イベント・展示会ブース 製作・施工 博物館・美術館 特別展会場 製作・施工 マニュアル製作中!!

          

★ミ 【その5】 ・・・うつ 釘をうつ

今回は寄り道せずに、飛ばして行くぞ〜〜と思ったのですが・・・(汗)
はじめにまたお断りです(汗)

マックユーザーの方から鋭い突っ込みを頂きまして・・・
この方はσ(^○^)が2年半程前、右も左も解らず若葉のOLTで
ウロチョロしていた頃、親切に手取り足取りと教えて下さった(笑)
σ(^○^)のOLTの師匠なのです
その師匠も建築ワンダーランドをROMされていまして

*OLTー読み方は オルト オンライントークの略 文字でお話する事です
     これをするのが日課になっている人を、OLTERオルターと呼びます

先日ICQでメッセージが・・・

*ICQーインターネットに繋いだと同時に立ち上がってくれる
     とーーっても便利なコミュニケーションツールです
     知り合いの接続状態が一目で解り
     メッセージの他、URLやファイルの転送も出来ます
     コレ無しではσ(^○^)はもう生きて行けませ〜〜ん(笑)

「機種依存文字は使わない方が良い」
と言うのです
機種依存文字ぃ〜なんじゃそりゃぁ???
例えば o ミリメートルとか p センチメートルとか 
 r ミリグラムとか s キログラム、こういった文字は
特定の機種のパソコンでしか認識出来ない文字で
メールとかパソ通では使ってはいけない文字なのだそうです
そしてそれは常識的な事だ、と激しいツッコミ(激汗笑)
まーーたまたσ(^○^)の常識の無さが暴露されてしまいまして きゃーーーっ

以前使ってしまった文字は仕方がないのでそのままにし(汗)
今後は次の様にしたいと思います ごめんなさい m(__)m !!

σ(^○^)の使う単位と言うと殆どが長さの単位です
それもミリメートル単位が多いので、何も単位が書かれていない場合は
ミリメートルだと思って下さい  お願いしますm(__)m !!
910とか1820と書かれていた場合
910ミリメートル、1820ミリメートルです
ミリメートル以外の単位で表す場合は、数字の後に単位を書くことにします
身長2メートルとか、の様にです(笑)

それからついでにですねσ(^○^)が良く使う記号に付いて解説を・・・
Wは横幅 Dは奥行き Hは高さ rは半径 
φパイ?これはどうなんでしょう?使わない方が良さそう(汗)

σ(^○^)の常識の無さから、沢山の方々に大変ご迷惑をお掛けいたしました
大変申し訳ございませんm(__)m !!

ん?しっかしマックユーザーの方ってこのVANに、そんなに居るのかなぁ?(笑)
それから、鋭いツッコミを頂きましたこー○ー♪有り難うございます(笑)
知らずにこの文字を使い続けていたら
たーーいへんな事になっていたかも知れません
今度こちらの方にも書き込みお願いしまーーす(笑)

【うつ(5)】
[釘を打つ(4)]
今回は現場での釘の打ち方に付いて書きます

まずはパネルの繋ぎ方
パネルを平行に何枚も繋げる場合、まずパネルを裏返しに寝かせて並べます
片面パネルの場合、桟が出ている方が裏です(あたりまえ ですね(汗))
大抵パネルのベニヤは3*6尺(サブロクと呼ぶ)のベニヤを使っていますので
1820ごとにベニヤの繋ぎが有ります
2700のパネルですと、上から1820のベニヤが貼って有り
残りは半端が貼ってあります
ですから、ベニヤの繋ぎが無い方が上という事になります
パネルの方向を揃え、パネルとパネルを足で踏みつけ
段差の出来ない様にして、頭を揃えて釘を打って行きます

*あたま(頭)ーパネルの上側です

この時の釘の打ち方は必ず 打ちかけ(仮打ち)にして置きます

*打ちかけー釘の頭から10〜15ミリメートル残して、釘を打ちます

そして釘を打った両サイドの桟をトントンと叩き、パネルとパネルを
くっつけます
これは撤去作業の時、釘を抜き安くするためです
釘を打ち込んでしまうと、抜く為には桟にバールの短い方を
なぐりで叩き込み、釘の頭をすこし出し
それからバールの長い方の切れ目を釘の頭に掛け
なぐりで叩いて抜かなければ成りません
一本釘を抜くのにかなりの手間がかかってしまいます
それにパネルにバールを食い込まさなければならないので
パネルの桟を痛めてしまいます
展示会で使うパネルは使い回しにする物が多いので
出来るだけ傷を付けない様にします
打ちかけにしておけば、なぐり一丁で抜く事ができます

釘の打つ方向は、基本的にななめ方向です
ななめに打つ事によって緩みを防止する事ができます

しかし頭部分に打つ始めの釘はまっすぐに打ちます
これは 繋ぎ始めの釘を斜めに打つと
釘を斜めに打った分だけ、パネルがずれる場合が有るからです
ですからはじめに打つ釘だけはまっすぐに打ち
それ以外の釘は斜めに打ちます
そして最後の釘は逆斜めに打ちます
こうする事によってパネルとパネルの隙間が開く事を防ぐ事が出来ます
たとえば全ての釘が同じ方向に打ち込まれているとすると
パネルが斜めにずれた時、釘が抜けてしまいます
しかし、逆方向の斜めに打って有る釘が有ると
パネルが上にも下にもずれる事が出来ません
ですから釘が緩まないという事になります

釘の打つ間隔は大抵900間です
パネルには450間に横桟が入っていますので
頭の桟から30程下に始めの釘を打ち
一本桟を飛ばして、その次の桟の30程上か下に打ち、また一本飛ばして・・・・
H2700のパネルですと合計4本の釘を打ちます
この4本が最低本数ですね
その時の状況によっては、もっと細かく打つ場合も有ります

その状況とは・・・
そのパネルの仕上がりが写真または出力紙で段差が気になる場合
又は説明パネルが沢山付き、そこにスポットライトが付く場合
又はひじょ〜〜〜に仕上がりにうるさいお客さんの場合(笑)
でも施工する側からすれば、釘は出来るだけ打たない、これが理想ですね

打ちかけにしてパネルとパネルがくっつかない場合
釘をぎりぎりまで打ちます
そして なぐり の後ろに釘を引っかけて、ギュギュッと釘を引き戻します
するとギューーッという感じでパネルとパネルがくっつきます
どーーしてもくっつかない場合は、釘を打ち込んでしまいます
それでもダメな時は、ビスで揉みます
撤去作業を考えると、出来るだけビスは使いたく無いのですが、
どーーしてもの時は仕方無いですね

それから釘の緩み防止策もう一つ
それは打ちかけにした釘の頭の部分を なぐり のうしろで
引っかけて少し曲げます
こうすると釘はその曲げた部分に引っかかり抜けにくくなります

舞台専門の所ですと、2段式の釘を使っている所も有りますね
これはσ(^○^)も現場で見ただけなので、詳しくは解らないのですが、
釘の頭が2つ付いています
釘の頭から言うと 頭が有り直線部分が10〜15程有り
そしてまた頭が有り、また直線が有り先が尖っています
ですから、2段目の釘の頭がパネルに当たり
ググッっと締まる様になっています
抜くときは上の頭にバールを掛ければすぐに抜けます

そしてパネルを繋いだら次に裏打ちを流します
小割の桟のパネルは小割
たる木の桟のパネルはたる木です
パネル半分程ずらし、パネルの上下の桟の後ろに小割又はたる木を流して行きます
この時の釘も、打ちかけにしておきます
釘を打つ位置はパネルの端から40〜50の所に打ちます
縦桟に釘を打つと、桟が割れる事が多いので、避けて打ちます
そして釘の打つ方向は、パネルとパネルが少しでもくっつく様に
お互い、繋がる相手のパネルに向かってです
パネルの枚数が多く、一本の小割又はたる木では足りない時は
900程、裏打ちの桟をダブらせて打ちます
いもで繋ぐとそこでパネルが折れ曲がるので、必ずダブらせます

両面パネルの場合は両側にベニヤが打ってありますので
ベニヤの上から斜め打ちです
縦桟から10〜15離れたところに
釘をチョンと打ちベニヤを貫通させます
次に釘を縦桟と反対方向に向かって寝かせます
寝かす角度は、釘の頭がベニヤに付く位くらいまで
そしてベニヤを叩かない様に、釘だけ打って行きます
旨く打たないとベニヤに穴を開けてしまいます
打ち込んで行って釘の頭がベニヤまで来たら
釘締め(へし込み)を釘の頭にあてがい、縦桟まで打ち込みます
両面パネルの場合、釘の頭を10〜15ミリメートル残し
その両サイドを叩いてパネルをくっつける、という事が出来ませんので
釘を桟まで打ち込んでしまいます
後で両面パネルの撤去の仕方も説明しますが
釘の頭にバールを掛ける事も出来ませんしね

片面パネルの場合はパネルの裏に裏打ちを流しましたが
両面パネルの場合は両方仕上がるので、裏打ちが流せません
そこで前にもちょっと説明した平鉄(帯鉄)の登場です
この平鉄(帯鉄)をパネルの上下に打ってパネル同士を繋ぎます
ホテル等、床に傷を付けてはまずい場合には、上側だけしか止めない場合も有ります

そして平に繋いだパネル同士を、直角又は色々な角度で繋げます
この時もやはり基本は頭合わせです
パネルの高さの違いや、床の違いで高さが合わない時は
低い方のパネルの下にバール又はなぐりの斜めの柄を突っ込み、高さ調整をします
そしてまず一番上の釘を正面からまっすぐ打ち
又はパネルの上の小口から、パネルのズレを予測した斜め打ちにします
予測の斜め打ちはパネルの高い方から低い方に向かってです
釘を打ち込んで行くに従い、パネルがズレて打ち終わりには平らになります
そして上から順番に、ツラ(面)を合わせて打っていきます
順番に打たないと、真ん中辺のツラ(面)合わせが大変になりますので
必ず上から順番打ちです
*ツラ(面)ー表面という意味です ツラで打ってとか、ツラで切ってとか
良く使う言葉です
ツラ(面)合わせが旨く行かない場合
引っ込んでいるパネルに釘を斜めに打ち、その釘にバールを引っかけ
出っ張っている方のパネルを支点にして、引き出すとツラ(面)が合います

ん〜〜〜釘を打つ事に関しては、なかなか語り尽くせませんねぇ
まだまだつづきそうです(汗)
エアーの釘打ち機の話も有りますし・・・
それからσ(^○^)は今 うつ きる けずる はる つくる  はかる たいけん
7つのファイルを同時に書いています まとまった所からUPしま〜す
                                          ではまたσ(^○^)くん


                          Copyright (C) 2000 SIG 建築ワンダーランド