今までに描いた中で、もっとも多量にレイヤーを消費したCGです。
原因は、霧を利用した空気 遠近と、水上と水中の描き分け、というレイヤーを利用した二つの多重化処理要素がぶつかっ てしまった事。 例えば水中部分は、水上部分と同じように描いた倒木や姫様の素足などの上 に、まず青のグラデーションで下のほうを霞ませるマスクのレイヤーを置き、その上からやはり 青でランダムな揺らめきのレイヤー、さらに水面の反射光のレイヤーを重ねています。 霧の方は、画面に奥行きを出すために、遠方から一番手前まで、霧専用のレイヤーだけでも4 枚に分けて描き込みました。
その上、姫様の着物の柄なんかも複数のレイヤーに分割されて たりします(^^;) 無論、統合できる部分は描き終わるごとにどんどん統合していったのですが、仕上がりをチェッ クして全レイヤーを統合するまで保管せざるえないものだけで、
最後は20枚近い重なりになっ てしまいました。良くハングアップしなかったものです。 |