2011年星組公演 観劇記

『ノバ・ボサ・ノバ』『めぐり会いは再び』

2011年4/15〜5/16宝塚大劇場    2011年6/3〜7/3東京宝塚劇場


7月5日(火)7/3祝・千秋楽

7月3日(日)、宝塚星組東京公演が千秋楽を迎えました。おめでとう御座います!

私も千秋楽当日の昼を見て参りました。千秋楽日と言うものは劇場周辺はざわざわと人の賑わいが普段以上に何か違います。そんな雰囲気を少し味わいながら、『ノバ・ボサ・ノバ』『めぐり会いは再び』前楽を2階の前方下手よりからしっかりと見届けました。

舞台上でも東京での1ヶ月間をまもなくやり遂げ、後1回と言う雰囲気がそれとなく伝わってきます。お茶目なアドリブもあちこちに出てきました。ちえちゃんのアドリブはやはり「屑い〜」と、屑屋さんに扮している所ですね。ここだけはOFFのちえちゃん風で関西弁で可愛く、お客さんに語り掛けていました。
ルーア神父役の涼紫央さんとシスター・マーマ役の英真なおきさんもいつも以上にテンションが上がり、客席を爆笑させていました。
シルビアの姉役妃咲せあらさんも日毎に大奮闘で人気者です。彼女が出てくるだけで早くも客席から笑い声、そして拍手です。前楽も結構やりましたねぇ〜。今公演で退団とは〜〜(泣)。
夢咲ネネちゃんと白華れみちゃんコンビも笑わせてくれましたね、シルビアとリゼットのやり取りがほんとに面白かったです。お芝居の方は元々コメディですからいつも以上にアドリブも効く訳ですよね。それでも前楽はちょっとだけ、本楽はもっと面白いアドリブも飛び出す事でしょう〜。

全ての中心であるちえちゃん(柚希さん)は難関場面も確実にやり遂げ、どこもここも完璧に勤めました。誇らしくもあり、素晴らしかったですね!!お疲れ様です。
これから星組は8月博多座、9月名古屋とこの作品を持っていきます。暑い夏、くれぐれも身体に気をつけて頑張って欲しいものです。

7月2日(土)7/1星組観劇

毎日猛暑日が続いています。と思ったらいきなり大雨が降ってきたりして、不安定な陽気ですね。

東京宝塚劇場では6月3日から上演していた星組公演が明日は千秋楽を迎えます。
昨日1日(金)も、私は宝塚好き友人達と集い、盛り上がりながら、ちえちゃんの公演をしっかりと見届けて参りました。
久々に1階の15列辺りのセンターで拝見しましたが、実に見易く、
ちえちゃんの目線が真正面から来る〜。
オペラグラスの中目掛けてアイコンタクトみたいで、ちょっとドキドキ、以前よりも心得ているんですよね。目で物を言うってやつです(笑)。えっ?いいーんですよ、私の勘違いでも〜。久々にそう言うスリル的な心地良い得した気分に浸らせていただいたのですからね(笑)。
ちえちゃんはトップ3年目に入ったんですから、宝塚の男役らしいまなざしが大変魅力的になりましたね。
何と言ってもフィナーレのネイビー色の大階段ダンスが圧巻で、魅力の振り撒き方が上級です!

紅さんのオーロはキザり方が良かったですね。細身の美男子でちょい悪役。男子禁制クラブに侵入した女装の紅さんオーロはとても綺麗で素敵なお嬢さん風でした。品位のあるキリッとしたタイプに見えましたので、クールビューティかな〜。
真風さんのメール夫人は上品でおしとやかなご夫人でした。どんな役でも自然にこなす真風さんは凄いですね。
夢乃さんのマールは黒く日焼けした少年ぽい売り子です。大変なあやまちを犯して、嘆く表情が非常に哀れで良いですね。3人3様、全パターンを見ました。其々に個性があり、楽しめましたね。

後1日、皆さん頑張って下さい!

お客様には元宝塚星組OG立樹遥様がいらしていました。柔らかなウエーブの髪で女らしい顔立ち、現役の頃のあの勇ましい立樹遥さんかしら?と言う感じが致しました。

6月27日(月)宝塚男役トップお披露目2周年公演

6月26日(日)は柚希礼音さんトップお披露目2周年記念日公演でした。
しばらくぶりに東京宝塚劇場のうんと天辺に近いお席で観ましたが、周りは柚希ファンでいっぱい!大拍手や手拍子がいつも以上に揃い、舞台に向って大きな声援を送りました。

振り返れば、月日の経つのは何と早いもの!知らないうちに時は過ぎてこんなに沢山の作品を堪能させていただいておりました。
『大王四神記』から始まって、『ハプスブルクの宝剣/BOLERO』『宝塚花の踊り絵巻/愛と青春の旅立ち』『ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び』と、通り過ぎて行った様々な役柄のちえちゃん(柚希さん)が懐かしく思い出されます。

その他にも全国ツアーや大阪、中日公演などに素晴らしい作品がありました。『再会/ソウル・オヴ・シバ』『激情/BOLERO』、『ロミオとジュリエット』『愛するには短すぎる/ル・ポアゾン(愛の媚薬)』等など、どれもこれもほんと素晴らしかったですね!楽しめた事に、ほんと感謝感謝です。

これからもどんな作品が飛び出し、どんな役のちえちゃんに会えるのか楽しみは付きませんね。感謝を込めてちえちゃん有難う御座います!

今回の『ノバ・ボサ・ノバ』は体力的にも相当ハードな作品ですし、『めぐり会いは再び』はとても笑える楽しいミュージカルです。東京公演もあと1週間!頑張って欲しいものです。

6月25日(土)24日観劇

ちえさんのお茶会も終わって、公演も後1週間ちょっとになりました。
梅雨だと言うのに、ここ数日猛暑日和が続く中、ちえちゃん率いる星組軍団は、日々、熱い舞台を懸命に努めています。

私も昨日は再び、観劇に出掛けました。
充実した熱気あふれる舞台はますます素晴らしさを上げています。安心感のある舞台とゆとりあるちえさんのダンスはほんとに素敵です。
屑やさんの場面はやはり関西弁なんですね。この方が面白いですね。
24日の
メール夫人は夢乃聖夏さん、彼女はマリリンモンロー風にほくろなど付けて、お色気を強調しているんですね。結構お母さまだけどなよなよしてる感もありました。
紅ゆずるさんのマールも私は初見です。悲しい場面では結構豪快に泣きますね(笑)。紅さんのキャラクターが生かされています。残るオーロは真風涼帆さん、板に付いていて似合いますね。
3人のピエロの泣き笑いが可愛くて私は好きです。ピンクのアフロヘヤーですからね(笑)…。特に
バトンの鶴美舞夕さんが良いです。芸が細かいですね!
そして、何と言っても、
ちえさんのシナーマンは極上です。呼吸配分と言い、ほんとに立派に歌っていて凄いです。歌いあがりの「サンバ!」の叫びも超元気で凄い!大なる拍手ですよ。

休憩後は何度見ても楽しいコメディミュージカル「めぐり会いは再び」を経て、
最後のフィナーレダンスは圧巻です。
宝塚ならではの良さ、新鮮さ、格好良さと何処へ出しても恥ずかしくないちえさんのダンス!これ無くしてはやはり語れない見せ場ですね。

帰り際に堪能したお客さんの感想を耳に快く聞きながら、劇場を出ました。

6月11日(土)6月10日星組再観劇

初日から1週間経た6月10日(金)、星組のトップスターちえちゃん(柚希)はご自分も大好きな「ノバ・ボサ・ノバ」を伸び伸びと、ご自分の魅力を最大限に発揮されています。
歌が伸び伸びとしていて、迫力も一番!ダイナミックさも見事。何処も手抜きをしない完璧なダンスなのに余分な力が抜けている所が良いです。
明日に向って、焼け付くような太陽が登る、鳥が羽ばたく、最大の見せ場であるシナーマンの迫力はやはり凄い!!ほんとに大変なのに、よく歌えています。足がしっかりと地に着き、息を吐く時は一気に豪快に吐き、歌唱に要する呼吸や体力など、努力の成果は確実に上がっています。最後の叫び「サンバ!」の力強い事!ほんと完璧です。周りの独特の手拍子も盛り上げて、盛り上げて、見事な演出です。舞台はまさに南米、リオ・デ・ジャネイロのカーニバル真っ只中です。

3人の役替わりは初日と同じメンバーで、明日からは交代のようです。紅さんのメール夫人役は今日も笑わせてくれました。彼女のズッコケ振りは楽しかったです。
こんなハードな舞台をほんと、立派にしかも最大限にやっていますから逆に大変エネルギーを戴きますよ!

もう一つのコメディ「めぐり会いは再び」の方はネネちゃん(夢咲)がしっかりと気合を入れています。
10日も初日よりも更に気合が入り、歩き振りがワンちゃんそっくりですし、かなりお顔も、ちえちゃんの愛犬君に似ているのではないでしょうか(笑)?つまり意識してやってる感じですね。そんな、本当はシルバーお嬢様のネネちゃんはお茶目でとても可愛かったです。

フィナーレ大階段の群舞は宝塚ならではの見せ場です。今回は全体が紺、インディゴ、ブルー、水色、シルバーとシックなカラーで統一。ちえちゃんの格好良さが際立ちます。これが、あっと言う間に終わってしまうんですよ。実際の倍位の時間で観みたいですねぇ〜(笑)。
エトワールの音花ゆりさんは元々歌姫さんですが、初日が過ぎて、この日辺りは本領発揮ですかしらね。豊かに伸び伸びと綺麗な声でとても気持ちよく歌えていました。

お客様は2階の隅々まで超満員、チケットも完売だとか〜。
ちなみにこれらも全部チャリティー公演だそうで、被災地に元気を届ける公演でもあります。
おかげさまで私達の方が元気を貰います。

6月4日(土)東京宝塚劇場星組公演開幕

東京宝塚劇場にて、昨日より星組公演『ノバ・ボサ・ノバ』『めぐり会いは再び』が開幕致しました。

私も3日、久々に初日公演を観てまいりました。大劇場でも観て来たものですが、今回は2階からゆっくり、ゆったりと余裕の体勢、体調で、開演まで少しワクワクしながら待ちました。

ミュージカル・ショー『ノバ・ボサ・ノバ』は過去より歌い継がれたエネルギッシュな再演物と言われています。
歌が多く、飛び跳ねるが如くハードなダンス、最後に難関シナーマンがあります。ソール役のシナーマン場面は豊かな声量とハードな体力を要します。過去のトップさんでも真帆さんや真琴さん、轟さんとやはり、パワーのあるエネルギッシュな方がソール役を勤めていらしたと思います。
我らが柚希礼音(ちえさん)ソールも独自の魅力を発揮し、力強く素晴らしく歌い上げ、難関シナーマンを勤められましたよ!ほんと凄いです!ファンとしては誇りに思いますね。

また、全体的にもその素晴らしさを改めて確認しました。躍動感溢れる場面の数々、豪華な舞台カラー構成も目を引きます。こうした背景に甘く悲しく儚いストーリも入ります。たった3日間の出来事なのに人間模様が描かれています。それがまた魅力です。

東京も3人の役替わりがあります。
初日はオーロ(盗賊)が夢乃聖夏さん、マール(物売り純朴青年)は真風涼帆さん、メール夫人(エストレーラの母親)は紅ゆずるさんでした。紅夫人は超美人でかなりのお茶目お母さん、乗用車で舞台に出てきた途端に客席のあちこちからクスクスと笑いが起こっていました。
もう一つ発見したのがピエロ役の鶴美舞夕さん、泣き笑いの表情がとても良く、目いっぱいに飛んで跳ねています。バトンもナイスキャッチ!アフロな髪がまた可愛いです。
初日は大先輩の
真帆しぶきさん、郷ちぐささんが客席に見えていました。ちえちゃんは緊張されたみたいです…。ご自分でおっしゃってましたから〜(笑)。

一方、ロマンチック・ミュージカル『めぐり会いは再び』はホッとするコメディタッチで描かれています。とても楽しめてみんな上手いです。
1ヶ月間、ちえさんを筆頭に星組の皆さん、頑張って下さい。また、観に行きます。


2011年5月23日(月)宝塚星組大劇場公演『ノバ・ボサ・ノバ』『めぐり会いは再び』

星組大劇場公演『ノバ・ボサ・ノバ』『めぐり会いは再び』は千秋楽の幕を無事下ろし、
東京公演に向けて再びお稽古が始まっています。

私は千秋楽より少し前(5月11日〜13日)まで大阪に行き、12日は宝塚大劇場にて2回観劇し、楽屋出待ちもして来ました。

今回の公演の1つは宝塚では名作と言われている再演物『ノバ・ボサ・ノバ』です。
南米、リオ・デ・ジャネイロで毎年開かれる3日間のお祭り、カルナバルを舞台に、灼熱の太陽の下で描かれる人間模様が面白く、情熱的で躍動感溢れるミュージカル・ショーとなっています。
主役のソールは
柚希礼音さんことちえさん。熱い太陽の下、裸足で歌い踊る様は素敵です。ソールは義賊とやらで、盗賊を追っかけて多彩な場面で活躍かつその魅力を発揮しています。
白人観光客で金持ち美人母娘が登場します。上品で可愛い娘エストレーラ役は
夢咲ねねさんです。ソールと恋に落ちますが、高価なアクセサリーを盗まれて事件に絡みます。
母親メール夫人役は
紅ゆずるさんで、普段は男役なのに超美人お母さんスタイルでびっくりしました。ところがユニークでとんちんかんな演技〜(笑)、そのギャップが観る人を楽しませてくれました。

無責任な盗賊オーロ役には真風涼帆さん、悪人なのにそうは見えないシャープな真風さんです。登場人物にいろいろと関わり、話の中心人物的存在です。
そして生真面目な青年、物売りのマールがいました。この日のマール役は
夢乃聖夏さん、なかなかの当たり役だったのではないでしょうか〜。許婚ブリーザをオーロに奪われて、嫉妬に狂い間違って大切な人を刺してしまう…。何ともあわれな結末に終わる役を好演しました。
マールの許婚ブリーザ役は
白華れみさん、真っ黒に日焼けした魅力的な物売り娘です。2人の男に好かれて大活躍です。
ちなみにこの公演はオーロ、マール、メール夫人の役代わりがあり、日によって3人が交代して演じていますので、見所でもあります。
夢乃さん、紅さん、真風さの役代わりは3人3様との事。私としては1パターンしか観ていませんが、東京で3パターン観れるのが興味深いところです。

もう一つの作品はフランスの劇作家マリヴォーのよる戯曲『愛と偶然の戯れ』を原作に、新人演出家小柳奈穂子よって、脚本・演出された喜劇『めぐり会いは再び』です。
昔々のフランス貴族?の花嫁花婿選びがコメディタッチでチャーミングに描かれていました。

今回は初舞台生34名の口上があり、星の子に扮した可愛いラインダンスは元気はつらつ!フレッシュな緊張感が伝わってきました。

フィナーレは全体的に紺、藍色、ネイビーカラー色仕立ての落ち着いた寒色ムードが新鮮です。ちえさん(柚希さん)を中心とした男役ダンス、ネネさんとのディエットダンスと、公演の最後をとても素敵に飾りました。

目いっぱいの宝塚村の1日はとても充実したひとときを過ごす事が出来ました。
次は6月3日〜7月3日まで、東京公演を楽しみに待ちましょう!

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