このページのリンク先には、広告バナー表示のために
cookieを利用したページがあります。
【つくる(5)】
『パラペット(2)』
「BOXパラペット(1)」
奥行きの有るパラペットです。
箱パラ、ボーダーとも呼びます。
BOXパラは先に長さを決めてから作ります。
最も一般的な W:3600 H:300 W:300 のBOXパラを作ります。
ベニヤは、上部以外全て塞ぐ事にします。
材料ー小割 たる木 防炎の並ベニヤ
木工機械ー昇降盤 横切り盤 コンプレッサー
電動工具ードリル
手道具ー玄翁(なぐり)さしがね えんぴつ ガンタッカー サンドペーパー
治具ー横切り固定定規 ベニヤ打ち用直角定規
作業の流れ
1桟を切る
2墨付け
3組む
4ベニヤを貼る
1桟を切る
骨組みの寸法はベニヤ分引いて、W:3595D:295H297.5です。
横切り盤に4000の固定定規をセットします。
端金(クランプ)で3600ー5(両端のベニヤ分)の位置にたる木を止めます。
小割は二本づつ切ります。
スライド定盤の上に小割を背で二本並べて乗せます。
定規のたる木に少し掛けて、前を切ります。
反転させて、小割二本を平に重ねます。
定規のたる木に押しつけ、前を切ります。
箱形になるので4本切ります。
中桟を切る。
D:300ー5(ベニヤ二枚分)ー40(小割背二本分)=約255で切ります。
上の骨組みが小割9本、下の骨組みが小割8本たる木1本
合計で小割17本たる木1本切ります。
つかを切る。
骨組みの高さは300ー2・5(並みベニヤ)=297・5です
つかの長さは300ー2・5ー60(小割平2本)=約237・5になります。
小割16本たる木2本切ります。
2墨付け
長手の小割4本を端を揃えて平に並べます。
さしがねを使い、ベニヤの長さに合わせて墨を付けます。
詳しくは、「パネル(2)」ー4縦桟に墨を付ける を参照して下さい。
3組む
小割の両端に下穴をあけます。
釘を立てます。
骨組みを上下二組作ります。
下の骨組みには、ベニヤの繋ぎ部分にたる木を入れます。
上はベニヤを貼らないのでたる木は入れません。
骨組みにつかを立てて四角にします。
つかを打つ時は釘が立っていないので、左手に2寸釘をにぎっておきます。
手の中で釘の向きを回転させてかまえます。
真上から垂直に打つと、横から打ってある釘にぶつかってしまうので、
横の釘から少し逃げた所から斜め打ちにします。
つかは正面になる方に背(20)で打ちます。
奥行きが30になりますので、中桟に10ミリかかり、骨組みが強くなります。
まず端に二本つかを打ちます。
反対側の二本を打ちます。
これで水平になりますので、つかが打ちやすくなります。
ベニヤの繋ぎにはたる木を入れます。
ひっくり返します。
上に骨組みを乗せ、同じように打ちます。
4ベニヤを貼る
昇降板で縦にベニヤを切ります。
*材料を縦に切る時は、切る よりも 裂く と言う方が一般的ですかね?
ベニヤは立ち上がりを貼ってから下側を貼ります。
下側に貼るベニヤと両端に貼るベニヤを300で切ります。
3600の長さなので、下側は2枚、両端は300*2=600あれば良いので
半端なベニヤが有ればそれを切ります。無ければ一枚切ります。
300幅で合計3枚です。
立ち上がりのベニヤは下に貼るベニヤ分引きますので、297・5です。
4枚切ります。
*材料を切る時は、大きな材料(幅の広い材料)から切ります。
切った後、寸法をあたってみて幅が狭かったら、それを狭い分にまわせるからです。
先に狭い分を切って、後から広い分を切って、間違えたら・・・・・(汗)
骨組みをうまに乗せます。
先に立ち上がりを貼るので、立ち上がりを上向きで、手前側が下になるようにします。
ベニヤは下側から合わせます。
下側の角をタッカーで止めます。
その妻手を合わせて止めます。
下側の長手を仮止めします。
妻手を仮止めします。
つなぎのベニヤを合わせ、骨組みの端の所で墨をします。
その墨で、反対側の立ち上がりと下側のベニヤも一緒に横切り盤で切ります。
一枚目のベニヤの繋ぎにぴったり合わせて妻手を仮止めします。
二枚共妻手を本止めします。
長手を仮止めします。
二枚一緒に長手を本止めします。
上側の長手は、ベニヤが桟より多少出ていても見えないので、そのまま本止めします。
上も見える時は、桟を叩き出してぴったり合わせます。
反対側の立ち上がりも同じように貼ります。
下側のベニヤを貼ります。
下は両側共見えるので、ベニヤの幅が合わない時は桟を叩き出して合わせます。
ベニヤを乗せてみて、桟が引っ込む様ならば、
先に叩き出しておいた方が楽ですね。
立ち上がりと同じ様に、妻手を合わせて長手を合わせて
反対側の長手を合わせて貼ります。
両端のベニヤを貼ります。
300幅のベニヤを長さ300に二枚切ります。
下を合わせて、立ち上がりを合わせて、反対の立ち上がりを合わせて
最後に上を止めます。
ベニヤの繋ぎ目にペーパーをかけて完成です。
「展示台(1)」
展示台はデザインによってさまざまな形が有りますので、
作り方も沢山有りますね。
その中でも一番簡単な ボテバコ と呼ばれている展示台の作り方を紹介します。
W:1800D:600H:900の展示台を作ります。
腰はぐるっと四方ベニヤを貼ります。
仕上げは経師です。
使用する材料ー天板ー二分ベニヤ 腰ー防炎の並ベニヤ 桟ー小割
木工機械ー昇降盤 横切り盤 コンプレッサー
電動工具ードリル
手道具ー玄翁(なぐり)さしがね えんぴつ ガンタッカー サンドペーパー
治具ーベニヤ打ち用直角定規
作業の流れ
1ベニヤの幅を切る
2横に切る
3組み付け
4ベニヤを貼る
1ベニヤの幅を切る
ベニヤを貼るのは最後なのに、どーして?
と、思うかもしれませんが、展示台のWが1800以下の時は、
はじめにベニヤの幅を切って、桟を切る時に一緒に長さを切ってしまいます。
幅の一番広い材料から切ります。
腰の900ですね。
昇降盤を使います。
定規を900に合わせ、正面と裏側と両側面の分で、並ベニヤを三枚切ります。
天板の二分ベニヤは、仕上がりで600なので、
並ベニヤ二枚分引いて切ります。
600−(2.5*2)=595で切ります。
2横に切る
横切り盤を使います。
スライド定規を1800に合わせます。
正面と裏側に貼る腰のベニヤを1800で切ります。
スライド定規を1795に合わせます。
天板の二分ベニヤを1795に切ります。
長手の桟を、同じ1795で四本切ります。
横も幅の広い材料から切ります。
横切り盤の定規を894.5(900−二分(5.5))に合わせます。
その定規に小割を平(30)で二本挟み、つかを切ります。
450間(間隔)に入れるので、正面と裏側五本づつ。
と、両側面の真ん中と台の真ん中に一本づつ入れます。
全部で十三本切ります。
横切り盤の定規を595(600ー並ベニヤ2.5*2)に合わせます。
側面のベニヤを二枚切ります。
その定規に小割を背(20)で二本挟み、妻手の桟を切ります。
上下五本づつ。十本切ります。
3組み付け
長手の桟を平で端を揃えて床に並べます。
さしがねを使い、450間(間隔)に墨をします。
片側に目印の二本線を書いておきます。
ドリルで桟の両端に下穴をあけます。
二寸釘を立てます。
妻手の桟を背で端を揃えて並べます。
センターに墨をします。
片側に目印の二本線を書いておきます。
上下の骨組みを作ります。
長手の目印線が同じ方向、妻手の目印線も同じ方向に来るように桟を打ちます。
つかを打ちます。
つかを打つ時も、長手、妻手の目印線が、同じ方向に来るように打ちます。
妻手の目印線に合わせて、両側面と真ん中にもつかを入れます。
4ベニヤを貼る
天板のベニヤを貼ります。
妻手、長手とベニヤでかねを合わせてタッカーで止めます。
側面のベニヤを貼ります。
上端、立ち上がりとベニヤでかねを合わせてタッカーで止めます。
正面、裏面のベニヤを貼ります。
立ち上がり、上端とベニヤでかねを合わせてタッカーで止めます。
ペーパーをかけて 完成!!
ではまたσ(^○^)くん