伊央里直加お茶会(クリスマス&忘年会パーティ)2005年12月3日

DIO PADRE(ディオパードレ)銀座にて

開始後しばらくの間は、直加ファン全員で飲んだり食ったり、ワイワイおしゃべりをして、クリスマス&忘年親睦会たけなわとなった午後5時頃、クリスマスソングが流れ、パワーヨガのレッスンを終えた直ちゃんが到着されました。パープルピンクのカーディガン、肩出し臍だしルックです。この寒空に大胆な臍出しとは〜、ほんとお若い!!聞けば、アメリカで買ったスカートがロー(下がる)で、腰骨でやっと止まっているとか〜。(笑)

まずは、いつものごとく乾杯とご挨拶がありました。

そして、皆が一番気になっていた改名の説明から始まりました。

「公式ホームページやメルマガでは簡単にお知らせ致しましたので、読んで下さった方もいらっしゃると思いますし、ファンクラブ限定のコーナーにも細かい事を書いていますが…。ここで改めて詳しくお話をしたいと思います。
実は改名について、さほど深く考えてはいず、もともと、歌劇団中から字数が良くなかったので、改名はしたかったんです。
伊織の織が糸偏で字数が悪いから『人と上手くいかない』とか、上級生や友達から言われていて、『 央里 にすると凄く良い!』とも聞いていました。理事長は改名には反対であり、かと言って、特に問題は無かったし、家も自分も占いは信じないタイプだったので、多少気になりながらそのままにしてました。

退団後もすぐには、劇団から引っ張ってきた物を否定するようで、誤解されるのも嫌だったので、自然な流れで2年間来ました。
2年経って、阪急と言う池の中で育った自分と、事務所との違いが判ってきて、厳しい状態にはある所に、プロジューサーとの意見も食い違い、1つの岐路に立たされた訳です。それはそれで、仕事も沢山出来たと思いますが、自分としては、強制されると抵抗があったり、出来ればストレスを抱えながらの仕事はしたくない。
歌劇団からの皆さんとも仲良くやっていきたいし、何が何でもセールス、セールスとガツガツはやりたくない、退団してからはもう少しヤンワリと行きたいんです。歌劇団中はがむしゃらに頑張ってきたけれど、これからは、頂いたお仕事はお受けするし、縁のあったお仕事はやっていこうと思いますが、嫌だと思う仕事は拒否したいのです。

社長はよくある問題だからと受け入れて下さり、ミーティングを2回して、『気になる事は解消せよ』と、OKが出たので、速、10月25日付けで改名したんです。自分は大ざっぱな所もあって、思い立ったら速実行と言う事で、取り合えずメルマガを流しました。皆さんには突然の事で、同説明しようかと思い迷いましたが、S会員の方とは食事会で話し、皆さん受け入れて下さったので、第一段階はクリア。
皆さんに事実を話した方が逆に皆も考えなくてよいし、私もスッキリするので、ありのままを話す事にした訳です。ヨガでは精神学的に我慢を溜めるとうつ病になるらしいので、私みたいに爆弾トークで喋った方が良いですよ。(爆)名前に関してはそんな感じです。」

今後の方針

「自分としては人を押しのけてもガァーと言う事は、あまりなく、仕事的にも自分の気持ちに嘘ついてまで、我慢してると自分らしくないので、楽しく行きたいです。どちらかと言うとストレスの無い方に行くタイプですね。
今年の後半はそんなこんなで、セールスをしなかったので、来年はかなり厳しい状態にあると思います。皆さん、『次の舞台は?』とか気になるでしょうけど、舞台は決まってから半年掛かるんです。例えば、東宝など1年先です。

実は何を迷ったかと言うと、自分の中ではやりたい事が他にも沢山あったのです。私の舞台を観てファンになって下さって、『男役でない直ちゃんは嫌い』と言って辞めた方もいらっしゃるでしょうし、私の気まぐれに着いて来れないで辞める方など、それはそれで悲しい事だけど、人生1回しか無いので、思うように生きたいんです。
今後、少しでも皆さんと共感できる事があったら良いなぁと思います。この2ヶ月でいろいろな事があって、人の倍忙しかったと思うんです。決断が早く、直感で進むタイプなので、勇気をもってやりたいと思う事をやることにしました。

宝塚辞めて、2年間のうちに作品を大小10本やったんですよ。皆さんは『次の仕事は?』と思うかも知れないけど、いろんな意味で厳しくなって来てると思うんですけど、舞台はやって行きたいと思います。
取りあえずは、世界76ヶ国に通用するエアロビのアファと言うライセンスを取りたいんです。結構難しいけれど、舞台と同じようなテンションの高さがあるんですよ。普段はテンションが物足りないんです。どうせやるなら、ライセンス取って、教えたいなと思います。
動はエアロ、静はヨガ。両方で最低4ヶ月は掛かるらしいです。
ヨガはショービジネスの中ではやった事がないし、自分に向けたり、人と人の対話です。パワーヨガと言って、アメリカのアライヤンスの先生が、日本に帰国されていて、ちょうど仲間を増やしたい所だったので、進められた合宿に参加したんです。
ヨガの課題は、合宿、レポート提出、実地(ボランティア)、全部出来たらアメリカで許可を貰うだけ。授業は英語なので大変〜!?舞台をやってると取れないので、少しお休みして、ライセンスが取れたら、ワークショップとかいろいろやって行きたいし、マイペースでやりながら、舞台もやって行きたいです。

また、万が一舞台を止めるとしても、『落ち込んでて舞台観ると元気になれます。』とかお手紙頂いたりするので、この先、同じような事で皆さんと通じて行きたいと思っています。精神的にはいろんな人を支えていきたい!と思う気持ちが基本に凄くあるんです。舞台は上からエネルギーをガァーと与える状態だけど、その囲いを取って、接したいですね。隔たりがなくて、皆と同じ位置にいて、元気を与えていきたいです。
宝塚も直感で入っているし、そうした直感的な所を大事にしたいですね。
『エンラブ』のバシームは私の中でしんどかったけど自分の中で成長してなかった部分を最も叩かれた作品でもあるんです。今、ヨガの合宿に行くと転生輪廻とか教わったりして、不思議なめぐり合わせだなぁとか、直感的な所は当たってるかなぁと思いますね。全部、道徳的な事が一番で、インドから来日した先生の授業があって、バシームが言っていた台詞みたいな事が今判る気がします。チャクラ(針のようなもの)とか、エイチャルカウス、コンテンポラリーとか、大島先生が教えてらっしゃる物と繋がりがあるんですね。必然的にバシームみたいな考え方が関わってくるのは何で?今は結果が判らないで進んでいる…。結果が判らない強さと言うか、直感的なものなんですね。

つまり、宝塚の時は結果を求めて、上を見て、出世コースを進み、頑張ってきたけど、そこから、1歩出て、商業的には通用しないけど、自分らしく進みたい。S会員の方とも相談し、もしも猛烈な反対にあったら、『Love Heart』を解散しようかとも思った位です。
社長は許してくれたので、今後、OGとのもくろみも考えているし、今まで歌った曲やトークショーなどワークショップも盛り込みながら(笑)、踊りではなく、気持ち的に伝えていきたいですね。それが舞台だけじゃない『Love Heart』の活動だったりして〜、今はまだ模索中です。」

現在及び合宿の様子

「とは言っても、現実は決して甘いものではなく、結構大変!踊りや実技、教えるのはOKなんだけど、エアロの方で「丁寧に教えろ」と言われる。男っぽく命令口調らしいので、そう言えば男役やってた時、下級生に教える時にこうだったなぁと思ったりしてます。(笑)
そこらへんは自分流でやっていきたいなと思いますけど、試行錯誤なので、皆さんもビックリされると思いますが、来年2月までほっといて頂きたいです。
エアロは骨の名称、筋肉、心肺蘇生(?)等‥、一杯教わる事があって、講義になると眠気が襲ってくる。(爆)聞くだけだったら駄目で、ディスカッションになったら、私って凄い意見言うのね。(爆)その辺はお互い受講生同士で助け合ってるけど…。

朝は5時起きで授業は6時半から、自分は1時間半前に起きて、ヨガ関係ないのに発声とかしないと気がすまないのね。(爆)お風呂浴びて、声出して、筋肉ほぐさないと腰が弱い事もあるから。皆は起き抜けのまま出て来るけど、私の場合は職業柄か、化粧して、ウオーミングアップしていかないと気がすまない。そう言えば1人同業者がいたけど、その人も発声してた。(笑)
夜も湿布張ったり、メルマガ送ったりと、寝るのが遅い。業界の差かなぁ〜。マッサージ器とか、コルセットから、いつものように大道具入ってるし。(笑)だから、1日4時間しか寝てない。どこで補っているかと言うと、講義で寝てる。(笑)
教えられるようになったら、運動苦手な人は初級クラスから始めたいし、リラクゼーションみたいな人はヨガとかね…。
英語もやってるから、覚える事がいっぱいで、頭グルグルなの〜。おかげさまで、メチャクチャ忙しいです。」

と、こんな具合にどこまでも爆裂トークが続く直ちゃんでした。

その後、直ちゃんが演じた懐かしい役柄名の全てを使ったビンゴゲームをして、思い出話に花が咲き、ビンゴを出した人は直ちゃんとツーショット写真を撮りました。

クリスマスはどのように過ごされるのかな?

直「今年もうるさくパーティーします。サンディが可哀想なので、我が家でツリー飾って、サンディを入れたパーティにしたいですね。友達数人で料理作って、リゾットとか…。チキンとかターキーとかで…。25日は1日中エアロで、その後その仲間でクリスマスをやろうかなと思ってます。他にもいろいろあるけど今は内緒〜。」

テーブル毎に直ちゃんと記念撮影

今年1年振り返って

「止まったら死ぬって言う位、じっとしてる事がなかったですね。今、握手の時、誰かに言われたけど「舞台止めないでね」が「嫁に行かないでね」と聞こえたりして…。(笑)後5年、やりたい事をやってしまいたい。自分が動けて良い舞台見せれる時はやりたいし、出来なくなったら教える側に回りたいですね。(母親は人の事で愛情を注げる人なので、いつかはそんな風になりたい…)
今年は名鉄から始まって、麗子様やって〜…etc。まだキスミーの印象が強いですね。『最悪の人生』は男役に近かった。あんな感じでやって行きたなぁと…。
今年の舞台も楽しかったし、この2年でどう違うかが判ってきて、自分の原点を見直すきっかけともなりましたね。すべての精神的に置く場所が変化して来て、実のある一年でした。皆さんとも喋りやすくなって、身近に感じます。男役から抜け出して、大分女性として快復し、一般の人にも声が掛け易くなって、人間的に暖かな女性として、良い部分で変化していけたらなと思います。」

会場の皆さんから直ちゃんへのプレゼントは腕時計です。ラベンダー色で蝶が付いており、アンニュイな感じがする蝶がお好きなのだそうです。

歌のプレゼントはタイタニックから「マイハート・ウィーク・オン」を英語で歌って下さいました。

「英語の歌詞が理解出来るようになってその良さがとても判るようになりました。一度っきりしか会っただけでもずっと、気持はずっと続いてる。山あり谷ありと皆さんがここまで着いてきて下さって、私もハートはずっと続いてる。心のドアを開いて、私の心の中にいつも貴女はいる。
タイタニックは恋愛の話だけど、置き換えるとそういう意味で、ずっとずっと『Love Heart』をどう言う状態でも続けたいなと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。」

ご挨拶

「また、舞台の事とか、トークショーとか、メルマガを通じてホームページとかにも書いていきたいと思います。コンピューター出来ない方も是非頑張って見て下さい。来年、自分がどう言う形になるかも知れませんが、気まぐれな私に付いて来て下さい。」

何だかいつもとは一味違った暖かさをもらったような、何となく心に染み入るお茶会だったように思います。

また、筆者により簡略化した部分や割愛させて頂いた所も多少あるかと思います。こんな感じだったんだなと、ご理解下されば幸いです。

2005年12月末yuko記

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