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第4回(2003年9月13日 土曜日) DVDを観る

 賞味期限を5日ほど過ぎたで夕飯を作ってみました。まあ、パッケージに「賞味期限経過後は十分加熱調理してください」と書いてあったので、きっと加熱調理すれば大丈夫でしょう。……でもって食べてみたけど、大丈夫そうでした。

 DVDを観たですよ。なんか、最近レンタルばかりだなあ。
 まずは『ホットショット』を観ました。うんうん。洋画のコメディーはこうでなくちゃ、という作品。きっと映画を多く観た人はもっと面白いんだろうなあ。有名な映画パロディーがいくつもあるという話だし(私はほとんど見抜けなかったと思う)。
 でもって『ホットショット2』も観ました。はじめは設定が変わって、主人公は別人(役者は同じだが)と思っていたら、そうでもないみたい。いや、どうなのかなあ。ちゃんと観ていろ、と突っ込まれそうですが、そういう設定とかは関係ない(とは言わないまでも些細な)ことにしてしまうようなストーリー展開でした。パロディーの元ネタ映画の方もこっちの方が、より多く分かりました。分かったからどうだ、という話なのだが。前作と同様に面白い作品です。こういうコメディーは好きだなあ。なんか2、3週間に1本こういう映画を観たいものです。
 そして『千年女優』を観ました。これは凄いね。うわさは聞いていたけど、完成度が高いなあ。と唸ってしまった。なんだかついつい引きこまれてしまうんだよね。非常に充実していて、観て「良かったなあ」と思った作品でした。私の中では日本のアニメの傑作のひとつと言える作品です。
 お次は『ブリジットジョーンズの日記』これは原作の日本語訳を昔、読んだことがありますね。うん、面白いです。原作を読んだ時は連ドラの方が良いかも、なんて思いましたが、映画でも原作の感じがちゃんとでていましたね。まあ、プロだから当然か。いや、それが難しいんです。なんて、分かったふりをしてみました。
 さらには『パルプフィクション』も観ました。これには唸ってしまいました。映画っぽい映画です。きっとセンスの良い映画好きの人が作った映画なんだなあ。カメラワークとか役者の演技とか本当に上手いです。これは凄いね。かっこいいです。こういうストーリーの作品はもともと苦手な私なのですが、こうやられると脱帽です。
 次に観たのが『五条霊戦記GOJOE』です。いわゆる、義経・弁慶の話なのですが、役者が熱いですね。すごい迫力です。セットもなかなか。最後も綺麗でいいね。試写会でお客さんが声をあげたというシーンでは私も声をあげてしまったし。まさか……だったとは。
 さらっと『TAXi 2』も観てみました。前作も前に観たのですが、前作を観た時にフランス映画について「ああ、私は勘違いをしていたな」と思ったのですが、今回もそれを強く感じました。フランス映画=恋愛映画or戦争映画という根拠のないイメージを持っていたのですが、大きな間違いでしたね。さて、今回のは日本が絡んでくるのですが、外国映画に特有の日本観が面白いですね。きっと日本映画の中のフランスを観て、フランス人も「変だ」と思っていると思いますが。ところどころにでてくる妙な日本語や日本人の役者の演技も面白いです。演技は上手いのだけどどこか妙です。悪人の車が日本車で日本のナンバープレートをつけているのを観た時には爆笑しました。主人公のタクシーも前作よりも凄いことになっています。ナイト2000に近付いてきたなあ。どきどき。「3」も早くDVDにならないかなあ。楽しみです。

 虫の音がうるさいです。

『LIARLIAR』も観てみましたが、これはコメディーだったのですね。てっきり法廷ものかと思いました。クライマックスはコメディー特有の凄まじいものでしたが、ハッピーエンドでなにより。ひとつのテーマでここまでの映画を作ってしまうのは凄いです。主演俳優が自分の良さを分かっているんだろうなあ。上手いです。人を楽しませるコツを知っている感じです。なんか気持ちよく観終えることができました。良い映画です。
 さてさて『トリック1』も観てみました。テレビドラマをDVDにしたものですね。テレビの1話から3話までが入っていました。私はこの作品をノベライゼーションしたものでしか知らなかったのですが、面白いですね。興味を持ったきっかけは、友達からこの作品に出てくる上田さんにの似ていると言われたからなのですが、このドラマ、テレビ放送時は結構話題になったみたいですね。観てみてそれも納得です。でも、上田さんと私は、そんなに似ているかなあ。自分ではなかなか判断できません。さて、作品中で実際に使われるトリックは、そんなに難しいものではないし、小説よりも映像があるテレビの方が数段分かりやすくなっていると感じました。こういうテレビっぽい話、好きです。DVD特有の特典もなかなかこっていましたね。
『トリック2』も続けてみました。テレビでの4話5話ですね。2、3話で1つのストーリーなので、ちょうと1つの話づつDVDになっているのですね。ちゃんと完結して終わるので観たあと、すっきりしました。なんだか2時間ドラマを観ている感じですけど。でも、気合いの入った2時間ドラマですね。いろいろこっていました。もともとは1時間の連続ドラマなのでしょうか。無理して1時間にするよりも、ゆとりをもって2話3話にしたのが正解ですね。メイキングを見ると、それでも結構削ったみたいですけど。そういえば、このDVDはMacのDVD再生ソフトで観たり、テレビに繋いだDVDプレーヤーで観たりしてみたのですが、Macは液晶、テレビはブラウン管という違いからか、全然印象が違いました。Macの方がより映画っぽく感じました。やはり、画面との距離も違いますし、画像の精密さも音声も(Macはステレオ、テレビはモノラル)違うからでしょうか。テレビ番組はテレビで観た方が自然に感じましたが、トータルで考えると、Macで観た方が良いかも。

 新しいテレビ(液晶の)が欲しいなあ。でもなあ……。

 などと色々観ているうちに本命の『機動戦士ガンダムSEED 6』がレンタルされていたので、さっそく借りてみてみました。いやー、面白かった。このガンダムは初代ガンダムとは世界が違うので、はじめは全く興味がなかったけど、ちらっとみたら面白いんだよね。でもってその次の回もみたらさらに面白い。そんなことが続いて、結局はじめから見ることにしたんです。次回も楽しみだなあ。一ヶ月後か……。
 とか何とか考えつつ、『ホワイトアウト』を観てみました。私は役者として織田裕二さんが結構好きなのですが、それを抜きにしてもよくできていると思いました。他の俳優の演技も好き。日本の映画にしては簡単に人が死ぬなあ、と思いましたが、良く考えてみると、あまりサンプル数が多くないですね。ダム占拠という発想も面白い。しかも、ハリウッド映画だったらダムは決壊するところだけど(偏見)、しっかり現実的におさめたところはさすが。こういう展開も好きです。ミステリーとしてのトリックは途中で気がつきましたが、そんなのはさておいても十分に楽しめた作品でした。感心するくらい良いできです。昔、テレビの映画番組で観た「クリフ・ハンガー」とも違う感じ。今度原作も読んでみようかな。最後に登場するヘリコプターに「警視庁」と書いてあるのは笑ってしまいましたが、そんなのは些末なことですね。
 それから『Stereo Future』も観ました。これは気持ちが良いです。なにか映画というよりも新しい映像作品みたい。映像も綺麗だし。ここちよい感じ。台詞のひとつひとつが期待通りで、体にスーっと入ってきました。「やはり、そこではその台詞だよなあ」とひとりでうなずくことが多々ありました。ハラハラドキドキを感じて楽しむのではなく、この作品は、きっと心地良さを楽しむのでしょう。正直、何回も(正確には3回)見直してしまいました。飽きのこない作品です。すばらしい。そういえば、この監督の作品である『サムライ・フィクション』は映画館で私が観た数少ない実写映画のひとつです。関係ないけど。

 眠くなってきました。

 それからそれから『私がウォシャウスキー』を観ました。これは原作を読んだことがありますね。結構、設定が変更されていましたけど。原作の雰囲気は出ていたように思います。楽しめました。小説を読んでいる時は、自分でその世界を空想しているわけですが、こうして他の人の解釈をみると自分の空想との比較が面白いですね。「刑事コロンボ」のようにシリーズ化したら面白いんだけどなあ。なにかついつい観たくなるそんな「引かれる」作品でした。良い作品。うーん、いいなあ。
 さりげなく観たのが『陰陽師 安部清明』です。っていうかてっきり映画か何かかと思っていたのですが、そうではなくてドキュメンタリーみたいなものでした(ドラマのようなシーンもありましたが)。もともと知っていた知識が多かったのですが、やはり本で読むのと、映像付きで観るのとは大分違います。まあ、ホントかどうかはこのさいどうでもいいでしょう。「ムー」が関わっているしね。そういえば登場した式神が「スターウォーズ」のキャラやエイリアンに似ていたのは何故なのでしょうか。不思議です。それにしても安部清明の入門DVDとして、良くできている作品ですね。安部清明を知らない人が観たら、一通りは分かるのかもしれません。私もそんなに知っている訳ではないけど。そういった意味では良くできた作品でした。面白かったし。
 それはそれとして『明智小五郎 対 怪人二十面相』も観ました。これもてっきり映画だと思って借りたのですが、これはTBSのテレビドラマらしいです。いやー、びっくり。テレビドラマにしては良くできていました。出演者もなんだか有名芸能人ばかり。怪人二十面相をビートたけしさんが、明智小五郎さんを田村正和さんが演じていたのですが、なんか凄かったです。田村正和さんの推理シーンはどうしても古畑を思い出してしまうのですが、楽しめました。子供の頃、原作を読んだ記憶があるのですが、すっかり忘れていますね……。

 と、前回の更新から今回の更新までの間にレンタルして観たDVDをメモ代わりに書いてみました。もちろん、一日でみたわけではありません。こつこつとみていた訳ですね。



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