「σ(^○^)のイベントブースビルダー入門 その24」

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もう11月になってしまいましたね
20世紀もあと2ヶ月 VANがなくなるまで3ヶ月・・・(涙)
なんだか最近、お休みの日でも早起きになってしまいまして・・・(汗)
本能的なもの?精神的に焦ってる?(笑)

【つくる(6)】
出来るだけ簡単な制作物から紹介していこうと思っています。
じょじょに じょじょに ムフッ!

『カウンター(1)』
カウンターはデザインによって作り方はいろいろです。
簡単なカウンターの作り方から紹介します。

「基本形(1)」
W:1500 D:450 H:900 
天板ポリ板 見付けH100メラミン化粧板(ベタ貼り)

材料ー桟ー小割 天板ー二分ベニヤ+ポリ板 見付けーメラミン化粧板
     棚板・地板・腰ー防炎の並ベニヤ  
木工機械ー昇降盤 横切り盤 コンプレッサー
電動工具ードリル トリマ(目地払い 面取り)
手道具ー玄翁(なぐり) さしがね えんぴつ サンドペーパー デコラ鉋 包丁 
      ガンタッカー 即乾ボンド用スプレーガン エアーガン
ケミカルーシンナー ウエス スプレー用即乾ボンド 木工用ボンド 
      鉄丸釘(二寸)フロア釘(二寸)ステープル(416 422)
治具ーベニヤ打ち用直角定規

作業の流れ
1ベニヤ、桟を切る
2天板、地板、棚板を作る
3組む
4化粧板を貼る
5塗装

1ベニヤ、桟を切る
カウンターに使うベニヤは、天板は二分ベニヤ(5・5)
その他は全て防炎の並ベニヤ(2・5)です。

昇降板でベニヤを縦に切ります。
ベニヤは幅の広い材料から順に切ります。

腰・正面は、900−3(ポリ板)=897です。
3*6の並ベニヤを1枚切ります。
腰・側面は、450(D)ー2.5(並ベニヤ)ー1.5(メラミン)=446です。
天板、地板は、450ー2.5(並ベニヤ)ーメラミン(1.5)=446です。
二分ベニヤ1枚と並ベニヤを2枚切ります。
棚板は450ー2.5(並ベニヤ)ー1.5(メラミン)
ー60(小割平*2)=386です。
並ベニヤを1枚切ります。

横切り盤でベニヤの長さを切ります。
スライド定規を1497(1500ー1.5(メラミン)*2)に合わせます。
腰・正面のベニヤを切ります。
スライド定規を1492(1500ー1.5(メラミン)*2
ー2.5(並ベニヤ)*2)に合わせます。
天板、地板、棚板のベニヤを切ります。
同じ定規で、天板、地板、棚板の長手の桟を2本づつ、計6本切ります。

腰・側面のベニヤ、つかを切ります。
横切り盤の定規を889(900ー3(天板のポリ板)
ー5.5(天板の二分ベニヤ)ー2.5(地板の並ベニヤ))に合わせます。
腰・側面のベニヤを2枚切ります。
その定規に小割を平(30)で2本挟み
正面側5本、後側3本。計8本のつかを切ります。
寸法的には、約829です。

中桟を切ります。
横切り盤の定規を446に合わせます。
その定規に小割を背(20)で2本挟み
天板、地板5本づつ、計10本切ります。
寸法的には約406です。

定規は、はじめの2本を切ったら、切った小割を動かないように押さえて
定規を緩め、挟んだ小割を外し定規を寄せます。

その定規に小割を平(30)で2本挟み
棚板の中桟を5本切ります。
寸法的には約346です。

2天板、地板、棚板を作る
長手の桟の端を揃えて平で床に並べます。
桟の長さ1492を4等分にして、さしがねで墨をします。
373間(間隔)になります。

*1800以上の時は約450間(間隔)それ未満の時は等分にします。
 出来るだけ450以上の間隔をあけないようにします。

片側に目印の2本線を引きます。
桟の両端に下穴をあけます。
二寸釘を立てます。
目印線が同じ方向になるようにそれぞれ中桟を打ち、骨組みにします。

ベニヤを貼ります。
ベニヤはタッカーで貼ります。
天板は二分ベニヤで、上に化粧板を貼るので
タッカーのたま(ステープル)を422にするか、木工用ボンドをつけて貼ります。
地板、棚板は416でボンドもつけずに貼ります。

3組む
つかの端を揃えて平で並べます。
さしがねを使い250〜300の位置に墨をします。
この墨が棚板の入る位置です。

つかを打ちます。
地板を裏返し、つかを打ちます。
まず端の2本を打って、反対端の2本を打ちます。
つかに出した墨は上からの墨なので、下側になるように打ちます。
正面側に5本、後ろ側は、両端と真ん中に打ちます。

ひっくり返して天板を打ちます。
天板は化粧板を貼るので、頭の小さいフロアー釘(二寸)を打ちます。

正面側を上にして横に倒します。
脇から棚板を差込ます。
つかに出した墨に、棚板の上端を合わせて二寸釘を打ちます。
ひっくり返して反対側も打ちます。

腰のベニヤを貼ります。
天板を上にして立てます。
両側面のベニヤから貼ります。
416のたま(ステープル)を使います。
正面側の上の角を合わせます。
上端を合わせて、正面側の立ち上がりを合わせてかねを出します。
反対側、下側、そして棚板の入っている横、の順に止めます。
横を打つ時はベニヤ打ち用直角定規を使います。

正面のベニヤを貼ります。
両側面を貼ったら、正面側を上にして倒します。
上の角を合わせます。
立ち上がりを合わせて、上端を合わせてかねを出します。
反対側の立ち上がり、下側の順に止めます。
ベニヤ打ち用直角定規を使い中間のつかを止めます。

これで基本的なカウンターは出来上がりです。
経師仕上げの場合は、カウンターの中を白の水性塗料で塗って完成。

4化粧板を貼る
天板にポリ板を貼ります。

*ポリ板ーポリエステル化粧合板の略
     ベニヤの表面にポリエステル樹脂をはった化粧板

常設の什器ですと、天板にポリ板は使いません。
理由は材質が柔らかいので、傷がつきやすいからです。
天板にはメラミン(デコラ)を貼るのが一般的ですね。

*メラミンーメラミン樹脂化粧板の略
      表面が硬く、傷がつきにくいので、什器の天板等に使用されます。
      デコラは製品名です。

しかし、イベント(展示会)では、使用期間が短いのと、
やはり値段の関係ですかね。
天板にポリ板を貼る事が多いですね。
常設だと見付けを貼ってから天板を貼るのですが、
ポリ板はベニヤに樹脂をはって有る化粧板なので、
後から貼るとベニヤの小口が見えてしまいます。
ですから天板にポリ板を使う時は、
先に天板を貼ってから、見付けを貼ります。

ポリ板を切ります。
即乾ボンドで貼って、トリマで落とすので、
幅、長さ共10〜15くらい大きめに切ります。
3*6板を縦に450でとる場合には
もったいないので、真半分に切ります。

接着剤はスプレー用の即乾ボンドを使います。

*スプレー用・・ーアイカ アイボン 耐熱スプレー用 ET
                合成ゴム系 RC−ET NET15kg
           コニシ 合成ゴム系溶剤型接着剤
                ボンド スーパーGスプレー 耐熱型 15kg入缶

スプレーガンも、接着剤用のスプレーガンを使います。

*接着剤用・・ー塗装用よりも、噴出口の大きな?スプレーガン
          絞り、接着剤(塗料)エアーの3つの調整ノズルが有ります。

床にすてベニヤを敷き、ポリ板を裏返しに置きます。
ガン吹き用のベニヤを用意しておくと便利です。
3つのノズルを調整して、接着剤が霧状に出るようにします。
ポリ板の四方の端を吹き付け、真ん中辺を吹き付けます。
接着剤がまわりに飛び散らないように、あてベニヤをしながら、
カウンターの天板も同様に吹き付けます。

少し乾かして(手でさわってベトつかないくらい)貼り付けます。
このスプレーを使うようになってから、化粧板貼り作業がホント早くなりました。
とにかく乾きが早いのです。
吹き付けて2〜5分で乾いてしまいます。
づれて失敗しないように、
カウンターの上に200〜300幅のベニヤを何枚か敷きます。
その上のポリ板をそっと置きます。
端々を合わせて、大丈夫だったら、両端を貼ります。
敷いたベニヤをそっと抜きます。
真ん中を貼ります。
手で全体的にこすります。
ローラーでこするか、ゴムハンマーで叩いて接着させます。
トリマに目地払いのビットを付けます。
余分な所を払います。

んーー200行に納まらなぁ〜い(汗)続きますぅ〜      ではまたσ(^○^)くん


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