HTH 11/14




公演名:Kyosuke Himuro Tour 2003 "HIGHER THAN HEAVEN"
 ・日程 :11月14日(金)19:00開演(ツアー開始34本目の公演)
 ・会場 :名古屋国際会議場センチュリーホール(収容数:3,012)


◆名古屋公演(11/14)セットリスト
 1.VIRGIN BEAT
 2.ROXY
 3.TO THE HIGHWAY
 4.DRIVE
 5.LOVE & GAME
 6.COOL
 7.MEMORIES OF BLUE
 8.炎の化石
 9.FOLLOW THE WIND
 10.VIRUS
 11.Weekend Shuffle
 12.DAITA ソロ(Singular Point)
 13.Silent Blue
 14.Claudia
 15.GONNA BE ROGUE?
 16.LOVE SHAKER
 17.Girls Be Glamorous
 18.NATIVE STRANGER
 19.NO MORE FICTION
 20.SHAKE THE FAKE
 21.ANGEL

 アンコール1
 22.CLOUDY HEART
 23.JULIET
 24.魂を抱いてくれ
 25.ジェラシーを眠らせて

 アンコール2
 26.TASTE OF MONEY
 27.WILD AT NIGHT
 28.SUMMER GAME


◆ツアーメンバー
 Guitar  :本田毅
 Guitar  :DAITA
 Bass   :西山史晃
 Drums  :永井利光
 Keyboard:斎藤有太
 椅子係  :青木さん


◆名古屋公演(11/14)ライブレポート

長距離バスに乗って行ってきました。ツアーが今月で終わってしまうので、最後にもういっちょ参戦したかったからです。氷室さんに次に会えるのは多分三年位後になりそうですしね。余談ですが、その長距離バスに乗り遅れてあわや公演に遅刻しそうになった事は秘密です。


今回のライブは前回行った石川公演と全く同じですね。セットリストではアンコール曲が一曲増えたけです。HTHツアーについての私の意見は前回のライブレポートにて述べたのでもういいません。雰囲気や流れも似たようなものでしたしね。今回は改めて気付いた点について報告するといった感じで話を進めていきましょうか。


***


まず私の座席は氷室さんから前方10メートル、つまり前から五列目のど真ん中です。今までは右側に偏っていたり遠いところだったりと席に恵まれてきませんでしたが、やっと素晴らしい席に座る事ができました。ゆえに、大きい氷室さんの姿を見ることは勿論、彼の肌や乳首もよく見れました。


リクエストに応えて、一部アレな人々の為に、氷室さんの「乳首レポート」を紹介しておきましょうか。氷室さんは最初ヒラヒラした服とロングのレザーコート(ジャケット?)を着て登場しました。当然のことながら、胸板・お腹は露出しております。簡単に言えば、上半身裸で前のボタンをつけずに上着をはおっている状態だと言えばおわかりでしょうか。


石川公演と同じく簡単に乳首が見れるかなあと思っていたのですが、今回はそうはいきませんでした。なぜかというと、氷室さんがアッチコッチ動き回るせいで上着が胸元をうまく開いてくれなかったからです。見えそうで見えないチラリズムという奴でしょうか。氷室風に言うならば、ナイトクラブでジョニーが女性のボディ☆チェック入れてる時に「ああ、もう少しでピーが見れたのに!」という感じですな。


そんな感じで氷室さんの乳首がチラリチラリと見えるだけでした。「見せるならきちんと見せやがれ!」と心の中でもどかしさを感じながら、序盤はずっと氷室さんの胸元ばかり見ておりました。一応断っておきますが、私は男色家ではないので誤解しないで下さいネ。こういう事をしたのは、一部アレな人々の為に仕方なく観察していたわけでして決して(以下省略)。


乳首はそれ位にして、次は音響・ステージ演出についていきましょうか。席は真ん中でしたので今までのように音が偏るということはなく、きちんとステレオタイプで聴けたのがよかったですね。あと、全メンバーの様子や照明の演出も全て見れたので非常に良かったです。やはり席が良いとコンサートの楽しみ度が全然違いますね。そういった事から、私は今回のライブはご機嫌でした。


肝心の氷室さんについては、少し気になったのですが、彼の左頬に白いものをべったりとつけていたのです。「おしろい」といった化粧ではなく、血止めする為の塗り薬のような感じがしましたけれど、実際どんなものでしょうかね。単なるペイントでしょうか。ライブ中盤になると、汗でそれが流れてしまいましたし、流れた後の左頬は別に傷痕とかありませんでしたけどね。結局何だったのでしょうか。


後はどうでもいい事なんですが、氷室さんの髪が少し伸びてたような気がします。少し全体のボリュームが大きくなっていましたから。それを見て私は「氷室さんも生きてるのだなあ」と妙に感心してしまいました。それは至って当たり前な話なのですけどね。別に彼のことをサイヤ人だと思ってませんよ!(注:サイヤ人の髪は伸びません)


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曲紹介に行きましょう。今回のツアーで一番好きになったのは「ROXY」のニューヴァージョンですね。「ポップなロック」といったあの感じがたまりません。明るく楽しく盛り上がれるからです。原曲よりこのアレンジが良いです。「ハイウェイ」ではふと思ったのですが、観客全員がイントロの「wo〜HU!」と甲高く一緒に歌うのは、世界広しと言えども氷室ライブぐらいではないでしょうか?何というか・・・妙な一体感です。


「良席」な事からやっとわかったのですが、今回のツアーの照明演出が良い事がわかりました。以前はバラード三曲の時だけ良いと言っていたのですが、「DRIVE」「Silent Blue」「SHAKE THE FAKE」も案外良かったです。無論、COHの時とはそれ程変わり映えありませんが、ステージの真ん前から見たらすごい感動してしまいました。TVで見るだけでは絶対にわかりませんね。


「DRIVE」では青白い光線がいたるところぐるぐると放射されていたのですが、氷室さんの後ろからそれが出る瞬間が良かったのです。「Silent Blue」では、曲のイントロ部分の時に彼の頭上から白い光をぱぁっと降り注ぐ場面がグーです。神々しい感じがして「綺麗だな」と思ったからです。


「SHAKE THE FAKE」に至っては、曲のイントロ部分で照明が二本の平行直線からハの字になるように分かれていく演出が格好良かったですね。(※これ[‖]から[/ \]へと照明が広がっていく場面を想像して下さい)。一言で言うなら「開門する」感じですね>わからない人御免なさい。


今までは座席が悪くて、照明についてはあまり気にはしていなかったのですが、結構ちゃんとしてるものだなあと今更ながら理解しました。氷室さんの歌や演奏ばかりではなく、こういうヴィジュアル的な演出もあるからこそ格好良いんだと思えるのですね。当たり前な話ですけど、やっとそれが実感できました。


それはそうと、序盤の氷室さんは何か気にしてるようでした。というのも、曲と曲との合間でスタッフと何やらやっていたからです。曲の間は照明が落ちて薄暗かったのでよくわかりませんが、氷室さんがスタッフに後ろの首元に何かしていたのです。ネックレスが後ろ髪にでもからまったのでしょうか、二・三回程スタッフとそういう事をしているようでした。


それは別にいいのですが、氷室さんの職場放棄(間奏中に舞台袖に消える)がやけに多かったような気がします。勿論衣装替えもありましたが、ただ帽子をとりに行っただけでやけにステージに姿を見せなかったですし、ちょっとしたことで消えることが嫌でしたね。事情があるのかもしれませんが、自分の歌うパートになった時にならないと出てこないのは如何なものかと。


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話は戻って曲紹介。「Silent Blue」「Claudia」はびっくりでした。というのも、前者に置いてはサビの「サイレントブル〜♪」の皆に歌わせていたからです。今までそういう事しなかったのですがね。もっとも、私はこの曲を初めて聴いた時はこういう風に盛り上げるなと思っていましたが、やっと時代が私に追い付いたのですね>違う。気になったのは、ハモリの音量が氷室さんの歌声よりも大きすぎでした。ありゃいけません、問題ですね。


「Claudia」では意外と盛り上がったのがびっくりです。なぜならば氷室さんの声が小さく聴こえる位に皆の声が大きくなったからです。まあこれは掛け合いというよりも、氷室さんと歌いあうといった方が良いでしょうね。皆さん、すでにこの歌詞を覚えているのでしょうか?


さて、今回ライブで一番緊張が走った曲は「NO MORE FICTION」でしょう。なぜならばDAITAさんがギターをミスしそうになったからです。というのも、珍しくステージの真ん中前でギターソロ、ピックを使わないお得意のライトハンド奏法をしていた時です。その時ピックは口にくわえられております。


そういう風にギターソロ終了したら、ほっとしたせいか、くわえていたピックを落としたのです。結果、彼は「あれ・・・ピック何処?」というかなり焦った顔できょろきょろと床を見てました。すぐ次のパート(「醒めたKISSを」に入る前のギターリフ)が迫っているからです。幸いすぐにピックを発見することができたのでなんとか間に合いましたが。その瞬間の彼の顔は「あぶねえ」という感じで笑えました。下手したら盛り上がっている部分で失敗するところでしたしね(笑)。なお、この間は約五秒でした。


「ANGEL」に行く前に氷室さんは軽くMCしてくれました。いつものようにデビューからずっとやってる曲で・・・という風にです。今回は「ANGEL」と言う前に、マイクの胸当てをしてくれました。こういう風なことをしただけなのに、どうしてこうも格好いいのでしょうかね。私がしても誰も見向きしてくれないのに、一体どこが違うのでしょうか。


それはそうと、MCはほとんどセオリー通りでした。COHでも言ったような曲紹介をして進めていってたからです。プライベートな事は一切ありませんでした。でも、水着・ブラジャーギャルについて言及してました。あれを着てくれるとすごい嬉しいらしいです。一応、男性が相手してくれないという意見をおもんばかってか、ネクタイで来てくれる男は嬉しいと言ってくれました。それを聞いた皆は拍手。うん、なかなか上手く収拾をつけましたね。


そういや「JULIET」に入るとき、メンバー紹介をしたのですが、氷室さんに椅子をもってきた人の紹介までしましたね。名前は青木さんという方で、来年二月に結婚予定だそうです。いつメンバーに加入されたのか気になるところです。というか、氷室さんは彼の結婚式に出たいのでしょうか>違う。


アンコールはお得でした。「CLOUDY HEART」「JULIET」「魂を抱いてくれ」をまるごと一気に聴く事ができましたしね。「気分がいい時にしかやらない」と氷室さんはそういって「CLOUDY HEART」をやってくれました。石川公演では「JULIETT」でしたがね。それにしてもやっと「JULIETT」やってる時の本田さんのギターを見ることができました。「はなればなれじゃ・・・」と歌ってる時のプレイが見えたのでよかったです。


そして狙い目は「魂」ですよ。「雨粒の中・・・」とすこし歌が入っただけで、すぐ私は涙ぐみました。パブロフの犬状態です。我ながらここまで反応するのも問題かと。パブロフと言えば、「ジェラシー」の間奏(「シーツのドレスに」と入る前)で、本田さんがピッキングハーモニクス(キーンと甲高い音を出す演奏法)する時は必ず「ギャ−ス!」と言ってるような口を大きく開けております。彼も私と同類なのでしょうか。


後は盛りあがる曲で水をかけられました。三回もかけられたのは初めてです。目に入ってしまい「嗚呼、涙で前が見えない!」と一人ナルシストになっておりました。ちなみ氷室水をなめたらしょっぱかったです。もしかすると、これは氷室さんの塩分なのでしょうか>私のです。


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さて、ボチボチまとめましょうか。ど真ん中の席なだけあって、ライブ全体がよく見渡せました。これは非常によかったです。会場の席次第でここまで変わるものかと思いました。今までは端っこの席ばかりだったので、ステージ上の演出を楽しむ事ができませんでした。ライブビデオだけを見てもここまで楽しむことはできないでしょう。そういう意味では足を運んだ甲斐がありました。ナマ氷室さんも他のメンバーも間近で見れましたしね。


問題は、昔からそうですけど、38箇所もやってるわりには氷室ツアーがかなり単調なものであったことでしょうか。石川県や他の地域でもそうですが、セットリストがほぼ同じなのは如何なものかと。一・二曲程度違うだけですし、MCも毎回同じようなものでしょう。事実、次の曲が何なのかすでにファンは予測できてましたしね。(LOVE&GAMEでは氷室さんとファンが同時にタイトルを言ってる場面がありました)「お約束」の言動はありますが、それにしても変化がありません。7月のCOHで多くの曲をやったから、今回のツアーでも曲を色々と入れ替えできたと思うのですがね。


私の場合は、ライブにCOHを入れれば三回しか行ってませんが、この三回ほぼ同じセットリストでした。アルバムからの新曲が少なかったですしね。だから今回のツアーでは、少々目新しさに欠けてると感じたのでしょうか。15周年ツアーだから仕方ないのでしょうか。昔からライブに行ってる人間にとっては物足りないかもしれません。初めて来た人にとってはかなり楽しめるでしょうけどね。ま、次はもうそういう事は無いでしょうけどね。


・・・と偉そうに言いましたが、実際かなり楽しめるライブでした。本当に良い席でした。楽しかったです。ライブが終わった後に、「もうあれ程良い席を、確実に取れる事、二度とはないだろう・・・」と「LOVER'S DAY」ばりに歌ってしまいました。もう次はないのでしょうかねえ、おろろん。


***


〈こぼれ話1〉
あまりにも興奮した私は、固定されている筈の前の座席の背もたれ部分を勢い余って倒してしまいました。壊してしまったかとびっくりしましたが、引っ張ったら直ったので安心しました。つーかアレ折りたためるのですね。


〈こぼれ話2〉
今回も私のお隣さんはおばちゃま。あっているのかあっていないのかわからない独特のリズムをとっておりました。ノリのいい曲なのにプルプル震えてるいましたし。後、グラマラスは「SAY」の所で歌わないで欲しい。


〈こぼれ話3〉
前から二列目に小学生低学年もしくは幼稚園に行ってる位の女の子が二人いました。私でさえやっと良い席をゲットできたのに・・・こんな子供が!と思いました。悔しかったので後ろから恨めしい視線を送っておきました。


〈こぼれ話4〉
「炎の化石」でドラムの永井さんは、最初曲に入る時背伸びしてから「シャアアアア・・・」とクラッシュを鳴らします。あれが演奏スタイルなのか、本当に背筋を伸ばしたかったのかどちらかなのでしょうか。


〈こぼれ話5〉
DAITAさんのソロ曲で、本田さんはグリッサント(弦を指で滑らせていく演奏法。これやると摩擦で指が痛い)ばかりやっております。ドラムも大変なのにギターも大変ときました。DAITAさんの曲って案外面倒臭いので、バックメンバーから嫌われてないかなっとふと思いました。私ならこんな面倒な曲絶対やらねえ。


〈こぼれ話6〉
なぜか今回はキーボードの音があまり聴こえませんでした。「MEMORIES〜」「CLOUDY HEART」「魂」以外ではちゃんとやってるのかなあと思ってしまいました>失礼な奴


〈こぼれ話7〉
今回もギター・ベースのピックを取り損ねました。しょんぼりです。案外ど真ん中には配布しないのでしょうか。ちなみに氷室さんは負けじとマイクを投げる真似をして一人笑っておりました。投げてくれれば面白かったのに。


ライブレポートは以上です。長い駄文お疲れ様でした。