ばね指
 親指など、使いすぎる手の指で多く起こる症状で、使い過ぎで腱に炎症が起き度重なるとコブ(結節)ができます。(皮膚にタコができるようなものです) 
 そのまま長年指を使っているとコブが次第に大きくなり、そのコブが曲げている指を伸ばすときに靭帯や腱鞘を押し広げながら無理に入り込むことになります。その無理に入り込む摩擦で炎症が生じて激痛になります。
特に寝ている間に指は自然に曲がりますので、ばね指状態になっています。そのような状態で、目覚めて急に指を広げようとすると痛みが走ります。
それを防止するためには、絆創膏などのテープを指の甲側に張って寝ることで指が曲がることを防止できます。また冷シップをはって潜在的な炎症を取ることもいいでしょう。しばらく指を曲げないで生活するのが一番の治療法ですがなかなかそれもできません。
【一般的な予防法】
@ばね指状態になるまで指を強く握らない
A強く揉まない。強く揉むとコブを更に大きくし炎症も強くなります。
B温め過ぎない。温シップやお湯の中で揉んだりすることもコブを大きくします。
 A、Bは良かれと思って行いがちですが、逆療法になります。
血液、リンパ液の流れを良くすると自然修復力が働くので自然に回復します。、過度の温め過ぎ、冷やし過ぎ、外科的な療法を避けて、使い過ぎで出来たコブを労わるように靭帯に休めて、栄養素を血液で送ることです。
また、患部のある部位だけでなく、靭帯を辿って手首や肘、肩関節のスジも揉み解すと回復が一気に加速されます。それは血行が促されるからです。
【刺激する反射区】
ばね指症状を起こしているときは、自分で自分の足もみはできませんので、家族や友人にしてもらう必要があります。
 指の反射区という直接的なものはありませんが、足と手の相対応を考えると、足指が手指に対応しています。ばね指を起こしている手の指と同じ足指を揉むのがいいでしょう。また、東洋医学的には筋肉やスジは肝に配当されますので、18肝臓とその陰陽の組合せになる19胆嚢を揉んでください。
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