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Message From Tokuda


  諸積 Date: 2006-09-28 (Thu) 
先日のファイターズ金村騒動の日は諸積の引退試合でもありました。


いよいよモロ、引退です。

タイミング的には昨年でも良かったのですが、初芝とカブるので今年にしたのでしょう。
入団2年目に1番センターをもぎとったそのときの監督はボビーでした。
ちびノリダー西村から受け継いだ1番の座は、しばし空座でしたが西岡に無事引き継がれ…、
そしてまた再度のボビー政権の時に選手生命を終えるのですから、感無量でしょう。
昨季も終盤の守備固めとして、立派に戦力になっていました。

初芝までいきませんが、プチMr.ロッテを名乗っていいひとりです。

さて、諸積といえば雨天中止時のヘッドスライディング・パフォーマンス。
そしてベンチ将軍。
これで食って来たといっても過言でなく、
特に雨天ヘッドスライディングは、諸積によってひとつの完成型になったといえます。

もちろん今までにも、その日の雨気分でベースを1周して客を湧かして来た先人はいます。
が、諸積のそれは一人芝居形式まで高めたものなのです。
以下、諸積先生のパントマイムストーリー。

まずバッターボックスでスイング(これは誰か時の人の摸写になっている場合があります)!
その後、ファーストをギリギリ駆け抜けたが、送球は悪送球。
諸積は、打球を目で追いあわててセカンドへ、ここで一発目のヘッドスライディングが出ます。
立ち上がって、ライトスタンドのファンへ照れながらガッツポーズ。
ランナーとなった諸積は前の塁をうかがいリードを広げ、
牽制球に頭から帰塁します。

*この「牽制→帰塁」は割愛されショートバージョンになる時もあります。

この後、次打者のヒットが飛び出し、俊足われらが諸積は一気に本塁を落とします。
ここでズガーーンと長いヘッドスライディング!
本塁をはるかに通り越します。


…といった感じです。

そしてこの日の引退試合後のセレモニーでも、試合終了後、諸積挨拶後、
なぜか塁上にシートが敷かれ、水がまかれました。

コーチ陣まで泣く感動のスピーチ後、お約束スタートです。

最後の演目は、ファーストに止まり、「牽制→帰塁」をし、
一気にホームに生還しました。


じつは諸積は、ジョニーや小林宏と並んで、隠れイケメンです。
しかしインタビューでも分かるように、屋台系はたまたトラック運転手系のイケメンノリで、
気のいい田舎のあんちゃん丸出しです。
(ジョニーもだな…)

記者会見で「これからの夢は?」と聞かれ、
「監督です」
と本気で答えていた正直っぷりというか、無防備っぷりが、パリーグ的でもありました。
一瞬予期せぬ答えに会場がひいたのが、ニュース映像ごしにも伝わりましたよ。


来期はもう一度優勝旗を取り返すことになると思いますが、その時は堀の引退がやってくるのかもしれません。

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