足のむくみ
足のむくみは水分代謝の異常で水分や老廃物が停滞したことによるものですが、その原因にはいくつかあります。
1.運動不足によるむくみ  2.冷えによるむくみ  3.姿勢によるむくみ
4.治療薬によるむくみ   5.臓器の機能低下(心臓、腎臓、肝臓、甲状腺など)
6.妊娠  などです。
昔からゆっくり風呂に入ったり、足湯をしたり、足裏もみ、青竹ふみ、などいろいろと良いと言われる方法が伝わっていますが、「第2の心臓」といわれる筋肉を動かすことによる血液の流れの改善=筋肉ポンプを働かせることと併用するのが効果が高いです。
方法は次の2つがあります。
1.足首の運動
足首回しや足指のグーパー運動で足首の関節を動かします。足首には心臓から出た太い動脈が2本あり、指で触ると脈を打っているのが分ります。一つは足の表を通り甲側に血液を送る足背動脈で、もう一つは内側の踝の下を通って足裏側に血液を送る後脛骨動脈です。これら2つの太い動脈の流れを良くすることが効果的。
2.腹式呼吸
お腹には下半身に血液を運ぶ腹大動脈が通っています。お腹に手を当てるとドクドクと流れているのが分ります。この動脈を刺激すると足に行く血液の流れが良くなりますので足のむくみ解消になります。NHKの「ためしてガッテン」の足のむくみ解消の番組では、イナバウアーの姿勢を紹介していました。トリノ冬期オリンピックで金メダルを取った荒川静香が得意としたイナバウアーの姿勢が腹大動脈の流れを良くする運動に適していたからです。お腹を膨らませたり凹ませたりして、腹圧を利用することで腹大動脈の流れを良くするのです。直接お腹を揉むより効果的です。椅子に座って背を反らしてお腹で呼吸をすれば良いのです。
心臓に血液を戻す静脈には静脈弁という逆流防止弁がありますが、その働きが弱くなると血液が逆流して溜まり静脈が膨らみます。長く続くと静脈瘤ができます。また、血栓が作られやすくなり、その血栓が肺静脈を塞ぐとエコノミー症候群となります。
【反射区】:
東洋医学的では三焦という用語があり、体の水分や体液の流れを担当する内臓を指しています。上焦=M肺、中焦=脾(34脾臓、P膵臓、O十二指腸)、下焦=22腎の三つです。これらの反射区とリンパ腺(41胸部リンパ腺、39腋下リンパ腺、40腹部リンパ腺)の反射区を刺激するのが良いでしょう。
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