2012年星組公演観劇記(降順です)

2012年11月29日(木)星組大劇場公演
『宝塚ジャポニズム(〜序破急〜)』・『めぐり会いは再び2nd』・『エトワール・ド・タカラヅカ』
私は11月29日(木)から12月1日(土)まで、兵庫県宝塚市宝塚大劇場まで、星組公演を観に行って来ました。
今回の演目は『宝塚ジャポニズム(〜序破急〜)』・『めぐり会いは再び2nd』・『エトワール・ド・タカラヅカ』の3本立てです。
日本物とロマンチックミュージカル続編とグランドレビューの3作ですから豪華版です。観客はあれもこれと違った風味を味わえると言う特典付です。

久々に観る日本物『宝塚ジャポニズム(〜序破急〜』は、さくら舞台の中央で若衆姿の柚希礼音さんが洗練された舞姿をたっぷりと披露しました。幾枚も掌を伝って流れる桜花弁は麗しく、洒落た小技にうっとりするやら、扇の舞も大変素晴らしかったです。
100周年真近かの宝塚、その伝統を背負って立つトップスター柚希礼音さん(ちえさん)!頼もしくもあり嬉しく拝見致しました。
ミュージカルお芝居『めぐり会いは再び2nd』はコメディになっており、下級生たちもかなり活躍しますし、娘役トップの夢咲ねねさんがお茶目で美しく可愛らしい出で立ちや台詞まわしが楽しかったです。

3つ目、華麗なる宝塚洋風舞台『エトワール・ド・タカラヅカ』は豪華衣装、歌い踊るタカラヅカレビューです。今回は星座をイメージした演出で、プロローグは満点星です。大階段を使い、星空を表した美しいブルーの世界が広がります。
そして、各星座の場面に移ります。牡羊座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座と個性あふれる場面が続き、途中で星にまつわる過去の宝塚ソングを様々な人たちが歌いました。懐かしい歌も沢山出てきます。
その後、てんびん座、さそり座(これは柚希礼音さん1人でさそりに扮し、難関ダンスを披露します。客席は水を打ったように静まり返ります。今までに見た事のない凄いダンステクですよ!!)。
いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座と12星座場面を詰め込みました。無理があった所もあるような〜?猛スピードで場面が駆け巡ったような気もします。
そして、グランドフィナーレは再び満点星です。赤衣装のトップデュエットダンスはゆったりと静かに時が流れ、とても美しく素敵でした。
出演者達は着替えや出番など相当忙しく大変だったのではないでしょうか?観る側は充分に楽しめましたけどね。

私は今回、大阪のホテルに宿泊しましたので、阪急電車にて宝塚駅までの通いがちょっと大変でした。1回だけ、慌てていて、飛び乗った電車が違う方面行きだったので、あたふたしました。またやってしまった!感じですね(笑)。
12月1日(土)観劇の後、私は神戸にある先祖の墓参りに行く途中、空模様が怪しくなり、にわか雨が降ってきました。しかし、お天気雨のせいで、車窓から大きな虹がはっきりと見られ、ラッキーでした。
雨が心配された墓参りでしたが、墓傍の花屋の主人が傘を貸して下さり、荷物を預かって下さるご親切に助けられました。有難うございました。

そうして、新神戸から新幹線にて無事に帰宅、何となく慌ただしい夢旅は終わりました。

2012年9月19日(水)全国ツアー星組公演(神奈川県民ホール)

各地を廻って神奈川に帰って来たちえちゃんを再びお迎えです。今度は横浜山下公園前の神奈川県民ホールです。
以前にお話しした休憩時間のトイレ行列難儀会館で、久しぶりです(笑)。

作品はちえちゃん率いる『琥珀色の雨に濡れて』『セレブリティ』です。皆元気で更にパワーアップして神奈川に戻ってきましたよ。ファンの声援、手拍子もかなりアップしています。特に2階3階から聞こえるジャンボな手拍子、拍手が凄かったです!舞台も観客も一塊になっての凄い迫力を感じました。
青年館組のメンバー真風涼帆さんらが観劇応援に来ていました。タイミングの良い所で気勢を上げたりして、益々、場を盛り上げてくれていました。舞台側からも横浜にちなんだアドリブに加えて、青年館組(紅さん、真風さん、他星組生半数出演)『王妃の調香師』の宣伝をしてくれていましたよ。

私の全ツー観劇はこれで終わりです。
ちえさん率いる星組隊は神奈川公演の後、大宮ソニックシティに寄り、宮城、北海道、岩手を廻り、最後に大阪梅田に帰って来ます。月末には元気いっぱいで大阪に帰って来て下さいね!出演者の皆さんのご無事を心より祈ります!!
9月11日(火)全国ツァー星組公演2日目(相模大野グリーンホール)

9月9日(日)は柚希礼音率いる星組35名全国ツァー公演の2日目です。
初日は残念ながら観られなかったので、翌日はうんと早起きをして、相模大野グリーンホール前の中央公園に出掛け、全出演者乗車のバスをお迎えする為、入り待ちに参加しました。

そこには、すでに沢山のファン達が来ていました。20〜30分程待った後、バスの姿が見え、バスの窓からちえちゃんが大きく手を振っています。見慣れた下級生達の顔も車中に見えます。こちら側も皆、手を振ってお迎えしました。
午前9時頃とは言え、すでに日差しは強く、一瞬の出来事でしたが、何故か誰もが満足です。私も久々の入り待ち参加に何だかうれしかったです。

関西からもファンの方々が結構来ていました。観劇までの数時間はご飯をゆっくり食べながら、同じ趣味の人達と楽しい語らいが始まります。
開演30分前にならないとホールには入れませんので、開演真近かになると、急に人々がわんさわんさと詰めかけて、凄い混雑になります。全国ツァーの難点ですね。1800人近くも座席があると言うのに、何故に初日のチケットが取れないの?と不信ですが、2日目になってもこの通り満員御礼ですから何となく納得かな。
私は2階のうーんと後ろの席に座りました。舞台が遠い事(泣)!!オペラグラスが離せません。

さて、『琥珀色の雨に濡れて』が始まりました。フランス、パリの郊外で出会った素敵な男女の物語。北イタリアのマジョレ湖には琥珀色の雨が降るって〜?まぁ〜、そんな夢を乗せて物語は展開していくのです。
宝塚ではかの有名な柴田先生作で、儚くもせつない素敵な名作です。
昔、花組で何度も上演され、匠ひびきさん主演の時に私も観せていただきましたので、聞き覚えのある歌や筋書きなどが何となく蘇りました。

最近、観たばかりのショー『セレブリティー』は、内容的にはほとんど変わりないのですが、全ツーはいつもの半人数ですから、役代わりがなかなか新鮮です。ちえちゃん筆頭に若い人達が元気いっぱいに歌い踊り、皆、とても素晴らしかったです。
会場からは大きな手拍子が最初から起こります。私もあわてて、手拍子を合わせます。オペラグラスで観たいし、手拍子を合わせたいですしね(笑)。何度観ても間違いなくパワーがもらえる作品ですよ!全国の皆さん貴女のお近くにて是非ご覧あれ!

こうして全国ツァー公演はスタートを切りました。次に新潟を周って、富山に行って、三重県四日市、愛知県を周り、神奈川にやって来るまで、私はしばし待ちましょう。


2012年8月6日(月)祝・星組東京公演『ダンサ・セレナータ』『セレブリティ』千秋楽

昨日、8月5日(日)は宝塚星組東京公演の千秋楽でした。無事に幕が降り、誠におめでとうございます
私もこの公演は初日より、数回観劇し、昨日も前楽公演を楽しむ事が出来ました。

ミュージカルプレイ『ダンサ・セレナータ』とショー・グルーヴ『Celedrity(セレブリティー)』です。
観れば観るほど、その素晴らしさを痛感し、柚希礼音さんを中心に星組全員が熱く演じ、歌い踊るパワーを沢山浴びることが出来ました。
楽日は何か違う。舞台人も観客も一体となって楽しみ、アドリブなども楽しかったです。『セレブリティ』では観客による手拍子がずっと続き、終わったら掌が真っ赤になったほどです。

『ダンサ・セレナータ』は少し暗めの内容で、トップダンサーだった1人の男が辿った憂いある人生を振り返る物語。
革命の荒波に飲み込まれようとした1人の女性ダンサー(モニカ)を助け、逃がしてやった。やるべき事は全部やったと呟き、閉鎖されるダンスクラブの最後を締めくくったイサアク(柚希礼音)。
年月が過ぎ去ったある日、そのクラブの建物が取り壊されると知らせがあった。イサアクはそこに佇み、昔に思いをはせていたその時、モニカ(夢咲ねね)が現れます。2人は突然の再会に驚きながら静かに手を取り合い、くるくると回転するタンゴを踊りながら幕となります。
終幕場面は時がまるで止まったかのようで、一瞬とは言え素敵な雰囲気です。ちえさん(柚希)はお髭の紳士が案外似合い、なかなか恰好良かったですよ。

『セレブリティ』は一気に弾けてパワー全開です。現代の若者を描いていたり、昔からの宝塚らしい場面もあり、セレブな場面ごとに個性豊かに其々楽しめます。
中でも印象深いステージは
Jubilee Jewelry F場面で、ダイヤモンドが最高の輝きを発しています。夢咲ねねちゃんこそ女ダイヤモンドでしょうか〜。黒いドレスの胸元にはダイヤモンドを散りばめたような石がキラキラと輝いています。黒のシャッポを被り、シックなのに一際目立ちます。その他娘役は真紅のドレスで全員登場です。
黒燕尾服がビッシ!と決まった男役達も全員登場し、髪はオールバックでオーソドックスな雰囲気です。わくわくするような太鼓の音が鳴りだすと、ダイヤモンドの紳士(柚希さん)が超格好良く登場し、男役総踊りです。
赤いドレスの女役達が加わり、黒燕尾服の男と踊ります。宝塚お得意場面とでも言いましょうか〜、赤と黒の踊るステージが目にも鮮やかでため息がでます。

次に印象深いのは
Golden Days B場面。セレブな男親分が威厳をもって大階段の上から格好良く登場します。黒サングラス、ゴールド玉虫調のスーツの着こなしが圧巻のちえさん(柚希さん)です。
難しいコンテンポラリーダンスを男たちが踊った後に、魔女的存在のねねさん(夢咲)が現れます。オレンジ色のダブついたワンピースを脱ぐと、まばゆいばかりの八頭身美女が現れます。玉虫調ゴールドの衣装を纏っており、その魅力は圧巻ですが悪女で、セレブなボス男(柚希さん)を2度と浮かび上がれないほどダメにしてしまいます。
SHUN先生振付の新鮮さと複雑さ、それをちえさん筆頭に踊りこなす星組生たち。新開地は素晴らしいです。

そして、Higher than the sun
場面です。「降りしきる雨の音〜♪」今回この公演で辞められる涼紫央さんが歌います。胸元に銀色の光がまばゆい宝塚調の真白の衣装です。
やがて雨も上がり、夜明けに太陽が昇ります。背景は都会に太陽をイメージした金色の光が現れ、その間から太陽の男が1人飛び出してきます。これこそちえさんです。皆とお揃いの白衣装ですが、胸元は金色の光がにまばゆい位に輝いています。全員太陽の光を浴びて、明るく元気になり、高らかに歌います。

そうそう、中詰め場面の
Magic Locketが面白いですよ。子供騙しのようなストーリーがあり、彼女に振られた頼りない男子が占い師から安く買ったメダルの力で、ヒーローになる物語。頼りない男はちえさんで、勝気で可愛い女の子が早乙女わかばさん、悪役のボスが紅さん。これが皆上手い!我々観ている方も単純なのに何故が毎回面白く楽しいから不思議。

そして、
フィナーレナンバー。皆がはけた後、紅ゆずるさんだけが残って、ピンクの可愛い女子達のラインダンスを誘います。
最後はkazumiーboy先生の振付でNew Groove。ちえちゃんを中心に男役全員がスピード感溢れる凄いコンテンポラリーダンスを披露します。星組群舞の中、
ちえさん(柚希)は立派な存在感とアップレベルなダンスを見事に披露し、ほんと素晴らしいです。膝を合わせてプルプルと震わせるのもお手の物です。
膝と膝を合わせてリズムに乗せつつ何回も繰り返すなんてとても難しいのですよね。出来そうでできないのがこの技です。さすが、ちえさん!!
そして、大階段から濃いピンクに黒と銀のシマウマ模様の豪華段々ドレスを来た娘役、ねねさんが降りてきます。ちえさんの上下服とお揃いの色柄です。階段下ではちえさんだけが迎え、やはり同じ振付師による2人のデュエットダンスが始まります。大階段前を舞台いっぱいに優雅でユニークなダンスを〜、目を見張るばかりのアップテンポで見事に踊りをクリアしました。

猛暑の夏、劇場の観客席もいささか熱かったけれど、舞台の人は全員本当に良く頑張ったと思います。ちえさんを初め星組の皆様、心からお疲れ様!!


2012年7月6日(金)東京星組公演「ダンサ セレナータ」「セレブリティ」開幕

初夏です。星組公演が東京にやってきました!、おめでとうございます。
金曜日開幕でしたので、私も久々に初日に出掛けてみますと、やはり、人が多い、何かしら熱気が違う!
そして、やっぱり!私も星組ファンの皆と同じに初日観劇出来た事が何だか嬉しいです。

作品は大劇場で観たのと同じですが、全体的にパワーアップしていますし、自分自身が見逃した所の発見がいくつもあります。
1つの作品を回数重ねて観ることは、より詳しく細部にわたり、チェック出来ることでより楽しめ、より理解できますね。宝塚ファンならではの技とも言えますよ(笑)。
そして、初日は何よりも終演後のトップさんのご挨拶がある事がお得です。

初日のちえさんは元気いっぱいで、サービスのしまくりです。これでもかこれでもかと難技ダンスを回転しまくりでした。
楽しそうに余裕げに踊る姿はまるで、人技をかけ離れている感じです。力を抜くべきところはちゃんと抜いて、観客を楽しませてくれます。
初日ばかりでなく、2公演の日もお芝居と言い、ショーと言い、複雑なダンスを飛ばして飛ばして踊るちえさん(柚希さん)は他には無い素晴らさがあります。踊った直後に歌だってしっかりと歌えるのも凄いです。

相手役のねねさん(夢咲さん)もちえさんに頑張って着いていきます。あれだけの速度と回転の多いコンテンポラリーダンスを、遅れを取らないようにちえさんに着いていくのは凄技だと思います。
ねねさんも娘役としてスタイル抜群、長身で見栄えしますし、娘役にしては男気があり、しっかりしているので観ている方も安心していられますね。ちえさんとは本当にお似合いコンビです。

今回は特に稲葉太地先生作・演出「セレブリティ」がお勧めです。場面場面楽しく面白く、飽きさせません。
私は偶然、土曜日の公演も観ることが出来て、連ちゃんですが元気を凄くもらった感じです。
私の観ると言う体力も以前の様に戻ってきた気がしました。

暑い夏、公演はまだまだ、1か月あります。お稽古や日常事の合間にまた観劇しますね。
ちえさん、ねねさん、星組の皆さん、千秋楽まで怪我の無いように頑張って下さい。


2012年5月30日(水)記 兵庫県宝塚大劇場『ダンサ・セレナータ』『セレブリティ』

5月24日(木)、結構早起きをして、新幹線にて大阪方面に向かいました。
心配していた体調もまぁ良好で無事に大阪に到着、宝塚に着く頃は大体元気になっていました。

今回泊まったホテルはいつもと反対側の大劇場と武庫川を挟んだ場所にあり、静かで格式高い昔からの観光ホテルです。
チェックインをした後、劇場に向かって武庫川大橋を渡る時、赤い屋根の宝塚大劇場や稽古場、音楽学校などが見渡せ、その前を阪急電車が走ります。そんなのどかな風景に、初めて来たときの懐かしさを味わいながら渡りました。劇場前の花の小道には緑と、春の花が咲き乱れていました。

心配していた体調もまずまずで、午後3時からの観劇は大丈夫そうです。そうは言っても休憩を30分はさんで2時間半の観劇は大分疲れます。
6時に終了後は楽屋待ちを諦めて、ここへ来るといつも会う友人Aさんと夕食を共にしました。世間話に花が咲きますし、宝塚歌劇の話も通じる相手ですから話題は尽きません。
しかし、1日目ですから、風邪上がり故大事をとって午後9時過ぎには切り上げてもらいました。

さて、肝心の観劇は
宝塚星組大劇場公演、ミュージカル『ダンス・セレナータ』とショー『セレブリティー』の2本立てです。
芝居もショーも
ちえちゃん(柚希礼音)は踊る踊る!スピード感あふれるコンテンポラリーダンスを惜しげもなく披露です。それはそれは素晴らしく、全く文句なしです。光輝くエネルギーがバンバン!と、力の抜けた私にも降り注ぎます。
「元気を頂戴!」と私は心の中で叫んでいました。明日はもっと元気を取り戻せることでしょう(笑)。
1日目終わり

2日目はゆっくり起きて朝食を済ませると、もう1人の友人Bさんと楽屋入り待ちを共にし、ゆっくり昼食をして観劇です。前日の疲れは取れていましたので、気分も良く改めてしっかり観ます。

ミュージカル芝居『ダンス・セレナータ』の内容はトップダンサー(柚希礼音)と言われた男が、過去に関わった人々を振り返り、懐かしく思い出します。
祖国の独立運動のリーダーである
アンジェロ(十輝いりす)、その妹モニカ(夢咲ねね)。そして秘密警察(国家防衛警察情報部中尉)紅ゆずる、などの人物模様を描いています。

ショーは、圧倒的な存在感と太陽の様に輝く力強いオーラは頼もしい限りの時の人、
柚希さん!これでもかこれでもかと言うほど、激しく踊りまくり、力強く歌い、衣装替えも忙しく、めまぐるしく活躍していました。
おかげで私は沢山元気を頂けましたよ!
終演後もBさんと楽屋出待ちに臨み、其の後は夕食をしながら、観劇後の感想など遅くまでお喋りをして
2日日が終わりました。

3日目はもう、帰る日です。この日は早起きをして、取りあえず楽屋入り待ちに臨み、それからホテルに戻って朝食を済ませた後、急いでチェックアウトをし、11時公演を再び観劇です。
しっかりと、ちえちゃんを見納めて、体調もすっかり快復した私は劇場を後にしました。
それからは阪急電車に乗って、新神戸近くにある先祖の墓地に行き、日頃のご無沙汰を詫びつつ手を合わせて、夕方新幹線に乗り帰路に着きました。

結構ハードな旅でしたが、全日程を無事に楽しくこなせた事に感謝感謝です。有難う!!ご先祖さま


2012年4月3日(火)祝・柚希礼音スペシャルライヴ『REON!』

柚希礼音スペシャルライヴ『REON!』は2週間の梅田芸術劇場シアタードラマシティ公演(大阪)を経た後、東京の日本青年館にやって来ました!
が〜、あっと言う間の1週間上演が過ぎ、一昨日(4月1日)、大喝采のうちに千秋楽の幕を閉じました。まことにおめでとう御座います!!

東京日本青年館ではチケット入手が困難で、私は平日1回しか観れませんでしたから、未だに観足りない気分を残して(不完全燃焼気味?)、ちえちゃんスペシャルライブは終わってしまいました…。
でもでも、柚希礼音初ライブは大成功で、ちえちゃんを中心に星組の皆さんがとても元気に千秋楽を終える事が出来ましたから、本当に良かった!!と思います。

思い起こせば、歌い踊り数々の場面を完璧にこなした柚希さん(ちえちゃん)!!進化し続け、躍動するちえちゃんワールド!本当に素晴らしく夢のようでした。
紅さんや真風さん、鶴美さん他下級生の皆さんも大変良く活躍され、若さみなぎる素晴らしい舞台でした。心和やかにほっとさせるお芝居的な場面もあり、それはそれで愉快にとても楽しませていただきました。

ちえちゃんを初め星組の皆さん、技術的にも高度で変化にとんだ数々のステージを本当に有難うございました!そして、お疲れ様でした!

3月24日(土)スペシャルライブ『REON!』梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

春まだ寒い3月8日〜3月20日、大阪梅田芸術劇場、シアター・ドラマシテイにて星組のトップスター柚希礼音のスペシャル・ライブが行われました。

16日(金)、17日(土)に私も大阪まで観に入って参りました。

メンバーは柚希さんを中心に星組の下級生24人が出演しています。
構成、演出は宝塚でお馴染みの藤井大介先生です。名立たる振付氏たちが場面ごとに難関ダンス指導を担当したと聞いています。
役名のあった今までの舞台とは一味違い、等身大で素の柚希さんと下級生達です。ダンスは元より魅力ある歌声などパーフェクトに成長著しい
柚希礼音さんは更なる難関ダンスを見事にクリア!!
下級生達も若さが爆発し、難関ダンスをしっかりと大変良くこなしていました。中でも
夢咲ねねさん、紅ゆずるさん、真風涼帆さん、鶴美舞夕さん、白華れみさん、壱城あずささんが目立っていました。

現代的なスピード感に溢れた歌や踊り、ある時はジャニーズ風だったりして、場面は豊富で歌と踊りのアラカルトです。
もちろんクラシカルなスローテンポの場面もあり、コメディ風な場面もちょっとありました。
トップさん初め皆さんも客席に結構降りてきます。舞台人と言い観客と言い、凄い熱気でそれはそれは満員御礼の大盛況でした。ペンライトを振り、何度も客席から立ち上がり、手拍子や拍手も凄かったですからね。そうした一体感が新鮮でまた非常に良かったですね!!圧倒されて目まぐるしく見ているうちに休憩を挟んで2時間なんてあっと言う間!
柚希礼音初ライヴは大成功です!!

私も元気を沢山貰って、終演後は楽屋出待ちもしました。翌日は土砂降りの雨でしたが、折角なので楽屋入り待ちもし、その日もう1回、舞台を楽しんで帰ってきました。

こうしたライブは沢山の人が一度に楽しく盛り上がれて、ディナーショーとは違い、格別な味わいです。柚希さんファンでほんと良かったなと思いますね。

来週には北上して、東京に数日間やって来ます。今度は日本青年館です。
これが〜実は〜、チケットが確保できないのですよ〜。私も予定通りには観れない事になってしまっています……(泣)。

2012年2月7日(火)祝『オーシャンズ11』千秋楽

1月2日より始まった東京宝塚劇場星組公演『オーシャンズ11』は2月5日(日)に無事千秋楽の幕を下ろしました。
おめでとう御座います。柚希さん初め星組の皆さん本当にお疲れ様でした!

今回もまた、新たなる1本物超大作を見事成し遂げた星組!
何よりも
柚希礼音さんはダニー・オーシャン役を非の打ちどころない程の演技力で観客を魅了しました。それは役に成り切る事、歌にダンスそして演技、更に宝塚には無くてはならない男役の魅力ですね!
そうしたバランスが取れていて、本当に素晴らしかったです!

相手役の夢咲ねねさんや他の10人も主役をしっかり支えていましたし、それを盛り上げる多数の星組生達もしっかりと役目を果たしていましたね。
超悪役の
紅ゆずるさんは観るたびに力強さが加わり、歌声もしっかりとして来ていました。線の細い美形男子、テリー・ベネディクトでしたが、良く頑張ったと思います。

珍しいイリュージョン取り組みのミスもなく、不思議な場面に私達をワクワクさせてくれました。内容的にスリルとスピードを要し、その運びが素晴らしかったです。
恐らく、いつにも増して、
演出家の小池先生や舞台構成スタッフなど、多数の方々が一丸となって取り組んだ作品だったと思います。女性ばかりの宝塚にもこんな事が出来るんだ!と多くの観客は思った事でしょう。拍手喝采は尽きませんね!

フィナーレのダンスナンバーはアメリカ的でお洒落だったし高度な振付を皆が立派にこなし、若者のストリートダンスも良かったですね。デュエットダンスも勿論、お洒落で高度テクニシャンらでした。どれも毎回楽しませてくれました。

私も東京公演は9日の後、22日、27日、2月2日、4日と自分なりに足しげく通いました。何度観ても飽きない〜、生の舞台は日々違います。進化もしますし、ちえさん(柚希)を主軸に周囲の出演者が日々アドリブを入れ、観客を楽しませてくれます。お席も1階下手前方だったり、2階の下手前方だったりと、見る角度によって舞台の新たなる発見もありました。
ところが、観る側の体力も結構要るもので(笑)、私自身、それなりの歳ですから、予定数を無事観劇出来た事にとても感謝です。ちえ様、有難う御座いました。

こんなですから、今年は正月明けてすぐ、突っ走り、気が付けば2月になっていたと言う感じです(笑)。

2012年1月10日(火)宝塚星組生協貸切公演(東京宝塚劇場)

年の初めに神社で引いたおみくじが『凶!』と出た上に、お参りする前に道端で、すってんころりんと転んでしまった私…(泣)。膝小僧を痛めたけれど、幸いな事に大事に至らなかったので、楽しみにしていた2つの観劇を無事に終える事が出来ました(笑)。

1つは明治座で先の通りですが、2つ目は1月9日(月)祭日、宝塚星組『オーシャンズ11』生協の貸切公演を観ました。これもラッキーな事にSS席が抽選にて当り、1階の2列目センターブロックがゲット出来たのです。
宝塚歌劇を2列目で観れるなんて、本当にまたと無いほど凄い事で、それもお気に入りの星組さんの公演で、年の初めでもあり、信じられないようなラッキー続きです。良いのかな?と言う位満足がいくお席で、贔屓のスターがトップを勤め、スリルと躍動感溢れる作品『オーシャンズ11』を観れたなんて〜。

『オーシャンズ11』はトップスター柚希礼音扮するダニー・オーシャンを中心に、更にパワーアップして東京へやって来ました。ちえさん(柚希)の完璧な演技力と歌にダンス、それはそれはご機嫌で観せて戴きました。日頃お世話になっている生協さん有難うですね(笑)。

さーて、明日からは日常のお稽古も始まります。特に怪我や健康など、それなりに身を引き締めて2012年を歩まねば……。

『オーシャンズ11』大劇場公演より

2011年12月10日(土)『オーシャンズ11』

秋が終わり、冬の音連れを感じる先週、11月30日(水)は午後から兵庫県宝塚市に出掛けました。
私用を済ませた後、1日(木)午後〜3日(土)午前中まで
宝塚大劇場星組公演『オーシャンズ11』を観ました。

今回の星組大劇場公演は2002年に日本で上映されたと言う映画『オーシャンズ11』を宝塚の演出・脚本家である小池修一郎氏により初舞台化されたものです。
ラスベガスのホテル、カジノを舞台に起きるサスペンス・アクションドラマと言う事なので、宝塚ではどんな風に出来上がるのかなと楽しみにしていました。
観れば、ミュージカル仕立てで宝塚的に作り変えてはあるのですが、ハラハラ、ドキドキ、ワクワクとスリル満点で大変面白かったのです。さすが、小池先生ですね!
そして、柚希礼音率いる星組はやっぱり、立派に完璧に舞台を勤めてくれました!!       


天才詐欺師と呼ばれるダニー・オーシャン(柚希礼音)が刑務所を釈放された後に手掛ける大仕事は、ラスベガスの巨大ホテルのカジノにおける金庫破りだった!
ラスベガスのホテル王である
テリー・ベネディクト(紅ゆずる)は冷酷美男子で金が1番、あくどい商売で巨大ホテルとカジノを建設した。その金庫には一晩で稼いだ1億5000万ドルが毎日のように運ばれて来ると言う。
しかし、彼は惚れた女には弱く、美しいダニーの妻
テス・オーシャン(夢咲ねね)を我が物にしようとしている。ダニーの妻テスも務所入りしていたダニーと別れて、一見真面目で自分を優遇してくれる大金持ちのテリーも悪くないなと思っていたのだった。

ダニー・オーシャンは11人の選りすぐりのメンバーを集め、テリー・ベネディクトの所有する巨大ホテルの金庫破りを計画すると同時に、彼から妻テスを奪い返すのも大きな目的の1つだった。
11人とは、ダニーの昔馴染み
ライアン(涼紫央)。カジノでの腕利きディラーであるフランク(夢野聖夏)マジシャン(壱城あずさ)曲芸師(鶴美舞夕)。元カリスマ詐欺師のソール(未沙のえる)と元カジノのオーナー(美城れん)
パソコンの
ハッカー(美弥るりか)と映像加工のプロであるモロイ兄弟(如月蓮、天寿光希)。小心者だが父親伝説がスリ名人であったと言うライナス(真風涼帆)。以上、ダニー・オーシャンを入れると「オーシャンズ11」。
こうした綿密なダニーの計画で大金庫破りは成功した。悪の骨頂は滅び、妻はわが身に戻り、奪った金は山分けしたものの、緑地改革に寄付するなど、悪い事に使わない(笑)。つまりはハッピーエンドで終わり。


今回は宝塚にしては思い切った世界を取り上げていますが、人間味を入れたりして温かさや優しさもあります。
計画から到達するまでの段階に結構スリルがあり、今までに無い面白さがありましたね。
舞台の仕掛けも凄いし、本物の手品も入っており、イリュージョンも入れたと言うので、あれ?と言う不思議な事もあったし、高度なITの世界も引用しています。

それにもちろん、主役のダニー・オーシャンを演じた柚希礼音はキリリと眼力があり、妻には優しい眼差しで接し、歌も上手く、ダンディで格好良かったです。

宝塚ならではのフィナーレは、負け組のホテル王を演じた紅ゆずるが銀橋で歌います。とても難しい役を若いのによく頑張りました(拍手!!)。
若手のラインダンスの後、スリ役を演じた真風涼帆さん中心に若手の男役が周りを固め、ラップ調のストリートダンスを披露しました。真風さんも自然演技が良く、難役を上手くこなしていましたね。
そして、ちえちゃん(柚希礼音)中心の男役達の大階段総踊りです。宝塚では初の振付師SHUN先生による話題の難関ダンスで、格好良さ極めつけです。
周りの男役達が履けた後はちえちゃん1人が銀橋で歌います。ラスベガスのマジック・ショーのスターを演じた白華れみちゃんは真紅の衣装姿で、銀橋のちえちゃんとサラリと絡み、他の女役達もバックで歌い踊りました。
最後はテス・オーシャンを演じた夢咲ねねちゃんがとびきり洒落た衣装で大階段板付き登場です。なかなかアダルトな雰囲気を出しています。美形男役が出迎え、去った後は、揃いの衣装に着替えたちえちゃんと、ちえねねディエットダンスです。
やはり、
SHUN先生振付によるアップテンポのテクニカルダンスは凄いです。うっとりと夢のダンスはあっと言う間です〜。
涼さんがエトワールを受け持ち、パレードで全員登場です。今回はラスベガスぽく、其々に個性的でゴージャスなスーツ姿の男役さん達です。
何と言ってもちえちゃん(柚希さん)の黒地に白のボチ模様スーツはダイナミックでゴージャス、大変良く似合います。それに黒い羽根、見応えがあり、さすがです〜。

4日間のお楽しみ旅行は終わりました。後は東京に来るのを待ちましょう。

大劇千秋楽まで星組の皆様頑張って下さい!

長文お読み下さった方、有難う御座いました。

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