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2014.11.23.    岐阜基地航空祭 その1

 

開門前
今年もここへやって来ました。

昨年の混雑を教訓として少し早目(07:10頃)に来たら、既に北門前の広場は人で溢れ返っていました。

07:35に開門し、07:45頃入場できました。

天気は快晴。素晴らしい航空祭への期待に胸が高鳴ります。

 

天候偵察 1 ・・・ T-4 離陸
プログラムには、
08:30〜50 航過飛行・機動飛行(飛実団)
とありますが、T-4、F-15、F-4各1機による「天候偵察」とアナウンスされました。

08:29(カメラのデータによる)にT-4(605)が離陸。そのまま真直ぐ、西方へ飛び去りました。パイロットは「2人合わせてもうすぐ100歳!」と紹介されました。

 

天候偵察 2 ・・・ T-15 離陸
続いてF-15(942)が離陸。

8の字状の飛行で、滑走路周辺低空域の天候を調査して、急上昇。滑走路西端付近の高空域を調査してから、北方に飛び去りました。

写真は左下から反時計回りに時系列です。

 

天候偵察 3 ・・・ F-4 離陸
最後に離陸したF-4(301)は、空自創設60周年の特別塗装。導入時の塗装を再現したとのこと。

離陸後暫くまっすぐ飛び、その後大きく南方へ旋回。南方低空域を調査の後、模擬対地攻撃のように、急降下・急上昇。上下方向の天候を偵察しました。

 

天候偵察 4 ・・・ F-4 T&G
その後旋回し、東方から高速で滑走路上空へ進入、コンバットピッチで着陸態勢に入りました。そして再び上昇。着陸経路の天候を調査した模様です。

 

天候偵察 5 ・・・ F-4 急上昇
そして急上昇して、飛び去りました。

パイロットは、「お酒大好き、高い所大好き」と紹介されていました。

アナウンスの「おオネさん」の声は、例年より低かったように感じました。交代したのかな??

 

天候偵察 6 ・・・ F-15 念入りに
間髪入れず、北方での天候偵察を終えたF-15が、西方を南下し滑走路上空に左旋回で進入。右旋回、左旋回と切り返し、滑走路東方から再び滑走路に進入します。
低速で通過後、加速。数回旋回して、滑走路上空の天候を念入りに調査します。

今年もパイロンを取り外し、増槽も取付けていませんね。このスタイルが岐阜基地航空祭の標準となったようです。

その後、基地南方を揃って飛行するT-4F-4を追いかけ、編隊を形成します。

 

天候偵察 6 ・・・ 異機種小編隊
編隊で隙の無い天候調査。着陸体制での通過は、「まだ会場に到達していない、三柿野駅の皆さんへの挨拶」だそうです。

「レター8」や「ダーティーターン」を彷彿とさせる天候偵察です。

その後東方から3機並走で進入し、コンバットピッチで着陸しました。

 

航過飛行(救難団)
08:55、東方に進入して来る2機の機影が目に入ります。救難教育隊のUH-60J(564)U-125A(001)が、小牧から飛来したのです。通過後着陸し、午後の訓練飛行まで地上展示機となります。

見出しはプログラムより。プログラム上の予定時刻は08:55〜09:05。

 

第1回展示飛行 1 ・・・ T-7 離陸
プログラムには、
09:10〜45 航過飛行・機動飛行(飛実団)
とありますが、「第1回展示飛行」とアナウンスされました。

先陣を切ってT-7(909)が軽やかに離陸。会場を行過ぎた頃、5秒程急上昇し、会場がどよめきました。
その後、左へ急旋回。会場東方へ飛び去りました。

 

1回展示飛行 2 ・・・ T-4 離陸
次いでT-4が2機編隊で離陸。機番は、左翼から751793

793は急上昇、751は左へ急旋回で一周し、会場西方へ飛び去りました。

写真は左下から反時計回りに時系列です。

 

1回展示飛行 3 ・・・ F-2(502) 離陸
離陸後、低空で右へ急旋回し会場北方へ飛び去りました。

この色の機体を見ると、岐阜に来たと実感します。この機体も増槽なしの「岐阜基地航空祭標準」です。

写真は左下から反時計回りに時系列です。

 

1回展示飛行 4 ・・・ F-15(914) 離陸
離陸後、急上昇。そして右へ急旋回し会場北方へ飛び去りました。今年もF-2F-15を対比して見せてくれます。

あれ!?胴体下に何か見慣れない物が付いてるぞ!!何だこれは?? 暫く見ていなかったので忘れていましたが、これが「増槽」という物です。(笑)

写真は左下から反時計回りに時系列です。

 

1回展示飛行 5 ・・・ F-4(431) 離陸
離陸後左へ急旋回で一周し、会場西方へ飛び去りました。

写真は左下から反時計回りに時系列です。

 

1回展示飛行 6 ・・・ F-4(409) 離陸
こちらは離陸後急上昇して、会場西方へ飛び去りました。

今年は6機が会場正面に並べられるなど、F-4の活躍にも期待が高まります。
 

 

1回展示飛行 7 ・・・ F-2(533)/F-15(801) 離陸
先ずF-2が離陸後左へ急旋回。8の字飛行の後、急上昇し右へ旋回。会場北方へ飛び去ります。

次いでF-15も左へ急旋回。一周した後、急上昇し右へ旋回。会場北方へ飛び去ります。

写真は左列上下、右列上下の順で時系列です。

 

1回展示飛行 8 ・・・ F-2(502)/F-15(914) 競走
岐阜の名物、T-7がジェット戦闘機を従える編隊飛行。今年もF-2F-15の競走へと繋がります。

「飛行隊長自らがF-2を駆って参戦」と、昨年の雪辱に燃える挑戦者陣営。一方ディフェンディング・チャンピオンのF-15は、「増槽付」とハンディが付けられています。(笑)
アナウンスの「おネエさん」のお手本の後、会場の皆で秒読み。

F-7が上昇し、競走の火蓋が切られました。
F-7は上昇を続けます。合掌。

あっ、慰霊飛行ではありませんでしたね。

競走の結果は・・・・・・


F-2
が雪辱を果たしました。

 

第1回展示飛行 9 ・・・ T-7 着陸
競走の興奮の余韻が残る中、スターターを務たT-7着陸への経路をたどります。

しかし、高度がかなり高い!! 一度滑走路上を通過すると思いきや、物凄い角度で、滑走路へ向けて急降下を始めます。
上と右の写真との間が13秒。

離陸時の急上昇と言い、今年のT-7は気合の入れ方が違いました。今年のVIPを贈呈したい程(そんな権限はありませんが…)、魅せられました。操縦士のお二方、お疲れ様でした!!

 

1回展示飛行 10 ・・・ F-2(533)/F-15(801) 低速飛行
再び両雄が同様の飛行で火花を散らします。

F-2F-15の順でそれぞれが、東方から高速で進入。左旋回・右旋回と切り返し、再び西方から進入。低速で通過した後、加速して270°右旋回。この後両機の動きに小さな違いがありました。

F−2は機首(腹)を北方に向けたまま急上昇し、その途中で腹を西方に向けるように捻ります。F-15は機首を西方に向ける切り返しの後、急上昇します。その後両機とも右旋回させ、北方へ飛び去りました。

アナウンスによると、高速から低速まで優れた機動が行えるのは・・・

F-2: 優れた飛行制御コンピューターと強力なエンジンのお陰。あっ、それからパイロットも。
F-15: 大きな主翼と2つの強力なエンジン、そしてイケメンのパイロットの3つ。

随分とF-15のパイロットを持ち上げたものですねぇ。おネエさんの主観でしょうか? それともF-15陣営から圧力がかかってのかな??(笑)

そうそう、離陸前、特徴を良く捉えた各機種の紹介があったので、ついでに書いておきましょう。各機種複数の描写があったのですが、メモらなかったので、印象に残ったものだけ記します。

 ・T-7  残念ながら、聞き逃しました。
 ・T-4  可愛い練習機
 ・F-4  翼の先が曲がった戦闘機
 ・F-15 どこから見ても戦闘機(誰が見てもだったかな?) 大きな戦闘機
 ・F-2  日本の技術の粋を集めた戦闘機

 

1回展示飛行 11 ・・・ 男の花道 豪華版
T-4F-4各2機、F-2F-15各1機の計6機がデルタ隊形で東方から進入。

この隊形はブルーインパルスを意識したもののようです。それを示すように、「残念ながらブルーインパルスは来ませんが、テストパイロットが暴れ回ります!」との宣言がアナウンスされました。
編隊からF-2(502)F-15(914)が離脱します。そう、先程熾烈な競走を行った両機です。

両機はその後着陸した模様。(何故か着陸シーンを見逃してしまいました。)

 

1回展示飛行 12 ・・・ T-4 着陸
西方からT-4が並走して進入。右旋回・左旋回と切り返し、東方から着陸しました。

写真は機番751です。

 

1回展示飛行 13 ・・・ 異機種タッグ
F-2(533)F-15(801)が東方から並走して進入。会場通過後、左右に別れました。

分かれたのは、立ち位置から大分離れてからなので、撮り逃しました。無念。

 

1回展示飛行 14 ・・・ F-15(801) 機動
南方(会場正面)から進入し、先ずは8の字飛行を披露。
そして機首を東方へ向けて急上昇し、飛び去りました。

旋回中や上昇中に、長いベーパーを翼端から引く場面もありました。

 

1回展示飛行 15 ・・・ F-2(533) 機動
会場南方を機首を東に向けて飛行の後、左へ旋回。会場南東方向から模擬対地攻撃を行いました。引き起こし後の上昇中、右に捻って、北方へ飛び去りました。

 

1回展示飛行 16 ・・・ F-4 編隊航過
東方からF-4が並走して進入。会場通過後、左右に別れました。先程の教訓を活かして、油断なく追いかけ、分かれるところもしっかり撮れました。機番は左翼が409、右翼が431です。

 

1回展示飛行 17 ・・・ F-4 模擬対地攻撃
会場南方に向かった409は、機首を東に向けて飛行の後、左へ旋回。会場南東方向から模擬対地攻撃を行いました。引き起こし後の上昇中、右に捻って、北方へ飛び去りました。

間髪入れず、431が会場南西方向から模擬対地攻撃を行い、急旋回で機首を西に向け飛び去りました。(写真は割愛) その後2機は西方から会場上空を通過後、着陸しました。

 

航過飛行・機動飛行(1輸空)
KC-767(604)と共にF-15(801)F-2(533)が東方より進入。ここのところ恒例となっている模擬空中給油を披露し、通過しました。

見出しはプログラムより。プログラム上の予定時刻は09:40〜09:55。
その後、F-2F-15が相次いで西方から進入。右旋回・左旋回で切り返し、東方から再進入して着陸しました。

単機上空に残ったKC-767が、ゆったりとした8の字飛行や急旋回を披露し、着陸しました。

その後同機は、地上展示機として会場正面西方に駐機しました。

 

人出の観察
展示飛行が一段落ついた所で、周囲を見渡してみましょう。今年は会場西方に地上展示機が置かれていないので、東方を撮ってみました。

写真右手、滑走路側は混んでいますが、全体的に余裕がありますね。岐阜新聞のHPによると、入場者は6万4千人とのことです。

ブルーインパルスが来ないからか、ドラマ効果が薄れたからか・・・

 

格納庫内展示物
上段左から反時計回りに
エンジン展示
T-4(機番603)コックピット展示
F-15(機番081)コックピット展示


今年は入場後、F-15のコックピットを右舷側から見せてもらいました。観覧時間をストップウオッチで計っているのに感心しました。

 

C-130飛行展示 1 ・・・ 離陸
暫しの休息の後、C-130(077)が悠然と離陸しました。これが午前中最後のプログラムです。と言っても、まだ10時を少し回っただけですが・・・

プログラムには、
10:05〜10:30
航過飛行・機動飛行・不整地着陸(1輸空)
とあります。

 

C-130飛行展示 2 ・・・ 旋回
離陸路、ゆったりと旋回し、周回飛行に入ります。

機体を傾けると、機体に上手く日が当たり、逆光を避けられます。

写真は右下から反時計回りに時系列です。

 

C-130飛行展示 3 ・・・ 航過飛行
1度目の周回を終えて、通過して行きます。アナウンスによると、この時の高度は450mとのこと。この後左に急旋回して着陸態勢に入りましす。

 

C-130飛行展示 4 ・・・ 着陸復航
着陸進入の後、着陸復航して再び上昇して行きます。最前列の人垣から少し後方に離れて陣取っていたので、低い高度を飛ぶ機体は、人垣や地上展示機に視界を阻まれてしまいます。

 

C-130飛行展示 5 ・・・ ナイフエッジ?
その後、左旋回し、南方正面より会場東方を北上。その後右旋回して、再び東方から進入して来ました。
「翼を大きく傾けながら、会場正面を通過します。」とのアナウンスの後、思い切って右翼を下げました。

カメラのデータによると、
撮影時刻は10:12’38”
撮影時刻 10:12’42”
撮影時刻 10:12’48”
10秒以上もこの姿勢で飛行し続けたのですね。

この後、左旋回して不整地着陸しました。「(プロペラのピッチを変えて)バックした」旨をアナウンスしていました。エンジンの音が止んだのは、10:25頃と記憶しています。予定より少し早い終了だったのでしょうか??

 

地上展示機 1 ・・・ XC-2/KC-767
次のプログラムまでは2時間以上あるので、地上展示機等を見て回ることにします。

今年は会場正面にXC−2(202)が鎮座しています。先程模擬空中給油等を披露したKC-767(604)と一緒に写真に収めました。

 

地上展示機 2 ・・・ T-400
T-400(060)

この機体は、6月に美保基地航空祭で見た機体です。
機首には
 岐阜基地航空祭 2014.11.23.
の文字が!!

この大きさでは判り難いのですが、機番の上には、N. Funabashi と機付長のお名前が書かれています。

そう、あの機体です・・・
「参考資料」として美保で撮った写真を載せておきます。

あの時は操縦席に、何やら黄色いのが乗っていました。

そう言えば、今年の岐阜基地では、ゆるキャラを全く見かけませんでした。

 

地上展示機 3 ・・・ AH-64
AH-64(03)

時折我が家上空を飛んでいるのを見かけますが、これだけ近くで見るのは初めてです。陸自からは他にOH-1も展示されていました。

 

地上展示機 4 ・・・ XC-2 操縦席
XC-2の周りに人が集まっているので近付いてみると、何と!操縦席に人影が!!

飛ぶ準備を進めているようにも見えます。直前の月曜にプログラムが公表された時、「長い昼休みにXC-2が飛ぶかも」との噂(というより希望的観測?)が流れましたが、実現するのかとの期待が高まります。

 

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