脚の静脈瘤
脚に浮き出る静脈瘤は痛くも痒くもないのですが、気になるものです。
特に肌の白い女性の場合はスカートが履けないほどにどす黒く浮き出てしまいます。
【原因】
いくつか考えられますが、大きな原因の一つは筋肉の運動不足による足の血行不良です。そしてその血行不良を作り出す原因となるのは、筋肉のスジの硬さです。スジが伸び縮みしなくなるとその周囲の筋肉は動きにくくなり、血液循環ポンプとしての役割ができません。流れの悪い血管には於血が溜まって静脈瘤になります。特に皮膚表面を流れている静脈(表在静脈)は被害が大きいです。うっ血した静脈血は東洋医学で言う「汚血」となりどす黒くなって静脈瘤をつくります(右図下)。
【解消法】
まずスジを柔らかくして体の動きに応じて伸び縮みするようにすることです。筋肉の伸ばしにくいところを探したり、動作のしにくい方向を探して、その方向にストレッチングしてください。
筋肉・スジが硬いのはその方向に日頃足を動かしてない証拠です。そういうところに静脈瘤はできます。
特に静脈瘤のできやすい部位はふくらはぎの内側の膝関節に近い部位です。脚の内側の筋肉の曲げ伸ばしをすると時間はかかりますが、次第にどす黒い色が薄くなってきます。
【足もみ】
静脈瘤の部分の皮膚のところをいくら揉んでも効果はほとんどありません。つい手に力が入りすぎて痛い思いをするだけです。その奥にあるスジを確実に刺激して解さないといけませんが、先ほどのストレッチングと併行して、足裏の親指側をよく揉んでください。反射区では67脊柱起立筋の部位ですが、刺激するのはその奥にあるスジです。踵から拇趾に伸びているスジです。拇趾を少し甲側に反らしてスジをはっきりと表に出して揉むのがいいでしょう。
膝裏では内側の下腿と太腿の境目のスジを足首側に向かって解します。
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