『しあわせのつぼ』観劇記 2006.8/4〜8/13ル・テアトル銀座

当時のおしゃべりルームの観劇日記を追加します。

9月5日(火)『しあわせのつぼ』全公演千秋楽祝!!

直ちゃんを初め、『しあわせのつぼ』出演者の皆さん、全公演千秋楽おめでとう御座います!

この公演で直ちゃんは、お芝居と歌を一生懸命頑張って、出演者の皆さんと沢山楽しんで、とても仲良くできて、色々な事を学んだようで、本当に良かったですね!
また、地方公演を応援に行って下さったファンの皆さんもお疲れ様でした!

どこへ行っても、誰とでも仲良く、いつも明るく元気でパワフルな直ちゃん!
これからもマイウエイ思考で頑張って下さい。
私としては来春の阿国まで、ちょっとご無沙汰になるかも知れないけどね!

8月29日(火)『しあわせのつぼ』お茶会レポート完成

今日から『しあわせのつぼ』地方公演が始まりました!今日は大阪、明日は名古屋と続きますね。そちら方面の皆さん、ご報告をお願いします。
さて、私もやっと、先日の伊央里直加お茶会の報告が仕上がりました。私なりの解釈と纏め方で恐縮ですが、ご興味のあります方はお読み下さいませ。トップページ、もしくはナオカギャラリーからお入り下さい。

8月13日(日)『しあわせのつぼ』東京公演千秋楽

ル・テアトル銀座にて、『しあわせのつぼ』東京公演千秋楽の幕が降りました。
おめでとうございます!!
出演者の皆さんはいつもより少しパワーアップした感じで、それぞれの役所を確実に、かつユニークに演じていらっしゃり、チームワークの素晴らしさが生かされた良い作品だったなと改めて感じました。

月末から大阪、名古屋、新潟、博多などあちこちで公演されますので、そちら方面の方々、お楽しみに!報告などもお待ちしていますよ。

私も数日中に、東京公演の感想や親睦会風お茶会のもようなど纏めたいと思いますので、また、読んでみて下さい。

8月7日(日)8/6『しあわせのつぼ』観劇、茶会

直ちゃん出演『しあわせのつぼ』を初観劇しました。

芸達者揃いで、結構面白い作品ですよ。
最初以外は1場面のみで、4コマの設定、それがぐるぐる回って、一日の出来事を転回。
役者はあまり引っ込まず、暗転の中でじっとしていたり、ちょっとだけ演技していたりと、無駄を省いた場面転回になっています。
直ちゃんと、東山君はフレッシュかつ新風を吹き込んでいました。

観劇後の伊央里直加お茶会では、いつも変わらぬ爽やかムードの直ちゃんが開始30分後に登場、お芝居についてのエピソード、OFFではこんな事を〜〜、今後の事など、盛り沢山の直加爆裂トークで場を盛り上げました。

マイペースで進行し、今を頑張り、エンジョイしている直ちゃんの最近の姿が、お茶会を通して伺えました。
次の舞台は来年3月予定です。
公演の方はまだ、始まったばかり、東京公演も後1週間あります。暑さに負けず頑張って欲しいものです。

8月4日(金)初日祝!

伊央里直加出演作品『しあわせのつぼ』の初日おめでとう御座います!
私は6日が初見です。そのまま親睦会にも参加します。
お楽しみは6日に押し寄せて来るのですが、ちょっと待ち遠しいです。
初日ご覧になられた方、情報をお寄せ下さいね。


さて、観劇記です。

1人の平凡な主婦が、ある日の出来事を通して、自分のしあわせって何?「しあわせのつぼ」って何か?を見つける物語です。

主役立花順子を演じているのは、宮本信子さんです。物腰がソフトで歯切れ良い台詞も解り易く、爽やかな印象を受けます。さすがベテラン女優さんだなと思います。着用のラメ入り薄青緑色スーツは、上着の裾と袖にフリルが施され、それとなく上品さが出ています。
順子の夫は有名歌手で不在がちです。母子家庭同然に育てた1人息子は成人して企業に就職しました。順子自身も歌が好きで、若い時は歌手を目指した事もあるけれど、今はママさんコーラスなどで活躍中です。
ある日、順子が夫に誕生日プレゼントを届けに、コンサート会場に足を運んだ所から、ストーリーが始まります…。

布施明さん扮する立花隆平は順子の夫でダンディな人気歌手。仕事柄まるで独身気取りであまり家に帰りませんし、特別な彼女もいます。
布施さんの創る隆平は、独特の暖かさと優しさに加え、どことなくユーモラスです。不味い事がばれた時の調子良く逃げる様や惚けぶりが、ちょっと格好悪いけど憎めません。歌も2曲歌い、その美声を聞かせてくれます。

我らが応援する伊央里直加さんは、立花隆平の愛人役、安藤恵美です。赤い薔薇柄のワンピースが軽やかで、とても良く似合い綺麗ですよ。歌手役なので歌も披露してくれますし、東山さんとの絡みダンスもちょこっとあります。
恵美はある日の出来事で隆平には奥さんと子供がいる事を知ります。気性の激しい性格なので散々駄々を捏ねますが、最終的に隆平の本心をキャッチし、そっと身を引きます。

東山義久さん扮する下山駿介は、隆平の付き人、世話役です。立派な体格に若さが漲り、動きも機敏で、格好良いです。真面目な好青年役ですが、超年上の順子さんを本気で好きになったりして、順子さんを少しの間ときめかせる存在です。
平静な自分に戻るためのおまじないは「ビヨヨヨヨ〜ン〜」と唱える事、これが度々で笑えます。もちろん病院の屋上でお得意のダンスをほんの少し披露してくれます。

音尾琢真さん演じる立花孝一は隆平と順子の息子です。葬儀屋に勤めており、もさっとしていて、パッとしない所が面白いです。ほとんど父親不在で育ったので、意識不明?の父親を目前にしても取り乱す事無く、今一つ愛情が無い感じです。イベント会場から駆けつけたとは言え、終始喪服姿で、のほほんとした役作りが良いですね。

小原雅人さん扮する岩泉は、長身色白二枚目の見習いドクターです。まだまだ腕に自身が無く、隆平の病室では彼女でもある看護婦さんに仕切られています。立っているだけで存在感があります。

依田萌子さん演じるは古山ナースです。きびきびとした物言い、暖かさも面白さもあります。ユニークな看護婦成りきり度は絶品で!本当に上手くて好感が持てましたよ。

池上リョウマさんは安藤恵美のマネージャー、田中さんです。ダークスーツにぺちゃんこのビジネスかばんをぶら下げ、小柄で、一見軽めで調子良く、頭も余り良くない〜。余計な事を喋って周囲の関係を壊してしまう帰来があるので、恵美さんは嫌っています。なかなかユニークなキャラクターですけどね。

木野花さんの役柄は山根里子で、順子さんの親友です。隆平が運ばれた病院に偶然入院しており、超明るくて前向き思考、並外れた行動に周りが付いていけない感じですが、客席からは大受けしています。一方では親友思いで親切な所もある、とても愉快な人物です。

そうして、山路和弘さんは立花良和役で、隆平の弟、兼、事務所の社長をやっています。
山路さんと言えば、つい先だって、『アンナ・カレーニナ』でアンナの夫役を演じた人です。陰気な印象があったのに、180度変わって、音楽業界の人間って感じを上手く出しています。今回は酔っ払い演技なんて最高に面白いです。年末に『マリーアントワネット』に出演も決まっていると言うから楽しみでもあります。歌えますからねぇ〜。

以上ですが、役者に一人として無駄が無く、個性豊かに描かれていて、皆上手いです。脚本演出は福島三郎さん。音楽は本田俊之さんです。どこにでもあるような?話かも知れませんが、隆平が過労で倒れた事がきっかけで、忘れかけていた本当に大切な物を知る。
隆平は順子さんが一番大切な人だと再認識した時、順子の「しあわせのつぼ」が鳴る!って仕組みです。実際はそんなに上手く行くかしらん?なぁんて、思ったりもしたけれど、上手く纏めた物です。出演者とスタッフのチームワークの良さが伝わってきましたし、舞台セットも簡略化されているのに気が利いていました。

以上、この後、8月末から9月初めに掛けて大阪、名古屋、新潟、福岡で上演されます。

2006.8月15日yuko記

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