありました。
実に面白い形のラッパがいくつもあって、題材として使えそうだ
ってことで選んだのが、このローマ時代の円形トランペット、「チ
ューバ・カーバ」(別名コルヌ)。 あのポンペイの遺跡から発掘
されたんだそうです。
どんな音だったのか? 管長約3 .3メートルだそうなので、お
そらく現在のホルンやトロンボーンに近い音域だろう、とは思う
のですが……。
ただ、モノクロ写真1枚しか資料が無く、  説明文にも中央の支
柱は木製、 とあるだけで、 本体の材質がなんだったのか確認
できない状態で描いてます。
この時代だと、 鉄を細いパイプに加工するってのはまだ難しい
と思うので、 柔らかくて造形しやすい金属、つまり金銀銅ってこ
とになります。写真だとかなり黒っぽい色だし、金や銀だと高価
になりすぎる(貴族様用特注モデルが存在した可能性はあるけ
ど)ので、おそらく銅製だろうって想定で彩色しました。



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