日記

「願わくば、恋視線」へのご指摘について

「返信不要」とのことでしたが、他にも疑問に思われている方がいらっしゃるかな?ということで、お返事です。

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>願わくば、恋視線を読んで最後まで疑問が…。旗さんは何で最初から圭子さんと結婚しなかったんですか? 身近な職場で自分を慕ってくれる若い女性とすんなり結婚した方がややこしい事にならなくて最初から良かったのに。社会的に成功した独身男が10歳や15歳くらい若い嫁さんを貰うなんて世間ではザラにある事ですよね。圭子さんも若くたってもう社会人なんだから誰はばかる事なかったのに。その点が共感出来なくてちょっとご都合主義の設定に感じてしまい、妙な読後感でした。う〜ん。
海底ものだとファンタジーだと思って読んでいるからどんな設定が出て来ても不思議に思いませんが、現代ものはちょっとでも説得力が弱い設定があるとつい気になってしまって・・・すみません。


長い作品を最後までごらんいただき、誠にありがとうございました。それなのに「妙な読後感」を与えてしまい、本当に申し訳ございません! 
これにつきましては、実をいいますとご指摘を頂くまでは私自身、全く気にしていなかったんですね。確かに説明不足だったかなと反省しました。後出しじゃんけんのようになってしまい誠に恐縮ですが、もしもよろしかったら遅ればせながら説明させてください(そんなこと、作中できちんと消化しなかったら意味ないよと思われたら、どうぞスルーしちゃってくださいね)。

旗氏が圭子ちゃんのことを全く対象外にしていたのは、彼女がそれらしいリアクションを全くしていなかったから。年齢が離れすぎていることもあって、考えつかなかったんだと思います。それに、きっと最香のことは彼の記憶の中にずっとあったんじゃないかなと。
一方圭子ちゃんの方も旗氏の最香への思い入れの強さを知っていただけに彼に憧れてる胸の内を全く伝えることが出来ずにずっと来てしまった訳ですが、ホテルでの一幕のあとに何らかの行動に出たのではないかなと思っています。その辺のストーリーも頭の中にあって、完結当初は番外編で書きたいなとか思っておりましたが……完全に機を逃してしまったという感じです。
「願わくば〜」は最香の一人称で書かれていたため彼女の視点で見たり考えたりした範囲でしかご説明することが出来ず、加えて私自身の筆力のなさもあってこのような結果になってしまいました。さすがに改めて読み直すと、本当に説明不足でわかりにくいですね。

せっかく貴重なお時間を割いてお読みくださったのに、嫌な思いをさせてしまい、本当にごめんなさい。言いにくいことをわざわざお伝えくださり、本当に感謝しております。ありがとうございました。