「σ(^○^)のイベントブースビルダー入門 その20」

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わーい!!20話目だぁ〜V(^○^)
なーーんて手放しでは喜んでいられませんね。
やっと20話。んーー目標の5分の1ですか。(汗)
VANが無くなるまでにいったい何話書けるのでしょう?

ホームページを作ったり、BIGLOBE2000文化祭に参加したりと・・・
何かと忙しく(汗)
しかーーも今、展示会シーズンまっさかりぃ〜(汗)
本編のイベビルが全然進んでなぁーい。
まぁーずいぞぉーこれはぁ〜。
ちゅー事で今回も以前のアップを転載させて貰って、
ちょちょいと書いちゃおう(笑)

【CAD(2)】
今回は、難しい仕事に遭遇し、今までのやり方に限界を感じて、
JW_CADに出会うまでです。
これも二年以上前に エレキでほい にアップさせて頂いたLOGです。

以下一部修正LOG転載

「JW_CADとの出会い それは・・・」

すっごく面倒くさい仕事が有りました。
晴海のドーム館でのデーターショウでした。
その仕事は、平面図で見ると「うずまき」です。
ブースの大きさは約20メートル*30メートル。
6000φのステージのまわりを厚み200のバックパネルが半分回っています。
そのパネルは始まりの高さが1800。
パネルの始まりは垂直ではなく、下が600痩けています。
そこからステージを半分回ったところでは、パネルの高さが約3000。
そのあたりから渦巻のアールが緩やかになり、下の抜けるボーダーになります。
パネルの勾配はそのまま続き、1周回った地点では高さが4500。
そこからまた渦巻のアールが緩やかになり、
上場4500H900D200のボーダーが10メートルほどつづきます。
さらに渦巻のアールが緩やかになり、ブースのエンドまでつづきます。

アールで勾配のパネルは前にも何度も作っていたので簡単だったのですが、
問題はここからです。

メインステージと平行して、んーーなんて言ったらいいのでしよう?
横から見ると変形の四角形なのですが、
メインステージに向かって見ると、
左側がH4500右側がH3000底辺がW9000。
左右の立ち上がりは垂直ではなく下側が痩けています。
上から見ると、
H4500側はW0H3000側はW900。
H4500側から見ると、
上がW0下がW600。先の尖った三角形です。
H3000側から見ると上がW900。下はんーーいくつだったか忘れましたけど
H4500側の勾配でずーーっと広がってきます。
台形になりますね。
W9000の真ん中辺がH2700*W6000で開口してあります。
丁度ステージが見えるようにですね。
開口の上の部分の中には鉄骨のアングルが通り、その下がりを支えています。
このオブジェに先ほど話した渦巻が貫通するのです。
しかもぶつかる部分は2箇所。1箇所は完全に貫通。
もう1箇所は3分の1ほど欠けるのです。

実際には貫通させるのは難しいので、渦巻ボーダーをぶつかる部分でカットして
またその反対側にボーダーをぶつける形にしたのですが、
その切り口がどのような切り口になるのか、
床に出した原寸と電卓、後は想像で作るしかなかったので、
んーーーーもう 頭がばくはーーーつ寸前でしたね。(笑)
物が大きいのでクレーン釣りでの作業になりますので、
これが合わなかったらもう大変です。
一部分を直すだけでもかなりの人が手空き状態になってしまうからです。

しかもこの図面が問題でした。
平面図には寸法書きが入っているのですが、
展開図にはほとんど寸法書きは有りませんでした。
変形のオブジェに関しては、スケッチに寸法が書いて有るのです。
こんな図面じゃ作れない と言ったのですが、
図面を書く人が、図面に書けないのだそうです。
図面にも書けない様な物を実際に作れっていうのですからきびしいですよね。
この図面は、日本ではまぁ ここかここ、というくらい大きな広告代理店
から来た図面だったのですけどねぇ。(笑)

四方に転ぶ物の場合でも、
図面には、真上からと真横からの寸法しか入っていません。
その寸法でベニヤを切り出すと・・・(笑)
実際に作る際には、真上からと真横からの寸法の原寸と
転んでいる分だけ伸びる原寸を合わせて書かなければならないのです。
ですから床中墨だらけーになってしまいます。(笑)

簡単なモノの場合は良いのですが、複雑なモノになると
どこがどの様に伸びるのか?
図面には出てないのですから、想像するしかないですよね。
しかもこれを制作した時の工場は、広さは200坪と広かったのですが、
天井が4000しか有りませんでした。
仮組みして、確認修正が出来ませんでした。(汗)
想像だけでの一発勝負。(笑)
いやホント頭から煙が出そうでしたね。(笑)

実際の施工は・・といいますと。
いやぁ〜もぉ これほど完璧にできるとは うんうん!
というくらい旨く出来ましたね。
何分割にもしたパーツをクレーンで吊って1つづつ組立てていったのですが、
欠き込み部分も切断部分も完ぺきにつながりました。
σ(^○^)って、てんさーーーーい と いやホント思ってしまいました。(笑)
いや すみません 自慢話みたいになってしまって。 (汗)(礼)

こんな仕事がありまして、もう床に引いた原寸と電卓だけでは
限界があるな、と思いました。
丁度この頃パソコンが使える様になって来た時期でした。
しかしパソコンの使い道も無く、なんか役立つ事はないかなぁ
と思っていた時だったのです。
えーーとこれはもう3年半くらい前の話です。

中学からの友人で、1言うと10まで答えてくれるすごい人物がいるのです。
仲間内では彼の言葉は、ありがたいお言葉とあがめているのですが。(笑)
何か困った事があったりすると、彼に良く相談をするのです。
この時も彼に相談したのです。
「難しい仕事があってね、
なんかパソコンでパパッと出来るソフトなんかないのかなぁ?」
すると彼は建築関係でもなんでもないのに
「そりゃお前、CADだよぉ」
と言うありがたいお言葉。(笑)
しかも彼は、自転車で良く秋葉原を巡回しているから
パンフレットを集めてきてくれる。と、またありがたいお言葉。(笑)

後日彼の家で、2人でCADのパンフレットを見たのですが、
全然解らないのですよね。
しかもお値段が・・・
安いソフトでも10万円前後! おぉぉ
しかも動作環境はWINでしたしね。
個人的に使う物で、実際使えるかどうか解らない物に10万円は大きいですよね。
そしたら彼は、またありがたいお言葉を。(笑)
「困った時はパソコン通信だ」
彼はニフに入っていたのです。
建築フォーラムのCAD館だったと思うのですが、
彼はそこでJW_CADを発見し
「フリーソフトでCADがあるらダウンロードしてみよう」
と、またまたありがたいお言葉。(笑)
σ(^○^)は通信なんか全然解りませんでしたから
ただただ、うんうんとうなずいていただけでした。(笑)
ダウンロードして少し動かしてみました。
しかしまぁはじめから使える訳もありません。
しかも彼のマシンはDOSーVだったので、
コピーして貰って来るでも無く、
無料のソフトでそんなのもあるんだなぁと思っただけで、その場は終わりました。

数日後。
こう言うのが運命的出合というのでしょうね。
何気なく立ち寄った本屋で立ち読みしていると・・・
σ(^○^)の視点の左斜め60度くらいの所に、なんだか見覚えのある活字が・・・
そうです JW_CADV2徹底解説 です。
いつの間にかその本を胸にかかえてましたね。(笑)

これがσ(^○^)とJW_CADとの出会いなのです。
運命的?(笑)いや ありがたいお言葉 のお陰ですかね。(笑)
ここからJW_CADとの奮闘がはじまる訳なのですが、
それはまた改めて書きまーーーす。

以上一部修正LOG転載

これをアップしたのって2年以上前だと思います。
この時、ブースの特殊な形状を文章で説明するのにすごく苦労しました。
今回、こちらに転載するにあたり、うまく説明出来ていない部分を
もう少し解りやすく書き直してみよう。と思ったのですが・・・
んーー2年以上たってもまだうまく表現できませーーん。(汗)
まだまだ修行が足りないなぁ〜。(涙)

実はこのアップの続編で、
「はじめてやったJW_CADでのブース そ・それは・・・」
というのを書いたのですが、どーーしても文章で表現出来ない部分が出てきて、
途中で書くのをあきらめました。(汗)
それもちょっと気合いを入れて書かなければいけませんね。

読み返してみて気がついたのですが、
σ(^○^)がJW_CADに出会ってからもう6年ちかくになるのですね。(汗)
きゃぁ〜〜ぁ そのわりには、全然進歩がぁ〜〜〜〜〜(笑)
こっちももっと修行しなければいけませんね。

                                  ではまたσ(^○^)くん


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