2010夏 ことば悦覧 in うるとらまんchin々 (仮想領域 大坂・京都) | ||
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2010年8月3日 カンカン照り pm3時〜 永岡弘 さん 「えいぞうさんの家を語る」 聞き手:佐藤敏宏 (えいぞうさんの家を作る)その01 02 03 04 (生い立ち) 05 06 |
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佐藤:生クリームでスポンジ積み重ねているからブレーキが効くたびに歪むんで離れていくんですよ 永岡:あはははは 佐藤:見えますかね 型紙つくってね、生地を切って重ねる 層の間に黄桃入れて重ねて どんどん出来てきたでしょう 角きちっとさせうようとコテ入れて。 ガラス入れて出来上がり〜 永岡:ああははは おほほほ ふふふ 佐藤:岡田先生の家に運んで食べると 永岡:ガラスのところ飴ですか (絵・岡田邸建築ケーキ制作者 江頭昌志さん) 佐藤:飴細工です 飴で作ったんですけど2枚割れて3枚目で成功しました 現場では割れませでした 永岡:一発でいきました 19mmですね 600kgぐらい やったん ちゃうか な たしか レッカーで吊って 枠にすこんと入れて 佐藤:ケーキでは階段作らなかったんですけど 大変そうですよね 永岡:階段もたいへんでしたね 佐藤:ご苦労様でした 永岡:いいえふふふふ ガラスもあれもなかなか大騒ぎなふふふふ 普通の透明の硝子で 佐藤:あとは どこを聞こうかな苦労話 苦労の話してください 基礎は見えてないしね 永岡:まあ、構造でしょうね 佐藤:基礎が出来て鉄骨立ち上がらなかった2ヶ月ですね 苦労が集中してたと 永岡:はははは これですよね鉄骨ですよね 鉄骨の図面のやりとりとか、その辺で時間くいましたね。やりとりでだいぶ時間が掛かってしまって。 佐藤:思い出したくないことを思いださせてしまった感じですが 永岡:あははははは そうですね 佐藤:ありがとうございました あとなに聞こうかな〜 、出来上がってみれば苦労の跡が見えないってところがいいですけどね 永岡:うん ふんふん 佐藤:苦労の跡を見せられると かなわないけど 見せてないところがいいですよね 階段は苦労したでしょう 永岡:鉄骨屋ではむりですから金物屋ですよね 佐藤:鉄骨屋さんの愚痴ってのは どういうもんでしたか 永岡:建ちの 許容範囲が無理やと。 佐藤:請け負う前から問題にならなかったですか 永岡: やったことないから、こんな細いんのですね。150ぐらいまでやったらね。何回もあるんですけど。全て100のフレームちゅうのは やったことなかったんで。だからどういうふうに、曲がるのか があんまり予測がたてられなかった。間に100とか建っているでしたらよくあるんですけど、メーインの柱が全部100だったんで。ふふふふふ 難しかったですね。 だから これの建ちを直すのが もの凄く時間掛かりましたもの。うん 佐藤:鉄骨が建ったんだけど外から眺めていると動かず 工事進まずですか 永岡:たぶん何してのやろってずーっと思ってはったと思うんです、もーね おんなしこと毎日ふふふふふふ 2週間ほどね、 同じようなことを毎日繰り返してた 足下はアンカーボルトの位置を測ってベース工場で空けてきてセットしてても合わないんですよね 佐藤:100角の家型フレーム運搬しただけでも歪みは来そうですよね 永岡:そうです ほんとうに ふふふふ 佐藤:吊り上げるときも 微妙に歪むだろうしな〜 永岡:とくに こうね〜 え え最終的には平均的なところで固めさせてもらって、仕上げ内で納まるところですね 佐藤:鉄骨屋さんの間で語りぐさになっているんじゃにでしょうかね あれはすごかったね〜と 永岡:はははは そうですね 佐藤:ご苦労様でございました 永岡:いいえ |
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佐藤:地下に水が出てきたと 永岡:ああキッチンのお湯の配管のエルボのところがちょっとジョイントのところがテープが甘かったみたいです どうしようかなと思って最初 佐藤:本が腐っちゃったそうですよ、捨てたって話してましたよ 永岡:あそうですか〜 ひえー 佐藤:きみこさんは永岡さんの苦労話を聞きたいってましたのでもっと苦労話を話してください 永岡:いえ いえ 佐藤:水漏れは土留めからの水ではなくって 設備配管からでしたか 永岡:そうです、最初は床暖房かな〜と思ったんですよね。温水回してますから。それやったらどうしようかな〜と思って。何日か、2,3日調べたら、それやったからよかったんですけど。 佐藤:原因が分からないのが一番 手当ができない困りますものね 永岡:中に置いた階段難しかったですね、これもなかなか手摺りがね OKがでなくって。手摺りのくにゃーっとしたところが なかなか もう見た目ですよね 現場で色々な 一杯作ってきて 見てもらってふふふふふ 一応なんぼアールで作っては来るんですけど、それを調整しないと 佐藤:新幹線の鼻の形みたいなもんで 叩き出すしかない 理屈は分かっているけど叩き出せない 岡田栄造先生から電話 もしもし あそうですかああはいはい 分かりました。 岡田先生は今日の夜 東京からの帰りが遅いそうです それで階段の手摺りが難しかったと 永岡:そうですね 手摺りの微妙の曲線 あれがね なかなか 合わんかって、合わんというか ちょっと色々な角度から見るとちょと折れるんですよね、どうしてもね 滑らかにするのがだいぶ難しかったですね 佐藤:そうですかじゃこんなもんでいいかな〜 あとは工期はそれで遅れなかったんですか。 永岡:工期は遅れまして 2ヶ月ぐらい延ばしてもらって 何回も謝りに行かしてもらって すみませんけど言うて 佐藤:こんな難しい設計するから予想外の手間掛かるにゃ〜とは言えないしね 永岡:それは言えない ふふふふ 佐藤:そうですか 出来上がって雑誌にも多数載ってますし よかったですね雑誌社から送ってくるんですか 永岡:自分で買います それ持っていって他のお客さんに見せたりとか。色々できますんで まあ良い勉強になったちゅうか こういう場合はこれから こうしようかとか 佐藤:岡田先生の家人々もドンドン変化しますし 永岡:ああどうやって住まわれるのか 心配やったんですよね 佐藤:私 客ですが 洗濯物と一緒に 1階の通路状のところに寝さしていただいてますよ 永岡:あはははは 佐藤:布団横に並べて敷くと みのり君が洗面所に行くのに邪魔になるから 壁に沿わせて敷いてねてます 永岡:ははははは 佐藤:人が訪ねて来てる 使われ方は 境界が無くっていいです 道路が家の中に入り込んだようになっているので 色々な人が入って来て話してますよ 俺が泊まっているんで 五月蠅い 迷惑掛けているんですけど 岡田家の皆さんは3階に寝ていたそうですが 夏なんで暑いから2階で寝ているそうです まだ四季経験してないねすよね 永岡:あそうですね 佐藤:これからだと 台風経験するぐらいで、冬も体験し 今年の夏も体験してますし 1年経つので暮らしの上での 問題点は出尽くしているんじゃないでしょうか 永岡:うん うん 佐藤:台風と地震ぐらいでしょうね 経験してないのは 永岡:うん うん 佐藤:ご苦労様でした 永岡:いいえ 佐藤:工事の時の私が使ってよい写真データがあれば いただけますでしょうか 永岡:はい USBメモリーおかししますので 佐藤:そうですか それではお願いします その05へ |
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