胃潰瘍 
ヒトは飲み食いしたものを消化・吸収・合成して血となり肉に変えて生命活動を維持しています。飲食物が最初に入る内臓が胃ですが、食べたものを消化するためにph2という強胃酸で溶かします。胃そのものを溶かすほど強力な酸性ですので、胃を守る為に胃の内壁は粘液を出して粘膜をつくっています。「攻撃因子」の胃酸と「防御因子」の粘膜がバランスを保っていると胃は順調な消化活動を行ない、胃に違和感は感じません。しかしそのバランスが崩れて粘膜の力が弱まると、胃粘膜が胃酸で溶かされて胃潰瘍や十二指腸潰瘍の症状がでます。唾液には胃壁を守る物質も含まれますので、良く噛んで食べる習慣をつけましょう。
症 状】
   ◎吐き気、嘔吐、食欲不振
   ◎みぞおちあたりの腹痛 
   ◎口臭、酸っぱいゲップ、胸焼け
   ◎吐血、下血  など
※食後に痛みがあれば胃潰瘍、食間に痛みがあれば十二指腸潰瘍が疑われる。
全く痛みを感じない胃潰瘍のタイプもあり気づかないまま胃に穴が開いて激しい腹痛に襲われる「穿孔性胃潰瘍」のケースもある。
イチローの胃潰瘍は、潰瘍の部位の血管が破れる「出血性胃潰瘍」です。便に血が混じり「タール便」が出ます。
下血の場合は胃がんや大腸がんの症状でもあるので大量の場合は検査をする。
【原 因】
1.過労、睡眠不足、イライラ、不安、緊張などからくるストレス
2.ヘリコバクターピロリ菌の感染
   日本人はこの菌に感染してる割合が多いといわれます。胃潰瘍の原因の
   70%はこのピロリ菌です。口から入って感染しまず慢性胃炎になります。
3.熱すぎたり、辛すぎたりするものの飲食や暴飲暴食、早食い
4.痛み止めやステロイドなどの強い薬の長期服用
【反射区刺激】
1.N胃を先ず刺激します。
  胸焼けや胃酸の込上げの症状のときは左足のN胃、痛みや下血などのと  きは右足のN胃を重点的に刺激します。
  親指の付け根から踵の間に硬いスジがあれば、胃の反射区刺激の効果が  薄くなるのでよく解す。
2.次に内臓全体の働きを高める副交感神経のS腹腔神経叢を刺激
  します。この部位も足裏にあるスジをよう解す。
3.K甲状腺・食道を刺激します。手の親指と人差し指を使って、この反射区  と足の甲側の42胸部リンパ、47のど・気管の反射区をとサンドイッチで  挟みつけるようにして刺激すると効果的です。
4.胃と陰陽の関係にある脾(16十二指腸・17膵臓・34脾臓)を刺激する。
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