SAKAKI's etc.  吉岡が見た映画や、身の回りの雑事について語ったもの。★★★で満点/☆は半分

SAKAKI's etc. ■ 03 ■
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[78]>>>> 2003/9/15

ミュージカル「レ・ミゼラブル」
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2003年/帝国劇場/ヴィクトル・ユゴー・原作

★友人に誘われてはじめて見にいきました、ミュージカル。単純に料金が高いという理由で今迄行った事がなかったんですが、行ってよかったです!
★まあ最初はエポニーヌ役のさかもとまあやちゃん目当てで…と思ってたんですが、エポニーヌ役は4人いて、まあやちゃんはすでに楽日を終えちゃってたんですがね。でもまあ伝統あるミュージカルだし、行って悪いって事ァないだろう、とそんなお気軽な気分で行ったんですが。

★よかったです! 泣いた泣いた。生ってすごいよね。人の心を直接グサッっと貫いて来る。
★初めてのミュージカル体験だったんで、その独特の雰囲気に慣れるまでに正直時間が掛かったんですが、前半終わる頃にはもうアツイアツイ。レミゼはセリフもなんもかんも全て歌なんですが、まあ、それに慣れるのに時間がかかったっていうか、でも慣れちゃえば全然オッケー。聞き取りずらい箇所もあるにはあるんですが、大体聞こえるし、それに声の迫力が超スゲー。男性なんてみんなグアっと盛り上げるところは、 腹からズガンと大砲とばしてる感じ。トリハダ立っちゃうよ。

★お気に入りはやっぱりエポニーヌ。悲恋です。マリウスはコゼットにガンガンひとめぼれしちゃって、エポニーヌの気持ちにまあーーーーったく気付かないし。ヒドイよ。エポニーヌにコゼット宛のラブレター託すし。どうせいっちゅうねん! エポニーヌも優しいから届けちゃうし。しかも命がけ。世は革命(学生運動)が近付いているんですから。
★エポニーヌ役のアンザさんはもう最高でした。最初、セーラームーンのミュージカルの初代だって聞いて「ふ〜ん」としか思ってなかったんですが、どうよ! 素敵よ! 素敵! 演技、歌、全てよし! もっと間近でみた〜〜い。ってか個人的に運命感じちゃう。この夏私はセラムンに大ハマリしてるんですが、それで今回そんな繋がりがあったりして、コリャ運命よ! セラムンのムック本ひっくり返してみたら、いた、アンザさん。うお〜〜セラムンのミュージカルのビデオ、レンタルしちゃおうかしら? つか、きっとする(笑)

★そんなんでエポニーヌにフォーリンラブなんで、ぜひぜひぜひまあやちゃん版のエポニーヌが見たいと願って止まない自分を抑える事は到底不可能です! うわ〜〜。次回公演は・か・た・かよ〜〜〜。行くよ〜〜〜〜〜〜!! 正月ン万かけて行っちゃうよ! 待っててね、まあや! 年始め、とっとと会社休んでまあや鑑賞旅行。ついでに友人おすすめの山口様もしっかり見なくちゃね。なので、山口様とまあやちゃんが一緒に出演する日にしないと…。

★うお〜〜。楽しみ!

★追加感想。高嶋兄って歌うまい! 森公美子、お前の胸は四次元ポケットか! 少年ガブローシュ宮里駿くん。! アンタホントに小学5年生か! メッチャクチャ歌うまい! 演技もすごい! そしてか・わ・い・い! もももももーーーフォーリンラーーーブ! お持ち帰りしたい!(←犯罪です)

★腐った感想になってしまったワ。
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[77]>>>> 2003/8/7

パイレーツ・オブ・カリビアン
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2003年/アメリカ映画/ゴア・ヴァービンスキー・監督/ジェリー・ブラッカイマー・製作
★★(2点/3点満点)

★ある港に伝説の海賊ジャック・スパロウが降り立つ。海軍は彼を捕まえ投獄するが、その夜カリブ海の港を次々と襲う海賊船「ブラック・パール」が現れ、総督の一人娘エリザベスがドクロの彫り込まれた一枚のメダルと共にさらわれて…。

★こわれデップ様大爆発。以上。

★いい意味でそれ以下でもそれ以上でもない感じ(笑)。すごくジョニー・デップの如何わしい演技が生きてました。そしてエンターテイメント。さすがジェリー・ブラッカイマーですね。彼は「アルマゲドン」なんかの超大作を手掛けている人なんですが、観客を飽きさせない事にかけては天才的。先が読めないですもん。ジャック・スパロウ「船長」役のデップはホントに壊れすぎてて、どう動くかが全く読めない。ラストもドンデン返し?でそう来たか〜とうならせられました。超ド肝を抜かれるという程でもないですが、「うおう!」っていう(?)
★オーランド・ブルームもなかなかでした。指輪のエルフ。かっこ良かったし、ジャックと対比される好青年役が良かったです。ただあえて難を言えば、どの役をやらせても大した違いがないんだよね〜。オファーが来る役がそんなんばっかってのもありますが、まあいかんせんまだ若いですし、経験も浅い。今後がすごく楽しみな俳優っつうところか。
★姫――というかお嬢さん。よかったよ〜。かなりアクティブで行動派。美人だしよく動くしいいアクセントになっていて、小気味いい感じでした。

★全体的によくできてました。面白かったです。ただ、CM見た限りではもっとスタイリッシュでダークなイメージかと思ってたら騙された! デップに騙された! ポスターの彼は嘘だ!!(笑)

★それにしても! 水曜日のレディースデー(女性のみ1000円)で行ったんですが、マナーの悪い事。うるさい。でもあらかたの人がエンディング中にお帰りになられてて、エンディングあとの大事な映像をお見逃しになられたご様子! ざまーーーみろ!(笑)うけけ。
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MOVIES

[76]>>>> 2003/8/28

舞台「犬神」
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003年/寺山修司・作/J.A.シーザー・構成+演出+音楽+美術
★★★(3点/3点満点)

★その昔、寺山修司はそのあまりにキワドさの為に「書を捨て〜」を見て頭痛がしたので、それ以来食わず嫌いになってしまったのですが。
★ちょっと前に「書を捨て〜」よりは随分見やすい舞台「青ひげ候の城」を見に行き、その時「あ、結構いいかも〜」と思い、それが寺山関連について思い直すキッカケになったんですね。そんでまた行ってきました。「天井桟敷」の舞台。

★「天井桟敷」――食わず嫌いしてましたね〜。ってか寺山みたいなアナーキーなのダメな方なんで見てなかったんですが、相方が結構好きで、「青ひげ」が面白いと熱く語られて私もその気になり行ったのが「天井桟敷」との出会いとなりました。

★つか、J.A.シーザー生で演奏してるし。2列目で見てたんでもう間近。生シーザー。なんか舞台の衝立の向こうにおっさんがいるな〜と思ってたらそれがやっぱりシーザーで。公演中ずっとニヤニヤしちゃいました。つか私、ウテナ見てた時はそんなにシーザーの音楽って好きではなかったんですが、(少女革命ウテナの音楽を作った人です。絶対!運命!もく〜しろく!です。)でも生で聞いたらすごくいい感じ。日本のおどろおどろした部分とエレキテルな部分が融合してシーザー節をきかしてくれます(すごい安っぽい表現だな、しかし)
★それに寺山の脚本もいい。私の好きな感じの言葉遣いではないのですが、それでも日本語の韻の踏み方とか言い回しとかがうまいもんだな〜と思います。
★主演の二人(二人のつきよ)の演技もうまかったし、あえて男の登場人物なのに主演を女の人にして、さらに同一人物として男のつきよもいたりして、(ダブルキャストが同時に出演してる感じ?)何を言わんとしているのか考えると奥が深いですね。まあ、実はさっぱり訳わかんないってのが本音なんですけど。

★あと語りの女の人二人の内のひとりがすごくよかった。声量もすごくあって、語りが綺麗。踊りもしなやかで艶もあり、すごく舞台で映えました。「語り・ナレーション」ってのはすごく大事ですよね。全編を通して「物語」を表現してる訳だし、ほんとに彼女の演技は素敵だった。

★最後に。まあ、私はほとんど舞台ものを見た事がないので、色々細かい事は分かりませんが、単純にカルチャーショックを受けました。自分の許容範囲になかったものに触れて感銘を受け、考え、自分自身に広がりを与える事になって、すごく良かったです。年末には「奴婢訓」もひかえてるんで、楽しみですね〜。しかし、冬コミの初日にかぶってるんだわ。

訂正です。相方に上記を校正してもらった所、間違いが多々あったとの事で修正致します。(色々ツッ込まれました。あわわわ)なんか自分的に酷すぎると思ったんであえて原文ママで。
天井桟敷はすでになく、万有引力に変わっています。「つきよ」ではなく「月雄」でやんした。「青ひげ候」→「青ひげ公」
つきよの間違いは仕方ないけど、(舞台見ただけで耳でしか情報がなかったんで)、それにしても天井桟敷の間違いは酷いな〜。言われてみて確かにそうだったと気付きました。ごめん、キリュさん。
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[75]>>>> 2003/8/13

小説「フェイク/マフィアをはめた男」
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ジョセフ・ピストーネ・著/落合信彦・訳
★★☆(2.5点/3点満点)

★1976年、一人のFBIエージェントがドニー・ブラスコと名を変えマフィアに潜入する。荒くれの男共と寝食を共にし、常に死と隣り合わせ、自らの家族をも犠牲にし、男は6年を費やしマフィアの深層部へと入り込んでいく…。

★ドニー・ブラスコ役にジョニー・デップ、ドニーを見込んでマフィア幹部――メイドガイ――とならせるべく教育していくマフィア、レフティ・ルジェーロ役にアル・パチーノと聞けば、すごく興味がそそられますな! 確か大昔、この映画を見にいった筈なんじゃがのう…ハテ? バアさんメシはまだかいのう…?
★全く覚えていません。
★パンフが手許にあって、たまたま古本屋にその映画の原作本があったので、買って読んだのですが…。大変面白かったです。

★落合信彦さんの訳もよかったんじゃないでしょうか? 語り口はすごく淡々としていて、それが逆にマフィア世界にスパイとして入り込んで行くというアクションもない地味な作業のリアリティにもなったし、それでいて飽きさせない。このドニーというFBIエージェントは実在して、その本人が引退後、その話を発表したんだけど、この人やっぱり一筋縄ではいかんよ。 だって奥さんと3人の小さな子供ほっぽっといて殆ど家に帰らない(帰れない)。でもそれが任務だからと、強い決意で家族と任務を切り離して考えられるような人間なんだから。それも6年間も。
★映画ではマフィアの教育役のレフティと心通わせる、みたいな話を膨らませてるけど、実際には任務と割り切って友好的な情はスッパリ切ってて、ドニーという役を演じてるだけ。恐いです。そんで相手のマフィアは心底ドニーという架空の男を信頼しきっちゃったんだから。

★あなたは別の人格を、命を賭けて演じきれますか? 6年間。
★ドニーこと著者J・ピストーネは 見事演じ切りました。その報復として今もマフィアから命を狙われています。
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[74]>>>> 2003/8/13

印刷大好きっ子のみんな、集れ〜!
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★今月の「デザインの現場」は必見ですよ! 同人誌印刷大好きっ子のみなさん!

★私は印刷物大好きっ子です。誰はばかりませんよ〜!。刷り上がった印刷物の匂いを嗅ぐのが大好きだし、雑誌の版ずれは気になるし、変わった印刷加工してる雑誌には、ネコがまたたびに惹かれるように吸い寄せられてしまうのです!! 嗚呼、神秘の印刷物〜〜!
★なんでかね、ホントに印刷物が好き。別に同人誌を刷る(同人誌を描くよりむしろ装丁デザイン考える方が好きかも?どうだろ?どっちも好きだけど)のが趣味ってのを差し引いても、すごく興味を惹かれちゃう。なんか印刷物ってそれだけで一種のスペースワールドが広大に広がっている気がして、奥が深いな〜と感じるのです。例えば印刷ってのは通常の「紙」に印刷するだけじゃなく、プラスチックやフィルム、段ボール、布、鉄、ガラス等々、それこそ空気と水以外のものにはなんでも印刷出来ちゃうんです。ロマンですじゃろ〜。同じ素材に刷るにしてもインクの色はもちろんのこと、インクの素材でも感触やイメージは変わってくるし、インクを盛り上げて刷る事も可能だし、デザインや方法によって色んなアプローチの仕方が出来て、本当に楽しい。

★今回の「デザインの現場」はその特殊印刷加工の工程が載っていて、デザインをする上で、とても勉強になります。工程が分かると、じゃあどういった事まで出来るのか、という発想の転換の元にもなっていいですよね。もちろん同人誌界の大部分のウチみないな少部数サークルじゃ、変わった加工はできませんけど、箔押し頑張ってみようかな…とか、そんな時に、どんなふうに版下をデザインすればいいのか、知識として知っているのと知っていないのとでは幅の広がりが違いますよね。
★なので一度目を通してみるだけでも楽しいかも〜。
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[73]>>>> 2003/8/7

THE MATRIX RELOADED
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2003年/アメリカ映画/ウォシャウスキー兄弟・監督
★★(2点/3点満点)


★前作より面白かったと思います。ただ私は「マトリックス」の第一部の感想を見てもらうと分かるように、巷で言われている程の評価は感じていません。
★というのは、アクションは斬新だし、キャラクターもスタイリッシュだけど、ツメの甘い部分が多々あるというか…。ウォシャウスキー兄弟って、ずっとアメコミ(マーヴェル)の原作とかインディーズ映画の脚本なんかを書いてたらしくて、「マトリックス」は(恐らく)監督第2作品目で、経験値の少なさは否めない感があると思う。脚本はいいと思うけど、それを映像にした時のツメの甘さが残っているし、 具体的に言うと、説明的セリフをただつらつら語るのが多いんだよね。説明的セリフがあるのはいい。ああいう設定の細かいものは言葉で端的に説明してくれるのはありがたいし、勢いだけで進められてもSFものってのは面白くならないから、それはいいんだけど。ただ二人の人間が向き合って、あるいは隣合ってただ話をするシーンが多い。評議員のオッサンとネオの会話、予言者とネオの会話、ソースのオッサンとの会話。 どれもただ口が動いてるだけ。上手い映画ってのはそこに動きをからめて、観客に飽きさせないんだよね。「マトリックス」が甘いというのは、脚本を語る事とアクションとに気を取られている事、ですね。

★ただ、そうは言いつつも「リローデット」のいいところもあります。――前回とは違ったアクションを見せてくれた事。前回は肉弾戦と銃撃戦。今回はカーアクションと棒(!?)と飛ぶ(!!?)事。前回の応用だけでなく、さらにオリジナルを作ってくれたと思う。カーアクションは思っていたよりずっと本当におもしろかった。だけど肉弾戦は同じ事のくり返し(微妙に動きが違うだけ)で長過ぎだっつうの。予言者と会った後のアクションとか。正直しつこい。 1分くらい削ったって良かったと思うぞ。
★あと、キーメイカー。どうよ。お笑いキャラなの? いかにも性格俳優っぽいのは分かったけど。つうかキャラはあれでいいとして、走り方は機敏な感じは出してない癖に、高速からさらに下の高速を走るトラックに飛び移った時の身軽さっていったら! 着地してスッ転んででんぐり返るくらいした方がよかったんじゃないの? どう考えたって運動神経のいいキャラじゃないでしょ。つうか慣性の法則で動いていない場所から動いている物に飛び移った時って、スッ転ぶよ、普通の運動神経の人は。そういう気の使い方はあった方がいいって!

★それからメインのキャラも、性格が掴みづらくて感情移入がしずらいですよ? モーフィアスはなんであんなに上の人間やらに評価されてんのかの具体的な説明はないしさ、独断で貴重な戦力持ち逃げすんのにお上はあっさり許しちゃうし。ってかあんたアレな宗教に傾倒してるっぽいですよ? トリニティーも性格あんまないし。ただネオが好きな人っていう…。ネオはネオで特に見た目以外のかっこよさはないし。内面の強さは「愛」だけかい? もう少し性格に特徴のあるキャラにした方がいいなあ。熱血漢でもいいし、ジメジメ野郎でもいいしさ。
★あ! そういえばモニカ・ベルッチが出てたなんて! CMじゃ全然出てこないじゃん! びっくりしました。あと、ツインズ好き。私てっきり一人二役かと思ったら双児さんなんですね〜。あんなすごい双子が世の中にいるなんて…。見つけて映画に起用するなんて…。見る目がある人は違いますね。それにしても衣装はどれもカッコいいなあ。ネオのコートの動きの絶妙さといったら! カッコいいよ! 雑誌でよんだけど、一人の衣装でもそれぞれUP用とアクション用と普段用と別に用意されていて使い分けていたんだそう。プロのこだわりってすごい。

★……とまあ色々文句やら良い評価とか書きましたけど、こんだけ考えさせられる映画ってのは、やっぱりスゴイ映画なんだと思います。なんだかんだと好きだなあ。あまのじゃくなんで文句多いですけど。スンマセン。
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MOVIES

[72]>>>> 2003/7/22

小説「マークスの山」
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高村薫・著/第109回直木賞受賞作
★★☆(2.5点/3点満点)

★「俺は今日からマークスだ!」――強盗を働き3年3ヶ月の刑期を終え、出所した青年。彼は心に〈暗い山〉ともう一人の別の誰かの〈声〉を宿し、精神を病んで自分の心すら保てないまま、次々と殺人を重ねていく。その影を追う警察官・合田。しかし手がかりすら掴めず、何かを知って隠したがる警察上部の圧力まで掛かり捜査は行き詰まっていく…。

★今回もすんごい小説でした。さすが高村薫。濃い。濃すぎ…。この作品は合田の苦悩を中心に描いた作品であって、サスペンスとは画された作品だと思います。犯人のマークスは序盤から既に、読者には正体がバレているし、その為「犯人当て」に興じるジャンルじゃない。
★それにしても濃いんだよ〜。裏の主人公の合田はくどくど悩んで、結局ラストは合田にとっても「マークス」にとっても報われない、なんだか「うぐぐ」と胸がつまるような感じ。でも切ないというのとも微妙に違う。合田、「マークス」、共に共感できる部分は多々あるし、人物としてもとても厚みがあって、それぞれの人間関係やしがらみ、縦社会の抑圧など、本当に細密で、そのお陰であのラストが胸に突き刺さるんだけど、なんというか、読後ものすごく暗い気分になります。
★高村薫の書く最近の小説は花々しいシーンはないし(登場人物の一部は花々しい人もいるけど)そういった点ではエンターテイメントなんかとは全く違う。人生に疲れた人が読んでさらに疲れて傷をなめあうような小説? だって本当に報われない。真知子がな〜。ネタばれになるけども、メモ書きのメッセージが…!

★ま、でも高村作品の中では私はそこそこ「好き」くらい。一番は「照柿」かも…。どうかな。あ〜あと絶対「李歐(りおう)」! これは絶対オススメ! 高村作品の中でも読みやすいし、テーマが分かりやすいのでオススメです。絶対読むといいかも。
★ところで高村薫って、ハードカバーから文庫になったとき、絶対加筆修正するよな〜。今回なんか全面改稿だもん。なので文庫の方がオススメかも。
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[71]>>>> 2003/7/10

お買い物烈記!
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★ホントはもっと前に書きたかったネタがあったんでやんすが、なんか妙〜にサボッる間にあれよあれよと月日が流れ…。
★つまりなんの話かっていうと「ウチの母は買い物上手v」ってコトですわ。

★事の起りは数週間前。家からチャリで15分程度走ったところに、大型ディスカウントショップが開店しまして、行くでしょ、様子見に。オープン初日は平日にも関わらず、徹夜組はいるわで猛烈な行列が! ……いやまあよくやるわと思いつつ、そんな事は分かってたんで、初日は行かなかったんですがね。
★行ったのは次の日。母と共にチャリを走らし、行列にも並び、1時間以上並んでようやく店内に入る事もでき、無料配布の醤油をいただく。ンな事ァどうでもいい。私のお目当ては「ホームシアターサウンドセット」! こやつを購入してやらんと息巻いてご入場。
★とりあえず、手の届かん上位機種を眺め周り「ケッケッ、金持ちはいいよなあ〜」とどうにもならんやっかみを。どうせ私の欲しいのはお手軽なお値段の最低ランク機種。いいのさ。金持ちになったら合計100万以上するソニーだとかの超上位機種に買い変えるから、プンプン。(いつの夢を見てるんだ? 来世かよ?)

★んで手近なおねいさんを捕まえてアレコレと聞くものの、ねいさんの張り付いた笑みに変化はなし。ワイをなめくさってんな! ワイのチェックいれてた品は広告によくある「先着○名様」の目玉商品の一つ。まあ目玉商品ってのは、底値つけてるんでそれ以上値下げしてくれるとはあまり見込んでなかったけど、どうせなら値切ってみるでしょ。そんでいろいろカマかけてみるが「超売れ筋ですよ〜早くしないと売り切れちゃいますよ〜」の一点張り。なら、と思って「(売れ筋だっつうんなら)残り3台のウチ、元は何台くらいあったんですか〜」と聞くと「……え〜っと、ちょっと忘れちゃいましたけど――」アホかいな。 開店2日目で忘れるような事かい。っちゅうか売り目的のウソっていうのは、簡単にバレるんですよ? もうこのねえちゃんでは話にならんと、今回は取り止めて(つうか、どうせ表示価格で買うならこのねえちゃんのポイントにはしてやるものか!という気持ちと、どうせそこまでボカスカ売れてないっていうのも分かったし、よもや売り切れる事はあるまいと思い、午後から父が来るというので、そんときにも頼もうと思い直して)家路につく。

★午後、母ヨリコと父ミツゴロウ現わる。
★互いに必要なものは買い求め、最後に我の頼み申した例の「サウンドセット」を購入せんといざ戦場(いくさば)へ。なにやら母は、午前中私と店員のねいちゃんのやりとりを聞いていて、私がやけっぱちに「ネット(オークション)で17,900円で売っていた」と半ば大袈裟に言っていた話を、別の男性の店員に持ちかけ、「なんか娘がネットで17,000円で売ってたって言ってたのよ〜」
★えー、オカン。端ブッチ切ってる! でもそれが見事功を奏して本来なら他のディスカウントショップでキャッシュバック分も差し引いても21,000円は下らないブツを「16,800円」でお買い上げ〜。うわ〜素敵〜。珍しく母の背に後光が見えました。今後半世紀は見れない事でしょう。

★んで肝心のブツは…。まあ、ホームシアターサウンドセットなんつってもYAMAHAの下位商品。スピーカー1個1個も手のひらサイズ。使用してるチップは上位機種とそっくり同じものらしいが、何せ小さい。音量が出ないらしいのですが、それは無論承知の上。本来下位機種でも3万は下らないところを2万切って買ってるんだから、それなりなのは分かっているのさ。
★センタースピーカー×1、サイドスピーカー×2、リアスピーカー×2、サブウーファー×1。いいわ〜。大音量なんて出なくていいのよ! ここは住宅街です。大草原の小さな家じゃないんだから大音量なんて出したら近所迷惑以外の何ものでもないんだから。つか、すでにこのサイズで近所迷惑一歩手前。昼間しか使えません。車が後ろから迫ってくるかと思えばリアスピーカーから「ブロロロロー」→サイドスピーカーへ「ブロロロロー」きゃー! 臨場感溢れてる! DVDコレクターの血沸き肉踊ってます! よ〜し「CHICAGO」でたらゼタ=ジョーンズと歌って踊るぜぇ〜!(う〜わ〜)
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[70]>>>> 2003/7/10

川本喜八郎と人形アニメーション
 ―立ち止まってアニメーションを考える…―

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直筆サインDVD
意気込んでDVDを購入し、その場で直接サインして頂いたジャケット。
本当にお人柄がよくて、握手までおねだりしてしまいました!

川本喜八郎先生
とてもにこやかな先生。ユーモアもおありになるし、とても素敵な方です。手前にあるのは実際に撮影に使われた松尾芭蕉の人形です。


身長1m以上もある巨大人形。一体何の人形なのかは勉強不足で…。ファン失格…。
★皆様! 御存じであらせられまするか? 川本喜八郎という名を。
★知らない奴ァモグリだぜ! 昔、NHKで「三国志」という人形劇を御覧になったことがありますかい? 一度くらいあるだろう。そうさ。そいつさ。その作者が川本喜八郎センセイだって事さ。

★うっわー。ご本人に御会いしてきちゃったー!!!! あわわわわ! 嬉しさ100万倍! 先日、実はトークショーがあったのです。新作「死者の書」の制作にまつわるお話だったり、過去の作品についてのトークだったり、初めてチェコをご訪問なさったりした時(チェコに人形アニメの巨匠、川本先生のお師匠さまのトルンカがいらっしゃったのです!)のぶっちゃけトークなどなど…。 面白かったですよ〜。アニメに限った事じゃないですけど、その道のプロ、極めた人の話を聞くのは大変興味深いし、人生の肥やしになります。肥やしで私はふかふかです。

★そもそも人形アニメってのは人形劇とは別物なんですけど、要するに「アニメ」は人形をちょっとずつコマ撮りして動いているかのように見せる手法で、「三国志」なんかの「人形劇」は人形をリアルタイムで動かしてそれを撮影しているもの。んで、川本先生は「アニメ」の技法での制作が主なんですけれども、どちらにせよ人形の造型が死ぬ程美しい! 日本の美を体言しているのだと言えますね。 なんつうか人形アニメっていうのは独特味わいがあって、それでしか表現出来ないものがあるのです。物性の神が宿っているというか、人間自体では表現出来ない、人形の存在感。あえて変な言い方をすれば、髪の毛がのびる日本人形とか。恐いでしょ、あれ。人形そのものにすごく存在感があって、あたかも「魂」が宿っているかのような神秘性。人間に「魂」があるのは当然だし、髪が伸びたところで少しも恐いとは感じないけど、「物」に「魂」が宿ったときの神秘性ってのは、 物それ自体にしか表現出来ないでしょ。川本先生が人形というものにこだわるのはそういう部分だと(勝手に)解釈してるんですけど…。

★それに川本先生のすごいところは、テーマが恐い! いわゆる「不条理」ものを得意とされているんですが、主人公はとってもいい人なのに悲劇に見舞われる惨さ。そういった悲劇性、――人間が持つ執着心、執心ゆえのジレンマを表現されているんですな。暗〜い感じが超好み!

★そして現在制作されている「死者の書」――。原作は折口信夫の同名の著。何やらタイトルが難解ですが、内容はさらに難解なんだそうです…。その場で以前の御作のDVDを購入した人のみにサインを下さると言う事で、サインを頂いてる時に私が「完成される前に何とか原作で勉強を…!」と言ったら「むしろ完成した私の作品を見てから原作を読んだ方がいいかも知れませんね…」とやんわり諭されました。 ごもっとも! なにやら奈良時代の仏教&神道融合の大スペクタクルだそうですよ? すでにワケ分からん。くは〜。楽しみです!

★それはそうと今回のトークショーで、面白い話が。川本先生、終戦直後前述のトルンカ氏にお会いする為にチェコへ行かれたんですが、当時チェコなどの共産圏の国へは観光などでは行く事が許されず、出版者の伝手で「取材」という名目でなんとかチェコへもぐりこまれたそうですが(笑)、そこで困ったのは食事。 全く食生活が異なる為にまあ大変な思いをされたようですが、そこである日イワシが手に入ったとの事でお知り合いの所へ言って焼いたそうです。大変臭かったそうです。チェコで、よもや資本主義のスパイと疑われるやも…という時にイワシで焼き魚。臭かったそうですよ?
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[69]>>>> 2003/6/17

X-MEN 2
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2003年/アメリカ映画/ブライアン・シンガー監督
★★☆(2.5点/3点満点)


★パート1の公開の頃から気になってはいたのですが、つい先頃1を見て、つい先日2を見る事が出来ました。
★うわ〜。正直ここまでハマるとは思っても見なかったですが。なんか超ハリウッド的な潔い作り方が超好み。ハリウッド映画超好きです! なんにしてもウルヴァリン素敵! やっぱ男気溢れるし、なかなか昨今そういったキャラが少なくなりつつあるので(最近はヤサ男の方が需要と供給が多いような…斜に構えてるタイプの)そんな中で、 超男らしい男前登場! ぎゃー! それにしても今回は登場人物が多かったですね。でもニューキャラも前回からの引き続きキャラもどちらもきちんと活かされていたので大満足。 こういった続きものってやっぱりどうしても作り方が難しいので(前回ヒットしてもそれ以上のものを作らないとダメなんで)、でもX-MENはうまいこと映画オリジナルで作っているんで、それから監督のうまさも光って失敗していないんですね。例えば監督を変えてしまって作ったとして、アクションのみ重視になったら、それはそれで 面白くなくなっちゃうし、メロドラマに寄り過ぎてもアクションがつまらなければ面白くないでしょ? こういったアクション映画はあくまでも(というか絶対条件として)アクションが面白くないとダメだから)

★ただ好みとしての提案なんですが、もう少しウルヴァリンのライバルのサイクロップスが活躍してくれると、なお面白かったんだがな〜。ラストでもそれが生きてくるし。

★ここでいきなり好きなミュータントランキング〜〜!
★1位 ウルヴァリン(anan的に言うなら抱かれたい男ナンバーワン)
 2位 ストーム(強い女性っていうのは同性として憧れます!)
 3位 ミスティーク(あのビジュアルでマグニートーひとすじなのが……!)
 4位プロフェッサーXとマクニートー(オヤジライバル素敵!)
 5位 サイクロップス(真面目で一途なところがカワイイの!(anan風)

★とまあ、こんな感じでしょうか? 皆さんはどうかしら???
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MOVIES

[68]>>>> 2003/6/1

NATURAL BORN KILLERS
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1994年/アメリカ映画/オリバー・ストーン監督
★★★(3点/3点満点)


★52人もの人間を殺害したカップル、ミッキー&マロニー。彼等はマスコミに祭り上げられ若者のヒーローとなる。やがて監獄へとぶち込まれるが、そこであるTVキャスターの独占インタビューを受ける事にし衝撃的な全国生中継が始められた…。

★すっげーイカれてて面白かった! ウチの会社に出入りしている外の営業の人に借りる事になってたまたま見たけど(公開当時、見に行きたかったけど結局行かなかった)なにもかもがいい。 サブリミナル的にバンバンカットが垂れ流し(?)されてて、一見無駄な場面も多そうに見えるけど、そんな事ぁない! 映像がかっこいいわけでもストーリーが真新しい訳でもないけど、ウマイ! さすがオリバー・ストーン監督。ウマすぎるよ〜。

★映像的には意味もなく(否、実際は意味あるけど)窓に全く別の馬とか虫とか殺人シーンとかのイメージ映像が常に映っていたりするんだけど、それがB級的だけど、くだらなくならないのはきちんとした下地があるから。なんとなくではなく、きとんと表現したいものがあるから 無意味にならず、それが味としてうまいこと作用してるんだよね〜。下手な監督だと「奇抜」っていう言葉だけで片づけられちゃうけど、芯がしっかりあるからガツンと響く。始まって15分で引き込まれちゃいました。

★特になんちゅう絶妙さだ! と唸らされたのが、マロニーとミッキーの出会いの場面。よくあるアメリカのホームドラマ仕立てで、バックに笑い声とかが入ってくるヤツ。アレで表現して思いっきりブラックユーモア聞かせてて、ある意味かっこいい。

★あんまりオススメとは違うけど、面白い映画であるのは間違いない。俳優陣も最高! マロニー役はまさにジュリエット・ルイスじゃなきゃできないよ! ハマリ役。特に助演男優賞をあげたいのが刑務所署長役。暴動が起きる前は普通のインテリなのにラストのキレ具合が最高。マジ絶妙。みんな絶妙。サイコーです!
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MOVIES

[67]>>>> 2003/6/1

アマデウス
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1994年/アメリカ映画/オリバー・ストーン監督
★★(2点/3点満点)


★モーツァルトの才能に嫉妬した宮廷音楽家サリエリ。モーツァルトの奇抜で「天才的」なその能力を認めながらも、ジレンマが彼を襲い、自らは「凡人」であると絶望し、それでもなおサリエリはモーツァルトの才能に惹かれていく…。

★これもまた面白かったです。しかしモーツァルト下品! クラシックには疎い…というか人並みの知識もないんでアレなんですけど、モーツァルトって本当に困った人だったんですね〜。それにしてもこの映画、よくぞサリエリを主役にしてくれましたよ。 サリエリというもう一人の音楽家の視点であったからこそ、面白い作品になったのだと思います。ただモーツァルトのすごさをポンっと出してたんじゃイマイチ「わ〜すごい人〜」で終わっちゃうんだろうけど、サリエリが「自分はどれだけあがいた所で結局は凡人なのだ」と絶望するからこそ、(しかも並み大抵の絶望の仕方じゃなく、屈折しまくってモーツァルトに対するこっそりやる嫌がらせがえげつない!) ものすごく面白い。人格破綻者の「天才」と人徳のあるそこそこの才能の「凡人」。ツライ。サリエリの気持ちが痛い程わかります。
★表面は親切にしてやっても、影ではネチネチした嫌がらせをどうしてもしてしまうという。しかしながらそのモーツァルトの奇抜な才能を真に理解できるのは自分だけだという屈折した感情。わかるよ〜。

★そして、なぜ神は己へは才能を与えてくれなかったのだと、サリエリの強い神への信仰心すらも崩壊してしまった時、対峙する神父の(サリエリの告白に対して)理解に苦しむその対比。結局は人生とは……という、なんというか切ないのですよ〜。その際のラストの映像のギャップがまた恐いのなんのって。おもしろいです。
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MOVIES

[66]>>>> 2003/5/28

ANIMATRIX
―アニマトリックス―

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2002?年/日米韓?映画/オムニバスショートストーリー
★★☆(2.5点/3点満点)


★マトリックスのサイドストーリー(?)のオムニバス。内4本はウォシャウスキー兄弟が自ら脚本を書き、一流アニメ監督らがそれぞれの作品を制作し、バシバシ個性を出した秀作揃い。
★全体的にそれぞれの監督がやりたいようにそれぞれの持ち味を出して、新しいマトリックス感を出したような作品。マニア向けなのか、見る側にサービスしてアクションシーンを入れているという感覚じゃなく、監督自身が表現したいようにしてなるべくして出来上がった作品…かな。 私は監督の個性が出て、それが「マトリックス」という枠に嵌め込んでも消されていなかったのが、面白かったし、嬉しかった。
★そういった意味でもマニア向き。なんか屁理屈こねたがる人向き(笑)ただし一回見ただけじゃ、字幕を追うので精一杯で描写が追いきれなかったのが残念なり〜。ま、DVD買うからいいけどさ。

★実はあまり期待して行かなかったのですが(どうせマニア向けの独り善がりな作品が多いんだろ〜、←失礼…と思ってたんで)予想を上回る出来です。秀作、といった感じ。実写ではないアニメの良さが出ていたと思う。実写ではなくアニメとしてやる意義のあった作品だと思いました。

★それにしても六本木ヒルズでしかやらないんで(渋谷の東急でも企画モノであったけど、オールナイトなんで行けないよ〜)六本木ヒルズまで行ったよ〜。そこそこ面白かったです。ただ私ら浮いていたな〜。ブランド志向なお姉様やおじ様でないと浮くよ〜。ちなみに中華を食べておいしかったです。まあ ちょっと建物入り組み過ぎててあわわってなりますが。そこは皆もまだまだおのぼりさんなんで、パンフを堂々と広げてスポットチェーック。

1. Final Flight of the Osiris(ファイナル・フライト・オブ・ザ・オシリス)
 監督 アンディ・ジョーンズ/脚本ウォシャウスキー兄弟
……私はCGに詳しくないので…何がどんなふうにすごいのかすら分かりませんでした。(不勉強…すみません)

2. The Second Renaissance Part1(セカンド・ルネッサンス パート1)
 監督 アンディ・ジョーンズ/脚本 ウォシャウスキー兄弟
3. The Second Renaissance Part2(セカンド・ルネッサンス パート2)
 監督 アンディ・ジョーンズ/脚本 ウォシャウスキー兄弟
……マトリックスの世界が出来るまで。時間が足りなかったかも。1時間か、90分くらいかけてじっくり作った方がいいかも…。

4. Kid's Story(キッズ・ストーリー)
 監督 渡辺信一郎/脚本 ウォシャウスキー兄弟
……ナベシン力作。タッチを変えてもっとラフで原始的なイメージの作画で、それがうまく精神面の不安定な感じを現しているようで、それもうまい! ナベシン素敵! やっぱ実力あるよ、このお方〜。私はもう一方の同監督作品(ディクティブ〜)より、よりこっちの方が好きかも。

5. Program(プログラム)
 監督・脚本 川尻善昭
……面白い作りをしているな、とは思うのですが、主役の女の人がもう少し作画が丁寧だったらなあ…。好みなんだけどなあ。

6. World Record(ワールド・レコード)
 監督小池健/脚本 川尻善昭
……作画と動きのすごさで全部持っていっちゃってる作品。だからこそ説得力があります。

7. Beyond(ビヨンド)
 監督・脚本 森本晃司
……さ す が、森本さん! 日本人に見慣れている「日本の情景」を使ってもダサくない! すごく自然でいいよな〜。それでいてスタイリッシュな感じ。かっこいいわ〜。

8. A Detective Story(ディテクティブ・ストーリー)
 監督・脚本 渡辺信一郎
……ナベシン節炸裂! やっぱりこういう世界観が好きなのね〜。クサイよ! セリフも動きも! それにしてもナベシンは「目」とか「駅のホームをズッ走る」というキーワードがお好きなようですね(笑)でも普通にかっこいい! やっぱナベシン好きです。音楽の使い方とかも。

9. Matriculated(マトリキュレーテッド)
 監督・脚本 ピーター・チョン
……世界観がすごいです。ストーリー的なものはアレなんですけど、その世界観だけで芸術の粋ですわ。脱帽です。
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MOVIES

[65]>>>> 2003/5/25

THE MATRIX
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1999年/アメリカ映画/ウォシャウスキー兄弟・監督
★☆(1.5点/3点満点)


★一応マトリックスの新作が控えてるんでおさらいしとこうと思ってレンタルで見ました。懐かしい気があまりしないのはそれだけ世に広がりまくってる証拠ですね。いっつもパクられてるし。
★ただ私的にはちょっと辛口な感想になっちゃいますね、なんだか。初めて見た時からストーリーやら小道具がさ、ありがちってか、アクション以外では特に真新しさはないよね。アクションはさすがに個性が出てて新しい演出を「発明」した感じで、それはもう評価に能いするどころかやっぱスゴイんだけど。

★ストーリーは当時でも感じた事だけど使い古された感じ。平凡な人間が「救世主」と呼ばれヒーローになるってのは。しかもいかにもアメコミ風だよ。パソコンおたくが一転ヒーローに! うわ〜ありがち過ぎ! しかも小道具…ダサッ! 超一昔前感が拭えない! ネオの腹の中に入った虫を引っこ抜くマシンからしてリアリティーがナッシング! 皆無です。なんかコードとかスイッチとか ゴテゴテにつけまくっただけで、もろB級! B級ならB級でいいんだけどもう超大作扱いされてるんで返って「どうよ」って…。B級にはB級の美学があるんだけどコレはバランスがなあ…。というのはネオたちが「マトリックス」つまりこの現実と言われている世界に戻った時のあのスタイリッシュなかっこよさと本当の現実の世界の貧乏で粗末な格好のダサさ加減のアンバランスさ! 本来そういったアッチとコッチの対比を出すのはいい事なんだけど、バランスが悪いのよ〜。なんかキム○クとユー○ケサンタマリアの対比みたいなんだよ! どうせキム○クのスタイリッシュに対比させるなら素朴系な稲垣○郎を使うとかそういった対比のがバランス合うだろ! つうか素朴な貧乏さっていうかダサいんだよ! 

★あわわわわ。暴走しすぎちゃった。

★それから個人的に面白かったのがエージェント・スミス。日本で言うところのエージェント鈴木さん。ぎゃ〜エルロンド卿〜。そんなバリバリのアクションしちゃって〜! 指輪物語の裂け谷の王様です! エルフです。エルロンド卿大好きなんであんなばりばりアクションされちゃうとまた胸がキュン・となっちゃうわ! エルロンド様のスーパー特打連続パンチ浴びてみたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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MOVIES

[64]>>>> 2003/5/25

X-MEN
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?年/アメリカ映画/ブライアン・シンガー監督
★★☆(2.5点/3点満点)


★うわ〜い! 実はレンタルして初めて見たけど好きだわ〜! ミュータントになって孤高のヒーローになりたい! ウルヴァリンとなじりあってみたい!

★ウルヴァリン好きだわ〜。かっこいい! ミュータントとしてもあのウォーズマンみたいな手とか好き、かっこいい! 私小さい頃、ウォーズマン好きだったもんな〜。
★あとイアン・マッケラン様! ガンダルフが悪役に! 敵の親玉マグニ−トー。ラストのチェスシーンは好きだな〜。
★あとウルヴァリンが本物のウルヴァリンか証明するのにサイクロップスを「お前はクソ」ってなじったりとか、ああいう臭いシーン大好きよ〜。それにアクションシーンも面白いし、ちゃんとキャラクターのミユータントとしての能力がそれぞれ全員きちんと描かれてて、誰も おざなりになってないのがいい。あれだけキャラが多いとおざなりになるキャラが絶対いるもんだし。あ〜X-MEN2が楽しみだわ〜。
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[63]>>>> 2003/5/17

漫画「空談師」
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篠房六郎・作画/アフタヌーンKC


★とりあえず1巻の時はジャケ買いして、まあまずまず好みなくらいかしらとタカを括っていたら、2巻になって伏線が効いてきて面白いです。ただその伏線も読む側が意識してないと分からんので、通して読み返すと吉です。ってか通して読まないと訳分からん! まじ! ただでさえ ネットゲームの独特の雰囲気で話がぐいぐい進んで行くので、そのスピード感についていけなかったり、あんた誰と思ってる間にやっぱり訳わかんなくなったり。

★でもきちんとキャラが生きていて、キャラに愛着が持てて楽しいです。話のネタは面白くてもキャラに厚みがなかったりすると興醒めしちゃうので、その辺はすごくいいです。 フツーに「ウーフー」かわいいし、天然が嫌味にならなくていいキャラだよ。ギンもいいしね、カッコいいともカワイイとも。今後、どうなっていくか楽しみです。
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etc.

[62]>>>> 2003/5/17

駄文
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★特に語りたい事があるわけでもなし、暇なんで日記なんぞ。

★というのも今日、夕飯にお父しゃんと餃子を作っていて、タネは父作、包むの二人でしてたんですが(ちなみに主婦の筈のマイマザーはパチンカーギャンブラー。「勝ったらおこづかい弾むから夕飯よろしく」なんつって、オイオイ。でも夕飯作ったの7割方父でした。 それはいいとして、まあ、一応女人の端くれなんで、父親に餃子包み負けてられんと、もぐもぐこん棒を見ながらせっせせっせと包むむが呆気無く圧勝。まあ、餃子包むくらいお茶の子さいさいよ!
★んで夕飯食べながら父の買ってきた日本酒を。でも2リットル入りで500円。「お金がなくてさー」BY・父の弁。う〜ん。
★結局イマイチで2本入れたはずのお銚子の残り半分、パックに戻しちゃった。

★さらにそれはさておき、最近の目標として、何でも漫画でもCDでも美術書でも「ピン」ときたら即買いを心に誓ってたり。この歳になってお金がないと娯楽(?)を諦めてたら何も肥やしにならんと思ったので。気になるものはなるべく買うようにしてます。 漫画なりなんなり表現したいものがあるなら、色々自分で栄養とってかないと育っていかないので。

★んで最近買ったのが、
「図説・戦国甲冑集」/学研
「図説西洋甲冑武器事典」/柏書房
どっちも甲冑ものや〜。好きなのよ甲冑が。一番好きなのは戦国甲冑だけど、でもまあ分かってた事だけど当世の漫画では時代ものは受けないのでほとんど無駄な気もしますけど。
★でも学研の「図説・戦国甲冑集」は面白いよ。本屋で見てソッコーときめき感じて買っちゃった。ウフ。実際着用してる姿とかそのプロセスとか載っていて資料によい。
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etc.

[61]>>>> 2003/5/10

CHICAGO
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2002年/アメリカ映画/ロブ・マーシャル・監督+振り付け
★★★(3点/3点満点)

★に…二度目見にいちゃったよ、シカゴ。ゼタ=ジョーンズの美しさを鑑賞する為に! 今日は清兵衛のりえちゃんといい、ゼタ=ジョーンズといいイイ女鑑賞デーです。

★二度見に行け! 行け! だってゼタ=ジョーンズは何度見ても飽きない。歌と踊りと演技に釘付けです。ロキシー役のゼルウィガーと本当に対称的で、それも面白いし。お互いの魅力を引き出し合ってるというか、ヴェルマは強いイイ女でロキシーは本当にキュート。 ロキシーの可愛さは仕種っすよ! 媚びがまさに媚び、でもそれが可愛いのよ〜。口をンッとよくしているのですが、それがなんともいえん感じで。ヴェルマはいるだけで美しい〜。
★ラストシーンは正直盛り上がりが少々足りない気もしますが、二人の可愛さ倍増で、ま、いいか〜と許しちゃう。

★サントラも買っちゃったよ〜。米輸入版限定版。おまけのDVDがついているんですが、それが超〜お得! 映画のおいしいとこ、歌とダンスがだいたい入っているのです! あ〜これで本編のDVDが出るまで我慢できるわ〜。マジお得です。 最初、輸入版なんでリージョンコードがヤバイかと思ったんですが、パソでもDVDプレーヤーでも問題なかったです。もし、アナタもこのサントラが欲しければ新宿のタワレコへレッツゴー! まだ結構残ってたわ〜(笑)あ、でも歌詞の対訳はついてませんよ、当たり前だけど。

イラスト
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MOVIES

[60]>>>> 2003/5/10

たそがれ清兵衛
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2003年/邦画/山田洋次・監督+脚本
★★★(3点/3点満点)

★妻に先立たれ、幼い子供二人と痴呆の母を養う為に、同僚の酒の誘いも断り「たそがれ」時になると家路については内職をして暮らす貧乏武士・清兵衛。後添いをと勧められるがそれも断り慎ましやかに暮らしていた。ある日、友人を助ける為に果たし合いを受ける事になり…。

★邦画はどうしても毛嫌いしてしまう気質であまり見にいかないんですが、これは半ば宮沢りえちゃんの為、気持ち1割真田裕之を見に行くつもりで見てきました。
★いや、マジで良かった、りえちゃんが!(笑) いや、作品もすごくいい。さすが日本の誇る監督のひとり。脚本がマジにすごくすごくいい。そのお陰で、俳優の演技も生きるし、その逆もしかり。真田やりえちゃんを始めとしてみんな本当に良い演技をする! 元々洋画を見てばっかりの人間なんで、ホラ、洋画って当たり前だけどセリフが英語じゃないの。 英語の善し悪しなんて分からんから、おのずと演技の善し悪しも分からんのだけど、まあ、日本国民の1億分の1として、日本人の演技なら分かる気がするわ〜。マジ真田はウマイ。元々評価の高い人だけどさ、もう時代劇も上手い! 殺陣が! 殺陣が! 刀さばきが! 日本刀の手入れが! なんか本当に手慣れているように見える。無駄な動きがないのよね〜。 それに難しいと思われる三枚目の役が超〜ハマってる! 朴訥な感じがよく出てました。

★そしてりえちゃん。私はもともとりえちゃんごひいきなんですけど、あ〜見ていってよかった! このりえちゃんを見なかったら私は後悔する! なんたって、うづぐじい〜〜〜! それに気品もあるし、頭がキレて、優しく、それでいて甘いだけじゃなく厳しさもあって、も〜パーフェクトな女! そんな役がすごく合うのよ〜。 りえちゃんのすばらしいところは、ただの美人じゃなくて、なんつうか「和」的な美しさ。日本独特の大和撫子ってああいう感じよ。女の色気を全面に出すんじゃなくて、醸し出すようなイメージ。燐としたっつうの? あ〜りえちゃん素敵! オレ様アカデミー主演女優賞差し上げます! ウフー・

★作品全体としても素晴らしい。ネタバレになるけど、りえちゃんが清兵衛のお母さんにアンタ誰って聞かれるシーンはもうマジ泣けた! そのシーンで何を言わんとしているか強く押し付け過ぎなくて、観客に考えさせるっていうか、でもあいまいな表現じゃなく、それは描くべきところをきちんと描写しているから、ワンシーンワンシーンが生きるのよね。押し付ける表現じゃなく考えさせられる表現っていうのはそういうのだと思う。最近の映画は それが出来ていないで、小手先の技術に頼っている作家が多いので…もっとこうした良い映画が増えるといいですね。あ〜あと子供が普通に可愛い。りえちゃんとセットで可愛いよ〜。
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MOVIES

[59]>>>> 2003/5/8

漫画「いばらの王」
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岩原裕二・作画/コミックビーム(エンターブレイン)

★後天性硬化症候群―通称「メドゥーサ」が世界中に蔓延し、発病してしまった双子の姉妹のうちカスミのみが、治療法が見つかるまでコールドスリープするが、目覚めたそこはいばらが群生し、恐竜が跋扈していた…。

★上の様な紹介文だと、なんだかとてつもなくアリガチなB級ホラーくさいですが…。違いますよ! 私の紹介の仕方がイカンのです! ああ〜でも他に書き様がないしな…(諦め)
★まあ、ストーリー的には間違った事は書いてないですけど、この漫画、キャラがうまいし、絵も独特のうまみが出ててオススメですよ! たしかにビームでの連載だし(シブ)万人受けするようなシロモノじゃないッスけど、なんか質の良いハリウッド映画を見てる感じ。映画のいい部分がうまく漫画で表現されてて、そこが好きさ〜。

★実はこの作家さん、以前角川の少年エースで「クーデルカ」つう、ゴシックホラーファンタジー的なものを連載していたんだけど、私はジャケ買いをして、見事に面白くて、それ以来岩原さんのファンです。まあ「クーデルカ」後の「地球美紗樹」はキャピキャピギャルばっかで面白くなかったですが。今回のはまた人間ドラマが中心の面白そうな展開で、2巻以降も楽しみです。
★あえて変な勘ぐりを入れると、「地球〜」ん時は編集さん側から「ギャルを!」つう指令があったような気がしてならない…。その後、ビームに移ってる訳だしさ…。………!



漫画「HELLS ANGEL」
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ヒロモト森一・作画/韮沢靖・キャラクターデザイン/ウルトラジャンプ(集英社)

★後天性硬化症候群―通称「メドゥーサ」が世界中に蔓延し、発病してしまった双子の姉妹のうちカスミのみが、治療法が見つかるまでコールドスリープするが、目覚めたそこはいばらが群生し、恐竜が跋扈していた…。

★上の様な紹介文だと、なんだかとてつもなくアリガチなB級ホラーくさいですが…。違いますよ! 私の紹介の仕方がイカンのです! ああ〜でも他に書き様がないしな…(諦め)
★まあ、ストーリー的には間違った事は書いてないですけど、この漫画、キャラがうまいし、絵も独特のうまみが出ててオススメですよ! たしかにビームでの連載だし(シブ)万人受けするようなシロモノじゃないッスけど、なんか質の良いハリウッド映画を見てる感じ。映画のいい部分がうまく漫画で表現されてて、そこが好きさ〜。

★実はこの作家さん、以前角川の少年エースで「クーデルカ」つう、ゴシックホラーファンタジー的なものを連載していたんだけど、私はジャケ買いをして、見事に面白くて、それ以来岩原さんのファンです。まあ「クーデルカ」後の「地球美紗樹」はキャピキャピギャルばっかで面白くなかったですが。今回のはまた人間ドラマが中心の面白そうな展開で、2巻以降も楽しみです。
★あえて変な勘ぐりを入れると、「地球〜」ん時は編集さん側から「ギャルを!」つう指令があったような気がしてならない…。その後、ビームに移ってる訳だしさ…。………!
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[58]>>>> 2003/5/6

スパコミ! その1
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★皆は行きましたか? 活きましたか? 逝きましたか!?

★私はモチ行ったわよ、3日間。モチ。最近死後がカツカツ潤滑に口を突いて出るようになって、否が応にも年輪を感じずにはおられません。

★それにスパコミなんて略し方してなかったのよ〜。 普通になんでか「ゴールデンウィーク」と。ホラ。コミケは「夏」とか「冬」とか言うし。そんな感じ。

★それはさ、ま、いいとして。濃かったわよ〜。イベント後の飲みが。(ソレかい!)寂しがりのワシと連れ合いの騎柳さんは祭り後二人きりでは寂しくて、毎日誰かと飲み歩いておりました。
初日はモンキーのメンバー、鈍足モーター(失礼)I.Q.エンジンと、実際にかけっこしても鈍足らしいノノカ嬢と、会話のネタの尽きない底なしキャサリン・工藤、そしてウチら京王組合。

★あんだけどこの店に行くか大討論したくせに、結局「○之家」のカードの期限が切れかけているという理由で、またもや中華に落ち着く。 最後には店員に睨まれる程の長居をし、怒濤のトークを! それにやっぱりセクハラ無法地帯。なんかお触りは基本みたいですよ! みんななんだかんだ言って寂しがりやばっかり。でもモンキーメンバーはみんな歳も近いし、価値観も近くて話していてホントに楽しい。 仲がいいしね〜。正直、今迄オタクやっててここまで仲よくなったのはモンキーが初めて。良くも悪くもジャンル内で一線を引く私と相方なんだけど、そんな必要ないし、みんながいるからこそオタク活動が楽しくてしょうがない。ホント大事な人たちです。

★うわ〜変に感動モノで締めてるよ、ありえね〜。
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[57]>>>> 2003/5/6

スパコミ! その2 私はどじょうが憎い!
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★いわゆるスパコミ二日目。なにもいわゆるではないですが。

★オリジナルで相方がSP取っているので、またもや参加。すでに椅子の座りすぎで腰と肩が強烈な悲鳴をあげております。

★んでイベントはそこそこにまたもやお食事会へ。メンバーはまたもやI.Q.エンジン。ひつこいですね、ウチら。ウチらは 明日もあるので、一応酒はナシでってコトで。昨日もあんだけ色々話したのにまだネタが尽きない。昨日は「現代」の話が中心だったのですが、なにを恐れてか「過去」へ逃避するかのように、自分らの幼き頃のトークを。ブランコは水平になるまで漕げ!とか幼稚園のクリスマスで サンタ役の園長先生なり近所のオッサンなりそれを知ってて声に出して指摘する派とただひたすら心の中にだけ止めておく派と二分されたり。もちろん相方の騎柳さんは声を大にして言う迷惑なお子でいらしたそうですよ! 私は黙ってましたとも。

★あと自分でも「あれ〜」となったのが、私がとある柔道漫画の話をしていてその話がいかに感動したのかを伝えたいが為に
「ジョディーがさ、足を怪我しているのにそれを知ってて対戦相手はその足を狙って技をかけてくるワケよ。でもジョディーはその試合に勝ってどうしてもヤ○ラと次の決勝で戦いたいからマイッタなんてのは死んでも言わなくて、でもジョディーはNO〜! っ言っててすっごい痛がってて〜!」

っとまくしたてておりましたらば、 もう感極まってポロリと雫がタラリと。なんでしょう? いや、そんなにその柔道マンガが好きって事もないし、オレのマンガベストシーンだぜ! って訳でも全くないのですが。おかけでなんで泣いてるのかホント分からなくて、それがまたおかしくて笑いすぎてお腹は痛いし、その所為でまた泣けてくるわでとってもヤバかったです。なんか神が下りてました。
★私がそれを日記に書こうか迷っていたら、騎柳さんが「さすがにソレは病気っぽくてまずいから止めておけ」と念を押したのにも関わらず書いちゃった。病気じゃないよ。

★それに私は幼い頃保育園で、授業の一貫として強制的にどじょうすくいをやらされ、とてもどんくさくて運動会の嫌いな私は、どじょうなんてものがよもや3匹も掴みとれる筈もなく、泣きながら必至にどじょうをすくわされるという屈辱的な思い出があります。
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[56]>>>> 2003/5/6

スパコミ! その3 自称新ムー大陸人!
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★二日目の夜はイベントで疲れ過ぎて無茶な程テンションが高く、そうなると騎柳さんのギャグはとたんに面白くなく、スンゲー持て余すのですが、それがなんと3日目の朝まで持続する事になり、マジ勘弁して欲しいです。

★朝、道中暇なので電車の中で互いにひたすら思い付く雑誌のタイトルを言い列ねていくというなんの面白みもないゲームをしていたのですが、だんだんネタにつまってきて、私がポロっと「ムー」ってアレな雑誌があるよね〜、と発言したのがまずかったのでしょう。 火に油とはまさにこの事。
とたんに、
「私はムーの王なのです。お前は旧大陸の下等な人間だ」
などと言いはじめ、ビッグサイトの屋根を見ては、
「アレはなんたら力が集まった三角地点なのです。あそこに入ると○○(←適当なモノ)が消失するのです!」
とかなんとか。詳しくは本人に訪ねて欲しいのですが。

ともかく全く 手のつけられない状態になり、お陰で私も脳が麻痺し、互いにテンションヒートアーップ! それにコミティアではショックな事が立続けに起こったりして、心も身体もヘトヘトに。このままではイカンと癒しを求め、喫茶でバイト中のノノカの元に押し掛ける。その姿をながめちょっと一安心。なごむ。マダームの専用の1皿800円弱もするサラダをむさぼり喰い、 あまつさえお代わりまでしてノノの同僚の度胆を抜き、紅茶シフォンのうまさのウンチクを垂れる。
★その後ノノのお仕事終了後、ノノにさらなる癒しを求め、別の喫茶(コーヒーショップ)へ。非常に濃い内容のトークを繰り広げ、友情を深め帰路を辿る。

★長いスパコミでした。
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[55]>>>> 2003/4/27

ロード・オブ・ザ・リング(吹替え版)
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2002年/アメリカ映画/ピーター・ジャクソン監督
★★☆(2.5点/3点満点)


★吹替え版も行ってきました。戸田奈津子氏の訳した字幕が前作でかなり問題になっていたし、私自身戸田さんの訳が好きではないので、吹替え版は評判もいいのでDVDが出るのが待てないので行って来たのですが…。

★ゴーラームー! かわいい! おさかなを捕まえるゴラム。サムと喧嘩するゴラム。もうなんかマジかわいい。長島さんの声も合ってるし何よりゴラムの動きがいいのよ〜。
★あ、まあゴラムトークばかりでもアレなんですが、会社のパソコンの壁紙をゴラムにしようと思ったりもしたんですが、流石に他の社員にキツイと思ったので自粛しました。ガックシ。

★でも吹替え版よかったよ〜。セリフ省略されていないし、省略されてしまうと雰囲気が随分変わってしまうシーンも多々あるんで、例えばサムとゴラムとの関係でも台詞が省略されてしまっている字幕版ではもっと冷たい感じがしたし、それはサムとフロドに関してもそう。ファラミアにしてもそう。 …そういやファラミア役が宮本充さんで私の男性声ナンバーワンな人なんでウハウハです。
★でもみんなキャストが合ってよかったよ〜。ただアラゴルンが大塚芳忠さんってのはシブいですが…。

★それにしても今回コレを見たのがシネコンでだったんですけど、 入場券引き換えの際に座席が指定されるシステムで、つまりこれがかなりデンジャーな賭けなんすよ。小さい子供を連れた家族連れの父親が私の隣に座っていたんですけど、ガサガサなにかと常にうるさい。菓子を食べたり、いびきをかいたり、ガム噛んでそれが口開けて噛むもんだからクッチャクッチャうるさいし汚い。それがず〜っとなもんだから丁寧に注意したら、 それでもうるさい。一度注意しているのに全然止まないので、一緒に見に行った相方が堪り兼ねて睨んだら、「ガムも喰えねえのかよ」とやや大きめな声で吐き捨てこちらを睨んで出て行った。おいおい。ガムくらい噛んだっていいが隣でクッチャクッチャはどう考えても嫌だろうよ。静かに噛め。マナーくらい守って欲しいものです。それにしてもその家族全員うるさかったよ。流石に子供が椅子の上に立ち上がったら注意するもんだろうよ。
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[54]>>>> 2003/4/27

CHICAGO
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2002年/アメリカ映画/ロブ・マーシャル・監督+振り付け
★★☆(2.5点/3点満点)


★1920年代シカゴ――キャバレーの舞台に立ち客を魅了するヴェルマ・ケリー(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)。そして自分も舞台の上に上がる事を夢見る女ロキシー・ハート(レニー・ベルウィガー)。二人は殺人を犯し刑務所 へと放り込まれるが、そこへ辣腕弁護士ビリー(リチャード・ギア)が現れ新聞を賑わす事になり…。

★よかったわ〜。さすが評判のいい映画。ゼタ=ジョーンズとレニーが上手く対比されて魅力がよくでてた。それがラストにちゃんと生きてる! ロキシーのダンスは小悪魔的だけどしつこ過ぎないし、ケリーのダンスは力強くて妖艶。こういう構図の映画って片方が片方を喰っちゃったりするんだけど、これは互いに魅力が違っていて、ダンスはもちろんの事、演技、歌もいい。確かにレニーはもう少し歌に迫力があった方がなお良かったとは思うんだけど、 でも凄い魅力的。もう小悪魔っぷりがコワイ! それにゼタ=ジョ-ンズはボブの黒髪がスゥエクスィー・ 「トラフィック」の時もただではすまない女だったけど、こっちはもっとストレートにバシーッと女の色気をかもし出してて、ラストのダンスの時の置いてくるかんじの流し目は、もうゼタ=ジョーンズみたいなイイオンナにしかできない技です。

★それに私の一番のお気に入りは、女看守ママ・モートンと2人でロキシーの裁判の中継を聞いているシーン。テーブルに腰掛け煙草をくゆらせて、もう濃い! 女性陣に関しては満点ですよ!

★ただリチャード・ギアがなあ…。もともとリチャード・ギアは苦手なのでやんすが、前半のミュージカルシーンは大層頂けない、面白くない。セクシーさが足りなさ過ぎ。演技は辣腕な悪どい感じが自然に出ててピッタリなんだけどミュージカル部分に華がないのよねー。歌に迫力がイマイチっす。タップダンスはお見事!

★最後に、全体の感じとしてはミュージカル以外の部分でも映画として上手い作りをしているし、映画のシーンからミュージカルに入って行く感じも秀逸でニクイ。本当に面白い映画です。
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[53]>>>> 2003/4/27

ラーゼフォン 多元変奏曲
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2003年/アニメーション映画/出渕裕・総監督
-☆(黒星/3点満点)


★16年前、突如出現した異次元人組織「ムー」によって、東京が絶対障壁「TOKYO JUPITER」で隔絶されてしまい、その中の人々は徐々に青い血に蝕まれ記憶を失っていく。やがて「ラーゼフォン」の奏者(パイロット)となった神名綾人が目覚めていき、世界は「調律」されようと…。

★「ラーゼフォン」のTVシリーズ好きでした。遥がかわいいし、アピールしきれたとは思わないけどネタの斬新さもいい、出渕節もよかった。音楽も綺麗(ただ、監督が音楽をうまく扱い切れてない気もしたけど)ともかく好きなアニメです。

★う・お〜い。なんじゃよ、コレ。
★TVフィルム再構成映画? やる意味あんの? という作品でした。特に何も情報を入れて行かなかったのでそんな事も知らずにただのほほん、と鑑賞させて頂いたので・す・が! 皆はコレで満足出来てんの!?
★普段辛口な評価ばっかりの私ですが、これはさらに辛口にならざるを得ない。あんだけ、期待外れだな〜、と思ったエスカフローネの劇場版でも、あれはきちんと劇場版として書き下ろしているし、多分に評価すべきところはあったけど、これはそれ以前の問題だろ。 劇場映画ってのは不特定多数の観客が見るものってのが大前提で(ある程度好みとか年令など客層のターゲットがあるのも含めて)、劇場用の続編に続く連作ならいざ知らず、一話モノとして話がなりたつべきだろ。んな、TVフィルムの継ぎはぎすんならセルDVDでやるべきだろ。その方が意図が分かりやすいし、クオリティーも合ってるだろ。
★それに再構成するにしてもただちょこちょこっと映像加えただけで、ホントに継ぎはぎ。映画として再構成すんなら、テンポ、間、継ぎ目、そういうのを完全に気付かせないように「1つのお話」として完成するようにするものでしょ。こんな映画だと知っていたなら私は見に行かなかったよ。
★おまけに話が微妙〜に違う。大事な部分が微妙に。それってTVシリーズはなかった事にしましょうって事なの? 「もう一つのラーゼフォン」がやりたかったのなら、ちゃんと全てを再構築してくれ。微妙に一部いじっただけじゃ納得いかないよ。
★私はこの映画、まあ、とりあえず劇場化しようよ、って感覚で作ったとしか思えません。どうっすか?

★だったら、第1話以前〜第2話ぐらいまでをクローズアップして、遥の気持ちの流れ、ムーの謎の部分なんかを丁寧に描いて、そんでラストにつなげてもよかったと思う。ダイジェスト版みないな事して微妙に(大幅に?)ラストを変えるから納得できないんだよ。それに足してあったカットの中で綾人と遥のベッドシーン。ああいうのを描かれると、大人のなし崩しっぽさが出ていやだ。なんかやりゆきでやっちゃった、ぽいんだよ〜(Hシーン自体があるのは、主旨に添ってりゃ構わないけど)。
★しょんぼりな映画でした。
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MOVIES

[52]>>>> 2003/4/18

舞台「青ひげ公の城」
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2003年/寺山修司・台本+詞/J.A.シーザー・演出+音楽
★★★(3点満点!)


★千秋楽ってすばらしい〜!

★身の程もわきまえず、楽日のみ行ってきました! 

★感想は……
ぎょぎょ〜。真っ暗! 
さすが奇抜!!! 
きゃ〜三上博史すげ〜! 
荻野目慶子・濃!

★普段、舞台なんてほっとんど見ないのに、相方が面白かったと熱弁を奮うので、一応パンフに目を通したらなんか行きたくなって、行ってきちゃいました! いや〜素敵! 寺山もJ.A.シーザーも本当に 天才だよ。まず開幕前、舞台の中心に人型のオブジェらしいものが突っ立っていて、なんぞ? と思ってじ〜っと見てたら、正に人! ポーズを変えるまでは微動だにしなくて、ホント人形みたい。たま〜に「アンタ、誰?」とボソリと言ったりして、 その言葉も演者と役そのものの境界の事を突いて言っているようで、深いです。
★幕が上がると一気に暗転して大音量の音楽でビビリます。小学生はチビリ必至!

★まあ、なんつーか、あの舞台はモノを見ないとなにやら雰囲気すら伝えにくいのですが、特にはわわ〜となったのは三上博史の演技。ひらたく言ってしまえばオカマちゃんの役なんだけど、でも迫力がちがう。人をネチっこくいびる時と、観客を引き込むようにハッと大きな声を出す時と そのギャップがすごい! 声量だけじゃなくタイミングとか声質とか、ホントにすごい。もちろん演技もうますぎ!
★そして千秋楽の醍醐味! 普段寺山舞台ってのはカーテンコールすらしないらしいんですが、今回は 花道を歩いて退場してくれて、少しでもお客の近くに近付いてくれて大興奮! おまけにそれ以後も拍手が鳴り止まないものだから、三上“第二の妻”博史登場! 動きがステキ! ふんづけて! って感じよ、も〜!

★その後、地元まで帰り取りあえず呑み!
★旨い酒を飲みながら管を巻くのは楽しいです! おまけに全く関係ないけど、店員のニーチャンの一人がジャイアンツの仁志似でお得感倍増。あ〜楽しかった!
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[51]>>>> 2003/3/31

GIANTSフィ〜ギュ〜ア〜!
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★昨日、モンキーターンでイベント参加して、I.Q.エンジンの二人と山羊屋のノノちゃんと5人で御飯を食べに行きました。中華食べ放題。私は予算が足りずに相方に立て替えて貰い、美味しく頂きました。

★予算が足りなかった訳は、朝、立寄ったサンクスでGIANTSフィギュア「読売巨人軍2003」を買ってしまった為! ぎゃわ〜。ステキ。超似てる! フォームはもちろんの事、顔も似てる! 最近のフィギュア技術には舌をまいてしまいます。
「と…とりあえず3コにしとくか…。まあ、上原が出てくれればいいなあ〜」とか思って、会場に着いた直後、開封してみたらば、なにやらバットと赤いグローブが…。う〜ん、バッターか。誰じゃろう?
お! 開幕第二戦でいきなり満塁ホームランを打った頼もしい正捕手、阿部慎之助じゃあないか! まあいい出目じゃないの! 阿部はほんとうにいいキャッチャーになって来たよ。私的には古田に次ぐスーパーキャッチャーと思うんだけどな〜、とひとしきりロンリートーク独り言。

★次の箱は…。
ぎゃわ! また赤いグローブにバット。いきなりでダブリかい!? 神様のイケズ〜! おや、仁志敏久か! いいよいいよ。仁志も好き。

★では3箱目…。これで上原じゃなかったらしょんぼりしちゃうよ…。
ビリビリビリ…(箱をあける音)。うおっしゃー。上原ゲットオォォォォ! 喜びを分かち合おうと相方を探すが、雑用を足しにいずこかへ…。満面の笑みのやり場に困るロンリーなワタシ。嗚呼でも笑みがとまらない。9種中3箱で本命ゲットで勝率まずまずのワシ。「フフフ帰りにまたサンクスへ寄って次は原監督をゲットするわン。

★しかし原さんはゲットできなかったものの、二岡、由伸、ビジターユニフォーム由伸ゲット。これが何やらレアものらしいぞ?

★そして戸田競艇場へ行き、優勝戦を観戦。今村本命の智也、原田幸哉をヒモに数点買う。うぎゃ〜。インの地元、西村の逃げがばっちり決まり、舟券を外して、残金2,000円…。これから飲みに行くのに…。ま、いいか。(この時すでに舟券を当てた相方の財布を当てにし始めるワシ)

★いざ飲みへ。中華おいしかった〜。食べ物1980円の飲み物1300円の食べ飲み放題でなかなか良い感じでしたが、醤油を下さいと二度も言ったのに結局くれなかった。ムキー! おまけに日本酒を頼んだらオチョコをくれなかったので、下さいと言ったら、一度目は忘れ去られ、二度目にて貰う。
おいおい。オーダーにないものは無視するのかこの店の方針か!? それについてのみ不満の残るお店でした。

★それにしても私はこの席にて問題発言を発し、皆から「吉岡は言ってはいけない事をポロリと言って墓穴を掘ってしまうのでちょっと自粛しろ」とご教訓たまわりました。スンマセン。以後気を付けます。

★そして本日のオチ。
地元ではGIANTSフィギュアが売っていない可能性があるので、相方に買っておいてと頼んで別れたら、やがて1通のメールが。

「原でたー」

自分へのくじ運は死ぬ程悪いくせに、他人への運はいいみたいです。相方の自宅へ合掌〜。
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