■プレミアリーグ編■
《ウィンブルドン×マンU》のチケットを手に入れるため、まずはインターネットで情報探しをはじめたのですが、とにかくプレミアリーグのチケットでしかもマンUがらみとなると、これはもう入手するのは至難の技とのこと!早くもお先真っ暗です。
しかしすでに行く気だけは充分なので、こんなとこであきらめるわけにはいかんとさらに捜索を続けるうちに、SPURSのサイト様に耳よりな情報が!それによるとクラブのHPにメールを出してお伺いを立てればチケット獲得も可能とのこと!
しかもご丁寧にフォームまであるではありませんか!
速攻でyuka・Bさんに連絡をとり、『大至急このフォームを元にウィンブルドンに連絡をとって!!!』 と申し渡したところ、彼女もまさに何年ぶりかに英語の辞書を引っ張り出してさっそくメールを送ったとのこと。あとは向こう様より色よいお返事を待つばかり。 ところがやっと届いた返事には『今クリスマス休暇の前でごたごたしてるから、年が明けてからもう一度メールください』とだけ・・・。こんな返事出してるひまがあったらさっさとチケット確保してくれてもええやろ!!!などと、チラっと思いましたが、もちろんそんなこと言える身分ではないので(ましてや英語でなんて)ここはぐっと我慢して年明け早々、再びチャレンジです!
そしてついに待望の《チケット確保できました》とのお返事がーーーーー!!!! (ウィンブルドンサイドかマンユサイドかまで聞いてくれたらしい。もちろん手堅くウィンブルドンでお願いしました)
この後約2週間で無事にチケットも届きあとはミラノ・ダービーのチケットを確保するのみです!!!
■セリエA編■
マンUのチケットをyuka・Bさんに任せた私は同時進行でミラノダービーのチケット獲得のため奔走しました。しかし比較的簡単に取れるはずのセリエAのチケットも、ダービーだけは話が別のようでどこのサイトへ行っても『ムリっぽい』だの『すでにSOLD OUTらしい』だのと悲観的な話ばかり・・・。
さすがに自力ではムリかもと思い、とりあえずワールドチケット●あに問い合わせてみたのですが、ここの返事も『取れるかどうかわかりません』・・・。しかもチケット一枚の値段が二万から三万円とのこと(仰天)
『わしらワールドカップのチケットを頼んでるんやないで!』とそのあまりの金額に呆然です。
旅行代金でさえ親に借金している身で、チケット一枚にそんな大金はかけられるはずもなく、またもやネットでひたすら情報収集に励むもこれといった打開策もみつけられず、疲れきった私たちは
『現地に行ってなんとかするしかない』との結論に達し、あとはもうどうとでもなれといった気分で(ふたりともO型なんで)出発の日を迎えました。
そしてミラノに着いた翌朝から再びチケット探しに奔走することになるのですが 、まず訪れたのがCaripio銀行。 ちょうどリラも持っていなかったので両替がてら行ってきたのですが、ここでも返事はNo。
その後ミラノチケット、ドゥオモ広場近くにあるヴァージンメガストア内のチケットカウンターと回るもいずれも返事はNoとのこと。こうなればあと思いつくのはサンシーロのみです。もうここになかったらあきらめるしかないかも〜〜と半べそかきながら、トラムに乗りスタジアムへ向かいました。
しかし、そんな半ベソ気分もどこへやら、はじめて観るサンシーロの堂々たる構えに感動を抑えきれず激写しまくり、なお興奮しつつ場内へと入りますとなんたることかサンシーロツアーなるミラニスタなら行かずにおられましょうかの夢の企画が!!もうチケットのことなぞきれいさっぱり忘れ果て、ウキウキ気分でツアーに参加する我々。
この場内での狂乱ぶりはおいといて・・・。やはりここまできて試合を観ずには帰れない!との思いを再び強くした我々は、すぐさまツアーガイドの女の子に『ダービーのチケットが欲しいんだけど』
ときいてみました。すると『ちょっと待ってて』となにやら奥の事務所まで聞きに行ってくれるではありませんか!『もしや、ついにチケットが!!』と意気込んだのもつかの間、『ごめんなさい。売り切れだって』の一言。『やっぱし・・・』とまたも意気消沈の私たちに、『すいません』
と日本語で問い掛けてくる声が・・・。『なんでしょう?』とうつろな気分で返事をする私たちに、『サンシーロツアーどうでした?』と明るく聞いてきたのは、大学の卒業旅行できているという若者3人でした。
とりあえず『絶対参加すべきですよ!ミラニスタなら!』(勝手に決めてるし。後で聞くと別にミラニスタでもインテリスタでもなかった・・・)とそこは同じ日本人同士、愛想よくこたえ、ふと思いついて 『ところで、ダービーのチケット持ってる?』
と聞いてみましたら、『はい。さっき外でダフ屋から買いました。』というではありませんか!!そうか!まだその手があったか!!と今更ながら気づき、とりあえず彼らからおおよその値段を聞いていざダフ屋探しへ!!
てゆうか探すまでもなく向こうから『チケット?』ときいてくるオヤジを捕まえ、さっそく値段の交渉へ。 イタリア語がさっぱりの我々はもちろん筆談作戦なわけですが、とにかくひたすたら、『ロッソ・
セコンド』を繰り返し(本当は1階がよかったのだけど、なかったので)、値段も少しだけまけてもらって無事にチケットを獲得することができました。
あとはもうこのチケットが偽物でないことを祈るのみなんですが、なんせ本物を見た事がないので比較のしようもなく、ダフ屋のオヤジの良心に賭けるしかないということで一件落着です(早ッ)
と、以上のように本当に苦労して手に入れたチケット・・・。 これまでの人生でこのときほどなにかに必死になったことはありませんしこれからもないでしょう。
もしあるとしたら、来年のW杯かな・・・(ほかにやることないのかこの人たちは)
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