ITM 07/07




公演名:Kyosuke Himuro Tour 2007 "IN THE MOOD SPECIAL"
・日程 : 7月7日(土)17:00開演
・会場 : さいたまスーパーアリーナ
(収容数:エンドステージ2タイプでは約16,000)

◆さいたま公演(7/7)セットリスト
 1.IN THE NUDE -NOT IN THE MOOD-
 2.SWEET REVOLUTION
 3.Weekend Shuffle
 4.BITCH AS WITCH
 5.WILD ROMANCE
 6.HARVEST
 7.永遠〜Eternity〜
 8.ALISON
 9.EASY LOVE
 10.IGNITION
 11.OUTSIDE BEATY
 12.SHADOW BOXER
 13.RAP ON TRAP
 14.Claudia
 15.SAY SOMETHING
 16.NATIVE STRANGER
 17.WILD AT NIGHT

 アンコール1
 18.MOON
 19.B・E・L・I・E・V・E
 20.DEAR FRIENDS
 21.ONLY YOU

 アンコール2
 22.LOVE & GAME
 23.SUMMER GAME
 24.ANGEL


◆ツアーメンバー
 Guitar  :DAITA
 Guitar  :本田毅
 Bass   :西山史晃
 Drums  :Charlie Paxson
 Keyboard:大島俊一


◆さいたま公演( 7/7)レポート
ツアー最終公演(正確には7/8)に参戦してきました。チケットには表記されていませんでしたが、場内アナウンスにて「IN THE MOOD SPECIAL」とツアータイトルをいってました。最終公演は会場も大きいので、ツアーと異なる曲をやってくれると期待しておりましたし、大概最終日は何かしらイベントしてくれる傾向が高いので、私としては楽しみにしていました。


結果からいいますと少し違和感があったライブでした。微妙というか何と言うべきでしょうか。そこはおいおい言及していくとして、4年振りのさいたまスーパーアリーナ。15周年記念ライブ以来ですな。ライブレポ開始!


***


恒例の場所と音響説明から。場所はアリーナ席B6ブロック。「B」というとA席の次だからセレブな場所なのでは期待しておりましたが実際は、

ステージ





というところでおじゃりました。やはりというか何と言うか、真ん中の右端です。自分はどうしてか右翼が多いなあ。たまには中央部にいってみたいものです。ちなみにアリーナ席のブロックはAからDまででした。こういう大会場でのアリーナ席はステージ見にくいのでスタンドのほうがよさげな気が。


氷室さんの大きさは親指と人差し指の先をくっつけて○とした中に入る位です。乳首や鎖骨どころか顔がぼやけて見えません。その代わりというわけじゃないですけど、ステージ両脇にはビックパネルがありましたので、そこをメインにして氷室さんを拝んでおりました。


音響のほうはそれほど偏ってはいませんでした。前回いった富山公演同様、バランスとれててよかったです。過去の経験上、こういった大きな会場では偏るのがセオリーなのですが、今回のスタッフの腕がよかったのでしょうか。気になるほどのものでなかったです。


***


ライブ一発目はツアー同様ラメのパンツ(下着のほうネ♪)から始まりました。まーツアータイトルなのでそこらへんは予想通りです。なお、今回のライブで女性がラメのパンツを穿いて、入場の際スタッフの方にみせれば無料になるという話がどこからかわいてこないかなあと思ってたのですが、ありませんでした(当然です)。


どこぞに入場の時にピラっと見せればOKよという粋なライブはないものでしょうか。そうすれば私は入場ゲート付近でチェックをいれるものなのですが・・・残念です。日本ではこういうお遊び事は敬遠されがちなので、まだ日本のロックは未成熟だといわざるを得ないのではないかと考えてる次第であります。


あと私宛のメールにて、「シンドさんの好きなラメのパンツですが・・・」という内容がちょこちょこきます。誤解のないよう言わせて頂きますが、私はラメのパンツはあんまし好きでないのですよ。個人的には派手な下着はちょっと・・・というものなのです。むしろ清楚な感じなのが好き。


確かにライブレポや日記にラメのパンツについて言及してますが、何と言うかそれはデスね・・・氷室さんを語るにあたって避けられない出来事なのでジャングルに踏み入れて獲物を狩らなきゃいけないからというやむを得ない状況であり・・・ええい、ゴチャゴチャ考えるよりレポいくわ!


んで、氷室さんはネックレスをつけて、黒の皮パンと白のタンクトップと白の上着で颯爽と登場。富山で見た時より髪の毛が長くなっておりました。ツアーやってると髪の毛チェックをいれたくなるのは何故でしょうか(笑)。相変わらず右手にマイク、左足をアンプに乗っけて右斜め45度の方向でポージングする様は決まっております。今度自分もやろ。


ステージ上の配置は、富山公演と同じです。向かって左奥はドラム(アクリル板付)、右奥はキーボード、あとギター・氷室さん・ベース・ギターといった感じです。先ほどもいいましたが、大きい会場なのでステージ上の左右にはビックパネルがあり、ステージの方々の拡大映像がでたり、CGめいたものが流れてたりしてました。


CGのほうはツアーでやったのと同じでしょう。「IN THE NUDE」では赤血球のようなものがでてましたし(テーマは生命創造)、他の曲でも前に見たものでした。ただ、それでも氷室さんの拡大映像が多くなってたので、省略されておりましたけれどもネ。


それにしても「IN THE NUDE 」にてオイオイコールがでるようになったんですな。そこらへんは皆さん慣れてらっしゃる。続くスイレボでは氷室さんの「さいたま!」と軽く挨拶して勢いをもっていきます。イントロの「はぁあ〜はあ〜あ〜」は氷室さんは歌わずCDでやっちゃってました。それはいいのですけど、観客がそれ歌ってるの姿をみてると「傍からみたら酔っ払いだよなあ・・・」とふと思いました(自分も含めて)。


セットリストみればわかるように、ライブ初めは前回同様でした。「シャッフル」「ビッチ」「ワイロマ」ときており、ツアー締めくくりとはいえ基本的な枠組みは変わらないようです。「ビッチ」ではサビの英語歌詞を氷室さん歌いませんでしたな。CDにて任せる感じで確定なのでしょうか。今までの傾向だと客に歌わせるのが多かったので、少し気になりました。


「ワイロマ」に行く前に氷室さんは「ロマンチックな夜にしようぜ」とMC。やはり七夕を意識しての事でしょうか。ちなみにウチのサイトは7/7から始まったのです。だからこの日に氷室さんはライブを開催したのですよ。いやあ憎いプレゼントですな。私の為にこの日にライブするなんて恐縮っす。え?違いますか、そうですか。


それはそうと、イントロからギターのジャジャ〜と勢いよく始まるこの曲は個人的にとても好きです。あとチャーリーの刻むビートの弾数が多いので、原曲よりハードな仕上がりとなってました。そこがライブならではの力強さを感じられたのでよかったです。特に氷室さんの「ざっつざりずん、わいわいわいわいわいわいわいわいわいや〜」と連呼するところがグー。やっぱここがいいわん。


盛り上がる曲で会場を暖めた後、続く先はバラードワールド。ライブで私が一番集中するコーナーでございます。誰も私を止められません。「HARVEST」はギターからそっと入り、橙色照明がポッとでて始まります。バラードといっても優しいメロディーなので癒されますな。


この曲聴いてて思ったのですが、氷室さんが作る最近のバラードは優しげな雰囲気の曲が増えてきてる感じがします。2000年以降から考えると、「ジュリア」「Revolver」「「Follw the Wind」といったラインナップがでてるせいか、そう思うのです。物悲しいものから穏やかなものへと進んでるような。


まあ「シャドスマ」とかもあるので一慨には言えないですけどネ。氷室さんの曲製作に変化がでてあたりまえな時期ですし、個人的にはこの傾向が続けばいいなあと思ってます。ポップすぎるのは好きじゃないですけど、大人な雰囲気を醸し出せる曲は歓迎です。こう感じるのは自分だけでしょうか。


あとこういう曲では本田さんのギタープレイが光ります。彼のバラードで演奏するギターの音色は控えめであるようで、きちんと存在感のあるものなので、氷室さんの曲とすばらしくあっております。曲間を支え、そして氷室さんパートにいく時に盛り上がる流れは一品モノ。ギターについてわからない人でも、一度聴けばそのよさはわかるのではないでしょうか。心に染み入るような心地良い流れは自然と楽しめられると思います。


ただ、「HARVEST」のソロではピッキング(右手で弦を弾く事ネ)を行わないスライド奏法をしてる姿はちょと微妙ではありますが。左手は弦をなぞってるのですけど、右手は使ってない分クルクルと手首を回転させてるのです。その姿、お茶目な感じがあるのでステージパフォーマンスとしては少々あってないと思うのです。見たら笑ってしまうんですよ、何故か(笑)。


続く曲は「永遠」。演出は富山公演と同様に氷室さんに白いスポットライトをあてて、バックは星が流れてる感じなものでした。ここではDAITAさんがソロを行います。「EASY LOVE」でもそうでしたが、彼は本田さんと比べて比較的歪ませたサウンドでバラードソロをします。荒々しい感じといったほうがわかりやすいでしょうか。


本田さんが柔軟性に富む演奏というならば、彼の場合は力強いものでいってます。ただしんみりという曲にならないよう、アクセントつけられるのがDAITAさんのパートですな。このように曲によってそれぞれ役割分担してるので、私としては氷室さんのバラードはとても興味深いのです。


さてお次は久しぶりの「ALISON」。何故か曲の初めに拍手が鳴りました。ステージ向かって左上から氷室さんに照明がそそがれ、右上には白色蛍光灯がぽっと月のように光ってました。ここでは氷室さんの歌声だけでなく、大島さんのサックスプレイがステキでした。富山ではメモブルのときやってましたけど、今回はこっちでも演奏してくれました。


「ALISON」の曲を聴いてると、ロックではあるのですがサックスの音によってすごい色気のある雰囲気に仕上がっておりました。色気というと表現が可笑しいかもしれませんが、ジャズとまではいいませんが、すごいろまんてぃっくに感じだったんですよ、会場内は。一言でいうならば、「オンナ口説くならこれでイチコロ」といった感じでしょうか。いやマジでそんな感じ。


なお大島さんは「EASY LOVE」でも存在感がありました。この曲は何度も私は良いといってるので省略しますけれども、ライブバージョンではピアノの伴奏がところどころ入っております。そこが見所デス。曲の厚みを持たせるだけでなく、曲自体が格好よくなってるのです。もしかしたら、ピアノの弾き語りだけでも案外いいものになるかもしれません。


大島さんのピアノは個人的にかなり好きです。「ONS」のツアーで聴きましたが、音色・演奏方法が格好良い。「LOVE&GAME」のあのサウンド、サックスでの演奏、またバラードの演出といったものが全て氷室さんとマッチしてるのです。ファンクラブの会報ではインタビューされてもそっけない回答しかだしてないのですけれども、その中身は詰まってるのでステキだなあと思ってます。


それでバラードコーナーは終了し、ジャジャっ♪と始まるは「IGNITION」。この曲は氷室さん的に思いいれがあるのか知りませんが、声の張りが違うんですよね。一番伸びがあるというかでてるというか、歌いやすいのかもしれませんけどエイトビートの奴と違った印象をうけます。ミディアムテンポだからかもしれませんが。


「OUTSIDE BEATY」「SHADOW BOXER」はいくつかの公演ではやってたそうですが、私としては幕張カウントダウン以来です。あ、懐かしい〜と思いました。ここで印象に残ってるのは、アウトサイドでは大島さんのピアノ。Bメロとかでピアノが「テケテケテケ♪」と演奏してる箇所ありますが、そこを原曲よりコミカルに仕上げてて面白かった事でしょうか。


わかりやすく言いますと、「テケテケテケ♪」が「テケぺけテケぺけ♪」といった感じにアレンジしてた事です。わかりませんかそうですか。こいつぁ聴き比べないとわからないでしょうなあ。普通そこまで皆さん聴かないでしょうから、マイナーすぎるかあ(笑)。


ちなみシャドボクで「ゴールさえ見えてない♪」と歌ってたとき、TVでは「◎」という画像がぐるぐるとでてました。これってゴールへのトンネルを意味してるのかなあ。それってあまりにもベタ過ぎな気がします。


久しぶり「RAP ON TRAP」は氷室さんコーラスはダミ声合成ボイスになっており、ポエムの箇所はとくにありませんでした。あそこがポイントだと思うのですが、そーゆー風に省略してよいものですか。まあそこだけ雪之丞さんでてくるっちゅーのも難しいでしょうけど(笑)。


これ以降はツアーお決まりコースです。スピードが命の「Claudia」では私はヘッドバンキングしまくりです。この激しい暴れまくりサウンドに酔うのが好きなんですよ。なお、前回の公演のように揺れるミニスカを見てたわけじゃないのでそこんところヨロシク。そういや、今回はミニスカレディはあんましいなかったような。


「SAY SOMETHING」で注目株は拡声器です。遠いですけど、いつ氷室さんがそれ出すのか楽しみだったのでじっと見てました。しかし肝心の「Blue eyes〜♪」のところでは普通に歌ってました。やってほしかったのに残念です。おそらく今回の大会場では拡声器使っても音量が不足してそうだから使えなかったのかも。ちっちゃい会場限定なのかしらん。


ちなみに「Blue eyes〜♪」の時照明は、会場内全体でチカチカと0.2秒間隔(?)にて点滅しておりました。明るくなったり暗くなったりしたので、白黒状態な感じ。こう高速点滅すると「ピカチュウ事件」を思い出します。てんかんとか誰かおきたら事件になってただろうなー。親子連れいましたから。


※ピカチュウ事件とは、アニメ:ポケットモンスター放送中にピカチュウが電撃攻撃した際激しく光ったので子供達の体調不具合を生じさせた事件。気分悪くなるだけならまだしも、「てんかん」も引き起こしたのでアニメは休止になった。その後放送再開なるが、アニメ放送されるとき「TVから離れて見てね!」という注意文が載る事にもなった。ちなみに自分もその問題となった奴をたまたま見たが問題なかった。


あとは元祖「オイオイ♪」が始まった「NATIVE STRANGER」と元祖「ワイワイ♪」の「WILD AT NIGHT」。盛り上がるが勝ちの曲なのでとりあえず騒いどきました。あと花火がパーン!となってちと驚いて終了。大会場の強みですな、ここは。


***


「MOON」から始まったアンコール。アンコールはバラードから始まり、MCに行き、徐々に盛り上がってく曲にいくのが氷室ライブ。案の定、一発目終わったらメンバー紹介がてらMCに突入しました。風邪ひいてるわけじゃないと思うのですが、氷室さんの声は結構しゃがれてました。意外と声を張り上げてたのでしょうか。


内容は「公演は過密スケジュールだったので、ここまでたどり着けて幸せ」と発言、そしてメンバー紹介するといったものでした。途中、鹿児島公演が体調不良の為、中止になるというアクシデントもありましたので、さぞかし厳しいものだったでしょうなあ。ちゅーか二・三日にライブやるの普通に考えてきついと思うのですがね。


そこは氷室さん的に少しでもライブしたいと考え、あえて強行日程で臨んだのかもしれません。常に目標を持ってやっていこうとした結果、無理がたたったのでしょう。その姿勢はロックでよろしいとは思います。とはいえ、ファンからすると身体壊したら元も子もないので、調整できるところはしといたほうが良いですな。楽しみに待ってた人が参戦できない事は悲しいものです。


それはそうと、メンバー紹介は意外と時間とってました。チャーリーの紹介は、「彼は初めて日本にきて、初めての来日で、初めての公演・・・・」と三回も初めてを連呼してました。何もそこまでいわなくてもいいのに。あとは本田さん(相変わらず髪の毛立ててた)、DAITAさん(やっぱ小泉元総理にみえる)、西山さん(今回は夏を意識した青色のベース)、大島さん(リンゴ☆スターの髪型をパーマした感じ)を軽く紹介。


あとは他のスタッフも紹介したいけど、夜になるから・・・と残念そうでした。そういう割には、何故かスタッフの星野さんという方についてやけに長く話ししてました。彼は最終公演四回前位からライブ最初の一曲目から涙ぐんでたそうで、氷室さんはそりゃ早いだろっと笑ってました。なお、星野さんはバッティングセンターでボールが目に当たったからと説明してたそうです。どうして星野さんについてこんなに語るのでしょう?


そんな和やかな感じのMCの後で、氷室さんはロックな奴を送ると言い始まった曲はなんと暴威の「B・E・L・I・E・V・E」でした。


こ れ で き た か !?


いやーこれは吃驚でした。実は今回のツアータイトルになったアルバムには洋楽カバー曲が含まれてて、ライブでもやってました。ですが、今回はなんでカバー曲しないのかなーと思ってた矢先、こっちのカバー曲(暴威)でくるとは思いませんでした。


会場は当然わあっと驚きの声で包まれました。カバー曲やるツアーだから、最終公演くらいそれがくる可能性はあるといえばあるのですが、予測できてたかなあ(笑)。「すぺしゃる」だから何かあると思ってましたけど、こっちでしたか。


ちなみに曲は大島先生のサックスが入っており、紫色の照明の中ろまんちっくになっておりました。ビックパネルはテトリスの棒みたいなのが表示されており、あんまし意味不明だったです。曲が終わった後氷室さんはまたしても「また、ロックバンドの奴をいくぜ」というと、ピアノが流れて彼が歌ってました。その時会場の雰囲気を絵文字であらすとこんな感じです。


( ゚д゚)ポカーン

( ゚д゚)ポカーン

( ゚д゚)ポカーン

( ゚д゚)ハッ

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!


最初はピアノと氷室さんだけだったのですが、暫く経つと他のパートも入って行きました。私はこの曲は知らなかったのですが、サウンド的にはパーソンズのものかなあと思ってたのですけど、調べて見たらビンゴでした。そうこの曲はパーソンズの「DEAR FRIENDS」だったのです。会場内では「こ、これってあれじゃ・・・?」というお隣さんとささやきポーズ状態に。


帰ってから思い出すと、よくまあ歌ったものだなあと。女性ボーカルなので「氷室さんが歌ったらこうなるんだ」と感心(?)してました。時折高音の発声してましたが、そこはなかなか。暴威からいきなしパーソンズだったのでまさに予想外。でもこの曲は盛り上がれるものだったので、悪いものじゃありませんでしたよ。ちなみにこちらのHPではボーカルさんが会場にいらっしゃったようです。以下ブログより抜粋。


2007年07月07日(土)
数十年振りに氷室くんのライブを観に行って来ました。また明日もあるので曲名は言えないけど、私たちのあの曲を...氷室くんが歌ってくれました。


2007年07月08日(日)
さぁ、昨夜、書き込んだ氷室くんのライブでのハプニングですが...そうなんです。なんと彼が....「DEAR FRIENDS」を歌ってくれたのですよ。私は正直って、男の人が歌う「DEAR FRIENDS」を想像出来なかったけど、さすが!氷室くんはちゃんと「DEAR FRIENDS」を自分の歌として表現して歌っていました。なんだか、涙が出てくる感じだった。それと共に、客観的に聴いても、この曲はほんとうにドラマがあって、いい曲なんだなぁーとつくづく思ってしまいました。

本番直前に数十年振りに楽屋で会った氷室くんは「いやー久しぶり!今日は歌わせてもらいます!」という言葉を交わしただけなので、どれだけの、そして、どんな思いがあって彼がこの歌をチョイスして歌ったのかの心情は計りし得ませんが、私の知っている限り、あまりカバー的な曲を歌った氷室くんをみたことがないゆえに、この曲が彼の心の中に、ふと触れて、灯す光があったのだと思います。それがとても嬉しかった。

彼の歌から、素直に、今、身近な友だちや自分を包んでくれている人たちへの愛や感謝を感じられたので....私もその気持ちがダイレクトに伝わってきて感動しちゃいました。その後、リスナーからのメールも頂いたけど、氷室さんのライブを観に行って驚いたです!という反響もたくさん届いて何よりでした。今まで、この曲はカバーされたこともあって他の方が歌っているのをCDでは聴いたことがあるけれど、なにせ、目の前で生で歌ってる人を見たのは生まれて初めての経験でした。そして、何より、心から感動したのも初めてでした。


とまあ、手放しに喜んでいらっしゃるようです。氷室さんが女性曲をカバーするのは初めてじゃないですかネ。もしかしたらあるかもしれませんが、私は知らないです。聴いてて楽しめましたので面白かったです。


そしてお次は再び暴威の「ONLY YOU」。ここまできたらもう好きにしてくれって感じな選曲ですな(笑)。80年代の曲オンパレードのコーナーでした。連続してこれらがきましたが会場は意外と盛り上がっておりました。ぴょんぴょん飛び跳ねる方が沢山いましたし。


アンコール二回目は元のソロ曲に戻り、ラブゲ(変換したらラブ毛とでるのは何故?)とサマゲにいきました。まあサマゲで終わりになるのかなーと思ってたら「次は長年やってきた俺のロックンロールを贈ります!」ときたは久方ぶり「ANGEL」!ツアーでやってなかったのでとても嬉しい。この曲は身体に染みてるので一番相性がいいんだよなあ(笑)。


***


そろそろまとめにいきませう。今回はツアー最終公演というわけですが、ほぼツアー中にしてきた事をそのままやった感じです。各公演ごと曲目を変えてたそうですけど、私の場合はうまいこと富山公演とは異なるバージョンとめぐりあえたみたく、運がよかったみたいデス。


公演自体は楽しかったですし、問題らしいものはありませんでした。大会場ならではのサウンド偏向問題は気になりませんでしたし、ま〜氷室さんが遠くて見づらいといった位です。大会場だからそれは仕方ありません。MCも比較的多かったような気がします。


ラストだから何かしらサプライズあると期待して参戦した結果、洋楽のコピーでなく邦楽のコピー(暴威・Parsonz)がきました。これは意外なものでしたので、正直驚きました。暴威はともかく、パーソンズのコピーというレアなものが見れて良かったです。


ただ気になったのは、セットリストがちぐはぐな印象を受けた事です。セットリストを見てもらえればわかると思うのですが、新旧の度合いが大きい事です。たとえば「SHADOW BOXER」といった1stアルバムからでてる曲やアンコール1で行った曲は1980年代のものは、ツアータイトルにもなった最新アルバムと比べるとあきらかに曲調が異なります。


ぶっちゃけ言うと、古い曲と新しい曲との差が大きいので一つのライブという視点からみるとまとまりがよろしくない。キーボードで例をあげれば、1980年代のものはちょろちょろっと引いているだけであり、最近のものはうちこみ音とかバラエティーに富んだものになっております。それはそれぞれの世代の流れがどうしてもあるので仕方ないのですが。


今回のように最新アルバムを基盤としたライブでは、少々似つかわしくないと思うのです。サプライズ的な暴威・パーソンズは、意外性という意味においては大当たり。個人的には暴威は終わったバンドなので、ソロの方がよかったのですけれどもネ。パーソンズにおいては氷室さんが歌うとこうなるのかと体験できたのでよかったです。


ただ、それらの曲は明らかに現在と比べて古い。古い曲が悪いというわけではないですけど、18年も差があるので一緒にライブするとなれば曲調に違和感を感じてしまうのです。以前、私は暴威VS氷室という東京ドームライブに参戦したのですが、暴威とソロを一緒くたにするのは中途半端でよろしくないと感じたのと同じ印象を今回も感じました。


一曲くらいする分なら、アクセントつけるもので問題ないですけど、数が多くなると違うかなーと。ソロでもコピーでもそれは同じです。「ROXY」のようにアレンジをすればまだよかったのですけど。まーこれはいたって個人的な印象ですので、他の人々にとってはどーでもいいことですけどネ。


それにしても氷室さん、アルバムといいライブといい、GLAYに編曲依頼したら他バンドのカバーをしたりと何でもアリな感じでやってました。外の影響を受けてみたいという欲求でもあったのでしょうか。個人的には外部の影響をうけず純粋培養な作曲に専念して頂きたいものですけど、今後良き財産としてうまく昇華していってほしいですな。


***


〈こぼれ話1〉
富山からきたので2時間ほど早めにつきました。辺りをうろついてるとツアートラックを発見しましたので撮影。

氷室さんんは実は忍者!?

田舎モノが撮ってるゼ・・・(自分含めて)

二台あり、ファンの方々も撮影しておりました。ついでにその状況も撮っときました。個人的に一番上のデザインが忍法影分身みたいでイカス。


〈こぼれ話2〉
GLAYとのライブから何故かツアーグッズであるトランポを購入できない日々が続いておりましたが、今回ようやく購入できました。

見よ、この勇姿!

ネットでも買えますけど、やっぱりファンなら(?)現地調達がセオリーかと。ネットで買ったら負けかなと思ってる(ただめんどいだけです)。


〈こぼれ話3〉
前回の富山公演にて、クリアタイプのキーホルダーを購入し即破壊してしまったので、今回は鉄製のものを購入。これで落下しても壊れる事はないと思いきや、

また・・・壊れたよ・・・

キーホルダーの接続してる鉄の棒がはずれまた壊れました。鉄棒は紛失したので修復不可。どうしてすぐ壊れるのだろう、自分が買ったキーホルダーは。コンサートグッズって脆いですのう。


〈こぼれ話4〉
コンサートグッズで「ビニールバック」が発売されてました。ですが表記が間違ってたようです。公式HPでは以下の謝罪文を発表。

さいたまスーパーアリーナ グッズ『ビニールバッグ』の件について

7/7(土)さいたまスーパーアリーナ公演にて販売したグッズ『ビニールバッグ』につきまして、一部、表記に間違いが判明いたしました。

誤)SAIMATA SUPER ARENA    正)SAITAMA SUPER ARENA

返金・交換を希望される方は、お手数ですが下記までご連絡いただきますようお願いいたします。ご購入頂いたお客様には、ご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございませんでした。

「さいま」が「さいた」となってたそうです。買っときゃよかった・・・。


〈こぼれ話5〉
早めに会場内に入ると、CD購入した人には氷室さんのサインを一緒に付けるよというだきあわせ商法がありました。すでにCD購入してる人にとっては、サインほしくても被っちゃうのでためらいがあるんですよね。自分は「BHO」で一度買ったのでよくわかります。もう買わないけど。


〈こぼれ話6〉
アリーナの中央部には音響調整のPA席というのがあります。その後ろに「招待席」と書かれた椅子が30席ありました。パーソンズのJILL姐さんもいらっしゃったようです。ANGELが終わった時すでにいませんでしたけど。ラストまでいられない席というもの可哀想ですな。


こぼれ話は以上です。長い駄文の読破、本当にご苦労様でした。これでライブレポートを終了します。