男性にとっては60歳を過ぎると宿命的な前立腺肥大ですが、年齢相当以上に肥大が進行しないように氣をつけましょう。
 膀胱に溜まった尿が300cc位になると「トイレに行こう」という信号を脳に送ります。これを排尿反射といいます。この排尿反射を無視してトイレに行かないでいると排尿反射が弱くなり、膀胱の力が弱くなります。また、排尿する力が弱くなる原因には前立腺肥大があります。尿は尿道を通って体外に排泄されますが、膀胱から尿道になる部分を前立腺が栗の実のような形で取り巻いていますので、前立腺が肥大化すると締め付けられて尿道が細くなります。すると膀胱に溜まった尿の出が細くなりますし、溜まった尿が全部は出切りませんので残尿感が残ります。また、今行ったばかりなのに、またトイレに行くという頻尿ともなります。
前立腺の役割は精子の運動を良くする精子液を産生することです。生殖能力は加齢とともに衰えますので、前立腺も萎縮するのが自然です。昭和30年頃までの日本人男性は殆んどしぼんでいたようですが、その後は食生活の欧米化や日常生活で体を動かすことが少なくなった影響で肥大化傾向に変わりました。現在では日本人男性の80%が80歳までに肥大化しているそうです。
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足部反射区健康法
前立腺肥大
男の宿命と諦めないで
【対策・予防】 肥大傾向にあるなあと思う予兆はご本人が一番良く分かっているでしょうから早期の段階で予防・対策をとりましょう。
1.出るまでの息み時間が長い。
2.尿線が細く、チョロチョロしか出ない。
3.尿が散るために便器を汚してしまう。
4.尿の最後の方がポタポタしか出ない。
5.排尿直後にまだ出し足りない感じがする。
6.常に尿意が襲ってくる。
7.頻繁な尿意のために足繁くトイレで排尿する。
夜間頻尿:就寝してから排尿のために、何度もトイレに足を運ぶ。
【予兆】
病院での治療法:1.内服薬注射薬 2.高温度治療 3.レーザー光線治療、 4.電気メス治療 5.開腹手術 6.民間療法:ノコギリヤシ
【反射区】足の内側のかかとの下にある50子宮・前立腺を中心に、内側だけでなく骨盤全体の血行を良くするために、外側や後ろもかかと全体をしっかり揉みましょう。この部位は皮膚が薄く、すぐ下には骨がありますのでゆっくりやさしく揉んでください。特に棒など器具を使う時には力を強くして刺激すると骨膜を痛め、後々までヒリヒリしますので注意してください。
【運動】
 前立腺の周囲にある筋肉を動かして骨盤内の血液循環を良くしましょう。
1.「気を付け!」の要領でお尻をすぼめてお腹を凹ます。
2.肛門体操をする。座っていても、歩いている時にも思い出したときに頻繁に
  肛門を締める。特にスクワットをする時には効果的です。
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