Qメモランダム 
           風薫る5月となりました・・・
          あっという間に水無月となりました。
          蛍もそろそろ出てきたそう。1週間ほど早いよー
                                        

卓上の静物 (20号)
榊原温泉 2004・6・27  

あれは何?
笠取山の頂上近くに風車をみつける。家から1時間半くらい走った。ここは 温泉がなかったら〜ただの田舎ね。な〜んてえらそうなことを言いながらも、ちょっと小旅行気分。
 清少納言の「枕草子」117段に、「湯は ななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯と謳われている「ななくりの湯」こそが榊原温泉です。
 暑い時期の温泉はさらに暑くなってどうしようもない。ゆでだこ状態、これがまた実にいいですねー。
 グリーンロードはその名の通り、目の前に青田が開ける。小川のせせらぎは涼しさを運んできてくれそう。
いつしか ベートーヴェン作曲交響曲 第6番「田園」へ長調の調べを想うのでした。
ハリーポッター賢者の石 2004・6・25
 8時からのテレビ放映に合わせて 家事すべて完了。 入浴も早々に終え、テレビの前に陣取る。 そうこうして、ハリーポッタの世界に入るや とても面白いではないか。
 ホグワーツ魔法学校で知り合ったハーマイオニー、ロン、そしてハリーの三人達が活躍する場面。画面では第3作目の映画の予告編も紹介していた。それにしても3作目は 三人そろって、うり二つの俳優を捜してきたものだと、つくづく感心していた。明くる日、ホントに引き延ばしたくらいよく似た子達ねーという会話をしたところ、答えはノー。 どうも 同一人物らしい。子供達は 時が経ち、成長したのだ。
日曜日 2004・6・20

 12万キロ走ったインプレッサーと7年間愛用のスパシオを処分して プリウスを購入した。(2004・6・18とメモリー)名古屋トヨペット勤務・甥のK君に随分お世話になった。乗り心地はとても快適であります。車テクノロジーの進歩にやっと付いて行けそう。

ちょっと
時間ができたので 多度神社へ車のお祓にいく。母とともにおごそかに神前にて清め賜る。

  台風の影響もないようなので 岐阜方面へドライブときた。お千代稲荷へ着くと、先日テレビで放映していた行列の出来るお店へわざわざ立ち寄って たい焼きと 串カツと 漬け物を購入する。(さすがに なまずは敬遠した)

もう 4時頃か・・・ 家路に着く。 
ジョンがどこにもいない。脱走した?長いひもをひきずって どうするの?
(ジョン曰く・・お隣まで ちょっと散歩に行っただけなのに・・・大変なことになった)
心当たりを 1時間近く探してまわる。近くの警察の出張所も2度ほど行ってみたけれど イヌらしい影ひとつなし。

時間がたつばかり。警察へ電話をいれた。
「どんなイヌ?」といくつか聞かれて答えると 「そのようなイヌがいます。一度きて見てください。」
 ふてくされて寝ておるのは まさしく愛犬ジョンでした。(昼頃に連れてきてもらったそうです。)
見つけて下さった方 名も告げずに行かれたそうですね。ご親切にありがとうございました。
名を知る風流   田辺 聖子

 花の名や、小鳥の名をしりたいというのは かねてからのわたしの願いであった。名を知らなければ,心で呼びかけることもできない。「万葉集」開巻冒頭の歌、雄略天皇のかの美しい恋歌、「籠(こも)よ み籠(こも)持ち、堀串(ふくし)もよ、み堀串もち、この丘に 菜摘ます児 家聞かな告(の)らさね・・・・」にあるように名を知ることが愛の始まりであろう。わたしも今も花や野草案内の本を携えて、山野に出かけることがある。それらを良く知った先達が周囲にいればいちばんいいのであるが、そういう知識に巡り合うこともなかなか難い人生であれば、花や鳥の本を身近において絶えずむつび慣れる事が望ましいであろう
 本物の自然に出会った時、その名と、それにちなんだ先人の句がとっさに思い浮かべられたりしたら、まあどんなに,我々の人生は輝きをもって広がることであろう。
 その名を、口の中で誦(ず)しながら.、そっと近づいて、改めて微細な美しさを発見する。そのとき、どうかしてこの感動を表現し、まとめたいと思う。それも花なり、鳥なりの名と巡り合わなければ、親しみの泉はわいてこないのである。       つづく

わたしが子供の頃は、大阪下町の真ん中でも、わりあい雑草や花を見ることが多かった。広っぱと呼ばれる空き地もあり、そこには雑草も生え、雀も来、空も広かった。広っぱへ行く道端で、子供の私は、夏、瑠璃色の花をよく見付けた。地に伏すように低く,蝶のような形の花を付けている。後で国語の教科書で、それが露草という名だと教わって、それからは見る度に露草の名とその濃い紺瑠璃色の花を愛するようになった。名を知らなければ、私にとってはいつまでも路傍の、「名もなき花」で済んでしまったことであろう。
 後で、俳句の季題では初秋に入っていると知ったが、杉田久女の句、

 「つゆくさや飯(いい)ふくまでの門あるき」

も露草なればこその風趣で、これが朝顔や、コスモスでは、この句に揺曳(ようえい)低迷するやるせない気分は出ないと思った。露草は色こそ美しいが,小さい花で、葉陰に隠れるように咲き、しかも地面に伏しているので、ややもすると見過ごしてしまう。
 久女は釜の朝ご飯が炊きあがるまでの短い時間をも惜しむがごとく外まで出てみる。といって門の外へ遠く出歩けない。朝食を調える女は、釜で炊かれつつあるご飯に心を奪われないではいられない。その心いられる(気持ちがいらいらすること)慌ただしいひととき、物思いに鬱屈している久女の、目に入ってきた小さい露草の藍色はどんなに新鮮な慰めであったことか。

わたしはこの句を初めて読んだとき、子供のころの広っぱの風のにおい、草いきれ、露草の色を、ほとんど全身に感じた。自然と人生を重ね合わせて生きることの楽しさの一端をかいま見た気になった。花鳥の名を知ったら今度はそれを知識にとどめず、たっぷりと人生で使いこなすことだと思ったのであった。それが風流の逸興というものであろうか。たとえ俳句をつくれなくとも、その感動はやさしい風流である。
殊にも長い冬を終え、春のことぶれが始まるとき,わたしたちはじっとしてはおられなくなる。花を訪ね、鳥を求めたいと思う。なんと世には美しいものが満ち満ちていることかと思う。年ごとにその思いは深くなる。四季いずれのときもそうであろうが、殊更、春の花鳥は、人の心をときめかさずにおかないものがある。老来、わたしはいよいよ花の名、鳥の名に,親じつ(親しくなじみたいこと)したいものと願っている。
朗読しませんか〜〜 2004・6・21
 腹から声を出すことが体にいいのですね。吐く息を長くすると はきおわったときに自然に息が入ってきて深々と呼吸をすることができるのです。これによって副交感神経が優位に働き、身体の調子を整えるのです。
では 手始めに「がまの油」とまいりましょう
 てまえ持ちいだしたるは、四六のがまだ。
四六、五六はどこでわかる。前足の指が四本、
あと足の指が六本、これを名づけて四六のがま。
このがまの棲(す)めるところは、これよりはるーか北にあたる、
筑波山(つくばさん)のふもとにて、おんばこというつゆ草を
食らう。このがまのとれるのは、五月に八月に十月、これを
名付けて五八十(ごはっそう)は四六のがまだ お立ちあい。
このがまの油をとるには、四方に鏡をたて、下に金網をしき、
そのなかにがまを追い込む。がまは、おのれのすがたが鏡に
うつるのをみておのれとおどろき、たらーり、たらりと脂汗を
ながす。これを下の金網にてすきとり、柳の小枝ををもって、
三七二十一のあいだ、とろーり、とろりと煮つめたるがこのがまの油だ
スウェーデン方式に注目 2004・6・20
 1990年に開発・導入されたスウェーデンの「みなし掛金建て」の年金のことです。ヨーロッパでは年金改革に際し、好意的に評価され、あいついで導入されている。
 日本のように「給付建ての年金制度」であったが「掛け金建ての制度」に全面的に切り替えた。10年もの年月をかけて、経済学者等の意見を聞き議論を重ねて開発された。1階の基礎年金は所得再分配的なものなので、国の一般財源による保障とした。無年金者か年金額が低い人のための最低保障年金である。一方,2階部分は所得比例年金を中心とする所得比例年金とした。
{みなし保険料資産(詳しくは次回に・・)という奇抜な着想によるものーヨン・ブレム経済学者による}

 これらにより保険機能と所得再分配の分離という道を選択した。

日本でも2002年ぐらいから新スウェーデン方式への関心が高まっている。
なお、2001年には企業年金改革と関連して確定拠出法が導入されている。

 保険料で選ぶかーそれとも給付額で選ぶかー
構造改革の第一の課題である少子、高齢化、人口減少に耐えられる年金制度について考えてみましょう。キーワードは確定供出年金である。
確定拠出年金が公的年金の改革論議で重要な位置を占める。
 はじめに保険料を決める → 確定拠出年金(年金給付額はその運用収益と元金となった保険料支払額で決まる。)リスクは各自が負う。

 年金給付水準を決める → 確定給付年金(年金給付は前もって現役世代の手取り収入の一定割合とする。年金額が約束された額に満たない場合はそのリスクは公的年金の場合は国、企業年金の場合は企業が負う。国が負うということは後の世代の保険料や税金で賄うということ。年金需給額を切り下げる場合もでてくる。
ゴッホ、ミレーとバルビゾンの画家達 2004・6・15

 ☆ 大地への愛 ☆
 ゴッホがあの激しく力強い独特の作風を作り上げるまでには レンブラントやロイスダール、ロートレック、ドラクロア、ジェロームなど数多くの画家達の影響を受けている。中でもバルビゾン派を代表する農民画家ミレーへの傾倒は圧倒的で、ゴッホはミレーを深く敬愛し、その生活を模倣し、晩年に至るまでミレーの素描や複製画の模写を繰り返したそうです。
 
 ゴッホの「麦畑」からは 田圃で働く人の強さを彷彿させます。種まく人や麦束はそのシンボルといえます。
 「羊の毛を刈る人」では ミレーの作品とそれを模写したゴッホの作品とを同時にみることができた。私はミレーの描いた働く人のポーズに惹き付けられました。
 他に カミーユ・コロー「ヴィル・ダヴレー」やクールベの「海ーいかなごを採る人々」など見応えのある数々の作品に我を忘れて見入りました。2004・年金制度改革
能登行き 2004・6・5
 梅雨入り間近かで お天気が気がかりでしたが、週末は晴れマークだった。何ともうれしい。愉快な仲間達との旅はとても楽しい。写真ができましたので今日まとめて英ちゃんに送付しました。(213枚)

 今年もうめぼしを漬けます。家の中は梅のいいにおいで満たされています。これは母が元気な証拠です。父も楽しみにしていますからね

 年度更新が終わったら 算定基礎の仕事の季節がやってきた。年に一度の給与の洗い直しです。標準報酬月額の等級を見直すのです。年金の受給や健康保険の給付の計算の単価となるものです。 

 全国で 今アジサイが見頃ね。雨がよく似合う。


オイ・デヴォイチェ 2004・6・1
 ブルガリアのピリン地方(マケドニア)の踊りです。旧ユーゴスラビア、ギリシャそしてマケドニアの三カ国に政治的に分割されたマケドニアは、非常に多彩で特徴的な音楽をもった地域です。長いトルコの圧制下にあった時代、トルコの監視・疑惑を避けるため遠くまで聞こえる楽器としてズルナ(チャルメラやオーボエに似た楽器)などのトルコの楽器を使用した。自らの伝統的なメロディーを奏でるにはカヴァル(一言でいえば笛・バルカン半島や小アジアに分布)などの低い音を発する楽器を用いた。踊りには日常の生活や出来事、愛情、哀しみ、さらにはこの圧制下のでの悲劇を歌ったものも多くあります。
 BGMに取り入れました。
7/8拍子 チュクチェ・キックのステップを踏む。(ブルガリアのフォークダンス)  
フレンテみえ・10周年
 男女共同参画フォーラムに参加しませんか 
 
 開催日   2004・5・29〜30
 開催場所 三重県総合文化センター

 5・30(日) 13:10開演 フレンテ多目的ホールにて
 一橋大学経済研究所 高山憲之教授の男女共同参画フォーラム「基調講演」があります。年金の第一人者・年金の鉄人ともいわます。日経新聞「経済教室」「やさしい経済学」やTVでおなじみの先生です。年金改革の問題点をわかりやすく解説し、男女共同参画の視点から、今後の方向性を提言されます。
 基調講演の後 「シンポジウウム・老若男女(みんな)の未来設計図」で会場の質問に答えていただきます。私は 社会保険労務士の立場でパネリストとして参加させていただくことになりました。
国民年金の空洞化 2004・5・19
 国民年金の被保険者のうち、保険料を自主納付する第1号被保険者に多くおきているのが、国会議員をはじめとする未納問題。
 本来なら 収入や、年齢に係わらず、毎月定額の13300円の保険料を 自ら支払うことになっている。これは国民の義務なのです。
 ちなみに 会社員といえば第2号被保険者と言う名の下に給与から天引きされる仕組み。
 保険料の滞納者も490万人余りとか・・ほかに未納者たち300万人。これらの人は 「保険料を納めないと将来年金額が減るだけだからいいのではないか・・・」 なるほど、将来それだけ 無年金や低年金者が増えるのも事実だが、個人的な問題に終わらない。
 年金は賦課方式(助け合いともいう)第1号被保険者で支えられない分を第2号被保険者が負担させられている。基礎年金制度が1985年に導入されたことにより、厚生年金の加入者は同時に国民年金の加入者にもなりました。このことにより 負担も同時に課せられたのです。
 雇用者が(第2号被保険者) 国民年金の免除者や未納者、第3号被保険者(第2号被保険者に扶養されている配偶者)や滞納者が払っていない国民年保険料の分も負担することになる。このままでいいわけがない。信頼と安心の年金改革を切に望むのです。
ピアノとヴァイオリンのデュオリサイタル 2004・5・18
 塚本聖子さんと アンドレイ・ビエロフさんの演奏会に行って参りました。世界でも一流の音楽家の演奏は とても素晴らしいものでした。どこから流れ出る音なのでしょうと思うほど人の心を捉えて離さない。きれいな音色。またパルチィータは曲想が180度の転換をしてアレグロの力強さを大胆に表現されました。
 またチャンスがあったら是非聴きたいです。今後はこんな時間を多くもちたい。素敵な音楽をありがとうございました。
健康診断 2004・5・9
 先生から健康診断の検査報告書が届きました。
 「誕生月に 健康診断をしよう」恒例の行事の一つとして久しい。ドキドキしながら 読むと・・・。その内容は コレステロール 「256」と高値ですが 昨年(272)より低下しています。中性脂肪は 「165」と少し高めです。ご注意を。他はみんな良い様子です。貧血、肝機能、腎機能、血糖値、甲状腺機能、正常範囲です。腫瘍マーカーは CA19−9が以前は高めで 要検査でした。以後、正常よりも高めですが 段々低下してきているので フォローでよし〜。
 わたしの主治医は 信頼のおける水谷先生。親友でもあります。また1年がんばろう。
万古まつり 2004・5・8
 明日の日曜日は雨になるという。仕事がおわったので ぶらりと出かけました。人でにぎわいをみせているーこんな祭りが大好きなので、家でじっとしていられないの・・。。スプーンとか、どんぶり、花器などを購入してきました。知り合いの人にも お会いして話しを交わすのも またいいものです。 
                      年金のはなし  花の散歩道・初夏の頃
「Shall we タッキュウ?」 2004・5・3
卓球が 今 おもしろい。球拾いでー運動不足も解消した。人生思いやりのラリーですね〜。

四日市ドーム 2004・5・4
フォーク、民謡の踊り、クロリティー、スカットボール、シャッフルボード、ユニカール等のスポーツに親しんだ。知人達も参加していて 声を掛けてもらって〜とても嬉しい思いがしました。

御在所 2004・5・5
 仕事をかねて 出かけたついでに ロープウエイにのって頂上をめざす。はるか彼方に伊勢湾を遠望する。新緑の山並みを なぞるようにして上昇する。壮大な景色に高所恐怖症もどこかへ飛んでいった。アカヤシオが所々に咲き出して ふわっとしたやさしを添えている。   
お出かけ 2004・4・29

 ゴールデンウイークのはじまり〜〜はじまりー(拍手)
ともかくリュックに入るだけ 小荷物を押し込んで 駅に到着。室生寺の石楠花は満開、長谷寺の牡丹は見頃、という案内の文字が目に飛び込んできました。

 行こうー奈良へ!

 名張から3つ目の駅・室生口大野駅からバスで室生寺と向かう。しかし、期待の石楠花はほとんど終わっていました。金堂を見上げる石段の両脇に たわわに咲いた石楠花を想像してきただけにがっかりしました。あのー夢にまで描いた光景は 今年もお預けを喰った。満開とはこのことか・・・。

 気を直して バスで 長谷寺へ
田舎道を揺られて走るのは なんとも のんびりとした感があって ほほえましい。約30分で着く。今度は 寺の門前で鑑賞を終えた人を捉えて 牡丹の咲き具合を尋ねる。いい返事があって こちらはタイミングのよさでうれしくなる。「見頃」とはこのことなり。

満開と 見頃の使い分けを しかと心得た1日でした。