BVH 08/22





公演名:Kyosuke Himuro "21st Century Boφwys VS HIMURO"
    An Attempt to discover new truths 〜史上最高のトリビュート
・日程 : 8月22日(日)17:00開演(単独の記念ライブ)
・会場 : 東京ドーム(収容数:55,000)


◆東京ドーム公演(8/22)セットリスト
 1.B・BLUE
 2.ROXY
 3.RUNAWAY TRAIN
 4.WILD AT NIGHT
 5.JUSTY
 6.Claudia
 7.LONGER THAN FOREVER
 8.BLUE VACATION
 9.B・E・L・I・E・V・E
 10.WELCOME TO THE TWILIGHT
 11.MEMORY
 12.ROUGE OF GRAY
 13.Weekend Shuffle
 14.NATIVE STRANGER
 15.WILD ROMANCE
 16.Emphatic Line 〜featuring DAITA
 17.VIRUS
 18.LOVE SHAKER
 19.Girls Be Glamorous
 20.TO THE HIGHWAY
 21.DOWN TOWN SHUFFLE
 22.BEAT SWEET
 23.RENDEZ-VOUS
 24.ONLY YOU
 25.IMAGE DOWN

 アンコール1
 26.GONNA BE ROGUE?
 27.ANGEL

 アンコール2
 28.MARIONETTE
 29.DREAMIN’
 30.NO.NEW YORK


◆ツアーメンバー
 Guitar  :DAITA
 Guitar  :本田毅
 Bass   :西山史晃
 Drums  :永井利光


◆東京ドーム公演(8/22)レポート

暴威の曲もやるというドーム公演に行ってきました。先に結果を言いますと、さすが暴威の曲をやるだけあってノリも良かったですし、異常な位に会場は盛り上がっておりました。傍から見ても、ドーム内はライブハウスさながら大興奮のるつぼ状態でした。


私自身は楽しめる事は楽しめた一方で、中途半端なライブだった印象を受けました。ライブを楽しめた方々にとっては理解に苦しむとは思いますが、これは私自身のひねくれた考え方からくるものです。それはおいおい説明していきますが、今回は少数派なライブ感想になってるので「こういう意見もあるか」と思って頂ければ幸いです。それではライブレポ開始。


***


私は氷室バス(近畿日本ツーリストによるドーム直行バス)を利用しました。金沢からは10人ちょっとしかいなかったのが気になりますが、富山の方々と合流していざドームに。ちとぼやけてますが、写真もおつけします。


中は暑かったような寒かったような。これは金沢・富山便です。多分使う事はないと思います。


バスは狭いのでやはり身体にきついです。疲れます。右端のはバスツアーに参加したおまけ、携帯を首にかけるストラップが貰えました。個人的には食い物がよかったです。例えば氷室饅頭とか。こういうのに8時間程ゆらりゆられて予定通り東京に。


***


私の座席はスタンド一塁側です。仮に氷室さんのステージを北とすれば、やや南寄りの東に位置します。そこから見た氷室さんの大きさは豆粒ぐらいでした。百円で買った双眼鏡も役には立ちません。ステージの全体像ははっきり見えるのですが、表情とかは見えません。でもビックパネルが見やすい位置だったので、時折ナマで見つつ、それを通して見てました。


そうそう、恒例の氷室さんの乳首レポートは以上の事より見れなかったので不可です。ただでさえ彼は豆粒なのに、ミクロン単位の乳首は望遠鏡持ってこないと無理です。あしからず。苦情は受け付けませんのでそこんところヨロシク。そもそも、あまり露出してなかった気が。


音響の方は、さすがドームなだけあって立派なアンプが使用されてましたが、少々「キーン」となるハウリングが多かったですね。あれだけの大きさなると自然とそうなるのかもしれませんが。後はDAITAさんのギターソロもちゃんと聴けたので、左右の音のバランスは良かったです。アンプに近い人は爆音でさぞかし辛かったでしょうが、自分とはかなり離れていましたので問題ありませんでした。


ステージは至ってシンプルに作られてました。花道とかはなく、左右に広がっているだけです。4台のビックパネルがあったのがよかったです。大きくて見やすかったですし、カメラワークもしっかりしておりました。今回はちゃんと練習してたのかな。


***


さて本番の曲紹介に行く前に一つ確認を。今回のライブのタイトルは「21世紀暴威ズVS氷室」となっております。マスコミによれば、この日に暴威の曲をやるというふれこみになってました。元暴威のメンバーである氷室さんが、その暴威に対しトリビュート(賞賛・感謝)するとの事でライブをすると。


自分で自分の元居たバンドをトリビュートするのは如何なものかと思うのですが、広い意味ではそれもアリなのでしょうか。そこらへんはいくら考えてもわかりませんし、氷室さん本人も「お祭りだ」と見なしてるので、あまり意味がないのかなあと思います。


暴威の曲をするといっても、氷室さん流にアレンジしなおしたものなのかそうでないのかは一切不明でした。一体どのようなライブをするのか判らなかったのです。新作のアルバムが出るわけでもないし、いきなり暴威のライブすると言われても「なんで?」としか言えません。


とりあえず暴威関係の曲でライブする事だけは確実なようでした。個人的には、氷室さんが以前の暴威とは違った形の新しい暴威を作るのではないかなあと思っておりました。昔の曲をやっても、新たに編曲等にアレンジするのだろうと思ってたのです。例えばベストアルバム「CASE OF HIMURO」にある「CLOUDY HEART」や「JULIET」のように。


そういう風な新しい暴威のライブをするなら面白そうだと思っていたのですが、実際はそうなりませんでした。一曲目の「B・BLUE」のイントロが流れた瞬間にわかりましたネ。原曲とほぼ同じでした。例のドラムから入りまして、タララタララ〜♪のギターへと始まってくアレです。以後、暴威のは編曲変わりなしでやっていきます。


***


かつての暴威と同じ曲でやるとわかった最初の瞬間、会場は一瞬にして沸騰しました。皆さん跳び上がりましたよ。とりあえず私も初となる暴威のコーラス部分を歌いました。私はヤング世代なことから暴威ライブはいった事ないので、ドキドキしながら歌ってました。ただ、西山さんのコーラス(on the wind〜の処)がずれてたような気がするのは自分だけでしょうか。コーラスしてると言うよりも、シャウトしてる感じがしました。


曲終了後、「火遊びしようぜ」と呼びかけて「ROXY」へ。その後はたたみかけるよう怒涛の如く進行していきました。まさかこんなすぐに「WILD〜」が来るとは思いませんでした。こちらもいきなりフルスロットルで叫びます。さらに「JUSTY」「Claudia」とテンポの速い曲が来ます行きます走ります。


「JUSTY」ではやけに氷室さんの髪が立ってました。なんでかなあと思いTV画面を目を凝らして見てみると、風であおられてる事がわかりました。ミュージシャンがよく使ってるいわゆる一つの扇風機ですよ。ついに彼も導入してしまいました。きっと髪の毛おっ立ててた暴威の若きし頃を思い浮かべている事でしょう。今ではもう自力で立てれないのかな。


この時点まで、私は暴威とソロの曲を交互にやっていくのかなあと思ってました。そうすれば今と昔の曲の違いがわかりやすいですし、楽しめそうだなっと思ったからです。ならばツアータイトルに「VS」をつけた理由もわかりますしね・・・と思いきや、その後は6曲連続して暴威曲になり、またもや予想が外れました(笑)。外れてばっかりデス。


「Claudia」以降はミディアムテンポ・バラード系に入ります。特筆すべきは「B・E・L・I・E・V・E」「WELCOME〜」です。これらの曲に入るまでの照明は単純なキラキラ光線を出してる程度だったのですが、前者は綺麗な紫色の演出をする事でせつなさに花を添え、後者では淡い黄色のスポットライトをポッと出してうまく氷室さんにムーディーな声を醸し出させておりました(多分)。落ち着いてまったりな感じで良かったです。


「MEMORY」ではロックバラードなせいか皆で歌うという羽目になりました。個人的にはじっくり聴きたい曲なんですけど、いかんせん氷室さんがマイクを客席に向かって煽ってますしねえ。名曲であると思いますが、聴くバラードなのか歌うロックなのかイマイチわからないのは何故でしょう?その後はボニ―(ROUGE〜)からジョニ―(Weekend〜)・・・暴威曲からソロ曲へと場は転換します。


暴威六曲終了後、DAITAさんの曲を入れたソロ七曲で気になるのはやはり新曲「WILD ROMANCE」でしょう。歌詞だけを聴いていればなかなかキザったらしいものを感じますが例:おまえの身体は秘密のコンセント)、氷室さんのメロディーに乗せれば意外と格好良くなるものです。高音域に入ったときの声が自分的に好みです。いかにも氷室さんらしい曲なので、この頃になるといい感じで私は盛り上がってきました。


・・・と思ったのですが、曲が終わるとDAITAさんのソロが始まりました。のれるようなのれないような微妙な曲でしたので、盛り上がってきた気持ちを持て余してしまいました(笑)。そんな私の気持ちを察するわけじゃないと思いますが、この時の会場の皆さんはすごかったですよ。座りだすのは可愛い方で、酷くなればトイレに行きだしたり、隣の人に至ってはメールしてました。


まあ氷室さん目当てで来てる人が大半でしょうから、そういう人がいて当然なのでしょう。ある意味潔い(?)ファンなのかもしれません。せっかくDAITAさんの近くからスモークが噴出して盛り上がるよう設定されていたのに、あまり見られてないのがなんともはや。肝心の曲の印象は、サウンドが特にF1のテーマソングぽかったです。あとはいつものライトハンドですな。


そんな風に若い子にステージを任せた氷室さんは「VIRUS」の時、衣装変えて再登場。確かキラキラした服だったような気がします(忘れた)。また「LOVE SHAKER」で不思議に思ったのですけど、「脳はメタルのアンモナイト♪」の部分なんですが、そこみんな結構好きなのではないでしょうか。遠くからでも意外と歌ってる声が聴こえたもので。


さて恒例の「Girls〜」、この時にDAITAさんと本田さんがステージ上で向かい合って何かをしゃべっております。もしくはアイ・コンタクトで何かを語り合っております。皆さんはこの時、何を語り合っているかご存知でしょうか。勿論私はこの謎は解けておりますですよハイ。せっかくですからここで答えを教えましょうか。実はこう語り合ってるのですよ。


「ダイタぁ!俺のマグナム♂の方がでかいぞやっぱ!
「何言ってるんスか本田さん。悪いスけど俺のが一番スよ!」
「テメエ、先輩に逆らう気か?」
「関係ないっスよ。大体自分が一番若い体じゃないスか?」
「・・・後で風呂場で勝負だ!わかったな?逃げるなよ!」
「わかりました。そっちこそ逃げないで下さいっスよ!」


とかなんとか言ってる筈なんですよ。勝負の結果はどうなったか知りませんけど、間違いない>ファンの方御免なさい そういや、ライブ中に氷室さんがDAITAさんにぶちゅうと一発キスをかましたそうですね。いや私は残念ながら見逃したのでわからないのですけど・・・もしかすると・・・風呂場で男三人比べっこしてるかも・・・>それはない


それはいいとして、残り後半の曲は暴威6曲で締め括ります。「HIGHWAY」から勢いはとまりません。懐かしのフレーズや曲がわんさか出てきたので観客は興奮しまくりで、手拍子はドラムより早く叩き、何度もジャンプして地面を揺らし、サビは勿論AメロBメロの歌詞も全て歌いまくるという有様でした。「DOWN TOWN〜」のあ〜あから「IMAGE DOWN」はヒューヒューまでのコーラスも完璧に再現しておりました。うん、マジですごかった。


***


これまでに紹介した暴威曲は非常に盛り上がっていました。しかしその一方で、ソロ曲の方はそれと比べると盛り上がりに欠けておりました。一番わかりやすかったのがアンコールの時ですね。「IMAGE DOWN」ではドーム全体を揺るがす程熱くなったのに対して、その直後にアンコールでした「GONNA BE ROGUE?」は無論のこと「ANGEL」ですらそこまで盛り上がりませんでした。


ちなみにこの時に限らず、今までしたソロ曲でも同様でした。ご来場した皆さんはどうやら暴威曲が目的みたいで、ソロ曲は興味ない以前に知らない人が多くいたようです。「IMAGE DOWN」まで存在した熱気が一回目のアンコールの時には見事に消えておりました。この時、やけに観客が立ち歩いていたような気がします。またトイレか?


そうそう、この日のライブに参戦したファンのマナーとかで色々と言いたい事がありますけど、これだけの大会場なのでそこを改めさせるのは無理ですネ。文句言う方が少数派ですので、あまりもう突っ込みません。前回のさいたま記念公演で私はあきらめました。


そしてまた二回目のアンコールで暴威曲をすると、ご推察の通り、また異常なまでの盛りあがりが生じました(笑)。「DREAMIN’」「NO.NEW YORK」ではもう五万五千人で合唱してる状態でした。氷室さんが歌うというよりも、観客が歌っているというのがふさわしいです。事実、彼の声は打ち消され気味でしたから。


このような状況は、もしかしたら暴威のラストギグと同じなのではと私は感じました。当時のバンド解散する悲哀こそありませんでしたが、ここまでAメロからサビまで歌詞をほぼ覚えていてステージへ飛び跳ねる勢いは普通ではありません。同じではないにしろ、それに近い雰囲気はあったのではと思ってます。そう考えれば、最後のアンコールで掛け合いしたのは貴重な体験であったと思います。


以上のように、かつての暴威ライブをほぼ忠実に行った事についてはなかなか良かったのではないでしょうか。ライブ終了後、多くの観客の皆さんは本当に満足した笑顔でいましたから。


***


本編とアンコールについては以上です。ではこれからライブ全体の事を見ていきましょう。ライブのテーマは、はっきりいってよくわかりません。「暴威のトリビュート」と見なすべきでしょうか。それとも「ソロと暴威を組み合わせたお祭り」なのでしょうか。ソロ曲と暴威曲の二つで構成されたライブでしたので、どのような考えでも当てはまるような、極めて曖昧になってしまってるのではっきりしないのです。


でも観客の立場から見れば、「暴威、思い出コンサート」と見なすべきでしょう。往年の暴威ファンの方々から見れば、懐かしい曲をしてくれるから聴きに行ったというのがライブ参戦の大きな理由な筈です。また開催者側から見ても、演奏した曲はかつての暴威がやっていたフレーズをそのまま使用している事から、そういう見方されるのが本懐でしょう。


ただそういう「思い出コンサート」にすると、ソロ曲をやる意味があまりないのが実情です。ソロ曲をやらずに全部暴威の曲にすべきだったのです。事実、劇中でソロ曲を演奏していた時は暴威の曲ほど盛り上がることはありませんでしたし、曲自体知らなさそうな印象を受けました。掛け合いのところも全然なっておりませんでしたし。また、「ソロ曲よりもっと暴威曲をして欲しかった」という声もちらほら聞きました。


別に私は「暴威曲は盛り上がって、何故ソロ曲は盛り上がらないんだ?」と苦情を立てている訳ではありません。そもそもこのライブ自体暴威を前面に出しているので、ソロとしての氷室さんよりも、暴威としての氷室さんを求めている人たちが多く集まるのが当たり前だからです。なので、ソロ曲が全然盛り上がらないのは自然な成り行きなのです。悲しいけど。


ですが、今回のライブは暴威とソロをまじえた構成になってます。そこになにかしら意味があるのかもしれませんが、ボンクラな私にはよくわかりません。ただ言えるのは、両方やって意味があったのだろうかと思うのです。トリビュートだろうが思い出コンサートだろうが、ソロ曲を入れたことによりライブをする方向性が非常に中途半端になってしまったとしか言えないのです。どっちつかずになっており、統一性がないと感じざるをえません。その結果、暴威曲とソロ曲との盛り上がりに大きな差がでてしまいました。


また、ソロの演奏曲の構成も好ましいものではありませんでした。ソロ曲は11曲(内訳は主に最近の曲・有名な曲・新曲)、暴威曲は18曲、DAITAさんの1曲の計30曲で構成されております。つまりソロ曲約三分の一、暴威曲約三分の二で占められていました。暴威曲はアップテンポ・バラードと曲調のバランスがとれていますけど、ソロ曲はそうでありませんでした。お気づきの方もいると思いますが、ノリの良い曲しかなくバラードは一つもありませんでした。


このことからも、このライブにおけるソロとしての氷室さんの存在感はかなり薄くなりました。彼は多くの名曲を持っているにも関わらず、主にお家芸であるビート系位しかやりませんでした。ゆえに、今回のソロ曲は暴威曲のつなぎ・補完するだけの印象を受けました。どうせなら「WILD ROMANCE」のカップリング(バラード)をやって欲しかったです。ライブ前に少しだけビックパネルで放送していたのに、もったいないと思うのは私だけでしょうか。


暴威曲と対決する意味でソロ曲と一緒にしたという考え方もあると思うのですが、確かに盛りあがる暴威曲の中でソロやるのは勇気あるという見方もできるでしょうけど、それにしても構成がお粗末です。もうちょっと工夫して欲しかったのが本音ですね。バラード好きな私にはどうも物足りません。


***


私は暴威としての氷室さんよりも、ソロの氷室さんが好きという立場です。そのせいもあってか、今回のバンドについてちょいと不満があります。今回のライブは原曲に忠実なものに仕上げてました。それはそれでいいのですが、個人的にはもう少しアレンジして欲しかったです。オリジナリティが欠けているので、少々面白みがないのです。


確かに原曲通りでも、「B・E・L・I・E・V・E」「DOWN TOWN SHUFFLE」における本田さんのギタ―や、DAITAさんの「BEAT SWEET」「MARIONETTE」の出だしのフレーズもなかなかでした。でも、どうしても布袋さんのギターと比べてしまうのですよ。彼らの演奏はとても上手ですが、何かが足りないのです。布袋さんみたいに切れ味が鋭くないっちゅうかなんというか。判りきった事ですが、原曲通りすると彼と比較してしまうので、多少はアレンジして欲しかったですな。


とは言うものの、原曲に忠実にしてくれたおかげで、当時の暴威の雰囲気を少しなりとも感じられたのは良かったです。観客の皆さんも―暴威曲に限りますが―場をすごい盛り上げてくれたので面白かったですね。ただ、「ONLY YOU」「DREAMIN’」「NO.NEW YORK」のように、Aメロからサビまで観客が大声援で歌いまくり手拍子しまくるだけのはもういいです。だって氷室さんの声聴こえにくいし歌ってもくれなくなるし(マイクを客席に向けるだけになる)。場内カラオケ状態はあまり好きじゃないのです。


また聴いてて思ったのですが、個人的には暴威曲よりソロ曲の方が格好良いと改めて思いましたネ。例えば「GONNA BE〜」は会場的には盛り上がりませんでしたが、曲とかはこっちの方が断然格好良いです。暴威ファンの方からは反論ありそうですが、暴威にはない氷室さんのマニアックなセンスがなんとも言えないのですよ。


長々となりましたが、以上の事からこのライブについて私の感想は、暴威の曲は楽しめたと同時に中途半端だったという印象を持っています。暴威一色にするか、せめてソロでバラードとかもう少し曲をして欲しかったです。ライブの趣旨がいまいちはっきりしなかったのが問題ですな。MCが少なくて(メンバー紹介も無し)氷室さんの考えがイマイチ理解できなかったのもありますけど、でもまあ、お祭りとしては楽しめるものでした。


***


〈こぼれ話1〉
氷室バスで放送されたビデオの内容はHTH(代々木公演)のDVDの縮小版と、新曲(WILD ROMANCE)のプロモーションでした。プロモは細かいヴァージョン違い含めて5種類以上ありました。多すぎ。


〈こぼれ話2〉
ドームに到着すると、グッズ購入を求めて長蛇の列がすでにありました。炎天下の中で大変ですのうと思いながらお先にドーム内に入場したら、なんと中でもグッズの販売しておりました。しかもガラガラで並ぶ必要ない位です。外で並んでた人お疲れ様でした。


〈こぼれ話3〉
座席についてドーム内を見渡していたら、鳥か蝙蝠らしきものが飛んでいるのを一瞬見かけました。びっくりです。おそらく錯覚でしょうが、でもかなりリアルに見えたしなあ。もしも見かけた方いらしたら情報下さい。


〈こぼれ話4〉
生ビールを販売してる女の子がやけに私の傍でウロウロしてました。物欲しそうな目をしていたのでしょうか。でも実際は、彼女達のナマ足を観察していただけなんですけどね。うん、綺麗でしたよ。それに気づいたのか、開演前には誰も近寄らなくなりました。畜生。


〈こぼれ話5〉
公演中、左後ろの人の声やかましくてたまりませんでした。右からは氷室さんの歌声が、左からはその人の下手な歌声がステレオタイプで流れていたのです。あまりにも五月蝿すぎでしたので、恨めしそうな視線を送ったら静かになりました。勝った!


〈こぼれ話6〉
二回目のアンコールの時、氷室さんは自分の顔がプリントされたTシャツ(只今好評発売中)を着てきました。もしかしたらスポンサーから着ろと不当な圧力がかけられたのかもしれません。氷室さんでもやっぱりスポンサーには勝てないのでしょうか。裏が知りたいデス。


〈こぼれ話7〉
スタンド席からビックパネルを見ていると、ドーム上空で左右に行き来してる小型カメラが邪魔しており、やけにうざかったです。蝿叩きでノシたいと思ったのは自分だけじゃない筈だ!


〈こぼれ話8〉
帰る時、駐車場に行くと名古屋バスが三台もあったのでびっくりしました。こっちは金沢・富山をあわせて1台しかないのに(空席もありました)。名古屋にファンが大勢いるのか、もしくは北陸ではバスを使わず飛行機とかでリッチに移動してるのか、一体どちらが正しいのか暫く悩みました。


〈こぼれ話9〉
バスで、隣の座席の方がウトウトと頭を前後左右に揺らしながら眠っていました。挙句の果てに私の肩を枕代わりにしやがります。女性なら喜んで肩ぐらい貸しますが、野郎でしたので絶えず肩をビブラートさせておりました。そうすれば気付いてくれるからです。おかげでその肩が重いです。


こぼれ話は以上です。長い駄文の読破、本当にご苦労様でした。これでライブレポートを終了します。