《代理戦争》／生ダラ
フランスＷ杯を間近に控えた頃の企画物。ズボはクロアチア代表キャプテンとして、裏日本代表の１０番ノリさんとＰＫ合戦。
場所はミラネッロ。先に対決を終えたレオナルド（どうも負けたようです）が見守る中での対決でした。
ズボとコンビを組むＧＫはタイービ（懐）。対してノリさんチームのＧＫは帝京高校を卒業したばかりの１８歳・田中くん。
まずはお決まりのインタビューから
■初出場のＷ杯について
『日本にとって素晴らしいイベントになりますね。だけど勝つのはクロアチアです』
まだなんにも言ってないうちからこれです（笑）。
■日本について何か知っていますか？
『僕達はあまり他のチームの研究をしたりしない。あまり作戦を使わずに勝負するのです』
額面どおり受け止めるなら、なんとも大雑把な国民性である。もしや研究するまでもないと言われているのか？
■日本人選手で知ってるひとはいますか？
『ミウラは知っている。でも日本はチームワークの国だから個人はそんなに問題じゃないね』
やはり遠まわしに日本なんか眼中にないと言われているのでしょうか・・・。
■グループリーグを何位で抜ける気ですか？
『アルゼンチンが一番強敵だね。他の３カ国はみな初出場だから、クロアチアと日本が４０％。ジャマイカが３０％の確率ってとこかな』
腹の中では『アルゼンチンとクロアチアが抜けるに決まってるじゃん』と言ってることでしょう。実際それが妥当だけど。
■この企画を通じて日本のみなさんにもっとクロアチアを知ってもらおうと思うのですが
『お互い尊敬しあってこそいい試合ができるんだ。でもしつこいようだけど勝つのはクロアチアだよ』
負ける気は一切ないことが言葉の端々から滲み出ています。たとえそれがバラエティ番組内の企画だとしても（笑）。
ここで手土産の羊羹が渡されいざ本番です。
先攻はボバン。蹴る前に『どんな作戦を考えていますか？』と聞かれた時はしおらしく『今ちょっと怖いからどんなテクニックを使うか考えています』と答えたズボではありましたが・・・。
１本目：左隅にあっさり決まる。
とたんに１８歳の田中君に向かいどうした！どっちに飛んでるんだ！ボールを取らなきゃいけないんだぞーー！！！とからむズボ（笑）。びびりまくる田中くんが早くも気の毒です。この後ノリさんも決めて
２本目：小刻みなステップでキーパーを翻弄。少し動いたなとみるや正面にループで決まり。
もう楽しくってしょうがない様子のズボは遠くでみているレオさまにご機嫌で手を振り、またも田中くんに向かい今度は若い！若いよーボクちゃん！！！とチャチャいれ（笑）。そのボクちゃん相手に大人気ないのは誰だ！！！
３本目：またしても左隅に・・・。
蹴る直前まではふざけまくってるくせに、笛がなった瞬間マジ顔です。その集中力はたしかにスゴイ。しかしこれはＷ杯ではなく、バラエティなのである。負けず嫌いにもほどがあるというか大人気ないというか・・・。で、ラスト
４本目：左足で決まり。
若いよーボクちゃん！！経験が違いすぎるよー！！と大はしゃぎのズボ。しかもこれを外したら負けのノリさんの後ろからボクちゃん頑張って〜！ペペロンチ〜ノ〜♪（もはや意味不明）と囃子たて、すっかり動揺したノリさんがタイービの正面に蹴ってしまいあっさり終了。この間わずか１０分・・・。
結果は４−２でズボの完勝だったんですが、感想を聞かれて一言クオリティの問題です。この後、『これは裏日本であって本物の日本代表はこうはいきませんから！！』と言われたのに対してはンハハハハーー！！！っとバカ笑いでまったく失礼の連発でした（笑）。そして最後に日本のみなさんに向けてのメッセージ。
『日本の活躍を期待します。クロアチアと共に勝ち進んでいくことをお祈りします』
あーキレイにまとまったなと思いきや！なんのこっちゃない田中君がもらったサイン色紙にハッキリと書かれていた５−０の文字！！！なにがお祈りしていますだ！こやつ５−０で勝つつもりなんだな！！と日本の熱きファンにムダに敵を作った一瞬でございました・・・。
※実際は１−０でクロアチアの勝利でしたね。しかも日本戦は怪我でズボは出てないし・・・。
しかしこのビデオ何回見直しても笑えます（笑）。ここまで言いたい放題だったゲストはズボくらいじゃないでしょうか。アレやジダンも出たように思いますがこんな大人気ない振る舞いはなかったような・・・。
ちょうどこんな感じ→。