88th宝塚歌劇展・横浜高島屋・伊織直加トークショー2002年9月2日(月)
司会 藤川なな
【フジテレビ系のコマーシャルでお馴染み】

 

司会者 「伊織直加さん、キスミーケイト〜!」 会場全員「お疲れさまでした!!」

【こんな風に、前もって司会者と会場の皆で、ちょっと打ち合わせをしておいた通りに、直ちゃんを迎えました。】

伊織 「改めまして、宝塚歌劇団の伊織直加です。今日は朝の暗いうちから、並んで下さった方がいらしたと言うことで、本当に有難く思っています。ですから今日は、楽しんで頂けるような爆裂トークを繰り広げたいと思っています。」 

【おっと、着席なさる前に、直ちゃんの素敵なお洋服を、司会者が皆によーく見せて下さいました。】

伊織 「キスミーケイトで、しばらくの間、普段も女っぽい服を着ていたので、終わった途端、男役に切り替えようと思って、今日はメンズの服を着て来ました。はい、自分の普段着です。一応は髪もまだ、伸びてるんで、お花を付けてみたりしました。」

【ウエストの所に素敵なお花が一輪ついてます。紺系統のたっぷりとした上下スーツです。何処かで見た事があると思ったら、名古屋のお茶会の時に、私達ファンからのプレゼントの品ですね。早速、皆さんの前に披露して下さったのですね。】

司会者 「千秋楽は29日だったんですか?キスミーケイト、帝国劇場から名古屋に?」

伊織 「はい、8月29日が千秋楽でした。アントニオのボス以来、女役をやって来ました。実際は始まる1ヶ月前位からお稽古に入ったのですが、私は、女役が初めてなので、4月の終わり位から、女役に向けての準備をしてきました。でも、ウエストだけは、女役をやると言うお話を聞いてから、すぐに絞めるようにして来ました。」

司会者 「そのキスミーケイトでは、セクシー部門を担当みたいな〜?役作りの面ではご苦労なさったでしょう?」

伊織 「宝塚の男役も女役も常にセクシー部門、まぁそんな感じかなぁと、思ってはいるんですけどねぇ〜?役作りの面では、宝塚とは違って衣装がね…。格好もリアルだった。お腹は出してるし、2幕目はランジェリーショーだし、いいのかなぁ〜?と、すみれコードぎりぎりだった。初め私は恥ずかしかったんです。初日は『見ないで!』って感じで…。『本当は女だったのよ』みたいな…。(笑)今までは肩パット等みんな付けて、潰してバレないようにしてきたものが、全部出しちゃったぁーみたいな。(笑)ウエストだけはアントニオの時からすぐに絞め始めました。ちょっと、割れてますが…。男役は腹筋がいるので、毎朝毎朝やってると、筋肉がお腹の所に付いてきて、それを絞めるから線が付いてきたんですよ。ロイスの時も、リフトなどで、胸筋が必要で、一生懸命トレーニングをやっているうちに、胸がピクピクと動くようになったんです。どうしようかと思って…。」(笑)

伊織 「表情とかは、自然に切り替わる自分があるなと、状況によって変る自分がいるのが怖いなと思いますね。トム・ディック・ハリーで『私〜♪』ってやってて、TCAで宝塚に帰ると『ただいま!』と男の声になっちゃうので、その切り替えって言うか、自然にやっててハッと気が付くんですよね。そう言う自分が不思議で可笑しいなと思います。千秋楽終わって、しばらく女っぽかったけど、劇団と打ち合わせがあった時は男になっていた。バウの打ち合わせがだんだんと進むうちに、目が釣り上がって来て、ますます男役になっていた。(笑)ハードボイルドな男役なんで、バウが終わって、今度は女役に戻れるかなぁと思うけど、案外状況で戻れるんだろうなぁと。赤坂君とかを見たらきっと、ロイスに戻れるんだろうなぁとか思ったりしますね。」 

司会者 「バウホール公演についての宣伝を」

伊織 「バウの『Switch』は10月5日から始まります。湖月と入れ替わるので、スイッチにしたんです。今思うと、女から男に変るし、男から女に変るので、自分にピッタリかなと。はい、75期4人なんですけど、今度、宝樹彩がニューヨークから戻って来て、振付に参加してくれて、同期5人でやらして頂く事になりました。チラシは、まだ印刷の段階で出来てないですが、皆様にはお見せしちゃおう!今年一本限りの男役で〜、お待ちしてます。【と、チラシを見せて下さいました】(拍手)

司会者 「えっ、今年はこの後、男役はなさらないのですか?キスミーの話をしてらっしゃると、とても楽しそう、辛くはないですか?」

伊織 「はい、次のキス・ミーは今井さんとかも代わるので、12月の頭から稽古に入ります。ちっとも宝塚にいないんですよ。お稽古も東京だから、昨日は宝塚で、2日前まで名古屋だったし…。名古屋は休演日が1日だけで、ぶっ続けで、筋肉的にきつかったかな。精神的には皆さん優しくして下さって、楽しかったなと。女役には優しいんですよ。男役は気にしてくれないけど…。宝塚の方でも女役さんには優しいのに、私も同じ女なのに、男役だとあまり気にしてくれない。(笑)
ロイスやってて、何回も頭打ったり、背中打ったりしても、みんな『大丈夫?』とか聞いてくれるんだけど、自分は『大丈夫、大丈夫』と言う。腕立てやってても筋肉が足りなくて、男優さんに『ごめんなさい、こっちの筋肉がなかったから』と謝ったら、逆に水野さんとかにびっくりされた。(笑)普通は『もう少し痛くしないで!』とか言うのでしょうけどね。赤坂さんは初めてだったので、かなり同情したけど、2人共、体力はあったみたい。日頃のジャニーズのコンサート等で鍛えてるらしいし、私もショーよりは楽だから。」

司会者 「筋肉を鍛えるのは大変なんでしょう?」

伊織 「鍛えるのは好きなんで。私もわたるもね。」【なんで、ここでわたるが出て来るのかな?笑】

司会者 「伊織さんと言えば、笑窪がチャーミングだと思うんですけど」

伊織 「有難う御座います。キスミーでは馬鹿みたいになって、出しっぱなしで。男役で出し過ぎると可笑しいんですよね。トム・ディック・ハリーなんか、出し過ぎて釣りそうみたいな〜。笑い過ぎて、ほっぺの筋肉が痛いくらいで…。赤坂君にヨダレたれてるよと、凄い馬鹿にされて…。(笑)『よろしいでありますか閣下!』とか、演出家に『好き放題に口を伸ばせ』って言われて、ヨダレたれてるよとか赤坂君に言われます。」(爆笑)

司会者 「アドリブとか、決まってないんですか?」

伊織 「アドリブだらけで返すのが大変。私もアドリブ好きなんで、返すけど、ジャニーズさんの方が強いし、上手ですね。役から離れたアドリブを平気でやるから、なかなか対抗出来ない。かなり勉強になりました。」

司会者 「宝塚でも大浦みずきがなさったのですよね。」

伊織 「はい、本科生だったので、花組をよく観てました。まさか、チコさんの役を自分がやるとは思ってなかったですね。」

司会者 「ここでちょっと、劇中劇のビアンカの台詞を言ってみて下さいますか?」

伊織 「これはロイスの台詞ですね。『腰が痛いんですって、カイロプラスティックに行ったんじゃないかしらん?』
【と、ロイスの声で…。大拍手でした】

司会者 「次に宙組のカステル・ミラージュのアントニオの台詞をお願いします」

伊織 「『どうだ?俺達の仲間にならねぇか?お前のような度胸と才覚があれば、家どころか城だって買える。』
【キャー!かっ格好良いお声が〜!】

伊織 「『腰が痛いんですって!なぁに?フレディ!』」(爆笑)
【と、こんな風に直ちゃんは速、ロイスの声に早替りです。もう、会場は拍手と歓声で大盛り上がりです】」

伊織 「『アタシィ〜今すぐ♪』とか1オクターブ位違うんですよね。『アタシはいつでぇーも〜♪』と『新しい大陸にぃ〜♪』は同じ位の音だけど、出し方が違う。同じ音なのに歌も全然違うし、全然違う人に聞こえるからね。自分でもよく解からないですけど、同じ音を声帯の上の方とアントニオは下の方で出しているのね。
最初、『なぁに、フレディ』【女の人の低音で言う】と低く言っていたら、『男に同等で歯向かうな、怖い!』って言われた。そうか、こうすると女は可愛いのかって言うのかが逆に解りました。今まで、演出の先生に向って、『絶対、この間しかイヤ!私はねぇ!』ときつく低く言っていたのが、『イヤだぁ〜!先生ぇ〜』と可愛く言えばいいのかって…。」(笑)

伊織 「昨日のバウの打ち合わせはずっとそうだった。『私ねぇ、エヘヘへ〜』すると、『おまえ、大丈夫かぁー』とか先生に言われた。昔を知ってるからねぇ。」(笑)

司会者 「これからに、生かせる事はありますか?」

伊織 「リフトも私達はタイミングが問題なんで、こうされると、こうするといいとかね、何処を持つと露骨が痛いか解ったので、女役さんに優しくなれるかなぁとかね。私の場合、男役から女役へ、女役から男役でしょ。出来上がった台本を自分の役の所と、相手の役の所と両方読んでるんです。両方出来たら嬉しいかな。これからは女役の台詞も読んでみようと、そうすると解り易いかなぁとね。苦労して変わったのに、また戻るからねぇ私。スイッチみたいに変わると良いなぁと。役者としては嬉しいかなぁと…。」


司会者 「ここで、伊織さんにお手紙をお預かりしてるんですが」

伊織 「えっ、どうやってもらったの?凄い!」

【と驚く直ちゃんです。ここで、そのお手紙を読もうとする時、音響照明さんが効果的に演出してくれていますよ】

雪組の美穂圭子さんから、
『先日のキス・ミー・ケイトでは、私は何故かお下げ髪の可愛かった予科生時代の直ちゃんを思い出してしまいました。今回のバウホール公演は、ハードボイルドな男っぽい直ちゃんを楽しみにしています。わたる、絵里、圭子に成り代わりまして、皆様への宣伝をよろしくお願い致します。』

続いては月組の嘉月絵理さんから【効果音樂入りです。金管ミュートの調べかな】
『残った同期4人で舞台に立てる事はとっても嬉しい!直ちゃん有難う!楽しくやろうね!』

そして、専科の湖月わたるさんから【効果音樂入り、金管ミュートの調べ】(笑)
『男役伊織直加との共演に胸がときめく私です。貴方のわたるより』

伊織 「泣けるかなと思ったけど、うちの同期はやっぱり可笑しい。『貴方のわたるより、ときめく私』って、あつかましい〜。(笑)わたるは赤坂君と似たような心情だなぁと、赤坂君はわたると喋るのと同じ位だなぁと思う。今度の舞台は、女役もいいけど、折角だから、私は男役しかやらないけど。」


司会者 「2002年は素晴らしい経験をなさって」

伊織 「はい、いろんな事をやれて、良かったなぁと、やりたい事は絶対にやりたいので…。」

司会者 「10月5日〜10月12日まで、宝塚バウホール公演『Switch』に是非、足をお運び下さい。
大阪ご出身で、良い学校を卒業なさって、宝塚に入らなかったら、お医者様になられるはずだったんですって?」

伊織 「キスミーのメンバーには、ロイスのキャラのままなので『ロイスが医者になったら絶対にかからない』って、馬鹿にされて…。『メス忘れちゃったわぁ、中にぃ〜』とかね、怖いって言われてます。宝塚ではしっかりしてる伊織でいるつもりなんだけど、大変な動物を飼ってるみたいに、誰も信じてくれない。」(笑)

司会者 「先輩の一路真輝さんとご一緒で、ミュージカルについてとか、色々教えて頂いたんですか?」

伊織 「はい、一路さんには凄いお世話になったし、唯一信じてくれますねぇ。春風姉さんも、一緒にいた時がないので、信じてくれない。男の人達も信じてくれないし。半ば女とも思ってない。演出家の先生とも接するから『赤坂君よろしくな、俺だけじゃ駄目だよ』とか、アンサンブルの人にも言われてます。ロイスのキャラがそう言うキャラなんで、みんなそう思っています。」

司会者 「男として生きる道と、女として生きる道と両方あっていいですね」

伊織 「別に男として生きてる訳じゃないけど〜。」(笑)

司会者 「女性として生まれて、男の生き方も出来るのは凄いうらやましいなァ〜と。」

伊織 「なるほどねぇ、なれて2度美味しいみたいな〜。苦労もありますよ。私、女に生まれたのにと、寂しい時もありますよ。地方公演で、全員スーツ着てサングラス掛けてトイレに行ったら、『えっ?えっ?ここ女子よ』みたいな。ちはるさんなんかサウナで……。もっと可哀想、悲しいみたいな…。」(爆笑)

司会者 以前、伊織さんに一本釣りされた事があるんです。ダンシング・スピリットのジェラス・ラヴァで、客席にウインクして、投げキッスして終わる。何処にウインクするって決まってるんですか?」

伊織 「いやぁ、私の適当な感覚によりです。」

司会者 私ね、されたんですよ。その日から…、伊織さんたらぁ〜…。」(爆笑)【司会者の方、面白い!!】

伊織 「東京のジェラスラヴァとフィナーレナンバーのダンダンダ、ダーンはキスミーのメンバーには見てもらいたくない。大阪のフィナーレナンバーはアンニュイだけどね。ジェラスラヴァは特に、勘違いされそうで、怖い。特に赤坂さんには観てもらいたくない。相手役にはね。日頃も女性らしく見せようとしてる中、折角、創ってきたものが全部崩れて一貫の終わりじゃん。バレたぁーみたいな…。」

司会者 「皆さん、ジャニーズ事務所にビデオを送らないように、写真とかも…」(笑)

伊織 「止めて下さい!」(笑)【結構真剣ですよん・・もう〜】


質問コーナーです。

横浜のイメージはどんなですか?

伊織 「中華街の肉まんが買えるとか、夜景とか、レインボーブリッジとかが浮かびます。あまり機会がないですけど、以前に来た時に夜景とかが綺麗だったので。」(笑)

司会者 「お買い物は?」

伊織 「もちろん、高島屋ですね!!」【と、すかさず上手い宣伝を】

今、一番幸せに感じる事は?

伊織 「女役から、男役に戻った瞬間とか、男役から女役になれた瞬間とか、サンディに久しぶりに会った瞬間、キスミーやってて、私も女だったんだと思った瞬間など」

嵐のコンサートのボックスシートはいかがでしたか?

伊織 「えっ、見てたんですかぁ?赤坂君に誘われて行ったんです。こう言う所で言わないで下さい。モニターに映ったんですよね。『赤坂君が来てます』と放送された時に横に居て、みんな映っちゃうしねぇ。松本ジュン君が良かったですよ、歩き方が格好良い。ちょっと、ミキさんぽい。以前に子供だと思っていたのが舞台観ると大人だなぁと、終演後赤坂君が駄目だししてる横にいていいのかなぁみたいな。」

司会者 「樹里咲穂さんもジャニーズの方がたと舞台にお出になりましたね」

伊織 「はい、宝塚とジャニーズは似てるんですよね!観ていて楽しいなぁと思いましたね。でも、決してデートしてたわけではありませんよ。他にもいましたから。

【と私達を気遣って、言い訳をしてくれたお優しい直ちゃんです】

憧れた男役はいますか?退団なさった方でもいますか?

伊織 「一番初めに、文化祭でお化粧をしていただいた真矢みきさんに憧れました。娘役志望だったのが、ミキさんと喋ってから男役になろうと思ったし、影響が強いですね。男役やってて良かったなぁと…。娘役だとぎりぎりだった身長が、後で伸びたので、また転向しなくてはいけなかったしね。」

司会者 「結局、両方なさって」

伊織 「はい、そうですね」

キスミーを宝塚の生徒に観られるのはどうですか?

伊織 「恥ずかしい。特に下級生には…。観に来ても『ボス!』とか言うだもん。周りの人が『えっ、ボス?やっぱり!』とか…。そう言う私も赤坂君にサイン入りボスの写真を見せたりして、『自分の相手役です』って、化粧前に置いて見せたらと言ってるのね。その日によって男っぽかったり、女っぽい日があったりして、ロイスが微妙に変化してます。わたるが来た時が、一番、恥ずかしかった。恥ずかしいけど、いいや、やっちまえぇーって言う時は男っぽいかな。劇団関係者が来た時が男っぽいかな。パパとかが来た時も恥ずかしいので、男っぽい。2幕のラブシーンも女役の方が恥ずかしい。ジェラスラヴァはちっとも恥ずかしくないけど。自分でも、どっちが素に合ってるか、わからない

一路さんと踊ってる時に、途中で緞帳が下りてきて、頭にぶつかりそうになってましたが、大丈夫でしたか?

伊織 「馬鹿馬鹿と言われてる要因でもあるんです。伊吹さんも後半、結構、危なかったんですけどね。アンコールなんで、その時間が早いんですよね。宝塚のように前に出て、調子に乗って踊ってて、バチバチにウインクしたりしてたんで、緞帳が後ろに降りてきて、残されそうになって…。また、下がってレッスンになりそうになって」(爆笑)

【リリーのお尻ペンペン騒ぎで、幕の外に取り残されたお父さんの事を言ってるのかなぁ〜?】

伊織 「困った時は太川さんが一番助けてくれました。どう言う時も太川さんが助けてくれましたね。」

カステル・ミラージュの『消せ!』と『かまわん!』を全部言って下さーい!
【と言う質問に、直ちゃんがアントニオで、藤川さんがレオナードになりました。】

アントニオ「もう一つ、大事な事がある。ロスにはシカゴマフィアのガンビーノがいる。やつはメキシコからドラッグを流しているらしい。」
レオナード「あいつなら、やりかねない」
アントニオ「調べて止めさせろ!」
レオナード「拒否したら?」
アントニオ「消せ!」
アントニオのおまけです「女ならいくらでもいるぞ」(拍手、拍手)


司会者 「まるで、七変化ですねぇ〜」

伊織 「でもねぇ、博多座のピーアールでテレビのお仕事があり、赤坂さんと2人で取材された時に、女っぽくは言えたけど、男っぽくは言えなかったんです。反対向いててもらったんだけどね。しかもドレス着てたんですけど。」

司会者 「状況によるんですねぇ〜。それでは、今日はどうも有難う御座いました。」

伊織 「どうも有難う御座いました。11時間もお待ちになった方、沢山お待ち下さっ方、本当に有難う御座います。」(拍手、拍手、アンコール拍手)
【一旦引っ込んで、再び伊織さんが出ていらっしゃいましたよ】

伊織 「今日は有難う御座いました。また、バウ・コラボレーション『Switch』で…。」(拍手、拍手)

司会者 「伊織さん、電報が届いております」

伊織 「えぇ?そんなのあるのぉ?」ー効果音入りー(笑)

『伊織ちゃん、お元気ですか?今年の春、久しぶりに、ご一緒に舞台に立てて楽しかったね。チャリティコンサート!花組の時はよく遊んだなぁ〜、楽しかったなぁ〜、また遊ぼうね。 終 ずんこさんより』

『直ちゃんへ、 その昔、私のファンをしてくれた貴女、でも、あっと言う間に大スター!つい最近、またご縁が出来て嬉しいです。犬友でもあるので、また犬と一緒にCafeでも行こうね。真織由希

伊織 「予科の時、憧れてて、娘役だったから、ゼリー作って『食べて下さーい!』とか言ってた。(笑)芸名考える時、真織の名前が綺麗だから織を人知れずもらってしまった。伊織の織はそこから来てます。失礼だからあまり言わなかったけど」

司会者 「伊織さん、最後のご挨拶をお願い致します」

伊織 「今日は、沢山沢山喋っちゃったけど、本当に楽しかったです。今、男役に戻るリハビリ中なので…。男役に戻るのは案外早いかな〜。昨日も1時から11時まで練っておりました。ロイスやビアンカとは違う機関銃持ったハードボイルドで、客席にも降りてみようかなと考えています。めったにない舞台なので大切に創りたいなぁと、いいもの創るつもりですので、沢山観に来て下さい。高島屋、駅前でお買い物して帰って下さい。ではまた、有難う御座いました。」


【千秋楽が終わって、間もない直ちゃんは、半男役風で、格好良いけど可愛らしさもあり、とっても明るくて、一つの事をやり遂げたと言う達成感がみなぎっていました。お客様も大変多く、お立見も一杯で、私も早くから並んだ甲斐があるほどに、充分に楽しい爆裂トークショーでした。直ちゃん、これからも頑張れ!!】

2002年9月21日yuko記

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