第45号 2006年12月
 今年も台湾ツアーの最終日の昼食前に時間ができて、全員で足もみに行けました。
台湾でいつも思うことですが、もむ側ともまれる側の意思疎通が欠けているなあと思います。通常、客は自分の気に入ったお店で気に入ったものを買ったり、サービスを受けたりします。マッサージ系でいうと、当店は「強もみです」とか「痛たもみです」とか、「ハード・ソフトのご希望に沿います」とかの表示をして客に選択の余地を持たせることが必要ですね。今回は問答無用にひたすら痛くする足もみでした。観光客だから好みを聞いてもらえないのかもしれません。
行ったところは3年前の店の隣りの店でしたが、最初の1・2分で「変らないなあ!、相変わらず痛がらせるもみ方が続いているなあ!」、と思いました。無理に痛い揉み方を研究しているのかなあと思うほどです。たとえば、親指ほか足裏の指の裏などを揉む時、親指を曲げて第一関節の骨で指の付け根から指先の方へグイーと力を入れてこすり上げます。かかとの子宮・前立腺の部位も、人差し指の第二関節を曲げた関節の骨でグイーと揉みます。骨と骨とが擦れあうわけです。考えただけでも痛いですね。
 一月前の10月、台湾足健会の理事会があって高雄に行った時に、高雄の理事のひとが一番新しくできたお店に行こうといって案内してくれました。設備は超豪華で広くて贅沢なお店でビックリしました。肝心の揉み方については「足こすりだね」と皆の意見が一致しましたが、反射区刺激は中途半端でした。台湾の人の一般的な好みは、伝統的な典型的な足もみを少し上品にした足こすりなのでしょうか。
 「和風足もみ」がいいですね。欧米式や台湾式とまた一味違う和式は指圧のようにしてジワーと効くやり方です。足健法はこの効き方を最大限に研究して特長にします。20年にしてようやく足もみの正体が分かりましたので、細かいところを手直しして更なる完成度を高めていきたいと思います。
『「和風足もみ」を広めたい』
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